レクサプロ (エスシタロプラムシュウ酸塩) 持田 [処方薬]の解説、注意


選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)は、脳内神経伝達物質のセロトニン濃度を高め、神経伝達能力が上がることにより、抗うつ作用および抗不安作用を示すと考えられています。うつ病のほか社会不安障害など適応が広く、内科領域でも使用する場面が見られます。警鐘事例であげた「自殺念慮」は、プラセボと有意差がないことを理由に添付文書に副作用として記載されていません(「注意」事項として記載)。若年者への適用や攻撃性リスクの追記など、今後も重大な副作用への警戒が必要な薬効群です。また、発売当初は「依存性がない」と宣伝され、離脱症候群も充分に警告されていなかったと言えます。


抗うつ薬を開始後、または増量後の性欲低下は抗うつ薬の副作用の可能性もあります。恥ずかしがらずに、ぜひ主治医に相談してみてください。

初診
初診医は本人の話を90分に亘り傾聴した。この1週間は服薬していないと言われる為、前クリニック処方を継続して服薬するようにアドバイスした。また1ヶ月間の休業加療の診断書を作成した。
処方
レクサプロ(10mg)1錠 1日1回夕食後(抗うつ薬)
モサプリド(5mg)1錠 1日1回夕食後(慢性胃炎治療薬)

その結果、患者が海外で服用していたのはシタロプラムであり、医師はエスシタロプラムとシタロプラムが等価だと思っていたことが判明した。そこで、シタロプラムはラセミ体であり、エスシタロプラムはその活性本体であるエナンチオマーのS体であることを説明し、当該患者にシタロプラム40mg/日と等価になる処方はエスシタロプラム20mg/日であることを伝えたところ、レクサプロ錠は20mg/日へ変更になった。

レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

役割が異なる次の2種類の薬を主に服用します
●抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
パニック障害になると、何も危険な状態がないにもかかわらず、脳が誤作動を起こして、呼吸困難やめまい、動悸などの強いパニック発作が生じます。抗不安薬の主な作用は、脳の誤作動を改善して発作を抑えることです。
●抗うつ薬(SSRI)
パニック発作が起きなくなっても、発作に対する不安が残り、電車に乗れない、人ごみの中に行けない、などの生活への支障が続くことがよくあります。抗うつ薬は、気分や不安・あせり・イライラなどの調整を行う脳内神経伝達物質のセロトニンの作用を高める働きがあり、徐々にパニック発作に対する不安や心配、こだわりが薄れていきます。

お世話になっております。BPDと適応障害があります。BPDは確定診断は出ていないですが心理検査の結果から軽いBPDである可能性があると言われております。レクサプロ10mg1錠が9月初めから内服開始になりました。自分の記憶の中では、8月半ばごろより一人暮らしから実家への引っ越しの都合で体調が悪いことが多かったと思っているのですが、その頃から寝起きからの焦燥感、不安、じっとしていられない、相手に敵意を持ってしまう、イライラしてしまうなどの症状が出始めました。主治医に相談したところ、賦活症候群ではないかとの見解でした。ですが、自分の中では8月半ばから症状が出ているような気がします(これも主治医にはお話しました)。躁鬱の症状が出るかもね、みたいなことも言われました。まだ主治医の外来通院を初めて半月ほどしか経っておらずその為にBPDなのかはたまたBPなのか、鑑別が難しいと言われています。うつ病の症状はあるけどDSMではうつ病には当てはまらないため違うし、とにかく精神科的な症状は出ていないですと言われています。自分では抑うつだと思っていたことも違うよと言われ、この苦しい感情はじゃあ何なのか、と思って理解してもらえないのかな、と、とても落ち込んでしまいました。正直、仕事も辞めましたので根本的なストレスからは離れていますしBPDだけなら薬で落ち着くものでもないし何時間もかけて外来に通院する必要もないのでは、と思っています(自暴自棄?)。過去に突発的にタトゥーを入れてしまったり、月に20万以上使ったり、50〜60万円の借金をして返せなくなったり、夜間寝ずに夜通し何日も勉強したりしていました。躁鬱だと借金の規模が違うから、とも言われます。askの先生方の見解はどうでしょうか。また賦活症候群だと内服開始後1〜2wで副作用はやはり落ち着いてきますでしょうか?

エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック

前回は双極症(双極性障害、躁うつ病)で使用する抗精神病薬・抗うつ薬(少しだけ) について

3年ほど前、適応障害と診断されました。仕事や家事育児が忙しく頑張りすぎたのと、更年期によるホルモンバランスの乱れのせいもあったと思います。
その時は、ミルタザピンを処方され、3ヶ月ほどで調子は戻り断薬しました。その2年後くらいにまた調子が悪くなり、昨年秋からレクサプロを1年間飲んでいます。再発防止のため、調子が戻ってからも2.5mgだけは飲み続けていましたが、近ごろ、また少し調子が悪いです。
特に仕事の負荷が高いわけでもなく、秋に調子を崩す傾向が高いので、季節的なものかもしれません。
お聞きしたいのは、
1)2.5mgでは再発防止には足りなかったようなので、5mgを常用しようかと思うのですが、何年くらい飲み続けて大丈夫なものでしょう?
2) レクサプロよりも長期服用に適した安全性の高い、かつ効果のある新薬はありますでしょうか。

抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科

警鐘事例のほか、副作用モニターで集約したグレード2、3の副作用には、パロキセチン塩酸塩による躁転、不眠や肝機能障害、発疹、エスシタロプラムシュウ酸塩による徐脈、血圧低下などが報告されています。エスシタロプラムシュウ酸塩は海外において過量投与により胃腸障害、心血管障害(低血圧、頻脈、QT延長、不整脈)が報告されており、QT延長のある患者では禁忌、著明な徐脈等の不整脈またはその既往歴のある患者では慎重投与になっており、製造販売後調査で検討が必要とされています。

2週間前からレクサプロを服用してます。
一緒に漢方も処方されているのですが、薬を漢方だけにしたいです。
レクサプロは一年は飲まないといけないというのは知っていますが、子供も欲しいし何よりもレクサプロの副作用で思うように動けないのが苦痛で仕方ないです。
レクサプロは副作用は少ないし軽いと聞いてたけど私には合わないみたいです。
でもきっと主治医の先生は良い顔しないと思います。
なんとかレクサプロをやめる方法はないでしょうか?
趣味も見つけ、何とか毎日を楽しく過ごせるようになっています。
薬の影響で前向きになってるのかもしれないけど今、子供も一人いて副作用で横になってる暇はないんです。
来週にまた病院に行くのですが、その時先生が漢方だけにしてくれるにはどう伝えたらいいですか?


ここでは、うつ病に用いられる中心的な薬物にもある、抗うつ薬は躁うつ病には推奨されていない・あるいは単剤で使ってはいけない ..

抗うつ薬は、主にうつ病に対する治療薬ですが、それ以外にも、強迫性障害(強迫症)、パニック障害(パニック症)、社交不安障害(社交不安症)、月経前症候群(PMS,PMDDなど),

[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書

①治療の基本は、抗うつ薬ですが、効果が現れるまでに6~8週間かかります。そのため、即効性のある抗不安薬一緒に服用して、パニック発作ができるだけ起こらないようにします。
②発作が起きなくなっても、自分の判断で服用をやめないでください。薬によって症状がコントロールされているだけで、服用をやめると症状が逆戻りしてしまう可能性があります。
③パニック障害が完全によくなり、薬の服用をやめるときは徐々に飲む量を減らしていきます。 (第2回に続く)

もううつ病が治ったように思えるけど、いつまで薬を続けるのが適切なのか? 精神科専門医が解説します。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類され、具体的な作用機序は、神経伝達物質を調整することで脳内のバランスを整え、辛い症状を改善していくと考えられています。主にセロトニンの働きを高める作用のある薬です。うつ病、うつ状態、様々な不安障害、強迫性障害、月経前不快気分障害(PMDD)、外傷後ストレス障害(PTSD)などに効果がある薬です。

レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)| 処方薬 | お薬検索

エスシタロプラムは2011年にうつ病・うつ状態に適応を取得し、2015年に社交不安障害も取得しています。スウェーデンでは2010年に女性の月経前不快気分障害(PMDD)の適応も取得しています。

