薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。
分かりづらい表現で失礼しました、誤解のないように補足させてください。
「薬を服用している=甲状腺機能が正常ではない」ではありません。
甲状腺ホルモン値(血液検査項目でいうTSH/FT4など)が正常範囲であることを、”甲状腺機能が正常に回復”と表現しています。
バセドウ病の治療はメルカゾール3錠からスタートし甲状腺機能が正常に回復してきたら減量していきますので、1錠の服用が続いているのであれば甲状腺機能が正常になっていると推察します。
糖尿病について知りたい全ての方のために、情報を提供しています。
1型・2型を問わず、糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。持続的な高血糖状態が続くと、全身の微細な血管などに損傷が生じることがあります。その結果として、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害という糖尿病の三大合併症を発症する可能性が高まります。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常と定義されています。妊娠中の方で、妊娠24週頃に行う50 gブドウ糖負荷試験で1時間値が140 mg/dLを超える場合や、定期的な血液検査で高血糖が確認された場合に、75 gブドウ糖負荷試験が実施されます。この試験において、空腹時血糖92 mg/dL以上、1時間値180 mg/dL以上、2時間値153mg/dL以上のいずれか1点以上を満たした場合、妊娠糖尿病と診断されます。妊娠糖尿病は、妊娠中の病気の中でも特に高い発症率を持ち、妊娠している方の7~9%がこの診断を受けています。
妊娠中の高血糖は、母体だけでなく胎児にも多くのリスクをもたらすため、妊娠糖尿病と診断された場合は、迅速に適切な血糖コントロールが必要です。具体的な目標としては、食前の血糖値が95 mg/dL未満であり、かつ食後2時間の血糖値が120 mg/dL未満となるよう努めることです。
治療については食事療法が基本になり、血糖値をコントロールするために、食事を1日6回に分けて摂取するよう心がけます。1日の摂取カロリーは、30×理想体重 (=22×[身長m]2) に付加量を加えたものとなります。付加量については、妊娠初期(16週未満)が50 kcal、妊娠中期(16~28週未満)が250 kcal、妊娠後期(28週以降)が450 kcalとなりますが、妊娠前のBMIが25以上の肥満がある場合には付加量は適用されません。食事療法を行ったにもかかわらず、目標とする血糖値が達成されない場合は、出産まで一時的にインスリンを使用して血糖管理を行います。
出産後は通常の食事に戻すことができますが、妊娠糖尿病の方は将来的に糖尿病になるリスクが、妊娠糖尿病のない方と比較して約7.4倍高くなることが示されています。そのため、出産後も定期的な健康診断を受け、ご自身の血糖状態を見守っていくことが重要です。なお、より詳しい説明についてはをご覧ください。
これに加え、 ・(異なる作用をもつ複数の薬を合わせた薬)もあります。
厚生労働省は7月と11月の2度にわたって医療機関や医薬品卸に適正な使用と供給を要請。11月の要請では卸に対し「注文を受けた際には、薬事承認を得た範囲での治療を目的としたものであるかどうかを確認し、薬事承認範囲外の治療目的であることが明らかな場合には納入をしないなど、糖尿病治療を行っている医療機関・薬局への供給をお願いしたい」と踏み込みました。
単一遺伝子による糖尿病の中で最も多い疾患はミトコンドリア糖尿病になります。ミトコンドリア糖尿病は見逃されていることが多いとされ、日本の糖尿病患者さんの約1%と言われています。この疾患は、多くの場合が母親由来のミトコンドリアが原因であることから、母から遺伝します。症状としては、大部分の患者さん(約90%)で難聴を伴うことが特徴で、また心刺激伝導障害、心筋症、脳筋症などの合併を認めることも多いとされています。
治療については、インスリン分泌が低下していることが多く、ほとんどの方がインスリン治療を余儀なくされます。
それ以外の遺伝子異常で起こる糖尿病としては若年発症成人型糖尿病(MODY)があります。この疾患は、常染色体優性遺伝であり、原因遺伝子は現在13種類報告されています。日本では、25歳未満での糖尿病患者さんの約11.5%がこの疾患であると報告されております。MODY1もしくはMODY 3の場合はスルホニル尿素薬(SU薬)に対する反応が良いことから、1型糖尿病ではない25歳未満の肥満ではない糖尿病患者さんは、MODYを疑って遺伝子診断を行うと良いでしょう。
