算定できるかできないかの判断が難しい「特定薬剤管理指導加算1(通称:ハイリスク加算)」。 ..


また、令和2年度の診療報酬改定によって、「特定薬剤管理指導加算2」という新しいハイリスク薬加算が新設されたことも話題を呼びました。現状では、抗悪性腫瘍剤を注射された悪性腫瘍の患者さまに対して、特定の要件を満たした際に算定することが認められていますが、今後の動向にも注目していきましょう。


ビソプロロール処方の患者に特定薬剤管理指導加算1 (ハイリスク加算

特定薬剤管理指導加算1の算定の有無など、ハイリスク薬の取り扱いについては、薬局ごとに違いがあるのが現状です。ハイリスク薬に対する意識を高め、服薬指導を充実させることによって、薬物治療をよりよいものしていく意識を持つことが重要です。

ハイリスク薬を調剤する際に、適切な服薬指導や薬歴記載が行われていなければ、特定薬剤管理指導加算1の算定が認められないケースもあります。しかし、薬剤師に求められる指導内容に変わりはないため、同加算の算定の有無にかかわらず、薬剤の特性に応じた服薬指導を行わなくてはなりません。

当たり前の話だが、フォシーガが慢性心不全で処方されている場合にはハイリスク薬加算は算定できない。若手には明日言葉ではっきりと伝えよう。

現在の勤務先では、ハイリスク薬を調剤した場合でも、特定薬剤管理指導加算1を算定していません。加算を算定していなければ、特別な管理をする必要はないのでしょうか?

プレドニン®やデカドロン®などのステロイドも、免疫抑制剤としてハイリスク薬に挙げられているが、適応症が多いので、算定してよいかどうかの判断に迷う。

その他の主要新製品では、糖尿病、慢性心不全および慢性腎臓病治療剤、フォシーガ錠が 56 億 ..

特定薬剤管理指導加算を算定するためには「薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」に沿った内容の指導を行い、薬歴にその記録を残さなければなりません。

効能効果を複数持つ医薬品の場合、ハイリスク薬としての適応ではない処方目的が考えられる場合には、算定すべきではない。

※慢性心不全への処方の場合、ハイリスク薬の加算はできません(納得できませんが)。

特定薬剤管理指導加算1は、ハイリスク薬が処方された患者さんに必要な指導を行った場合に算定できる加算です。令和6年度改定での変更点をふまえ、算定要件と疑義解釈、算定対象のハイリスク薬、服薬指導で確認すべき内容をまとめました。

重要な基本的注意】(新設)
本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがある。
本剤を含むSGLT2 阻害薬の投与中止後、血漿中半減期から予想されるより長く尿中グルコース排泄及びケトアシドーシスが持続した症例が報告されているため、必要に応じて尿糖を測定するなど観察を十分に行うこと。 【5.効能又は効果に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
〈2型糖尿病〉
高度腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の血糖降下作用が期待できないため、投与しないこと。 【5.効能又は効果に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
中等度腎機能障害患者では本剤の血糖降下作用が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること。 【5.効能又は効果に関連する注意】(追記)
【新様式】
〈慢性腎臓病〉
eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、投与の必要性を慎重に判断すること。eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。
【5.効能又は効果に関連する注意】(追記)
【新様式】
「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択すること。 【6.用法及び用量】(一部改訂)
【新様式】
〈慢性心不全、慢性腎臓病
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。 【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
【新様式】
〈慢性心不全、慢性腎臓病〉
2型糖尿病を合併する患者では、血糖コントロールが不十分な場合には血糖コントロール改善を目的として本剤25mgに増量することができる。慢性心不全及び慢性腎臓病に対して本剤10mg1日1回を超える用量の有効性は確認されていないため、本剤10mgを上回る有効性を期待して本剤25mgを投与しないこと。 【8.重要な基本的注意】(一部改訂)
【新様式】
〈効能共通〉
本剤投与により、血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。腎機能障害のある患者では経過を十分に観察し、特に高度の腎機能障害患者に本剤を投与する際には、腎機能障害の悪化に注意すること。2型糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73㎡未満に低下した場合は投与の中止を検討すること。 【8.重要な基本的注意】(一部改訂)
【新様式】
2型糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用する場合、本剤投与中は、血糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、本剤を3カ月投与しても効果が不十分な場合には他の治療法への変更を考慮すること。 【9.1合併症・既往歴等のある患者】(追記)
【新様式】
1型糖尿病を合併する慢性心不全患者及び慢性腎臓病患者:
投与を避けること。ケトアシドーシスを起こすおそれがある。
【9.2腎機能障害患者】(一部改訂)
【新様式】
〈2型糖尿病〉
高度腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者:
血糖コントロール改善を目的として投与しないこと。本剤の血糖降下作用が期待できない。 【9.2腎機能障害患者】(一部改訂)
【新様式】
中等度腎機能障害患者:
血糖コントロール改善を目的とした投与については、その必要性を慎重に判断すること。本剤の血糖降下作用が十分に得られない可能性がある。 【9.2腎機能障害患者】(追記)
【新様式】
〈慢性腎臓病〉
高度腎機能障害患者:
eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること。eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性がある。また、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある。eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。