有効成分, 1錠中 エスシタロプラムシュウ酸塩 12.77mg (エスシタロプラムとして10mg)

抗うつ薬を急に止めると大変危険です。絶対に勝手にやめないでください。

レクサプロ錠10mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】

質問、有難うございます。
ありきたりな回答かも知れませんが、今回の記載内容をそのまま担当医に報告してはいかがでしょう?
特に、症状が改善しつつある(趣味を見つけて、楽しく過ごせるようになっている)部分は、レクサプロを止めるのに良い指標と思います。

回答は以上です。
他に疑問がありましたら、気軽に相談して下さい。

セロトニン・トランスポーター阻害, ノルアドレナリン・トランスポーター阻害

のどの違和感や息苦しさ、起立性調節障害、めまいを伴っていたり、不眠症、パニック障害、自律神経失調症を伴っている人もいます。頭痛、肩凝り、腰痛症、坐骨神経痛、胸痛がある人もいます。

[PDF] 睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方に ご注意いただきたいこと

人前での強い緊張や不安感、ふるえなどの症状を改善する効果もあります。

「意味もなく疲れる」「何をするにも億劫だ」などと感じ、どうしても動かないといけない ..

薬をやめたいと言って先生に見捨てられたりしないでしょうか?
先週も薬のことでお話ししたのですが、やっぱり今は安易に薬はやめさせられないと言われたので…
まだ2週間しかレクサプロを服用してませんが、やめたら離脱症状も強く出てしまうのでしょうか?

レクサプロが抗うつ薬だと知って、効果も得られないのにこのまま飲ませて ..

表1でお示ししましたが、「てんかん」から「不安障害」まではかなりの程度、脳に起因している病気と考えられています。ところで、脳というのは、一つの内臓ですね。同じ内臓の病気である心臓病や肝臓病では薬が効くのと同様に、脳という内臓の病気であるメンタルな病気にも、薬が効くわけです。よく、「なぜ心の病気なのに薬を使うのですか?」という質問を受けます。その疑問はよく分かるのですが、しかし、その答えとしては、「心の病気でなくて、脳の病気なので、他の内臓の病気と同じように、お薬を使うのです」というお返事になりるわけです。

抗うつ薬はすぐに効果が出るものではなく、およそ10日から2週間前後で効果 ..

うつは甘えであるという誤解がいまだに一部では存在しますが、うつ病はれっきとした脳の病気であり、ストレスが積み重なれば誰でもうつ病を発症する可能性があります。うつ病の中でも、特に中核的なうつ病を”大うつ病性障害”といいます。その特徴的な症状を以下に紹介します。これらの症状の中の①強い抑うつ気分、または②興味や喜びの喪失を含む5つ以上の重篤な症状が存在し、2週間以上にわたり持続している時、”大うつ病性障害”と診断します。なお、症状が2から4つの場合に”小うつ病性障害”といい、また、大うつ病性の基準を満たさないうつ病症状が2年以上持続している場合には、”気分変調性障害”と診断します。

うつ病の方には休養が大切ですが、決して休まないといけないというわけではありません。

うつ病治療においては、一般的に抗うつ薬が用いられます。うつ病の患者さんが増えるにつれて、使われる薬もどんどん増えています。
特に1999年からSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる薬が多く活用されるようになり、その中でもレクサプロやジェイゾロフトといったSSRI薬がよく使われるようになりました。
しかし、すべてのうつ病患者に効果があるわけではなく、また調整が難しいことから、抗うつ薬の服用中にめまいや吐き気などの副作用に悩まされることもあります。
さらに、抗うつ薬の調整を行うだけでも数週間から数カ月を要することもあり、その期間はうつ病の辛さと副作用を感じながら薬を飲み続けなければなりません。
その辛さから逃れるために、お酒を飲んでしまうようです。
うつ病の患者さんを調査してみると、健康被害の可能性が高い飲酒をしている人の割合は、一般の人よりも高い傾向にあります。
しかし、抗うつ薬服用中にお酒を飲むことは、たいへん危険であるということを認識しておかねばなりません。
アルコールによって、抗うつ薬の作用を低下させてしまうことや、増強させてしまうこともあります。抗うつ薬の作用が強くなってしまうと、それだけ副作用が強く現れてしまうこともあるのです。
副作用の辛さから逃れるためにさらにお酒を飲んでしまい、アルコール依存症になってしまうことも珍しくありません。アルコールには依存性があるために、危険であることが分かっていても、酔いによって判断力が低下し、さらに飲み続けることになってしまうのです。

