外耳道で炎症が起こる病気です。多くが耳かきのしすぎで起きます。


外耳道には、皮脂腺やアポクリン腺があって、皮脂腺からは中性脂肪が分泌されて、脱落上皮とともに耳垢の主成分になります。正常な耳垢は、脂質の含有量が多くて、上皮の正常な角化を促して、耳道内を低湿度に保つ働きをします。


デキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「MYK」の基本情報

抗生剤の点耳薬 もしくはステロイド・抗生剤の軟膏
来院して 耳の消毒、洗浄
炎症がひどい場合は抗生剤の飲み薬
だいたい5~7日間で治ります。


好酸球性中耳炎について、その要点をまとめてみると
・成人発症型喘息・アスピリン喘息の患者に起こりやすい。
・好酸球性副鼻腔炎を伴うことが多く、鼻腔粘膜・鼻茸に好酸球の著しい浸潤がある。
・発症形態としては
1.鼓膜膨隆型: 喘息の増悪時期に一過性に鼓膜の膨隆を生じ、切開すると膠状の貯留液と肉芽が鼓室内に充満している。
2.急性中耳炎型: 鼻を強くかんだり、上気道炎罹患のとき、急性中耳炎として発症し、両側の滲出性中耳炎に移行し、中耳貯留液は初期には漿液性であるが、まもなく膠状になる。
・中耳貯留液からは多くの好酸球浸潤が観察される。
・初期には伝音難聴であるが、広範かつ高度の肉芽形成を生じると、骨導閾値が上昇する。飯野ゆき子によると「高音域から障害される点から、内耳窓を介して好酸球性炎症あるいは細菌感染による炎症産物が内耳に到達した結果生じるものと考えられる」とのことである。
・患者数は、2004年の調査から推計すると、人口10万人当たり約0.12人/年。(Nikkei Medical 2010.3)
・治療は鼓膜膨隆のみの場合は、プレドニン20~40mgより漸減し1週間前後で終了できるが、肉芽形成が生じると難治である。
○好酸球性中耳炎の診断基準(好酸球性中耳炎研究会) 2010.2.10
大項目
中耳貯留液に好酸球が存在する滲出性中耳炎または慢性中耳炎
小項目
①にかわ状の中耳貯留液
②副腎皮質ステロイド以外の治療に抵抗性
③気管支喘息の合併
④鼻茸の合併
大項目・小項目2つ以上に該当するする場合は、確実例とする。
ただし、Churg-Strauss症候群、好酸球増多症候群を除く。

ス皮膚感染症、湿疹性外耳道炎、潰瘍、熱傷・凍傷がある。 ○ 妊娠または授乳中.

国内で実施されたメサデルムの一般臨床試験では、ステロイド外用剤が適応となる皮膚疾患に対して有効率が85.4%であったことが報告されています。また、再審査終了時におけるメサデルムの副作用発現率は1.1%で、その多くは塗布した部位に局在したものでした。

アポクリン腺の分泌物は、水性で、外耳炎になりやすい犬種では、アポクリン腺が増加しています。アポクリン腺が活発に分泌を行うと、耳垢の中の脂質の割合が減少して、さらに耳道の湿度が上昇して、感染や外耳炎を起こしやすくなります。とくに、耳の垂れた犬種では、耳道内の通気性が悪いので、湿度が高くなりやすくなります。この耳道内の水分が増加して上皮が湿潤した状態になると、マラセチアやグラム陰性菌の感染・増殖が起こりやすくなります。

医療用医薬品 : オルガドロン (オルガドロン点眼・点耳・点鼻液0.1%)

メサデルム(一般名:デキサメタゾンプロピオン酸エステル)は、抗炎症作用や血管収縮作用のあるステロイド外用剤で、炎症による皮膚の赤みやかゆみ、はれなどを改善する作用があります。
は強さにより5段階に分けられますが、メサデルムの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、フルコート(フルオシノロンアセトニド)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、、などがあります。