今後主治医の先生からリベルサスを勧められる方が確実に増えます。
しかしリベルサスは、1日1回の服用で長く効くように、GLP-1の働きを参考にして効き目を改良した薬です。薬を飲み忘れた場合でも、薬を増やすことなく、1日1錠を服用しましょう。
ここまで血糖コントロールの重要性をお話してきましたが、高齢者においては厳格な血糖コントロールが必ずしも良いとは言えません。患者さんの特性(年齢、認知機能、身体機能、併発疾患、重症低血糖のリスク、余命など)を考慮して個別に目標とするHbA1c値を設定することが重要です。
当クリニックでは、以下に示す日本糖尿病学会と日本老年医学会から成る合同委員会が推奨した高齢者糖尿病の血糖コントロール目標に沿って治療を進めて参ります。
リベルサスを服用することで、次の副作用が生じるリスクがあります。
このデータによって、さまざまな指標を得ることができます。血糖値の目標範囲を70~180 mg/dLとして、この範囲内にある時間の割合をTIR(time in range)と呼びます。一方、180 mg/dLを超える時間の割合をTAR(time above range)と呼び、70 mg/dL未満(低血糖)の時間の割合をTBR(time below range)と呼びます。食後高血糖(グルコーススパイク)などの血糖変動は、心筋梗塞や脳卒中などのリスクになります。そのため糖尿病患者さんでは、TIRを70%以上確保し、同時にTBRを少なくすることが理想とされています。この指標に基づき、当クリニックではHbA1cを7.0%未満に保つことだけではなく、TIRを70%以上にすることも治療目標にしています。そのため、当クリニックではインスリン治療を受けている方に対して、積極的にフリースタイルリブレを導入しています。フリースタイルリブレの使用方法や詳細な説明については、以下に示すアボットジャパン社のホームページをご参照ください。
ただリベルサスの服用自体の私の考え方に違いはありません。
糖尿病以外の方に敢えて私がお勧めする場合としては、高度の肥満による身体/日常生活の影響が強い場合(例:歩行ができない、睡眠時の無呼吸、支える膝が悲鳴をあげている、高血圧などの生活習慣病の合併)があります。
リベルサスによる体重減少作用には以下の機序があると考えられています。
容量依存性に副作用が出やすくなるため、少量から開始します。多くの場合、しばらくするとおさまります。
リベルサスには多くの有益な効果があります。主な効果は以下の通りです。
現在メルカゾールを毎朝1錠服用していますが、正常でないから服用しているんですよね。
先生の
>>>医療者の考えとして「治療による有用性」と「その薬の副作用」を天秤にかけて前者が上回ると判断した場合にその治療選択を患者さんにおすすめします。
ここまで、糖尿病治療薬リベルサスの効果について解説してきました。
リベルサスが保険適用になるのは、2型糖尿病の治療のみです。
ダイエット薬として処方しているのは自由診療のクリニックのみなので、治療目的により処方価格は大きく異なるのでご注意ください。
リベルサスの効果や副作用については、下記ページもご参照ください。
医師の下でリベルサスを使用するのであれば、比較的安全に減量効果が得られます。
ただし、効果がある以上、副作用もあります。
人によっては吐き気や下痢といった胃腸症状が現れるため、デメリットにあたる副作用について理解した上で使用を検討してください。
リベルサス錠7mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
悪心、下痢、便秘、低血糖など
※スルホニルウレア薬(SU薬)をすでにお飲みの方でこの薬を飲む場合は、低血糖に特に注意が必要です。
※ビグアナイド薬と作用機序の一部が共通している可能性があるので両剤を併用した場合、他の薬剤との併用時に比べ消化器症状がでやすくなります。
リンの分泌を促して血糖値を下げます。 ・次の病気の人に処方されます。 2型糖尿病
胃腸障害はGLP-1製剤に共通してみられる副作用です。リベルサスのインタビューフォーム(4)をみてみますと、日本人が参加した臨床試験で報告された胃腸障害は25.4%でした。
主に膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
リベルサスは、2型糖尿病の薬です。
糖尿病治療の基本である食事療法や運動療法でも血糖値が改善されない場合、リベルサスの処方が検討されます。
また血糖値を下げる以外にも、「食欲抑制」と「胃内容物」の排出遅延の2つの作用が認められてます。
そのため摂取カロリーを抑えるために、ダイエット薬として応用することもあります。
緩徐進行1型糖尿病:一見すると2型糖尿病のように見えますが、実は1型糖尿病で ..
