[PDF] Corynebacterium尿 路感染症一症例報告 と実験的検討


膀胱炎では、尿をするときに尿道や膀胱に痛みを感じる(排尿痛)、尿をした後も尿が膀胱に残っている感じがする(残尿感)、尿が近い(頻尿)、尿が濁る(尿混濁:これは細菌が尿にたくさん存在するためではなく炎症のために出てきた白血球が多く存在するためのものです)といった症状がありますが、発熱はありません。炎症が非常に強く、膀胱がひどくただれているときには尿に血が混じることもあります(血尿)。
腎盂腎炎では、腎臓の部分(腎臓は背中側で背骨の左右にあります)の痛みと発熱があります。発熱は38℃以上の高いものがほとんどです。炎症がつよいとやはり血尿がみられることもあります。


クラリスロマイシン錠 英語:clarithromycin ; 販売名 / 薬価

膀胱炎をすぐ治すには、飲み薬の治療が推奨されています。
膀胱炎の辛い症状から早く解放されたい方や、一刻も早く膀胱炎を完治させたい方は参考にしてみてください。

膀胱炎は一度治っても再発しやすい病気です。
排尿時や下腹部の痛みを今すぐに治したい方も多いでしょう。

クラリス錠200 / 30.0円 ; 規格単位(薬価が適用される単位)


残念ながら、
膀胱炎は原因によりいくつかの種類に分類され、一般的な膀胱炎は急性単純性膀胱炎(細菌性膀胱炎)に該当します。

急性単純性尿路感染症の原因の80%は大腸菌で、残る20%は尿の出口付近に常に住み着いている細菌によっておこります。この大腸菌は食中毒の原因として騒がれたことがあるO-157とは違う種類の大腸菌です。慢性複雑性尿路感染症の原因ではやはり大腸菌が30%と多いのですが急性単純性尿路感染症ほど多くはなく、残りの70%は弱い細菌によるものです。一般に大腸菌は治療薬である抗菌薬で殺菌されやすいのですが、慢性複雑性尿路感染症の原因の70%を占める弱い細菌は抗菌薬によって殺されにくい、つまり治りにくい傾向があります。

治療はアジスロマイシン、クラリスロマイシン、ミノサイクリン、レボフロキサシンな どの内服を行います。

クラリスに最も特徴的なのは、一般的な抗生物質が効かないマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなどの非定型細菌にも有効であることです。マイコプラズマは肺炎を引き起こすことで有名ですが、皮膚に感染して皮膚に治りにくい傷を作る原因になることもあります。またクラミジアは性感染症の原因となり、外陰部に痛みや痒みを引き起こします。マイコバクテリウムは皮膚の下で膿を作り、ジクジクとした傷を引き起こす原因菌です。これらはどれも稀な病気で抗生物質が効きにくいのが特徴ですが、クラリスは比較的よく効きます。またクラリスが改良される前の薬であるエリスロマイシンには胃酸によって効力が落ちるという弱点がありましたが、クラリスは胃酸の影響をほとんど受けません。体内にしっかりと吸収されるため、1日2回の服用で十分な治療効果が得られます。その他の特徴として、クラリスはアレルギーを起こしにくいとされています。βラクタム系の抗生物質に対してアレルギーがある人でも使用可能です。ただし他の薬と相互作用を起こしやすいので、飲み合わせには注意が必要です。

原因である細菌を殺菌するためには抗生物質を数日間服用し続けなければならないため、膀胱炎は一晩では治りません。

[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠

さらに、尿路感染症は急に発病して症状が強い急性尿路感染症と、徐々に発病して症状はそれほど強くない慢性尿路感染症にも分けられます。一般に単純性尿路感染症は急性尿路感染症、複雑性尿路感染症は慢性尿路感染症であることから急性単純性尿路感染症と慢性複雑性尿路感染症に分けられます。各々膀胱炎と腎盂腎炎がありますので、表に示すような分類になります。

クラリス錠の有効成分であるクラリスロマイシンは様々な種類がある抗菌薬のうちマクロライド系抗生物質に分類される医薬品成分です。


医療用医薬品 : サワシリン (サワシリンカプセル125 他)

