商品説明). 強力なグルココルチコイド・ステロイド・デキサメタゾンを含み、犬と猫の抗炎症剤、抗アレルギー治療薬として用いられます。


ミクロフィラリアを殺す薬
● ジチアザニン
シアニン色素で、青紫色の粉末です。1週間程度経口投与します。この薬を投与している間は便が青く染まります。予防薬であるレバミゾール、イベルメクチン、ミルベマイシンオキシム(後述)も高用量でこの目的使用されます。

フィラリアの予防薬
フィラリアに感染しないためにはその中間宿主である蚊との接触をさけることが理想的ですが、これは室内犬といえども不可能なことです。そこで開発されたのが、イヌ糸状虫の感染期間、すなわち蚊に刺される可能性がある期間を通じて連続投与し、犬に感染した直後の幼虫の段階で駆除する「感染予防薬」です。

● イベルメクチン
● ミルベマイシンオキシム
● モキシデクチン
これらの薬はいずれも土壌中の放線菌が作る生理活性物質で、フィラリア以外の多くの寄生虫(イヌ回虫、こう虫、鞭虫などの線虫)、さらに毛包虫などの昆虫に対しても効果を示します。フィラリアに対しては幼虫とミクロフィラリアに効果を示し、通常の用量では成虫には効きません。


また、ACTH刺激試験にて診断が困難な場合はCRH負荷試験や低用量デキサメタゾン ..

投与量は、0.5~1mg/kgで開始して、1日2回の投与が副作用も少なく、症状を良好にコントロールできます。トリロスタンの投与量と投与回数は、症状の改善がみられるまで、必要に応じて調節します。投与量の調節は、ACTH刺激試験の結果に基づいて行います。概ね2週間ごとに、血清コルチゾル濃度と電解質濃度を測定しましょう。測定は、トリロスタン投与、4~6時間後に行います。血清コルチゾル濃度は、2~5μg/dLの範囲内にコントロールします。電解質は、低アルドステロン症を確認するために測定します。異常があれば、低ナトリウム血症と高カリウム血症が認められます。

フィラリアは心臓に寄生する寄生虫によっておこる犬の病気で、蚊によって伝染します。これからの季節、蚊が多くなりフィラリア症(犬糸状虫症)に対する対策が必要です。現在優れたフィラリア予防薬が開発されており、月1度の投与で確実に予防できるようになりました。

副腎腫瘍のイヌでは、高用量でデキサメタゾンを投与した場合でもコルチゾール.


副腎皮質機能亢進症の診断に対する腹部エコー検査、尿コルチゾル/クレアチニン比測定、低用量デキサメタゾン抑制試験の信頼性は高いので、内因性ACTHを必ずしも測定する必要はありません。測定する場合としては、副腎腫瘤があるのに低用量デキサメタゾン抑制試験でコルチゾルが抑制される症例、両側性の副腎腫大があるのに、低用量デキサメタゾン抑制試験で抑制されない症例、が考えられます。

高用量デキサメタゾン(0.1mg/kg、iv)を投与して、8時間後のコルチゾルを測定し、高値であれば、副腎腫瘍による副腎皮質機能亢進症が強くうたわれます。検査手技や評価方法は、低用量デキサメタゾン抑制試験と同様です。

Case67 低容量デキサメサゾン抑制試験で診断した犬の下垂体性副腎皮質機能亢進症の1齢 ..


副腎腫瘤になると、下垂体からのACTHの分泌に関係なく、コルチゾルが放出されます。そのため、コルチゾルの産生が腫瘍によるものならば、デキサメタゾンの用量に関わらず、コルチゾルの分泌は抑制されません。デキサメタゾンによる下垂体腫瘍のACTH分泌抑制反応は用量によりますが、高用量で投与すれば、下垂体性副腎皮質機能亢進症による下垂体からのACTH分泌が抑制されます。

成功率が高く推奨されている手術方法は片側披裂軟骨外側移動術(披裂軟骨と輪状軟骨あるいは甲状軟骨を牽引して固定)と口腔からアプローチする披裂軟骨部分切除術(小角突起の部分切除)である。その他、声帯ヒダの片側あるいは両側切除術もあげられる。また喉頭麻痺ではしばしば軟口蓋過長も見られることからその場合は過長した軟口蓋も同時に切除する。しかし、片側披裂軟骨外側移動術では誤嚥性肺炎、発咳、外科的修復の失敗、呼吸困難、胃捻転胃拡張症候群などの合併症がしばしば起こるようである(2~33%)(表)。誤嚥性肺炎は手術直後には認められなくても、その後生涯にわたって発症の危険性がある。披裂軟骨部分切除術でも約40%程度の合併症がおこるとされている。そしてこれらの手術が難しい場合には永久気管切開術が必要となる。

後天性喉頭麻痺の術後の中央生存期間は1~5年である。また上述したように後天性喉頭麻痺の原因として全身性末梢神経障害があげられており、Thiemanらは後天性喉頭麻痺と診断された犬11頭全てにおいて2年以内に全身性のLMN徴候がみられと報告しており、その場合は手術により呼吸器症状が改善しても予後は注意が必要である。

1頭当たりデキサメタゾンとして、下記量を1日1回皮下又は静脈内に注射する ..