外耳炎では、耳道内のpHが上昇して、緑膿菌の感染が起こりやすくなります。先ずは、耳内洗浄を行って、耳道内のpHを酸性に保つようにします。必要に応じて、耳垢の検査を行って、点耳薬を滴下してやると、改善します。

点眼点耳点鼻液であり、炎症性、アレルギー性の外眼部及び外眼部疾患に対


アトピー性皮膚炎やアレルギー性接触性皮膚炎など、過敏症に併発する外耳炎で、何らかのアレルゲンが原因となって起こります。全身性の皮膚疾患に伴って発生することもありますし、ある種の点耳薬(ステロイド含有薬)を長期間使用すると、薬剤成分で起こることもあります。

抗炎症作用だけを強めた多くの合成ステロイド剤が開発されています。デキサメタゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなどがあり、作用の強さや作用する時間が異なり、症状によって使い分けされます。その作用は非常に強力で、ほとんど全ての炎症を完全に押さえてしまいます。


デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム, 【効能・効果】 <眼科用> 外眼 ..

・診断基準(案)
1. 抗菌薬または鼓膜換気チューブが奏功しない中耳炎
2. 進行する骨導閾値の上昇
3. 血清PR3-ANCAまたは血清MPO-ANCAが陽性
4. 生検組織で①または②のいずれかがみられる。
①巨細胞を伴う壊死性肉芽腫性炎
②小・細動脈の壊死性血管炎
5. 下記の疾患が否定される。
①結核性中耳炎、②コレステリン肉芽腫、③好酸球性中耳炎、④腫瘍性疾患(癌、炎症性線維芽細胞腫など)、⑤真珠腫性中耳炎、⑥悪性外耳炎、頭蓋底骨髄円、⑦ANCA関連血管炎以外の自己免疫疾患による中耳炎及び内耳炎
6. 参考となる所見、合併症または続発症
①耳以外の上気道病変、強膜炎、肺病変、腎美容編
②顔面神経麻痺
③肥厚性硬膜炎
④多発性単神経炎
⑤副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン換算で0.5~1mg/kg)の投与で症状・所見が改善し、中止すると再燃する。

確実例:
1. (1または2)かつ5を満たし、既にANCA関連血管炎と診断されている症例。
2. (1または2)かつ(3または4)の2項目を満たす。
疑い例:
(1または2)かつ5と(6のうち1つ以上)の3項目を満たす。

外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎など)、術後処置 【用法・用量】

抗真菌剤の軟膏
ステロイド軟膏は真菌を悪化させてしまいます。
来院して耳の消毒、洗浄
これが確実に治る方法です。頻回に行ったほうが早く治ります。
炎症がひどい場合は抗真菌剤の飲み薬
細菌性に比べ治りにくいので地道な治療が必要です。
早くて1週間、長いと数ヶ月かかることもあります。

外耳・中耳(耳管を含む)又は上気道の炎症性・アレルギー性疾患(外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎など)、術後処置 ..

メサデルムには、軟膏・クリーム・ローションの3つの剤型があり、疾患の種類や皮疹の状態、部位、季節に応じた使い分けが可能です。
軟膏は皮膚への刺激が少なく、湿潤型・苔癬化型のいずれにも使用できます。
クリームはW/O型(油性型)ですが、べたつきが少なく使用感に優れています。また、皮膚への浸透性に優れ水にも強いのが特徴です。
ローションはのびが良くさらっとした使用感で、有毛部や広範囲への塗布に適しています。
なお、軟膏とローションには、添加物として肌なじみの良いスクワランが配合されています。

外耳炎では 8例 (13耳) 中, (+) 2例 (3耳), (+) 2

外耳道の疾患で最も多いのが外耳炎です。耳からの悪臭、耳を痒がって頭を振ったり、後肢で耳を掻いたり、床に耳をこすりつける症状がみられます。時には、中耳炎や内耳炎、神経症状を起こすこともあるので、注意してください。

馬:関節炎、筋炎、腱炎、腱鞘炎 犬:湿疹、外耳炎、非感染性皮膚炎、関節炎 猫:湿疹、関節炎

一般的に、外耳炎は黄色ブドウ球菌などの細菌による場合が多いのですが、真菌(カビ類の菌)によっておこる難治性の外耳炎(外耳道真菌症:がいじどうしんきんしょう)の場合もあります。

持続又は遷延する膿性耳漏を有する中耳炎患者に併発した外耳炎では、中耳炎及び外耳炎 ..

