たわむれに、母におぶさり、コブラツイスト」みたいな俳句なかったでしたっけ? ..


睡眠に関してはどうしようもない。
こればかりは艦隊の航行ルートや基本的な戦術を決める時間とのことで、艦隊出撃の前日は徹夜でこれを考える。
これを止めろといった日には「それは出来ない」と言い、艦娘を閉め出した後、執務室に籠もる。
昔、叢雲たちがベッドに提督を縛り付けた事があったらしいが、結局、提督は一睡もせず朝になってから「頭の中で作戦を練ったから余計に時間がかかった」と言って呆れさせたらしい。

赤城(気絶させるというのはどうなんでしょうか)

食事に関しては比較的簡単である。
無理矢理口に詰め込み、飲まし、吐かさないようにする。
第二艦隊の連中の話を聞いてぞっとしたのだが、彼女たちの中には提督を背後から注射針で刺し、栄養剤なる物を注入する艦娘もいるそうだ。
いきなり針で刺された時の提督の表情と「アッー!」なる叫び声は鎮守府内の一部で人気だと聞く。

赤城(この人、艦娘がいなかったらとっくに死んでそうですね)

そうこう考えながら書類を片付けていると赤城の腹時計が鳴る。

赤城「提督……ごはん……」

提督「先に食堂に行ってろ。
私も後で行く」

赤城「そんなこと言わずに!
行きますよ!」

赤城は提督の腕を掴み無理矢理立ち上がらせる。


だが本当は色々なことを背負っているので悩むこともある。第一部完結編 ..

10年前。

提督が鎮守府に着任しました。
これより艦隊の指揮に入ります。

提督「赤土提督です。みんな、よろしく」

この挨拶が行われたのは赤土提督が鎮守府に着任してから数日後の話であり、数名の艦娘がその場にはいた。
理由は至極単純である。
着任当日から資材を備蓄し、溜まった資材を利用して建造を行ったからである。

扶桑「扶桑です」

山城「山城です」

扶桑「姉妹ともども、よろしくお願いいたします」

提督「扶桑、山城……戦艦か!
よっし!やったぞ叢雲!」

提督がそうはしゃいだ瞬間、凄まじい勢いで前へと飛び出した。
建造された艦娘たちの足下へ土下座するような形で滑り込んでいく。

電「なんなのです!?」

先まで提督が立っていた場所を見てみると、水色のロングヘアーに大きな槍が印象的な艦娘が立っていた。
というよりかは、片足を前に突きだした状態で停止していた。
まるで、何かを蹴ったかのような格好で。

それに続いて、周りの子供も一斉にここに至った経緯を好き勝手に不器用に説明し始めた。
叢雲はそれを聞いて赤土に近づいた。

提督「叢雲ねぇちゃん、艦娘なの?」

叢雲「……違うわ」

提督「ふぅん。どっちでも良いけど。
でも、叢雲ねぇちゃんも分かってくれるよね?
艦娘の悪口を言ったそいつの方がよっぽど悪いよね?」

叢雲「いいえ。あなたが悪いわ。
やり過ぎよ」

叢雲はそう言って赤土の頭を押さえつけた。

叢雲「あなたは歩いて病院に行きなさい。
私はこの子を病院に連れて行くから」

そう言うと、叢雲は顔面を血でぬらした少年を背負い、滑るようにその場を後にする。

提督「なんで?」

残された提督はぽつりと言った。
悪いことをすれば基本的に容赦ない暴力を振るうのが叢雲である。
喧嘩ならば両成敗だ。
しかし、今回の叢雲は誰も殴りつけなかったし、両成敗もせずに赤土にはっきりとお前が悪いと言った。
赤土の胸に去来したのは空しさだった。
悪いことをした自分を殴りもしなかった叢雲。
それは、見捨てられたも同然のように感じたのである。

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石川啄木の俳句・短歌「たわむれに、母を背負いてそのあまり、軽きに泣きて、三歩あゆまず」を、千言堂の専属書道家が気持ちを込めて手書き直筆いたします。
この言葉(ひとこと)は名言集や本・書籍などで紹介されることも多く、座右の銘にされている方も多いようです。
ぜひ、ご自宅のリビングや部屋、ビジネスを営む会社や店舗の事務所、応接室などにお飾りください。
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一点一点が直筆のため、パソコン制作のような完璧さはございませんが、手書きの良さを感じていただけます(当店では挑戦、努力、成功、幸福、感謝、成長、家族、仕事、自己啓発など様々なテーマから人生の糧となる言葉を厳選、お届けしています)。

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赤土は母親が死ぬ気で鎮守府に向かった事を悟り頭の中に思考が渦巻き、考えがまとまらない感覚を受けた。
人の波に押されるようにして歩いていると、ふと、頭に思い浮かぶ事があった。

提督「あっ、叢雲ねぇちゃん」

昨日、あの公園で待ち合わせをしたのだ。
赤土が目を覚ましたのが6時00分。
その公園は鎮守府の近くにある。

提督「待ってるわけないか」

赤土はそう呟くと、小走りに人の波に乗った。
怒号や人の悲鳴に飲まれ、砲撃が様々な壊れゆくのを背後で感じた。
赤土はくるりと反転すると、小走りのまま人の波に逆らった。

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優母の花籠, エレクトラ, 1.788g, 1788, 438

ダークコブラ, 魔, [画像を表示], 臭い毒液, [画像], 16.5, 8.2, 6.3