アルファ獣医科病院の森内先生は、できるだけ犬猫たちに負担をかけないように治療を考えるやさしい獣医師です。

投与量によって効果が出すぎることもあり、副腎皮質機能低下症を引き起こす可能性もあります。お薬を初めてすぐの期間は体調の変化に注意し、食欲の低下や元気がなくなったり、マイナスの変化が起きる場合は様子を見すぎることは危険です。状態が安定するまで、定期的にモニタリングしていくことをお勧めします。


デキサメタゾンのラット、イヌ、牛及びヒトの血漿中タンパク質との結合が ..

リンパ形質細胞性鼻炎とは人においては慢性非感染性鼻炎と定義されている。人における病因は特定の季節の花粉、カビ、真菌や動物の鱗屑や羽毛、ハウスダストマイトなどの吸引によると考えられている。犬や猫における明確な病因は不明だがアレルギーや刺激よりも免疫介在性などが指摘されている。病態はリンパ球や形質細胞の鼻腔粘膜への浸潤を特徴とし、その結果血管拡張や血管透過性が亢進し、うっ血や浮腫、漿液や粘液の鼻腔内貯留がおこる。猫よりも犬でしばしば見られ、中年齢のミニチュア・ダックスフンドやウイペットで好発する。臨床徴候はくしゃみ、両側性の漿液性あるいは粘液性の鼻汁排出(二次性の細菌性鼻炎が起こると粘調性の有色鼻汁)、逆くしゃみが見られる。また鼻出血は多くないが、鼻汁に血液が混じることもある。さらに過度の後鼻漏があると誤嚥して咳や時に誤嚥性肺炎を起こすことがある。確定診断は鼻粘膜の生検を行い、粘膜あるいは粘膜下に成熟したリンパ球や形質細胞を主体とする炎症細胞の浸潤である。単純エックス線、エックス線CT、MRI検査あるいは鼻鏡検査などの画像所見は非特異的であり、また細胞診や鼻汁検査においても常在菌や二次感染による病原体細菌が検出されるのみで診断的意義は低い。この疾患の治療は免疫抑制治療を用いた緩和あるいは維持治療である。プレドニゾンを2mg/kg、1日1回の経口投与で開始し、1~2週間効果を観察する。経過が良好なら徐々に漸減し抗炎症量(0.5~1mg/kg、隔日投与)で維持する。その他、副腎皮質ホルモンの点眼薬(筆者は0.02%あるいは0.1%のフルオロメトロンを1日2回程度)を点鼻薬として使用している。これらの薬剤で効果が認められなかったり、重篤な副作用が見られた場合、シクロスポリンやアザチオプリンなどの免疫抑制剤をプレドニゾンと併用しても良い。ただ、臨床現場では二次性細菌感染が併発していることが多いため、筆者はプレドニゾンや免疫抑制薬を使用する際には抗菌薬を併用している。さらに粘調性の鼻汁の存在がしばしば重度な逆くしゃみを引き起こし、呼吸困難を引き起こすので去痰薬も用いている。下記に筆者がしばしば使用している抗菌薬と去痰薬を記す。

サイト内検索|Veterinary Medical Network

デキサメタゾンを用いる理由は、血中コルチゾルを測定する際に用いる放射性免疫測定法に干渉しないからです。この検査は、副腎皮質機能亢進症の鑑別に信頼性が高い検査です。但し、抗痙攣薬、ストレス、興奮、外因性グルココルチコイド、副腎以外の疾患にも影響を受けることがありますので、注意しましょう。検査をするときは、犬にストレスをかけないように慎重に行いましょう。

治療した場合、骨髄毒性や消化器毒性に遭遇する頻度は少なくないように思える。そこで、本

クッシング症候群であると強く疑われたら特殊なホルモン検査を行います。ACTH刺激試験とLDDST(低用量デキサメタゾン抑制試験)の二種類があります。

犬の医原性および自然発生クッシング症候群 における臨床徴候の比較


正常な犬では、低用量のデキサメタゾン(0.01mg/kg)の静脈内投与によって、下垂体からのACTH分泌が抑制されて、血中コルチゾルの持続的な低下が引き起こされます。下垂体性副腎皮質機能亢進症の下垂体は、デキサメタゾンによるフィードバック抑制に対して抵抗性を示して、デキサメタゾンの代謝クリアランスを異常に亢進します。そこに低用量のデキサメタゾンが投与されると、血清コルチゾル濃度は一時的に抑制されますが、正常犬とは違って、投与8時間後になると抑制されなくなります。なので、4時間後はコルチゾルが低値を示して、8時間後にコルチゾルが高値(1.5μg/dL以上が目安)を示す場合は、下垂体性副腎皮質機能亢進症であると判断できます。