尿路に細菌が住み着き、増殖して炎症をおこしたものを尿路感染症といい、感染症の場所によって膀胱炎と腎盂腎炎に分類されます。細菌は尿道の出口から侵入し、膀胱に達し膀胱炎をおこします。膀胱の細菌が尿管を上に登って腎盂に達しで増殖すると腎盂腎炎をおこします。

抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック

まず尿検査をおこないます。健康な方でも尿道の出口付近には細菌や白血球が存在することがありますので、尿検査では出始めの尿は便器に流し、途中からの尿を検査用のコップに入れることが大切です。これでも尿の出口の細菌や白血球が混じってしまう場合には細い管を直接膀胱まで入れて膀胱の尿をとって調べることもあります。
検査用にいただいた尿の中に白血球があるかどうかを顕微鏡で調べます。そしてさらにどのような細菌が尿の中に存在するのかを培養検査で調べます。顕微鏡の検査は急げばその日のうちに結果がわかりますが、細菌検査は3~5日ほどお時間がかかりますので、病院にいらした当日にお知らせできるのは尿の中に白血球が存在するのかどうかだけになります。
膀胱炎の症状があり尿の中に白血球があれば膀胱炎と診断します。発熱や腎臓の部分に痛みがあり、しかも尿検査で尿の中に白血球があれば腎盂腎炎と診断します。このとき担当医は左右の背中を叩きます。これにより右だけが痛ければ右の腎盂腎炎、両方であれば両側腎盂腎炎といったような診断を下すわけです。

前者はクラリスロマイシン、後者はホスホマイシンが効くが、「抗菌剤適正 ..

クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗生物質であるエリスロマイシンを改良してできたものであり、ニューマクロライドともいわれています。抗生物質の代表といえるのはβラクタム薬(ペニシリン系、セフェム系等)ですが、マクロライド系も肺炎球菌をはじめとするグラム陽性菌、インフルエンザ菌や百日咳菌など一部のグラム陰性菌、嫌気性菌、非定型菌のマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなど多くの細菌に対して効力を発揮します。いろいろな細菌に有効なので、呼吸器系の領域を中心に多くの診療科で処方されています。多くは咽頭炎・肺炎・中耳炎などに対する処方です。消化器領域ではピロリ菌の除菌薬としても数多く処方されています。皮膚科領域においては、感染を伴う、表在性/深在性皮膚感染症、リンパ管/節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍などの疾患に対して選択されることがあります。

アジスロマイシン · クラリスロマイシン · エリスロマイシン · フィダキソマイシン.

細菌を殺す抗菌薬が投与されます。腎盂腎炎で症状が強い場合には入院をしていただき点滴の抗菌薬を投与しますが、それ以外でしたら飲み薬で治療します。治療期間は膀胱炎で3日間、腎盂腎炎で7~14日間といったところです。治療が奏功すると症状は3日ほどでよくなりますが、渡されたお薬はすべて飲み切るようにしましょう。症状がよくなり途中でお薬を飲むことをやめてしまうと細菌が生き残りやすくなり、再発してしまうことがあるからです。

クラリスロマイシン(バイオマイシン). 在庫あり. 1,700円~.

17.1有効性及び安全性に関する試験
成人を対象とした二重盲検比較試験を含む臨床試験の概要は次のとおりである。
〈非結核性抗酸菌症〉
17.1.1後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症に対する国内臨床試験
承認時までの試験における臨床症状の改善例は4例中2例(50.0%)であった。
--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率(%)[有効以上]
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症50.0(2/4)
--------------------------表終了--------------------------
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
17.1.2胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に対する国内及び海外臨床試験
胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に対する二重盲検比較試験、オープン試験でクラリスロマイシンの有用性が認められた。
--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率(%)[有効以上]
胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症(除菌率)(ランソプラゾールとの併用の場合)胃潰瘍(400mg)注1)87.5(84/96)
(800mg)注2)89.2(83/93)
十二指腸潰瘍(400mg)注1)91.1(82/90)
(800mg)注2)83.7(82/98)
(米国:14日間投与)注3)87.6(197/225)
(米国:10日間投与)注3)83.7(103/123)
(英国:7日間投与)注4)90.4(103/114)
(オメプラゾールとの併用の場合)胃・十二指腸潰瘍(800mg)注5)78.8(89/113)
(400mg)注6)81.1(116/143)
(800mg)注7)80.0(116/145)
(海外:十二指腸潰瘍)注8)96.4(106/110)
(海外:胃潰瘍)注8)79.2(38/48)
(ラベプラゾールナトリウムとの併用の場合)胃潰瘍(400mg)注9)87.7(57/65)
(800mg)注10)89.7(61/68)
十二指腸潰瘍(400mg)注9)83.3(45/54)
(800mg)注10)87.8(36/41)
胃・十二指腸潰瘍(米国:10日間投与)注11)86.0(147/171)
(米国:7日間投与)注11)84.3(140/166)
(欧州:7日間投与)注11)93.8(61/65)
注1)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注2)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注3)十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。
注4)十二指腸潰瘍等におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回250mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。
注5)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注6)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与(国内の製造販売後臨床試験)。
注7)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与(国内の製造販売後臨床試験)。
注8)クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回経口投与。本剤の承認最大用量は800mgである。
注9)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注10)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注11)胃・十二指腸潰瘍等におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回20mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。
--------------------------表終了--------------------------

