イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
副作用が生じないかどうか確認するため、治療開始前と治療中は1か月毎に採血を行いながら治療を進めていきます。女性の場合で、妊娠の可能性がある場合は投与前に妊娠検査をさせて頂きます。その後も妊娠の可能性のある方の場合は妊娠検査も適宜行いながら投与を継続させて頂きます。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。
「イソトレチノインって効くんですか?」「イソトレチノインってなんですか?」
そんなお声を、当院のYoutubeコメントや患者様からよくいただきます。
今回の記事では、イソトレチノインについて解説します。
この記事が皆様の治療の参考になれば幸いです。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
価格:1ヶ月22,000円
リスク;上記
コメント:中学生です。保険薬やフラクショナルレーザーを含め何をやっても効果なく、膿疱(ウミ)が赤みの上に多数出来続け全く治りません。
両親と相談の上、イソトレチノイン20ミリ内服開始。1ヶ月後から反応し、あれだけ猛威をふるったウミも全く無くなり4ヶ月の内服で終了しました。その後1年以上経過していますが、ほとんどできません。
・ワクチン接種について
ワクチン接種とイソトレチノインとの相互作用は、安全性試験が行われていません。そのため、原則ワクチン接種は服用中、服用終了後1ヶ月間は控えていただきます。
健康上の利益がリスクを上回る場合で(熱帯地域への渡航時のワクチンや医療従事者のB型肝炎ワクチンなど)、どうしてもワクチン接種が必要な場合、ワクチン接種まで2週間以上休薬し、接種後は不活化ワクチンは24時間・生ワクチンは3週間空けてからイソトレチノインを再開してください。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
重症の炎症性ニキビ、嚢胞性ニキビ、標準治療が効かないニキビに効果があります。
1度目の採血から約 1 週間後に血液検査の結果が出ます。結果に問題がなければ、イソトレチノインの内服を開始します。
イソトレチノインはマツキヨを含めた薬局の市販はされていない理由は2つです。
効果が高い分、多くの注意事項がありますので事前にご確認ください。
胎児の催奇形性があるため、妊娠されている方、近いうち妊娠を希望されている方は内服できません。
女性は内服中と内服終了後6ヶ月間は避妊が必要です。
男性もパートナーを妊娠させないようにしてください。(内服中と内服終了後1ヶ月間は避妊が必要です。)
内服中および内服終了後1ヶ月間は献血ができません。
授乳中および内服終了後1ヶ月間は授乳ができません。
ほぼ必発するのが全身の強い乾燥で目・鼻・唇の乾燥や手足の皮むけが目立ちます。しっかりと保湿を行ってください。
内服中および内服終了後6ヶ月は日焼けをしやすいためUVケアをしっかり行ってください。
内服中および内服終了後3ヶ月は脱毛などのレーザーや光の治療は行わないでください。
飲み忘れがあった場合その分は内服せず、次の服用時間に通常量を内服します(絶対に一度に2回分を内服しないでください)
未成年の方は親権者同意書が必要です。
日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医・皮膚科指導医がいる当院では、イソトレチノインを安全に使用するために、治療開始前後や長期服用中の定期的な血液検査をしています。
また治療を継続しやすいように、イソトレチノインの後発品であるアクネトレントも採用しています。
イソトレチノインの治療に興味がある方は、当院までお気軽にご相談ください。
特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。
インフルエンザワクチンは、イソトレチノインとの相互作用による副作用、副反応は報告なく、諸外国の状況を鑑みて、受けても問題ありません。
イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。
副作用は投与量が増えるほど起きやすくなりますが、日本人では比較的低用量で治療可能なことが多いため、副作用は起きにくいとされています。
効果とその後の肌質改善含め、6~9ヶ月内服する方が多くなります。
イソトレチノインの使用にはいくつかの注意点があります。
個人輸入では危険性が高いため、安全に使用するためにもクリニックを受診してみましょう。
1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。
30日分(20mg/日) 16,500円
※体重と症状に応じて服用量を多くする選択肢があり、それに応じた料金がかかります。
採血代: 3,300円
※健康診断など他院で採血を行った方は、そのデータを持参頂ければ採血不要な場合がございます。
また、稀ではありますが、以下のような副作用のリスクもあります。
イソトレチノインは食後に1錠服用してください。
一般的には20mgを1日1回で服用を開始し、症状など経過観察をしながら投与量を調整していきます。 必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守って服用してください。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)の個人での輸入は可能ですか?
イソトレチノインの内服開始1ヶ月後に再度血液検査を行います。その後は1ヶ月ごとに診察および3ヶ月に1度の血液検査を行い、症状の変化や副作用を確認していきながら、適宜用量を増減することがあります。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
◆妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望されている方
◆授乳中の方
イソトレチノインの重大な副作用の一つに、妊娠している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすという副作用があります。
そのため、服薬期間中とその前1カ月と服薬後6カ月間は避妊していただく必要があります。もし妊娠した場合は、すぐに服用を中止し医師に相談してください。
◆15歳未満の方や成長期で身長が伸びている方
◆イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
◆テトラサイクリン系の薬剤を内服されている方
◆うつ病その他の精神疾患で治療中の方
◆肝機能障害のある方
◆中性脂肪、コレステロールの高い方
◆ビタミンA過剰症の方
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
◆非常に稀な副作用 ※以下のような症状があらわれた場合は直ちに服用を中止してください。
・抑うつ、視力低下、急性膵炎、急性肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショック、スティーブンス・ジョンソン症候群
③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する
イソトレチノインは、免疫反応を正常化する作用があり、免疫反応を抑えることでニキビの炎症を緩和してくれます。
イソトレチノインは以下の副作用があるため、処方する前にようにしましょう。
また、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑える作用もあるため、毛穴のつまりも解消できると言われています。
イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。
以下はイソトレチノインの代表的な副作用症状です。服用中にこれらの症状が出たときには、医師までご相談ください。
個人輸入や通販でイソトレチノイン(アキュテイン)を購入すると、です。
症状や副作用の程度をみながら累積投与量を目指して内服を継続します。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
イソトレチノインは、1982年にFDA(米国食品医薬品局)から認可を受けたニキビ治療の内服薬です。イソトレチノイン内服薬の主成分はレチノイドという成分で、レチノイドは、ビタミンAとその誘導体を合せたもので、お肌のコンディションを整える役割があります。 中等度~重度のニキビに対して、欧州や米国の治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から1300万人以上の方が使用しています。自宅でできるニキビ治療をお探しの方におすすめの治療方法です。
イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。
イソトレチノインは、免疫反応を正常化する作用(過度に免疫が反応してニキビの炎症が悪化するのを防ぐ)があり免疫反応を抑えることでニキビの炎症を緩和します。
イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。
イソトレチノイン(アキュテイン)は、ビタミンA誘導体であるレチノイドを主成分とする、ニキビ治療用の飲み薬です。
中等度から重症のニキビに高い効果を発揮します。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
イソトレチノインとは、ビタミンAの活性型物質です。食事やサプリメントで摂取したビタミンAが体内で活性化し、薬理作用を発揮する形になったものがイソトレチノインというわけです。そのためビタミンAではなく、スーパービタミンAのようなイメージで考えていただくと良いでしょう。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
外用剤によるコメド治療と抗菌薬の内服では改善がみられず、イソトレチノインによる治療を開始しました。