・コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴
「パターではいろいろなミスが出ます。アマチュアゴルファーの多くはアウトサイド・インのカット軌道ですし、極端なハンドファーストでロフトを潰して打つ人もいます。そういった打ち方のエラーによって起こるミスの度合いが、フェースのテクノロジーと慣性モーメントの高さによって、かなり減ってくれるはずです。本番では1回しかボールを打てないわけですから、やっぱりミスを少なくしてくれるクラブを選んだ方が間違いなく有利です。コブラのパターはどちらのシリーズも真っすぐ構えやすく、キレイなコロがりが安定して出てくれますから、ラインに乗せやすいし、距離感も合ってきます。ぜひ、クラブに助けてもらって、パターをやさしくしてほしいですね」(南)
ヘッド形状ごとの特性を解説
コブラ・キングスーパースポーツ-35パターの価格は、1本5万5000円です。
コブラの最新パター『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は、アームロックタイプを含めるとトータル18モデルがラインナップされている。南は選び方のポイントについて、アドレスしたときの“顔”を一番大切にしてほしいと語る。
「自分に合ったパターを選ぶ上で、最も大切なのはヘッドの顔です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすいことが大前提で、その次に振り心地や打感を考えると良いでしょう。顔の好みが合わないパターだと思わぬミスが出たりするからです。ただし、コブラの2シリーズは、どのモデルも高いレベルの寛容性が備わっています。あえて、今まで使ったことのない顔のモデルに挑戦してみるのもおすすめですよ」(南)
ここからは、ヘッド形状ごとの南のインプレッションを紹介していくので、自分に合ったモデル選びの参考にしてほしい。
安心感のある幅広ブレード『GRANDSPORT(グランスポーツ)』
1つ目は『3D PRINTED PUTTER』シリーズでラインナップされている『GRANDSPORT』。幅広でヘッド後方に突起のついた大きめのブレード型パターで、重心角35度のクランクネックとアームロックのモデルを選ぶことができる。
打点ブレへの強さと同時に南プロが感じたのは、ストローク中のヘッド軌道が安定することだ。
「ヘッドの慣性モーメントが相当高いのか、振っていて軌道がすごく安定します。しかも、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってくるのです。過去の慣性モーメントが高いパターには、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向も見られたのですが、コブラのパターには、それが全くありません。とても不思議な感覚です。ヘッドの中心のいい位置に重心があるのでしょう。自然にヘッド軌道が良くなって、ストロークが安定してくれますよ」(南)
『3D PRINTED PUTTER』は、精密にデザインされたナイロン製のカートリッジを内蔵することで、圧倒的な高慣性モーメント化に成功している。同時にヘッド上部を軽量なカーボン製にして低重心化も図っているため、よりヘッド軌道が安定しやすくなっているのだ。
今回は、コブラ・キングスーパースポーツ-35パターを紹介しましたが、いかがでしたか?
コブラが「3Dプリント」&「ヴィンテージ」パターを2024年に向けアップデートしたが、これについてはなにかしらの疑問を持たざるを得ない。
「『SUPERNOVA』よりも軽快にストロークできる印象で、ブレード型から移行しやすいタイプのマレットです。特にバックスイングの引きやすさがあるので、アドレスで固まりやすい人に試してほしいですね。小ぶりな『AGERA RS』はさらに操作性が上がっている印象で、ショートスラントのモデルは、自然なフェース開閉が入りながら、ボールを打つことができます。どのヘッドも重心がいいところに設計されているので、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってきてくれます」(南プロ)
さらに、南には『AGERA』のアームロックタイプも試してもらった。
「ショートパットが苦手な人にすごくおすすめです。グリップを前腕につけてロックするので自然に肩でクラブを上げていけます。また、強いハンドファーストの構えで、極端にロフトが立った状態で当たるアームロックのパターとコブラのフェーステクノロジーは相性が抜群にいいです。ロフト角の大きいフェース上部に当たって、最適な打ち出し角でコロがりの良いボールを打っていけます」(南プロ)
コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴。
Cobra GolfのエンジニアとHP Inc.(HP)およびParmatechのチームにより、2年の期間を経て開発したKING SUPERSPORT-35パターは、3Dプリントにより、ボディに複雑な格子構造を備えたことで、重量配分を最適化した結果、最大限の慣性モーメントを実現したブレードタイプのパターとなっている。
KING SUPERSPORT-35パターは、前述した3Dプリントのデザインに加えて、SIK Golfと提携して設計されたフェースを備えている。
このフェース構造は、SIK Golfが特許取得済みの、DLTテクノロジー(Descending Loft Technology)により、一貫性のある、正確な転がりを実現する。