リベルサスは、2型糖尿病やダイエットのサポートの両方に役立つ薬です。
ただし、治療目的によって注意点が異なるので、医師と相談の上で治療計画に沿った使用が求められます。
特にダイエット薬として用いる場合、安全かつ効果的な治療のためにも医師に指示された用法用量に沿って服用を行ってください。
リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説
体重の変化は体質や食習慣にも左右されますが、1ヵ月で1〜3キロの減量効果が見込めます。
薬を用いるからといって、極端に体重が落ちることはありません。
また「高用量=急激に痩せる」ではなく、低血糖など重い副作用を起こすリスクにもつながるので、医師の指示に従った服用を心がけてください。
1 2型糖尿病患者にリベルサスを投与すると、食事、おやつの摂取量が減少した。 · 2 リベルサス内服により、食の嗜好が変化した。
国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。またリベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について
こちらは日本人2型糖尿病患者さんを対象にリベルサスとプラセボ(偽薬)、ビクトーザの単剤での効果を比較しているPIONEER 9試験のデータ(2)になります。
【リベルサス錠】糖尿病薬を薬剤師が解説!GLP-1受容体 ..
リベルサスは褐色脂肪細胞のはたらきにアプローチし、脂肪分解や代謝を促進する効果が期待できます。
褐色脂肪細胞とは脇の下や首など、体の特定の部分に存在し、脂肪を燃焼するはたらきがありますが、加齢や肥満により活性が低下するといわれています。
年を重ねると若い頃と同じ量を食べていても、カロリーを消費しにくい体質になるのは褐色脂肪細胞が関係していると考えられます。
リベルサスは褐色脂肪細胞を活性化させ、体の脂肪分解を促し、カロリーを燃焼しやすい体質に導きます。
1:03 糖尿病の注射薬1:34 GLP-1の主な作用2:12 リベルサス ..
糖尿病治療薬としての強さ、ともいうべき血糖コントロール改善効果についてもみていきましょう。
GLP-1受容体作動薬は注射薬が主でしたが、近年内服薬(リベルサス)も開発されました。 ..
ただし、HbA1cの値には大きく分けて2つの弱点があります。まず1つ目は、HbA1cが過去2ヶ月程度の血糖状態を反映するものであり、直近の状態を捉えられないことです。そのため、血糖値が低いのにHbA1c値が高くなることや、逆に血糖値が高いのにHbA1c値が低いこともしばしばあります。このような状況では、治療方針が決定しづらくなります。
2つ目は、HbA1cの値は過去の平均血糖値をよく示す一方で、食後の高血糖などの血糖変動はHbA1cの値に十分に反映されない傾向にあることです。そのため、HbA1cの値のみを判断材料にして治療方針を決定することは、血糖管理の質にばらつきを生じさせます。
こうした弱点を補う方法として、過去2週間程度の血糖状態を示すGA(グリコアルブミン)を測定することが比較的有効です。ただし、保険診療では通常、HbA1cとGAの両方を同時に測定することができません。しかしながら、インスリン治療を受けている方では、保険適応となるフリースタイルリブレを活用することで、より質の高い血糖管理が可能となります。
[PDF] リベルサスの費用対効果評価結果に基づく価格調整について
2型糖尿病の治療でリベルサスを使用する場合、健康保険が適用になります。
ちなみに登場したばかりの薬になるので、治療費を抑えられるジェネリック医薬品(後発薬)は発売されていません。
一方、GLP-1ダイエットについては保険適用外となり、自由診療のためクリニックごとで処方価格も異なります。
リベルサスとは、「GLP-1受容体作動薬」の一つで2型糖尿病の治療薬として日本でも承認を受け、患者さんに使われている薬です。
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。