クラリスロマイシンは,1991年3月に承認されたマクロライド系抗生物質である。 ..

住み着いた細菌を尿で流しだすことを目的として水分をたくさんとっていただきます。また、尿を我慢して膀胱にたくさんの尿が溜まっていますと、細菌はその尿の中で増えやすくなりますので、尿は我慢せずに頻繁にだしていただきます。腎盂腎炎では炎症を抑えるとともに細菌の増殖と炎症を抑えることを目的として腎臓のある部分を氷枕で冷やすことも大切です。

感染は黄色ブドウ球菌など特定の細菌や真菌によるものが知られている。尿道カ

18.1作用機序
細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットと結合し、蛋白合成を阻害する。
18.2薬理作用
18.2.1抗菌作用
ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌の好気性グラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ属、カンピロバクター属等の一部のグラム陰性菌、ペプトストレプトコッカス属、クラミジア属、マイコプラズマ属、マイコバクテリウム属及びヘリコバクター・ピロリに抗菌作用を示し、その作用は他のマクロライド系抗生物質と同等以上である(invitro)。
18.2.2ヒト主代謝物14位水酸化体の抗菌力
未変化体とほぼ同等の抗菌力を有するが、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)及びヘリコバクター・ピロリに対しては未変化体より弱い(invitro)。
18.2.3動物感染モデルに対する作用
マウスの腹腔内感染、皮下感染、呼吸器感染症モデルにおいては、クラリスロマイシンの良好な組織移行性を反映し、優れた効果を示す。

[PDF] 効能・効果、用法・用量及び使用上の注意改訂のお知らせ

細菌を殺す抗菌薬というものは、世の中のすべての細菌を殺すものではありません。お薬によっては殺すことのできない細菌があります。尿路感染症では原因として最も頻度の高い大腸菌を殺菌するお薬が選ばれます。したがって、渡されたお薬で症状がよくならない場合には大腸菌以外のお薬で殺されにくい弱い細菌が原因であることがあります。このことは治療が開始されて3~4日後ぐらいに判明する細菌検査で確認することができます。細菌検査ではどのような細菌であるのかという以外に、その細菌がどのようなお薬で殺されやすいのかということもわかりますので、最初のお薬が効かないときには細菌検査の結果をもとにより適切なお薬に変更するようになります。また、このようなときには尿路に結石やがんなどの病気が潜んでないかを明らかにする目的でレントゲン検査や内視鏡検査がおこなわれることもあります。

価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロト.

クラミジアは淋菌と同様、男性には尿道炎、精巣上体炎、女性には子宮頸管炎などをきたしますが、その症状は淋菌よりは軽度です。自覚症状に乏しい場合も多くあります。30%程度は淋菌と同時に感染しているのでその場合は強い症状が出てきます。パートナーが複数いる女性の1/4にクラミジアが存在すると言うデータもあります。症状が乏しいため、きちんと治療していない可能性が示唆されます。診断には尿からクラミジア核酸検出するSDA法やTMA法などの方法があります。淋菌も同時に検出出来る方法もあります。治療として、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ミノサイクリンの他、レボフロキサシン、シタフロキサシン、トスフロキサシンなどのキノロン系の薬剤も効果があります。しかし、淋菌が同時感染している場合、前項のように淋菌はキノロン耐性がほとんどですので注意が必要です。