ペニシリン系やセフェム系の抗生物質は、マイコプラズマには効果がありません。
すでにご説明したとおり、風邪の原因の多くはウイルスです。そして、ウイルス性の風邪には抗生剤は効果がありません。
しかし幸いなことに、ウイルス性の風邪のほとんどは子供たちがもつ免疫力で自然と治っていくのです。
そのため保護者の皆様は、子供たちが自分の免疫力で治りやすくなるようにサポートしてあげるのが治療の基本となります。
先にも述べましたが、子どもの場合は抗生剤が効きにくいケースが多いです。
お薬を製造、販売している製薬会社名で探し、登録されているお薬から探すこともできます。正確でなくても、社名の一部分だけでも検索できます。ひらがな・かたかなでの検索も可能です。
(例)アストラゼネカ、ファイザー、しおのぎ、大正製薬、武田薬品
1980年代に誕生したこの薬剤は、従来のマクロライド系抗生物質とは一線を画す特性を持ち、現代の感染症治療において重要な役割を果たしています。
○治療マクロライド系抗生物質(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が有効です。
咳と密接な関係があるのは、何といってもタバコです。慢性気管支炎やCOPDの85~90%は喫煙が原因です。慢性気管支炎は、慢性の喫煙刺激によって咳、痰が少なくとも3カ月以上あり、それが少なくとも連続して2年以上認められる病態として定義される、喫煙による慢性的な気道刺激症状です。タバコ煙が気道の繊毛の機能を低下させることで、喫煙者は自分自身でも気づかないうちに絶えず咳をしています。慢性気管支炎のもっとも重要な治療は禁煙で、禁煙によって症状が軽快します。多くの喫煙者は慢性の咳や痰、息切れがあっても、それらの症状を病的なものとしてほとんど自覚していません。また、これらの症状を自覚し、タバコを減らす、またはやめればよくなるとわかっていながらも喫煙を継続している人が多いことも問題です。
気流閉塞で定義されるCOPDの患者さんを見つける手がかりは、「喫煙歴」と「40歳以上」です※。すでに咳・痰、労作時の息切れといった症状が出ている人はCOPDが進行している可能性があります。いずれにしても、慢性咳嗽の患者さんが喫煙者であれば、その治療はまず禁煙からアプローチすることが大原則となります。
※喫煙指数(1日に吸うタバコの本数×喫煙している年数)が400以上で肺がんリスクが上がる。
●主な症状……発熱、咳、頭痛、倦怠感
●その他の症状……声のかすれ、喉や胸の痛み、発疹、吐き気、腹痛、筋肉痛、関節痛など
※症状が重くなると中耳炎や鼻炎、無菌性髄膜炎、肝炎、脳炎など、様々な合併症を起こすことがあります。
小児の長引くしつこい咳をひきおこします 以前は3~4年の流行周期がありましたが ..
マイコプラズマと百日咳は、どちらも咳が3週間以上続くことがある感染症です。家族や周囲の人が同じような咳をしている、職場でも同じような咳をしている人がいるといった情報があれば、感染症が疑われます。感染症もさすがに8週間を超えてくるとピークを過ぎて少し治まってくる場合が多く、臨床経過からも感染症が疑われます。感染症を疑ったときは、抗体の有無など、血液検査をして原因菌を調べます。
マイコプラズマは、市中肺炎の原因として高頻度に認められます。病原体は、マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma pneumoniae)という細胞に寄生する極めて小さな細菌です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによって感染(接触感染)します。マイコプラズマの早期診断には「マイコプラズマ抗原迅速診断キット」が主流となっています。綿棒で咽頭壁をこすり、ぬぐい液を採取し、診断キットでマイコプラズマ抗原の有無を判定します。インフルエンザなどではすでにお馴染みになっている迅速診断キットと同じように、特別な準備も必要なく、わずか15~20分で診断ができるため、外来受診時に受けることが出来るのが特徴です。治療にはマクロライド系の抗生剤を使用しますが、近年、マクロライド耐性のマイコプラズマが増えており、抗菌活性が強化されたニューキノロン系抗菌薬のレスピラトリーキノロン系も第一選択薬となります。
百日咳は特有の痙攣性咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症です。2006年頃から増加傾向にあり、とくに成人での発症が目立ちます。日本では1994年10月に百日咳ワクチンを含むDPT三種混合ワクチン接種(ジフテリア・百日咳・破傷風)が定期接種化されて以降、乳児期の発症は減っていますが、そのワクチンの効果が切れるころに成人で発症するためと考えられます。百日咳は一度始まると治まらない咳、咳がひどくて吐き気を伴う、夜も眠れない、などの強い自覚症状を訴えることが特徴です。治療ではマクロライド系抗生剤とコデインリン酸塩などの鎮咳薬を十分に使います。
注意が必要なのは、マイコプラズマも百日咳も人に感染するのは発症2~3週目ぐらいで、8週を過ぎていればもう感染性はなくなることです。したがって、咳はしていてもそのころにあわてて抗生剤を使う必要はなく、逆に生活の質を低下させないように十分な鎮咳薬を使って咳を止めることが大切になります。
肺結核は、結核菌という細菌が感染しておこる病気です。皆さんの結核に対するイメージは、「不治の病」、「恐ろしい伝染病」でしょうか?あるいは「一昔前の病気」でしょうか?
