牛(3カ月齢を超える牛を除く): 体重1㎏当たりトルトラズリルとして15㎎(製剤0.3mL)を単回経口投与する。



コクシジウム症といえば、真っ赤な鮮血便が特徴的な下痢症で、発症すると削瘦がひどく、元の体重に戻るのに1-2ヶ月を要して発育遅延を引き起こします。
環境中のコクシジウムが経口感染すると、腸管内寄生が成立しますので、発症牛から同居牛→隣接する群→牛舎全体へと感染が拡大します。
したがって、個体の治療と感染拡大予防のための群または牛舎単位の対応が求められます。


コクシジウム症の好発月齢は1ヶ月齢~3ヶ月齢で、分娩房や哺乳牛の飼養場所が濃厚汚染されている環境下では2週齢ぐらいでも発症します。
単飼から群飼、離乳、牛舎の移動、除角、暑熱寒冷ストレス等の様々なストレスが引き金となり発症に至ります。
感染してから発症するまでに1~2週間の腸管内での潜伏増殖期間があり、この期間中にも軟便、被毛の失沢、食欲・活力の低下、軽度の脱水を示しますので、群単位で観察して上記のような変化が見られれば早期に糞便検査を実施します。


コクシジウム症の感染、発症予防としては、以下の方法があります。


バイコックスやベコクサンといった商品は一度給与すれば1ヶ月程度発症を予防する事が可能です。
この期間にコクシジウムに対しての免疫を獲得できれば、薬効が切れた後も自己免疫で対処できます。ですから、ある程度のコクシジウムの感染と腸管内での増殖が必要で、あまりにも早い日齢での給与は十分な免疫を獲得できない可能性があります。
予防と免疫獲得の両方を目指すのであれば、好発時期の1週間前の給与になります。


ダイメトンやエクテシンといったサルファ剤はコクシジウムの限られたステージしか効果がないので、3日~5日間の投薬を1クールとして3~4クールの投薬が必要になります。サルファ剤の長期間の連続投薬は腎機能障害などを引き起こしますので、休薬期間を設けて使用します。
カーフゲートでは、作業の簡易化も考慮し、月火水に投薬、木金土日を休薬期間として離乳前に3クール行ないコクシジウム症の発症牛を減少させる事が出来ました。


モネンシンという製剤にはコクシジウム等のグラム陽性球菌と呼ばれる種類の菌の増殖を抑制する効果が有るとされています。
カーフゲートではモネンシン入りのスターターと育成配を使用しており、使用実感として3ヶ月齢の牛で1.5㎏、6ヶ月齢で1kg以上摂取した牛群で血便等を伴う下痢の発症が抑制されています。
注意する点としては、モネンシン入り飼料から通常飼料に切り替える時に、軟便等になりやすいので時間をかけて徐々に切り替える必要があります。


コクシジウム症の治療方法としては、抗コクシジウム剤、サルファ剤に加えジメトキシン注などを用いながら、個体治療と群予防を同時に行うために獣医師と連携して対処して下さい。2次感染予防として抗生剤の使用や、腸管リカバリーのための生菌剤の使用も治療の一助になります。


今回はコクシジウム症についてでしたが、実際のところ一番の対策になるのは環境中のコクシジウム自体を減らす事です。そのためには、哺乳器具を清潔にする、分娩房やハッチ等の床替えの回数を増やす、牛舎の洗浄・消毒といった基本的な対策が効果的です。
昔のカーフゲート哺乳舎(3ヶ月齢未満)では、サルファ剤を3クール実施してもコクシジウムの発症牛はゼロには出来ませんでしたが、牛舎の洗浄・消毒を実施してから減少しはじめ、石灰塗布も実施してからは発症牛も出なくなり、現在では予防方法①②③のすべてを使用していません。育成舎に移動してからの3ヶ月齢から6ヶ月齢まではモネンシン入り飼料を使用していますが、農場全体で5年以上にわたってコクシジウムの発症牛ゼロを維持しています。
コクシジウムのためだけの床替え回数の増加や牛舎洗浄・消毒であれば大きな作業負担になりますが、サルモネラ菌や大腸菌、マイコプラズマやクリプトスポリジウムといった多くの疾病対策にもなりますので、まずは環境衛生対策から始めてみて下さい。
最後になりますが、仮にコクシジウム症対策が成功して発症牛が減少した場合に、今までコクシジウムの陰に隠れていたクロストリジウムや一般線虫などが増殖する可能性が高くなり新たな問題を引き起こす事があります。一点集中で対策した後によく起こることなので、この様なことが起きないようにクロストリジウムには枯草菌(B-act、モルッカ等)、一般線虫には駆虫剤(イベルメクチン製剤:アイボメック、イベルメック等)などの対策も同時に行うことをお勧めいたします。