3Dプリントされ製品化した、KING SUPERSPORT-35パターは、ゴルフクラブの設計と製造方法における革新的な進歩を表している。Cobra Golfは、HP Metal Jetテクノロジーが従来の製造方法や他の3Dプリント方法と比べて優位性があることを理由に、ゴルフクラブの3DプリントのパイオニアパートナーとしてHPを選んだという。複雑な構造に対応でき、処理能力や開発における適応力も非常に早いため、エンジニアは、設計、プロトタイプの作成、テストを繰り返し行え、従来の製造方法よりも迅速に製品を市場へ発表することができたとのこと。
Cobra GolfとHPは、2019年に協力を開始し、2020年の年初までの約8か月の間に35の異なる設計を繰り返し、HP Metal Jetを利用することで、設計の自由度と製品開発に革新的なスピードをもたらした。
この製品に加えて、両社は戦略的な複数年にわたる製品開発で協力しており、HPの積層造形の技術を生かした設計と製造の利点を活用して、将来的に高いパフォーマンスと、ゴルファーの満足度を引き上げる魅力あるゴルフ用品を提供していくという。
この製品は、Cobra Golfの将来にわたるイノベーティブな製品発表の第一歩であり、さらに 2021年には、3Dプリント技術を採用した製品を2モデル追加する予定とのこと。
アライメントの取りやすさが魅力の『CUDA(クーダ)』
『VINTAGE PUTTER』シリーズのネオマレットパターが『CUDA』だ。台形のヘッドで、長さの違う3本のラインが入ったデザインが採用され、重心角0度のシングルベンドネックと30度のスラントネックが用意されている。
コブラ cobra 3D プリンテッド メンズ パター 3D Printed
そして特筆すべきはコブラが優れたパターを生み出しているということだ。3Dの「グランスポーツ35」は2022年『Most Wanted』のベストブレードに輝き、文字通り他の全メーカーのブレードパターよりも優れたパフォーマンスを発揮した。2023年は、連覇こそならなかったが、27モデル中、総合5位にライクインしたのだ。「グランスポーツ35」の成功は他のシリーズで再現されなかったが、この成功によりコブラの開発陣がパター作りに長けていることは伝わった。恐らく今回のリリースも、コブラの「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターが、よくある全指標の最前線に押し出すものとなるだろう。では、ここからはコブラパターのテクノロジーの要点をチェックし、今回のモデルがどのように進化しているのか見てみよう。
最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。それ以来、3Dプリントはあらゆる製造業で一般的になった。昨今、大手ゴルフメーカーの大半が研究開発に「3Dプリント」を採用しているが、コブラだけがこのテクノロジーを繰り返し製品リリースに取り入れている。私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。
新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。1年ほど前、「LA GOLF」は「Sik」を買収し彼らのフェーステクノロジーを取得。コブラは「Sik」ではなく「LA GOLF」の技術ライセンスを得ているというわけだ。
そして特筆すべきはコブラが優れたパターを生み出しているということだ。3Dの「グランスポーツ35」は2022年『Most Wanted』のベストブレードに輝き、文字通り他の全メーカーのブレードパターよりも優れたパフォーマンスを発揮した。2023年は、連覇こそならなかったが、27モデル中、総合5位にライクインしたのだ。
【注目】コブラゴルフが3Dプリント技術を採用した限定販売のパター
日本HP主催「HP Digital manufacturing summit 2021」の基調講演に、プーマジャパン コブラプーマゴルフ事業部 シニアマネージャーの西川伸一郎氏が登壇し、「ゴルフクラブの未来を切り開く3Dプリントテクノロジー」をテーマに、コブラブランドのゴルフクラブ「KINGパターシリーズ」の開発に3Dプリント技術がどのように生かされているのか紹介した。
コブラKING 3D PRINTED PUTTERは業界初3Dプリンターを使用して高性能パターを完成。
コブラの最新パター2シリーズには、LA GOLFが特許を持つ「ディセンディング ロフト・テクノロジー」が搭載されている。フェース上部から下部にかけてロフト角が1度ずつ4段階に変化する構造で、どんな入射角でボールをとらえても、最適な打ち出し角が得られる。
3D Printed Series - A Huge Leap Forward In Putter Technology.
日本HP主催のオンラインイベント「HP Digital manufacturing summit 2021 -3Dソリューションのエコシステムで広がるDigital Manufacturingの可能性-」(会期:2021年10月25~29日)の基調講演に、プーマジャパン コブラプーマゴルフ事業部 シニアマネージャーの西川伸一郎氏が登壇し、「ゴルフクラブの未来を切り開く3Dプリントテクノロジー」をテーマに、同社のゴルフクラブ「KINGパターシリーズ」の開発に3Dプリント技術がどのように生かされているのかについて詳しく紹介した。
【楽天市場】cobra king 3d printed putterの通販
最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。
Vintage - 3D Printed - Sik Face Technology.