かつて、日本でも多くの老若男女が結核により尊い命を奪われました。結核は1950年以前の日本人の死因のトップで、当時の患者数は年間60万人以上、死亡者数も年間10万人以上という、まさに「国民病」、「亡国病」ともいわれていました。その後、有効な治療薬が開発され、ほとんどの場合「薬で治る病気」になり、さらに、早期発見・隔離、健診などの総合的な結核対策が効果を上げ、患者数は激減しました。現在の新規発病者数は60年前の約30分の1となり、一般の医療従事者の間ではまれな病気になりました。それでも、欧米の先進諸国と比べると患者数は3~5倍も高いのが現状です。現在、日本の結核患者の約半数が高齢者ですが、都市部では20~30歳代の若い世代の発病が目立ち、都市文化を象徴するインターネットカフェ、ゲームセンター、カラオケ、サウナなどといった不特定多数が集まる場所での感染事例は絶えることがありません。
結核菌は、普通の細菌のように手の指や土の中、水回りなどにいるものではありません。通常は、感染したヒトの体内でのみ増殖し、発病したヒトの咳の中の菌が空気中を漂い、それを大量に吸い込んだ人にのみ伝染する病気です。
肺結核の代表的な症状は、咳、痰、血痰、胸痛などの呼吸器症状と、発熱、冷汗、全身倦怠感などの全身症状です。結核は、一般的な肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症とは異なり、ゆっくりと進行し、初期の症状が軽いため、自分ではなかなか気づかず、残念ながら診断時にはかなり進行していることがあります。
同時に、接触した大勢の人に病気をうつしているかもしれません。そうならないためにも、早く医療機関を受診すれば、軽症で完治させることができますし、大切な家族や友人を感染させることも防ぐことができます。2週間以上続く咳は結核を疑うサインです。あまり気にならなくても、咳が続く場合は必ず医療機関を受診してください。
検査としては、喀痰中の結核菌の有無をみる喀痰塗抹・培養検査が一般的です。またQFT(クォンティフェロン)検査は、BCG接種を行っていても施行可能であり、結核菌に特異的に反応することが特徴的です。
治療は抗結核薬の内服で、最短でも6ヶ月間飲みます(最初の2ヶ月は4種類、その後の4ヶ月は2種類)。飲み忘れると、薬の効かない耐性結核となってしまうので、きちんと内服しましょう。治療終了後 2年間は再発しないか検査を定期的に受けていただきます。
承認時の小児における下痢の発現頻度は、2歳未満(124例中8例)では2歳以上(602例中6例)と比べて高い。[11.2参照]
細胞壁がないマイコプラズマはその分柔軟で他の環境に適応しやすく、後述するようにペニシリンやセフェム系と呼ばれる抗生物質が効きません。さらに、抗原構造が変化しやすくワクチンも開発しにくいのです。やっかいな細菌ですね。
アジスロマイシン水和物(ジスロマック)の主成分であるアジスロマイシンは、マクロライド系抗生物質に属する革新的な抗菌薬です。
ジスロマック細粒小児用、同カプセル小児用100mg、同錠250mg、同錠600mg。 企業名 ..
