フォシーガ、カナグル、ジャディアンス、スーグラ、アプルウェイ、デベルザ、など


SGLT阻害薬は主に糖尿病に用いられているため、スーグラは低血糖症状や脱水症状を引き起こすことがあります。


SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを妨げることで効果を発揮します。

GLP-1ダイエットでより効果を出すためにブドウ糖再吸収阻害薬(カナグル)も併用可能です。カナグルは、血中に含まれるブドウ糖を尿と一緒に体外に排出するお薬です。血中のブドウ糖は通常、腎臓でろ過された後、尿細管から再吸収されますが、その再吸収を阻害することによりブドウ糖を尿と一緒に排出します。1日あたり約400キロカロリーものブドウ糖が排出され流ことにより、しっかりダイエット効果を発揮します。カナグルだけの使用だと血糖値が低下することで空腹感を感じやすいですが、GLP-1ダイエットと組み合わせることによって空腹感を抑えることが可能です。
また、食べてしまった油分(脂肪)を体内に吸収して分解する酵素リパーゼの働きを抑制するゼニカル(脂肪吸収抑制剤)は消化せずそのまま体外に排出します。大幅に摂取カロリーをカットするゼニカルも併用することが可能です。ゼニカルは高血圧や高コレステロールの改善にも効果があります。
当院では、カナグルとゼニカルを合わせた最も効果のあるGLP-1コースのご案内が可能です。


SGLT2阻害薬は糖尿病患者の血糖値の乱れを安定させるだけでなく、(作用機序は解明されていませんが)腎臓や心臓を守ってくれる作用を発揮します。
しかし、「良薬は口に苦し」というようにいくつかの懸念材料(副作用)もあります。
eGFRの低下速度が緩やかになり「透析を遠ざける」というベネフィットと以下に書くようなリスク(まれに出現する副作用)を天秤にかけて、SGLT2阻害薬(フォシーガやカナグル)を使うか否かを医師と話し合ってください。

そこで、カナグル・スーグラ・ルセフィ・フォシーガがどんな薬なのかをまとめました。

米国スタンフォード大学のグループはフォシーガの臨床試験から「eGFRが30未満のステージ4慢性腎臓病患者」と「eGFRが30以上あるステージ2や3の患者」の間に腎保護効果の差や副作用の差があるか?をサブ解析しました。

2022年6月に承認されたカナグルはフォシーガと同じSGLT2阻害薬ですが、2型糖尿病を合併していることが処方の条件なので、高血圧が原因の腎硬化症や慢性糸球体腎炎の場合には処方してもらえないと思います。また、「eGFRが30mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護効果が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、新規に投与しないこと。」と明記されており、フォシーガよりも処方されにくい内容となっています。
副作用に関してはフォシーガと同様な内容です。

ジェネリック医薬品は全てのSGLT2阻害薬で発売されていません。

フォシーガには5 mg錠と10 mg錠がありますが、慢性腎臓病(CKD)の治療を目的とする場合は10 mg錠を1日1回服用することになります(5 mgでの有効性は確認されていないため)。ところがインスリンを投与していると血糖値が下がりすぎる場合があるのでインスリン量の調整が必要となり、『糖尿病治療に精通した医師と連携して、(中略)5 mg 1日1回で投与開始し、血糖コントロールが安定したら速やかに10 mgに増量してください』と添付文章に明記されています。インスリンを打っている場合は注意してくださいね。

また、SGLT2が阻害されるとSGLT1(※)による再吸収が若干増加することも要因のひとつと考えられます。

ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。

SGLT2阻害薬の4種類について、それぞれの特徴的な違いを分かりやすく解説します。

GLP-1やSGLT阻害薬などはクリニックなどの病院で処方してもらえるのですが、初めて聞くような薬ばかりでどのくらいの費用が掛かるのか分からないため、治療を受けるか悩んでいる人もいるでしょう。


カナグルは2型糖尿病のお薬なので、ダイエット目的での服用はおすすめできません。

GLP-1は満腹感、脂肪の分解、代謝アップなど様々な効果が期待できるのに対し、SGLT阻害薬は糖の吸収を抑える効果があるため、SGLT阻害薬よりもGLP-1の方が高い効果が得られると考えられています。

フォシーガは、ダパグリフロジンを主成分とするSGLT2阻害薬です。


どの薬でも認められるアレルギーや肝障害などを除くと、SGLT2阻害薬は、尿糖が増えて、細菌や真菌の増えやすい環境が整うため、膀胱や性器感染症が増えます。

排尿時の痛みなどを認めたら、主治医と相談しましょう。

尿糖が増えると、尿量が増えるので、頻尿になります。

夜間にトイレに行くことも多くなりますので、転倒リスクの高い高齢者は注意しましょう。

高度の糖質制限をしつつ、SGLT2阻害薬をのむと、糖分が著しく不足し、高度の代謝異常をきたす恐れがあります。

SGLT2阻害薬は、1型糖尿病患者でも安全に使用できる可能性が示唆されていますが、ケトアシドーシスに注意すべきです。

SGLT2阻害薬はその作用機序からケトアシドーシスに注意が必要です。

さらに、カナグルもSGLT2阻害薬の1種で、体内の糖を尿と一緒に排出し血糖値を下げる効果が期待できます。

しかし、GLP-1・SGLT阻害薬であっても副作用が発生してしまうことがあります。

カナグル錠が2型糖尿病、2型糖尿病により合併する慢性腎臓病の治療に用いられるのに対し、されます。フォシーガ錠は1型糖尿病の方でも服用でき、インスリンとの併用が可能です。

