[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠
だと考えられている。喘息が下気道のアレルギー性炎症であるのと同様に,アレルギー性鼻炎は上気道のアレルギー性炎症であり,症状はそれら潜在的なアレルギー性炎症の上に出現するものであるため,(図5)。
反復する抗原曝露による鼻粘膜過敏性亢進のメカニズムとして,最小持続炎症(minimal persistent inflammation;MPI)が知られている1)。これは,軽度な抗原曝露によって症状は発現しなくても鼻粘膜に好酸球や好中球などの細胞浸潤がみられ,さらに上皮細胞におけるICAM-1発現が亢進するなど炎症が惹起されている状態を指す。MPIによる鼻粘膜過敏性の亢進はさらなる抗原曝露による症状出現につながるため,MPIの抑制は症状出現の予防において重要な課題である。。
以前は喘息でもβ2刺激薬による対症療法が中心であったが,近年では吸入ステロイド薬,抗ロイコトリエン薬(抗LTs薬)をコントローラー(長期管理薬),β2刺激薬をリリーバー(発作治療薬)として用いている。「One way, One disease」の言葉の通りにアレルギー性鼻炎に当てはめると,抗ヒスタミン薬のみによる対症療法を離脱し,鼻噴霧用ステロイド薬,抗LTs薬をコントローラー,抗ヒスタミン薬をリリーバーとして用いるというのが現在の治療方針である(図6)。
わが国では点鼻薬は血管収縮薬のイメージが強く,どうしても頓用として使われることが多い。しかし,(図7),。
鼻噴霧用ステロイド薬は以前より使用されていた薬剤であるが,近年ではアレルギー性鼻炎におけるアレルギー性炎症の存在が認知されたことにより,その存在感が増した。欧米ではアレルギー性鼻炎に対する薬物治療の主役となったのを受けて日本でもここ数年で新しい薬剤が登場し,それぞれの特徴を生かし患者に合わせて使用することが できるようになった。
フェキソフェナジン塩酸塩、塩酸プソイドエフェドリン | 1 | お薬検索
授乳中の女性には本剤投与中は授乳を避けさせること(塩酸プソイドエフェドリンでは、ヒト乳汁中へ移行することが報告されており、また、フェキソフェナジン塩酸塩では、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。
頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。
海外においては、フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合剤(フェキソフェナ
することを考慮する。
と考えられている。大半の市販の点鼻薬には血管収縮薬が含まれており,実はこれに起因する一般用医薬品による薬剤性鼻炎が問題になっている。メカニズムとしては,連用することによって鼻粘膜α受容体の反応性が低下することが考えられている。それによって,患者はしだいに1日に何回も点鼻するようになる。血管収縮薬そのものよりも,防腐剤として含有されている塩化ベンザルコニウムが問題であるという報告がある。
経口ステロイドは,臨床的には抗ヒスタミン薬(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩)とベタメタゾンの配合剤がよく使用されている。第1世代抗ヒスタミン薬による即効性や抗コリン作用などにより効果が強いが,眠気や作業効率低下をまねく危険性があり注意して処方しなければならない。また経口ステロイド薬を連用することによる副作用の問題も懸念されるので,1週間程度の使用期間が推奨されている。
また,最近上市された第2世代抗ヒスタミン薬配合剤には血管収縮作用のあるプソイドエフェドリンが含まれており,くしゃみや鼻汁を抑制するだけでなく鼻閉を効果的に制御することができる。経口ステロイド薬・抗ヒスタミン薬配合剤と同様に,症状を早く安定化させたい症例や花粉飛散ピーク時の重症例のコントロールのために使用できると思われる。
1位:フェキソフェナジン塩酸塩・ロラタジン
3位:ベポタスチンベシル酸塩
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠
通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。
通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。
錠(フェキソフェナジン塩酸塩として30mg、塩酸プソイドエフェドリンとして60mg).
抗ヒスタミンの強さはどのように判断すれば良いのでしょうか。よく患者さんがアレグラより強いやつタリオンだすねと先生から言われてるらしいのですが。
記事No1057 題名:抗ヒスタミンの強さ 投稿者:たなか 投稿日:2019-08-31 12:14:56
①<外国人データ、フェキソフェナジンに対するプソイドエフェドリンの影響>*6).