マラセチアや細菌の二次感染を予防するために、耳道内の洗浄を十分に行って、抗生剤や抗真菌剤を投与します。炎症を抑えるために、ステロイドの点耳も有効です。耳の疾患と考えるよりも、全身性疾患ですので、免疫抑制剤や抗ヒスタミン薬による、基礎疾患の治療も必要です。

症状, 外耳炎、真菌感染、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)、マラセチア性外耳炎


耳道内上皮の過度な角化や耳垢腺の分泌異状によって、大量の耳垢が蓄積して起こる外耳炎です。内分泌疾患やホルモン異常(セルトリー細胞腫など)でも起こることがあります。

中耳と外耳の疾患 | 徳島 大櫛耳鼻咽喉科 はな・みみサージクリニック


1. コレステリン肉芽腫症(高度耳管機能障害による中耳炎)
耳管機能障害の中で耳管の器質的障害、特に耳管胸狭部で耳管の内腔が高度に狭窄している場合に生じる。
通常1側の耳閉感、難聴、ときには茶褐色の耳漏を主訴に受診する。鼓膜所見で青色鼓膜を呈することが多い。
2. 結核性中耳炎
結核菌の感染による中耳炎である。
3. 悪性外耳道炎
通常であれば外耳道皮膚に限局している細菌や真菌の感染が、宿主の易感染性により軟骨、骨などの組織を進行性に侵す外耳道炎である。
4. 好酸球性中耳炎
主に気管支喘息に合併し、極めて粘調な中耳貯留液を有するのが特徴である。
5. ANCA関連血管炎性中耳炎
好中球細胞質抗体(AntiNeutrophil Cytoplasmic Antibody)が陽性となる壊死性血管炎が本体である。
中耳炎型としては滲出性中耳炎型と肉芽型があり、前者が約6割を占める。
(飯野ゆき子:日自費118、P1160-1163)

同効薬:デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム、デキサメタゾンメタスルホ安 ..


・5-FU軟膏による耳真珠腫の治療
真珠腫上皮の異常増殖を抑えるために5-FU軟膏を使用する。
真珠腫のdebris を清掃後、1回2~3ml の5-FU軟膏を2週間に1度、合計で2~5回にわたり、顕微鏡下に綿棒で耳真珠腫に塗布する。副作用はほとんどなく、難聴をきたした例は50人中1人もいない。(耳鼻咽喉科診療 私のミニマム・エッセンシャル 全日本病院出版会)

炎[ネオメドロールEE軟膏の適応症]外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患/外耳の湿疹・皮膚炎/耳鼻咽喉科領域における術後処置

外耳(道)炎がさらに外耳道を越えて拡大する場合は、抗菌薬のシプロフロキサシンやセファレキシンなどを服用する必要がある場合があります。

陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以

かいてしまうと炎症が悪化し、さらにかゆみが増してします。
アレルギー体質の方は、シャンプーなどの刺激が原因となっている場合も考えられます。
また「外耳道湿疹」を合併している可能性もあります。

オルガドロン点眼・点耳・点鼻液(成分名デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム液).

グリメサゾン(一般名:デキサメタゾン・脱脂大豆乾留タール)は、ステロイドであるグリメサゾンと、消炎作用・止痒作用・乾燥作用を有するグリテール(脱脂大豆乾留タール)の配合剤です。抗炎症作用や血管透過性亢進抑制作用によって、湿疹や皮膚炎のかゆみ・腫れなどの症状をおさえます。