験(LDD-ST)により視床下部 - 下垂体 - 副腎軸の抑制

鼻腔内局所投与法を行う場合には全身麻酔下でバルーンカテーテルを左右鼻腔内および口腔内から反転して鼻咽頭内にそれぞれ設置して薬剤の気道内流入を防ぎ、薬液を鼻腔内に注入し、静置する(図3-A、B)。筆者はイトリコナゾールの内服で再燃したアスペルギルス性鼻炎に罹患した犬に対してポリコナゾールの局所投与を右横臥位、左横臥位そして腹臥位に各1本ずつ用い、それぞれ20分静置して行った。その結果、翌日から大量の膿汁が排出され、顕著に改善が見られた。1ヶ月後に再度同治療を行った結果、完治した。

デキサメタゾン; ベタメタゾン; フルドロコルチゾン; デオキシコルチコステロン

●マクロライド類
イベルメクチン
ミルベマイシンD
ミルベマイシンオキシム
モキシデクチン など
回虫をはじめとするほとんど全ての線虫に有効です。犬糸状虫の予防剤として広く用いられている薬で、犬糸状虫の予防をしていれば自然と回虫、こう虫の駆除もしていることになります。フィラリア予防剤が普及してきたおかげでこれらの感染も減少してきています。

犬・猫の糸球体腎炎の薬物治療 犬の糸球体腎炎は早期診断も難しいが,治療法も ..

副腎皮質機能亢進症を疑う症状を示す犬に対して、血液検査、尿検査、画像診断を行って副腎皮質機能亢進症が仮診断できたら、確定診断を行う内分泌検査を行うといいでしょう。尿コルチゾル/クレアチニン比、ACTH刺激試験、低用量デキサメタゾン抑制試験、経口デキサメタゾン抑制試験が考えられます。これらの検査によって、原因が下垂体性なのか、副腎腫瘍によるものなのか、を調べます。結果に疑問がある場合には、数ヵ月後に、もう一度検査することをお勧めします。もしそこでも結果に矛盾が生じたら、さらに再検査を行うのか、治療を開始するかは、獣医師の判断です。

犬猫たちの首や足の付根にグリグリしたシコリが見つかることが ..

●アンギオテンシン変換酵素阻害剤
カプトプリル、エナラプリル、デモカプリルなど: レニン-アンギオテンシ系という複雑な血圧調節機構の中で直接血管を収縮させる物質はアンギオテンシンIIです。そしてアンギオテンシンIIを作り出すのがアンギオテンシン変換酵素(ACE)ですので、この酵素を止めてしまえば血管は拡張します。犬の僧房弁閉鎖不全症に最も多く用いられている優れた薬です。病気の初期の段階から使われます。

犬や猫、その他の動物に使われる薬をまとめてあります。あくまで ..


(1)サイアベンダゾール 10mg/kg 経口投与 1日2回 6週間。奏功率:43%。
(2)ケトコナゾール 5~15mg/kg 経口投与 1日2回 6~10週間。奏功率:47% 。
(3)フルコナゾール 1.25~2.5mg/kg 経口投与 1日2回 8週間。奏功率:60% 。
(4)イトラコナゾール 5~10mg/kg 経口投与 1日1回~2回 8週間。奏功率:70% 。
副作用─ :食欲不振 :肝毒性

【NHK】重度の肺炎などに使用されるステロイド剤の「デキサメタゾン ..

ただ、ステロイド剤の長期投与が必要な犬では、皮膚が薄くなるなどのステロイドを長期服用する上での注意点を獣医師から聞き、そのような様子が見られたら獣医師に相談しましょう。

較薬としたトリアムシノロンアセトニド、デキサメタゾン、プレドナシノロン(デソニド)、6B- ..

腸管からの吸収が悪い犬がいて、ケトコナゾールに反応しない犬がいます。副作用は、副腎皮質機能低下症によるもので、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢などが認められます。副作用の頻度が高いことがケトコナゾールによる治療の弱点ですが、治療の費用はミトタンやトリロスタンより安くなります。肝臓に何らかの疾患を持っている犬も、ケトコナゾールの副作用が強く出てしまうことがありますので、投与する時は注意しましょう。