そのため、SGLT2阻害薬で高い治療効果を期待することができます。


参考文献:




以上が、SGLT2阻害薬のまとめになります。

もし、よければ、他の記事も参照して頂けると幸いです。




SGLT2阻害薬では心血管疾患や腎疾患に対するデータが示されています。

添付文章11項(副作用)には慢性腎臓病に特有の副作用は追記されなかったことから、下記の「フォシーガを服用するときの注意点」に気をつければ大丈夫です。

また、以下のような方々も、SGLT2阻害薬の処方が難しいことがあります。

SGLT2阻害薬は過剰な糖を尿として排泄することから、ダイエット目的に適応外使用されることが増えていますが、保険が使えず、また重大な副作用が生じた場合に救済制度の対象外ともなります。

今、期待のお薬 vol.2 SGLT2阻害剤 余分な糖を尿から捨てるお薬


SGLT2阻害薬は、腎臓から尿糖をだす薬のため、腎機能(eGFR)が悪くなると、効果は減少しそうです。

実際にはどうなのでしょうか?



HbA1cの改善作用は、腎機能(eGFR)が低下することで減少します。

しかし、

糖尿病性腎症で腎機能が悪い方にも、保険適応がある人には、投与した方が良いのかもしれませんね。



国内では現在、商品名「フォシーガ」「スーグラ」「カナグル」「ルセフィ」「デベルザ」「ジャディアンス」があります。


海外からの報告では、特定のSGLT2阻害薬には心血管イベントのリスクを抑制する効果が報告されています。

心血管疾患のある2型糖尿病患者に対して、ジャディアンスを投与した群では、全死亡、心血管疾患による死亡率が低く、心不全による入院の抑制に効果があったことが報告されています。



カナグルやフォシーガで ダイエットはバカげている eBook : 鈴木吉彦

フォシーガは主に慢性心不全や慢性腎不全、糖尿病などの治療に使われています。

フォシーガ,カナグルを中心としたSGLT2阻害薬の有効性の検討


特定のSGLT2阻害薬には、腎保護作用があることが報告されています。

下図は、2型糖尿病のアジア人の患者にジャディアンスを投与して、経時的に腎機能が悪化するかを見たデータです。


縦軸:腎機能(eGFR)
横軸:経過時間(週)




また、糖尿病性腎症のアルブミン尿の進展抑制にも効果があることが報告されています。

糖尿病性腎臓病をもつ患者さんには、SGLT2阻害薬は良さそうですね。



そのため、カナグル、フォシーガ、ジャディアンスを中心に説明します。 SGLT2阻害薬の主作用(尿糖排泄・血糖降下作用)

SGLT2阻害薬は体重減少効果や脂肪燃焼効果が期待できるためダイエット目的で使用されることが増えてきました。糖質制限ダイエットのようなはたらきがあるといわれ近年ダイエットに取り入れられるようになりました。GLP-1に比べると効果は緩やかですが、価格がGLP-1に比べ少し安く、同じように自然に痩せることができるのでGLP-1ダイエットに抵抗がある方はSGLT2阻害薬から始めるのも良いでしょう。

どちらがあなたに向いてる?SGLT2阻害薬(フォシーガ)とGLP-1

SGLT2阻害薬に特有の症状ではありませんが、ショック・アナフィラキシーに注意が必要です。

スーグラ · フォシーガ · デベルザ · ルセフィ · カナグル · ジャディアンス.

尚、添付文章17項(臨床成績)では、今回の承認の元になったフォシーガ国際共同プラセボ対象二重盲検比較試験において、『本剤投与中にeGFRが25mL/min/1.73m2未満に低下した場合でも本剤投与を継続可とし、さらに透析が必要となった場合でも本剤投与は継続可とした』と書かれていることから、eGFRが25を切っている場合にフォシーガを使うか否かは、(最終的には)患者と医師の考え次第なのだと思います。

そのため糖尿病の病状にあわせて休薬が必要となります。 また、カナグル®、フォシーガ®、ジャディアンス®などの SGLT2 阻害糖


SGLT2阻害薬を飲むと、血圧低下作用があることが報告されています。



血圧の低下するメカニズムは完全に解明されていませんが、一つの機序として、ナトリウムの利尿作用によると考えられます。