ブレード感覚で打てるマレット『STINGRAY(スティングレー)』
『VINTAGE PUTTER』シリーズで、中央に長いラインの入ったデザインが特徴のマレットが『STINGRAY』だ。コブラ契約プロのリッキー・ファウラーがテストしているモデルで、重心角0度のシングルベンドシャフト、20度のクランクネック、30度のスラントネックと3種類のネックを選ぶことができる。
新製品「COBRA KING 3D パター」は、新しい『ナイロン3Dプリント』技術を用いた高MOIデザインを採用
昨今、大手ゴルフメーカーの大半が研究開発に「3Dプリント」を採用しているが、コブラだけがこのテクノロジーを繰り返し製品リリースに取り入れている。
コブラ『3D PRINTED PUTTER』シリーズ、4月13日デビュー
プーマジャパン株式会社(本社・東京都品川区)は、コブラゴルフから「3D PRINTED(プリンテッド)パター」と「VINTAGE(ヴィンテージ)パター」を4月13日に発売する。
KING 3DプリントAGERAを試打テスト · 全ての距離で高い安定性。実用性も素晴らしい · 気になるのは打感.
私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。
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「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。
KING 3D PRINTED AGERA Volition リミテッドエディション パター
Cobra Golfのマーケティング部門 Vice President、Jose Miraflorは、次のように語る。
「Cobra Golfでは、あらゆるレベルのゴルファーが、ベストを尽くし、ゲームを楽しむために貢献できる高性能製品の提供に努めています。 そのためには、最も効果的な製造プロセスを選択し、最適な設計及び開発を達成することが重要です。この新しいパターでは、それを確実に実現しました。機器の製造方法の革新と変革を継続するために、HPおよびParmatechと協力して、HP Metal Jetテクノロジーの利点を活用しました。KING SUPERSPORT-35パターの開発中に、設計の自由度や迅速な設計の反復、コストパフォーマンスの要求を満たす高品質の部品など、このプロセスにより多くのメリットが得られました。
3Dプリント技術は、ゴルフクラブデザインの革新を加速させており、この画期的なパターは、スポーツ用品業界全体の新しい時代の到来を告げるのに役立ちます」。
HP Inc.の HP Metal Jet のグローバル責任者であるUday Yadatiは、次のように述べている。
「3Dプリンティングによって実現するパーソナライゼーションのパワーは、消費者に全く新しい製品や体験を提供します。このパターは、HP Metal Jet 3Dプリンティング技術による画期的な設計であり、生産能力の輝かしい例となります。Cobra Golfの革新性と競争力のある取り組みとParmatechの技術的専門知識とリーダーシップにより、世界中のゴルフファンの皆様のために画期的なデザインを創造することができました」。
KING SUPERSPORT-35 パターは、オーバーサイズのブレード形状で、フェース面にはSIK GolfのDLTテクノロジーにアルミニウム素材を組み合わせインサートした。
これは、従来のスチール製のSIKパターよりも、柔らかなフィーリングをもたらす。
DLTテクノジーは、4種類の段階的なロフト(4°、3°、2°、1°)でデザインされており、このロフト設計は、どの部分でヒットしても一貫性のある安定した転がりを実現する。
Cobra Golf契約選手で、SIKパターを使用するブライソン・デシャンボーは、次のように語る。
「私はSIKパターにより、多くの成功を収めてきました。Cobra Golfと協力して、新しい製造方法により開発されたこのパターが市場に投入されることにとても興奮しています。
HPのMetal Jetテクノロジーは信じられないほど高度で厳密な製造方法であり、すべてのゴルファーが、この高い慣性モーメントとSIKのDLTテクノロジーが融合したこのパターの恩恵を受ける事と思います」。
HP Metal Jet 3Dプリンティングは、優れた部品品質を提供し、仕上げ工程の後処理を最小限に抑える。
ボディ全体には、316ステンレス鋼を使用して造形し高温で焼結して金属を結合し最終的なヘッド部分を形成する。
HP Metal Jetの高度な造形機能により、エンジニアはボディ内に複雑な格子構造を造形することができた。
これは、従来の鋳造や鍛造の方法では不可能。格子の微調整は、パターヘッド内の重量の分布を感じて最適化し、追加の固定重量を必要とせずに最高の慣性モーメントを実現する。製造プロセスの最終段階で、パターの表面はコンピューター数値制御(CNC)マシンを使用して精密に加工され最終仕上げをする。
KING SUPERSPORT-35パターは、最大の安定性を実現する高い慣性モーメントのヒールトゥウェイトデザインと、わずかなアークパッティングストロークに適した35度のフェースアングルを備えたクランクネックホーゼルのヘッドデザイン。
Jose Miraflorによると、「HPの3Dプリンティング技術により複雑な格子構造を利用して、パターヘッドの中心部から重量を取り除き、かなりの重量をヘッド外側へ周辺配分することができます。その結果、優れた慣性モーメントが得られ、安定性と寛容性が大幅に向上します」。
今回発表するゴルフクラブ業界にとって革新的であり、高度なテクノロジー満載のパターは、ゴルファーのパッティングゲームを進歩させる製品の第一歩になるかもしれない。
3Dプリンターで作られたヘッド構造がすごい。 今までにない安定感抜群のヘッドが完成。 パターヘッドの安定感向上、 さらに打感、打音も良い。
コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している
コブラのパターおすすめ10選!人気メーカーの名器を厳選して紹介!
新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。