SGLT2阻害薬フォシーガ、日本で慢性心不全の承認取得/AZ・小野

薬剤師として、特定薬剤管理指導加算を活用することで、患者さんの安全と健康を守ることができます。特にハイリスク薬を扱う際には、適切なフォローアップとコミュニケーションが不可欠です。もし、より患者さんに寄り添った働き方を考えている場合は、職場環境を見直すことも一つの選択肢です。私たちの転職サポートサービスでは、皆さんのキャリアをサポートする情報を提供しています。お気軽にご相談ください。

フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用

重要な部分を赤文字にしています。つまり、特定薬剤管理指導加算の算定において重要なのは次の2点です。日本薬剤会が発表している「薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」には、ハイリスク薬が処方された患者にどういった指導をすればよいかが記載されています。

心血管疾患のハイリスク 2 型糖尿病患者において、SGLT2 阻害薬は入院を要する心不

したがって、「薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン」に沿った服薬指導を行うことが特定薬剤管理指導加算の算定要件であり、これこそが高いハードルなのです。


[PDF] 「ハイリスク薬」の薬学的管理指導において特に注意すべき事項

また、特定薬剤管理指導加算1の算定対象となる「特に安全管理が必要な医薬品(ハイリスク薬)」の一覧は、厚生労働省の「」ページより確認できます。

フォシーガについて、医療機関の先生方からよく寄せられるご質問の一覧です。回答は各詳細ページをご覧ください。

特定薬剤管理指導加算1の算定の対象となる「特に安全管理が必要な医薬品(ハイリスク薬)」は、以下に該当するものをいいます。

特定薬剤管理指導加算とは | オンライン診療サービス curon(クロン)

フォシーガ錠の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがありますが、特に体液量減少を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。
脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。

慢性心不全(ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る ..

フォシーガ錠の利尿作用により脱水を起こすおそれがあり、脱水を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。

ハイリスク薬に関する情報提供・服薬支援については薬剤師の専門性をさらに活かしていくことが期待されている。 要点

例えば、フォシーガ®錠(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)やジャディアンス®錠(一般名:エンパグリフロジン)といった糖尿病治療薬では、患者の血糖管理や副作用に注意が必要です。SGLT2阻害薬の場合、ケトアシドーシス(体内でケトン体が過剰に生成されること)がリスクとして挙げられます。特に、患者が食事制限をしていたり、脱水状態に陥っていないか確認することが重要です。また、DPP4阻害薬では、吐き気や下痢、便秘といった軽度の消化器系副作用に注意が必要です。服用開始後の1週間を目安に、体調や食事摂取に問題がないか確認のフォローをしましょう。

[XLS] 別表Ⅱ 診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(薬価基準)

特定薬剤管理指導加算1はハイリスク薬に係る処方に対して評価するものであり、1回の処方で「イ」又は「ロ」に該当する複数の医薬品が存在し、それぞれについて必要な指導を行った場合であっても、。

ア IMDC リスク分類:intermediate リスク イ IMDC リスク分類:poor リスク ..

したがって4種類、5種類のハイリスク薬が処方されているにも関わらず、特定薬剤管理指導加算が毎回算定されている場合、不適切算定が強く疑われます。薬歴にはすべてのハイリスク薬について共通する5項目がきちんと記載してあっても「本当に毎回この内容すべてを指導していますか?これだけの内容を説明するだけで10分くらいかかるのではないですか?」と個別指導でツッコまれることになります。

効能・効果に慢性心不全が追加になつた際に、製薬企業による勉強会を薬局内で行い、慢性

特定薬剤管理指導加算1イは、ハイリスク薬を対象とする加算であり、薬剤師の責任が非常に大きい領域です。糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬やDPP4阻害薬、βブロッカーなどが典型的な例です。

インスリンなどの低血糖のハイリスク薬を併用しない場合には、腎機能低下が SGLT2 阻害薬服用中の低血

こんにちは。薬剤師の皆さんに向けたコラムシリーズの第一弾です。今回は、薬剤師としての専門的なスキルを活かし、患者さんの健康をサポートするために欠かせない「特定薬剤管理指導加算」のポイントについて解説します。このコラムでは、特に「ハイリスク薬」に関する注意点と、患者フォローアップのコツを中心にお話しします。

・ハイリスク業および、服用方法や作用などで注意が必要な薬についての ..

特定薬剤管理指導加算を算定する場合は、それぞれのハイリスク薬についての指導と薬歴記載がなければ算定はできませんので、必ずハイリスク薬の対象となる全ての薬剤について指導をおこない、薬歴に残しておきましょう。

「心不全の影響で体重は50kg以下の制限があり、 本日は48kg」

特定薬剤管理指導加算の算定要件の難しさを説明する前に、ハイリスク薬について解説しておきます。

ハイリスク薬勉強会(オルミエント), JAK阻害薬概論, アップル薬局熊本事務所, 6名.

令和6年度(2024年度)調剤報酬改定では、この特定薬剤管理指導加算1(ハイリスク薬加算)の内容に変更がありました。