一般の鎮咳薬(コデインリン酸やデキストロメトルファン)などは延髄の咳中枢を抑制しますので咳は止まりますが、気道の炎症を治すことはできません。鎮咳薬を中止すると咳がぶり返すことが多く、ながびく咳の根本治療とは言えません。咳止めを長期間服用すると、分泌物が肺胞内にたまり肺炎に至ることがあります。
➢ 感染症発生動向調査では小児科定点届出感染症だが、近年は、大学等での成
喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、非喘息性好酸球性気管支炎などで共通するのは、好酸球性気道炎症を特徴とする慢性咳嗽であることです。
咳喘息は前述したように喘鳴や呼吸困難を伴わず、慢性咳嗽が唯一の症状でありながら気道過敏性が亢進し、気管支拡張薬が有効な喘息の亜型です。咳喘息は喘息の早い時期を診ているという考え方もありますが、長期間咳喘息のままで経過する人もいます。複数の吸入アレルゲンに感作されている人や、吸入ステロイド薬の導入までに時間を要した人が典型的な喘息への移行リスクが高いとの報告があります。そういう意味では早期診断・早期治療が重要です。
アトピー咳嗽と非喘息性好酸球性気管支炎は、病理学的には気管支喘息と同様に、喀痰中に好酸球増加が観察されるにもかかわらず、非喘息性好酸球性気管支炎では気道過敏性の亢進がない病態、アトピー咳嗽は気管支拡張薬に反応しない病態と定義されています。アトピー咳嗽と非喘息性好酸球性気管支炎はアトピー素因を有する中年女性に多く、咽喉頭の掻痒感を伴う乾性咳嗽が特徴的です。咳が出る時間帯としては就寝時、深夜から早朝、起床時、早朝の順に多く、咳の誘因になるのはエアコン、タバコの煙(受動喫煙)、会話(電話)、運動などです。耳鼻科でいう喉頭アレルギーも同様の病態と考えられます。治療にはヒスタミンH1受容体拮抗薬や吸入ステロイド薬、麦門冬湯などの漢方薬が選択されます。
咳喘息とアトピー咳嗽の違いは、咳を誘発するメカニズムです。咳喘息では気管支平滑筋のわずかな収縮が平滑筋内の知覚神経を刺激して咳を誘発し、アトピー咳嗽では喉頭から気道にかけてのアレルギー性炎症によって咳感受性が過敏になっているために咳が誘発されます。咳喘息に有効な気管支拡張薬は咳感受性や咳中枢には抑制作用をもたないことから、アトピー咳嗽を含む咳嗽一般に対する鎮咳作用はありません。
これら好酸球性慢性咳嗽の診断には、喀痰中の好酸球増加に加え、高IgE値、アレルゲン特異的感作の存在や末梢血好酸球増多が参考になります。
[PDF] 小児科【細気管支炎】【肺炎・気管支炎】 入院治療計画書 患者
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物が感染しておこる病気です。しつこい咳と頑固な発熱が特徴ですが、肺炎という名前の割には、聴診器で呼吸音を聞いても異常がなく、外見だけではわかりにくい肺炎です。
また、家庭、学校、職場などの小集団内で流行するのも特徴で、かつては4年周期でオリンピック開催年に大きな流行を繰り返してきたため、「オリンピック病」と呼ばれていました。しかし最近は1984年と1988年に大きな流行があって以来、全国規模の大きな流行はみられていません。この数年は散発的な流行が多くみられ、2000年以降その発生数は毎年増加傾向にあります。
好発年齢は、幼児から成人まで幅広い年齢層でかかりますが、学童期、青年期によくみられます。潜伏期間は2~3週間と長いので、周囲にマイコプラズマにかかった人がいたら、しばらくは用心してください。
症状は、痰を伴わないしつこい咳と頑固な発熱が特徴で、全身倦怠感も見られますが、あまり重症になることはありません。また、普通の肺炎では、空気の通り道である気管支や肺胞が傷害されるため、ゼロゼロした痰が絡む音が聴診器で聴こえますが、マイコプラズは、気管支や肺胞の外部にある間質という組織で炎症を起こすため、ゼロゼロした音が聴こえないことが多く、診断が難しいのです。さらに、通常の肺炎では、白血球やCRP(炎症反応)が高値になりますが、マイコプラズマ肺炎では殆ど変化がなく、一般的な血液検査は当てになりません。
具体的には、症状が現れ始めた頃(急性期)と、2週間くらいしてすっかり回復した頃(回復期)の2回採血して、4倍以上抗体価が上昇していればマイコプラズマと診断できます。しかし、少々咳や熱があるからと言って、即座にマイコプラズマが疑われるわけではないので、病初期で採血されることはあまりなく、ある程度症状が進んでから検査されることが殆どです。この場合でも、回復期に2回目の採血を行えば、抗体の上昇が確認できることが多いのですが、治った後に受診する患者さまは殆どいませんので、結局2回目の採血が行われることも殆どありません。
当クリニックでは、マイコプラズマ抗原を調べる検査を行っています。この検査は、咽頭スワブ(ぬぐい液)で調べますので、採血の必要はなく、簡単に検査でき、結果もすぐわかります。
マイコプラズマに効く薬はマクロライド系の抗生物質ですが、最近このマクロライド系の抗生物質に効かないマイコプラズマ肺炎が増えてきました。マクロライド系の抗生物質が無効な場合には、テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌薬が有効とされています。
小児科の日常診療の中で最も多く見かける肺炎で、しつこい咳と発熱が特徴です。 ..