レクサプロ 添付文書(2018年11月改訂(第8版)) · 編集方針・執筆体制について

これらの病気に良く効く薬があります。SSRI、SNRI、S-RIMといわれるタイプの薬です。うつ病の治療にも使われる薬のため、抵抗感のある人が多いと思いますが、不安障害によく効き、副作用が少なく、依存性もなく、自分が変わってしまうわけでもありません。安心して使える薬です。ストレス・不安障害が主な原因なのですから素直にストレス・不安障害の薬を使うほうが効果があると思いませんか?SSRI、SNRI、S-RIMは抗うつ薬と呼ぶより、そのまま、SSRI、SNRI、S-RIMと呼ぶことが多く、従来の抗うつ薬と区別することが多いのです。SSRIは4剤、SNRIは3剤、S-RIMは1剤発売されていますが、原クリニックでは、主に副作用の少ないSSRIのレクサプロ(エスシタロプラム)や、SNRIのサインバルタ(デュロキセチン)、S-RIMという新しいタイプのトリンテリックスなどを使います。サインバルタ(デュロキセチン)は坐骨神経痛・背部痛・腰痛・片頭痛・肩こり・めまい・歯痛・手足のしびれなどにも有効です。今まで、いろいろ試してきて、全く良くならず、半分あきらめかけていると、「本当に効くの?」と思うかもしれません。でも、驚くほど、ほとんどの人に効きます。原クリニックでは1年間に3,000件ほど胃カメラを行っています。消化器内科に精通し、ガスモチン(モサプリド)・アコファイド(アコチアミド)・タケキャブ・六君子湯などの薬を使った経験の上で、SSRIとSNRI、S-RIMの効果を実感しているからこの治療を勧めるのです。
今までに、SSRI・SNRI・S-RIMを使って、効果がなかったという人がいますが、パキシル(パロキセチン)・パキシルCR(CRはパキシルの改良型で吸収が穏やかになり副作用が出にくいようになっていますがパキシルとほとんど変わりません)、ジェイゾロフト(セルトラリン)などSSRIは少量で使っても効果が現れにくい薬です。少量から始めて、徐々に増量し、1か月以上毎日飲んで効果が出る薬なのです。慣れない医師が、試しに使ってみよう、使い慣れないから少な目で使っておこう。他の薬と同じように、少量で1か月分処方したり、患者さんの方で、うつ病の薬だから少しでいいです、ちょっとだけ飲んでみようという飲み方では効果が出ないのです。パキシル(パロキセチン)は10mgから開始して、30mg、40mgまで増量します(パキシルCR12.5mgがパキシル10mgに相当)。ジェイゾロフト(セルトラリン)は25mgから開始して、100mgまで増量して使うのが普通なのです。使い慣れた医師が、初めは1~2週間の間隔で診察をし、様子を見ながら治療をしていくとしっかりと効果が現れます。SSRI、SNRI、S-RIMは車の運転や飲酒を控えるようにと言われていますが、原クリニックでは特に制限はしていません。他院で処方されている薬の制限もしていません。

レクサプロ | ウェルメッド ベスト バンコク クリニック 2025

レクサプロの半減期は24.6~27.7時間、最高血中濃度到達時間は4時間です。抗うつ薬は半減期が短いと効果が切れやすくなるため、飲み忘れたときなどに中断症候群という、ふらつきや不眠などの症状が出てしまうこともあります。レクサプロは他のSSRIに比べて半減期が長いので、1日1回の服用が可能です。
また、飲み続けていくことで安定します。半減期からおよそ4~5倍の時間で安定するといわれていますので、安定には5日~1週間ほどかかります。