8.1. 本剤の使用は鼻閉症状が強い期間のみの最小限の期間にとどめ、鼻閉症状の緩解がみられた場合には、速やかに抗ヒスタミン剤単独療法等への切り替えを考慮すること(本剤を2週間を超えて投与したときの有効性及び安全性は臨床試験では検討されていないため、2週を超えて投与する場合には患者の症状を確認しながら投与すること)〔5.効能又は効果に関連する注意の項、17.1.1参照〕。
※ディレグラ:アレグラとプソイドエフェドリンの合剤で鼻づまりに効果があります。 (2) 抗ロイコトリエン薬
一般的に効果が強いと言われる薬、眠気が強いといわれる薬がありますが、効果には個人差があります。効果が強いといわれる薬でもその人にはあまり効かなかったり、眠気が少ないと言われる薬でもその人には眠たかったり。その逆もあります。抗ヒスタミン薬はいろいろ種類があるので、自分に合う薬を一緒に見つけましょう。
「フェキソフェナジン」と「プソイドエフェドリン」の配合剤である『ディレグラ配合錠』は、用法が空腹時投与に設定されている。
である。すなわち,抗原抗体反応によって肥満細胞が活性化し,ヒスタミンの放出によって知覚神経が刺激される。これらは,主として抗原誘発後の数分以内に即時相反応として現れる。また脂質メディエーターが産生され血管拡張や炎症細胞の遊走が起こるが,これらは遅発相反応として数時間後に引き起こされる反応である1)。
知覚神経が刺激されると,患者にはくしゃみ発作が起こる。ヒスタミンは鼻腺にも分布しており,くしゃみと同時に鼻汁分泌が起こってくる。「くしゃみ・鼻漏」は,このようなヒスタミンによる病態が臨床症状の前面に現れている病型である。多くの場合,くしゃみと鼻漏はほぼ同じ程度に症状が発現するので,この2つの症状を一緒に扱っている。
一方の「鼻閉」は,くしゃみ・鼻漏は軽度で,主な臨床症状が鼻づまりの症例である。ロイコトリエンやトロンボキサンなどの脂質メディエーターによって,鼻粘膜血管,特に容積血管が拡張するため,患者は鼻づまりに悩まされる。好酸球などの遊走細胞もこれらの症状に強く関与している。
(以下,ガイドライン)している。している。「その逆で,をいう。である(表1)1)。
では,実際の各症状の重症度はどのように決められているのだろうか。ガイドラインでは,表2 1)のように詳細に定義されている。である。鼻閉は数値化できないので,患者の自覚症状(印象)を基準にしている。
一般名フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合剤, 規格単位1錠, 剤形フィルムコーティング錠, 薬価30.70
新しく販売された「アレグラFXプレミアム」は「ディレグラ」と同じ成分が配合されています。アレグラで効果が不十分な場合は、皮膚症状の緩和に使用したいときは医療機関を受診しましょう。
医療用のアレグラと市販のアレグラ(アレグラFX®︎)は何が違うのですか?
例えば、グループ Aのアレグラが効かなかったのであれば、同じグループAのタリオンやビラノアに変えるよりも、グループ Bのルパフィンやグループ Cのザイザルなどに変更する方がより効果の違いを感じることができる可能性があります。
1)塩酸プソイドエフェドリン(徐放層)とフェキソフェナジン塩酸塩(即放層)からなる2層式
一番良く使われるのがこの薬です。昔の第1 世代抗 ヒスタミン 薬に比べると一般に眠気は少ないのですが、同じ第 2 世代抗 ヒスタミン 薬の中でも、眠気はほとんどないが効き方はマイルドな薬から、比較的眠気は出やすいが強い効き目の薬まで、違いがあります。
ディレグラ ※②, フェキソフェナジン +プソイドエフェドリン
1位:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
2位:オロパタジン塩酸塩
3位:セチリジン塩酸塩・レボセチリジン塩酸塩
ディレグラ®配合錠(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン)の添付文書の「使用上の注意」の ..
ディレグラ配合錠の服用指導では、用法用量の確認が重要です。とくに、類似薬であるアレグラ®錠からの切り替えで処方されている場合には、1回あたりに服用する錠数が2倍となるため、服用間違いのないようしっかりと確認しましょう。食事の影響を受けやすいことから、空腹時投与が必要となる点にも注意が必要です。
フェキソフェナジン; E.プソイドエフェドリン; F.メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る)
ロイコトリエン受容体拮抗薬は医療用としてモンテルカストナトリウム(商品名:キプレス®、シングレア®)、プランルカスト水和物(主な商品名:オノン®)が主に使用されています。ロイコトリエンはの収縮や炎症を引き起こす因子となる体内物質です。モンテルカストやプランルカストはこのロイコトリエンの働きを阻害することにより、気管支拡張作用や抗炎症作用などをあらわし、の治療薬として高い有効性が期待できる薬剤です。
アレグラFXプレミアムは、有効成分にフェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリン ..
確かにプソイドエフェドリン塩酸塩が配合されたディレグラ®が発売される以前までは、抗アレルギー薬に分類されている医療用医薬品のほぼすべての製剤は、競技会時に選手が通常使用可能でした。プソイドエフェドリン塩酸塩は2015年1月ので、尿中濃度が150μg/mL未満の場合の使用は可能となった製剤ではありますが、ディレグラ®は規定の尿中濃度を超える可能性が充分に考えられることを指摘し、下記処方に変更となりました。
通常、成人及び 12 歳以上の小児には 1 回 2 錠(フェキソフェナジン塩酸塩として 60mg 及び
調査では、市販薬を使用する動機についても質問。その結果、市販薬へ期待することとして、「早く効く薬がほしい」(41.5%)、「安全に治したい」(41.3%)、「手間をかけずに治したい」(41.2%)、「良く効く薬がほしい」(40.4%)が多く挙げられた。これを職業・年代別に分析すると、20代の就労者では、ほかの年代に比べ、総じて市販薬への期待が大きい傾向がみられ、「早く効く薬がほしい」(52.3%)、「手間をかけずに治したい」(51.3%)、「すぐに治したい」(50.8%)に対する期待が特に大きかった。2017年は抗ヒスタミン薬ロラタジン配合の「クラリチン(R)EX」が、さらにこれまで15歳未満は使用できなかったアレルギー専用鼻炎薬「アレグラ(R)」には、7~14歳の子ども向けの「アレグラFXジュニア」が登場。セルフメディケーション税制の導入もあり、ドラッグストアの市販薬売上が前年を上回った。医療用医薬品と成分が同じ「スイッチOTC」のラインナップも充実しつつあり、「お金が戻ってくる」という税制面での期待感が、市販薬の使用を後押しすることも考えられそうだ。
本剤は、有効成分として抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジン塩酸塩(以下、「FEX」)及びα交感神
では鼻水などの症状の他、鼻づまり(鼻閉)などが生じる場合があります。中等度以上の鼻づまりなどには抗ヒスタミン薬だけでは効果が不十分であることもあり、そのような症状に使う薬として医療用医薬品ではフェキソフェナジン塩酸塩にに作用する塩酸プソイドエフェドリンを加えた配合製剤()があります。