次回は、サルモネラ症についてです。


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「ボベラ®」は牛ウイルス性下痢(BVD)生ワクチンとして日本で初めて妊娠牛にも投与でき、持続感染(PI)牛の出生を予防します。
・1 年に 1 回の投与で、母牛から胎子への垂直感染を防止します。
・妊娠牛を含む 3 ヵ月齢以上の牛に使用可能です。
・世界で累計 2200 万ドーズを超える実績があり、EU 諸国で BVD 清浄化に寄与しています。

ステロイドは関節炎や甲状腺機能の治療などに使われるが、適切に使わないと副作用が深刻だ。ファリドプルの国営病院に勤めるカマル・ウディン・アーメッド()医師は、「ステロイドは2~3か月使い続けるだけでもたいへん危険。なのにファリドプルの女性たちは何年も使っているから、今健康面でそのツケを払わされている」と言う。しかし、中止すれば頭痛や発疹などの禁断症状が出る。

牛, H21.8.20厚生労働省, 錠剤、不明, シルデナフィル, 無

牛(3カ月齢を超える牛を除く): 体重1㎏当たりトルトラズリルとして15㎎(製剤0.3mL)を単回経口投与する。

入浴前後などの急激な温度差が体調不良を引き起こすヒートショック。発症が多い高齢者だけでなく、若い世代も注意が必要です。ヒートショックの予防方法と、もし起きてしまった場合の処置を一人一人が覚えておくことが必要になります。12月19日の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーと山本衿奈が、中日新聞の記事を基にヒートショックについて深掘りしました。 ヒートショックは急激な温度差によって起こる体調不良。暖房がついた暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に行くと血管が収縮し、血圧が上昇します。そのあと熱い湯船に浸かると、血管が広がり今度は血圧が低下。
すると脳貧血の状態になり、意識が遠のいたり倒れてしたりしてしまう現象です。例えばお湯に足を入れたら急に意識を失い、そのまま浴槽の角に頭をぶつけてしまうことも。
痛みで運よく意識が戻ることもあれば、そのまま溺れて死亡する可能性があるので注意が必要です。 厚生労働省の人口動態統計によると、昨年、家や居住施設の浴槽で溺れて亡くなった65歳以上の高齢者は、交通事故死のおよそ3倍の6073人にのぼります。死因の分類が変わった1995年以降最多で、浴槽での溺死の9割は高齢者です。山本「高齢者の方はもちろんですけれども、若い方でもやっぱり気を付けないといけないっていうのは、改めて本当に感じますよね」実際に30代一人暮らしの山本はシャワーのみで湯船には浸かりません。
ただヒートショック対策として、エアコンの暖房をつけているリビングのドアを開け、なるべく浴室の方にも温風が行き渡るようにしています。1Kの広さだと効果があるようで、寒い感覚はないようです。電気代を抑えるためにエアコンの範囲を狭めたことで命を落とすこともありえるので、山本の方法は有効かもしれません。 専門家が推奨している予防方法は複数あります。脱衣所を暖かくしておくことや、シャワーから水をあらかじめ出しておいて、湯船に入る前の浴室を暖かい状態にしておくことが大事です。
また、入浴前に水分補給などを取っておくということも大事。入浴時は風呂の温度を41度以下にして長湯を避けるべきとされ、10分ほどが良いんだとか。さらに飲酒と食事の後の入浴は血の巡りが変わるため避ける方が良いです。高齢者の場合、入浴前に家に誰かがいる場合は家族に一言かけるておくと、家族が異変に気づくことができます。このようにヒートショック対策は入浴中よりも入浴前が肝心です。 では、ヒートショックになってしまった場合の対応はあるのでしょうか?心臓血管外科医の大川先生曰く、慌ててすぐに立ち上がらず、ゆっくり動くことを意識すると良いそうです。山本「いきなりバンって意識を失うんじゃなくて、ちょっと予兆のようなものがあるんですね。だから、その間にちょっと落ち着いてと」永岡「とはいえ、ですけど」山本「いざ来たらね、確かにちょっと焦ってしまいますもんね」実際にヒートショックの軽い症状が出た時に冷静な行動は難しいかもしれません。
防災のように常に意識をして、起こった時にこそ冷静な動きができるようにしておく必要
がありそうです。
(ランチョンマット先輩)

飲み過ぎには十分注意し、血圧が低めの方やお酒に弱い方は、バイアグラ服用当日の飲酒は控えるようにしましょう。

「加齢によるテストステロン欠乏に対してカルニチン(アセチル・L-カルニチンとプロピオニル・L-カルニチン)を6ヶ月間投与したところ、ホルモンの補充療法と同程度に性機能が改善した」という報告があります。

また、ポリフェノールはホルモンのバランスを整える働きもあります。男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌を助けることで、性機能の改善にもつながる可能性があります。さらに、ポリフェノールは炎症を抑える作用も持っており、血管を傷つける慢性的な炎症を減らすことで、EDのリスクを下げる効果が期待されています。

アルギニンが含まれる主な食材は下記の通りです。 《アルギニンを含む食材》