マイコプラズマ感染の診断には、①lgMという感染後初めに上昇する抗体(自分自身の体が作る病原体をやっつける物質)を検出する方法と、②喉のぬぐい液からマイコプラズマのDNAを増やして検出する方法があります。
2歳未満の小児で、鼻汁、鼻閉に引き続き、咳・呼気性喘鳴や努力呼吸を呈する気道感染症であ
マイコプラズマには、「活性酸素」という人体にダメージを与える物質を産生して肺や気管支の組織を傷害する作用があります。その他に、より強い炎症を伴う肺炎は、マイコプラズマによる直接的な作用だけではなく、感染した人自身の免疫反応が作用し、引き起こされるといわれています。
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逆流性食道炎は本来、食道と胃の間の逆流弁(下部食道括約筋)の機能低下によって、胃酸や胃の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。それによって、胸やけや、酸っぱい液体が上がってきてゲップが出る(呑酸:どんさん)、胸が締め付けられるような胸痛、喉の違和感や声枯れ(嗄声:させい)などの様々な消化器症状が出現します。
ところが、逆流した胃液が喉や気管を刺激したり、食道の粘膜を通して神経を刺激したりして、咳が出ることがあるのです。当然、逆流性食道炎自体が慢性的な病気ですから、咳も慢性的に出てしまいます。治療としては、通常の逆流性食道炎の治療と同じで、胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプインヒビター(PPI)が第一選択となります。胸やけ等の消化器症状は1週間ぐらいで改善する場合が殆どですが、咳の場合は長期の治療が必要なことが経験上多いようです。PPIが効けば、呼吸器系の薬は全く必要ないのです。つまり、この場合も「治療的診断」に該当すると思われます。
(ジスロマック、クラリス、エリスロマイシン、ジェニナック等を2週間程度続ける) ..
こうした特徴的な性質が、アジスロマイシンの臨床的価値を高め、多様な感染症に対する効果的な治療を可能にしています。
マクロライド系の抗生物質、エシノール、クラリス、ジスロマックなどから選択し。
マイコプラズマという微生物によって、呼吸器を中心とした様々な症状が引き起こされますが、これらをひとくくりにと呼びます。
マイコプラズマは生物学的には細菌に分類されますが、他の細菌と異なり細胞壁を持たないので、顕微鏡で観察すると様々な形をしていることが分かります。年間を通じて感染する可能性のある菌ですが、特に秋から冬にかけて感染率が高くなることで知られています。
実はマイコプラズマに感染しても無症状であったり、ごく軽い症状であるために気が付かない(つまり感染者には問題がない)という場合もあり、必ずしもマイコプラズマに感染することが命の危機にまで繋がる問題になるとは言えないのです……が、このマイコプラズマ菌が引き起こすことで注意が必要な病気が、です。
正式名称は「マイコプラズマ・ニューモニエ(Mycoplasma pneumoniae)」と言いますが、通常「マイコプラズマ」と言った場合にはほぼイコールで、このマイコプラズマ肺炎のことを意味していると言っても過言ではありません。
咳が止まらない!?その症状「マイコプラズマ肺炎」かもしれません
鼻・副鼻腔疾患も慢性咳嗽の原因になります。欧米では喘息と鼻水が喉に落ちる後鼻漏が慢性咳嗽の重要な原因とされています。後鼻漏は慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎によって引き起こされますが、慢性咳嗽の原因としては慢性副鼻腔炎による後鼻漏が多く見られます。鼻や副鼻腔、咽頭には咳嗽反射の受容体が存在しており、鼻水がそこを直接刺激することで咳が出ると考えられます。また、気道全体の粘液繊毛輸送能や局所免疫の異常から来る上下気道の慢性好中球性炎症も咳の原因になります。とくに喀痰や鼻汁中に好中球が認められる場合にはマクロライド系抗生剤が用いられ、その臨床効果は多くの場合、2~3カ月以内に得られます。
慢性咳嗽の原因として、胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)も見逃せません。GERDとは、胃酸や胃内容物が胃から食道に逆流することによって何らかの症状が惹起された場合をいいます。欧米に比べて日本の発生頻度は低かったのですが、1990年代末から増加しており、その背景には高齢人口の増加、食生活の欧米化、ピロリ菌感染の減少、内視鏡機器と診断技術の進歩などがあると考えられています。酸逆流による定型的な症状としては胸やけやゲップがありますが、それ以外にも慢性咳嗽・喘息症状(呼吸器科)、咽頭炎・喉の違和感・嗄声(耳鼻咽喉科)、不眠・不安・うつ(精神神経科)、狭心症様症状・胸痛(循環器科)、胸やけ・胸痛・背部痛(整形外科)など、各科にまたがった多彩な症状が見られます。
なぜGERDで咳が出現するのかについては、次の2つの可能性が指摘されています。