イソトレチノインは、ニキビ治療に効果の高い内服薬です。そのため
ニキビの炎症を改善する、皮脂分泌を抑える、性周期(ホルモン変動)によるニキビの悪化を防ぐ効果が期待できます。十味敗毒湯、桂枝茯苓丸ヨクイニン、黄連解毒湯、清上防風湯、荊芥連翹湯、補中益気湯などを主に使用します。院長は漢方処方を得意としており、各患者さんに合った保険適応の漢方を処方いたします。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
重症ニキビに対する最高の治療法はイソトレチノイン内服です。しかし、適切な使用方法を知らないで治療を行うと、有効率が低くなり、再発率も高くなります。最大限の効果を得るための作戦を立てることが重要です。
イソトレチノインを使用する際には、他の薬や治療法との併用に注意が必要です。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
イソトレチノインの効果は服用をやめた後も一定期間持続する場合が多いですが、長期的な効果の持続には個人差があります。再発リスクもあるので、治療後もスキンケアや生活習慣の改善が大切です。
イソトレチノインの治療期間中、
治療後1ヶ月はレーザー脱毛や
ワックス脱毛はお控えください。
治療中、侵襲の強いレーザー治療はできません。
治療中、治療後最低1ヶ月は献血ができません
(以前は6ヶ月とされていました)。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
イソトレチノインを服用中、または服用終了後もしばらくの間は、献血が禁止されています。
なお、美容皮膚科やクリニックで行われる光療法、レーザー治療、ピーリングなどの施術も、色素沈着やシミ、皮膚の痛みが起こりやすいため避けてください。
ニキビの再発率を低く抑えたいなら適切なイソトレチノインの服用が必要です。
イソトレチノインによる治療は、ニキビ治療の「最終手段=最後に行う治療」ではありません。重症ニキビの場合は、瘢痕を残さないためにもできるだけ早期に治療する必要があります。
【過去の治療歴】内服ビタミン剤、抗生物質(詳細不明、複数内服)、漢方薬(十味敗毒湯・桂枝茯苓丸ヨクイニンなど)、外用剤(詳細不明だが複数使用)、ビタミンCイオン導入(美容外科)、フォトフェイシャル(美容外科)、グリコール酸ケミカルピーリング(美容外科)、鎮静パック(エステ治療)、角質取り(エステ治療)
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
写真の患者さんは、皮膚科で3年間も抗生物質を飲み続けていましたが、改善は認められませんでした。日本でのニキビ治療は、欧米と比較して40年以上遅れており、重症であるほど、早期に治療を行わなければ、生涯にわたってニキビ跡(色素沈着や凹凸)が残ってしまうことになります。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
また、遺伝的な要因により、薬への反応性や体内の吸収率に個人差があることも知られています。イソトレチノインが体内でしっかり作用しているかどうかは、口唇の乾燥や皮膚の乾燥具合を観察することで判断できます。
イソトレチノインの効果を感じるまでの期間は、個人差があります。
イソトレチノインの副作用は多岐に渡りますが、代表的なものは皮膚の乾燥と、口、鼻、眼の粘膜の乾燥です。この副作用はほぼ100%の患者さんに起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。
イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
イソトレチノインには、胎児への影響や乾燥以外にも、以下のような副作用が報告されています。
高性能なPicoWay(ピコウェイ)を導入した先端美容治療
イソトレチノイン治療中は、ミノマイシンやビブラマイシンなどのテトラサイクリン系抗生物質を併用すると、頭蓋内の圧力が上昇する「頭蓋内圧亢進」のリスクを高めることがあります。
イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。
イソトレチノインの治療効果は個人差により異なりますが、特に以下のような方は作用が働きにくいとされています。
下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。
重症・難治性ニキビ治療:イソトレチノインについて
「イソトレチノイン」は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。
■入手経路等
国内の医薬品卸業者より購入しています。
■国内の承認薬品等の有無
国内にて承認されている同効の機器・医薬品等はありません。
■諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAで承認されています。
イソトレチノインは高い効果が期待できる一方で、副作用のリスクもあります。
再発を抑えるため、1クールの治療期間を終えた後、イソトレチノインの低用量維持療法を行いました。また、治療中は再生因子やヒトプラセンタが配合された調剤化粧品(、)による保湿を徹底し、ピーリングによるニキビ跡ケアを行いました。
イソトレチノイン治療中でも、基本的にレーザー治療は問題ないと言えます。
今回の記事では、イソトレチノインの効果が現れるまでの期間や治療の流れ、効果を高めるための工夫を解説しました。
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
乾燥による副作用を軽減するため、保湿クリームやローションを使用して、毎日しっかりと肌を保湿しましょう。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
イソトレチノインは効果が高い一方で副作用が多い薬であり、たとえ医師から処方されても使用に不安を感じる人も少なくありません。
イソトレチノインを服用して角栓が出てくるという情報はありませんでした。
イソトレチノインはアメリカで使われいてるニキビ治療のための飲み薬ですが、日本では承認されていません。
副作用に注意しながら続ける必要があるため、渋谷駅前おおしま皮膚科では血液検査を行いながら、医師が慎重に経過を確認しています。
イソトレチノインの効果はいつから出てくるのかについては個人差があります。
グー薬局では、イソトレチノインのジェネリック医薬品や、その他ニキビに効く外用薬も取り扱っているので、ニキビにお悩みの人はぜひご覧ください。
まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。
イソトレチノインは、ニキビや毛穴の黒ずみ、さらには酒さに対して非常に効果的な治療薬です。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
イソトレチノインは、ニキビ治療に非常に効果的ですが、副作用が多いため治療中は必ず医師の指導を厳守し、副作用に対する注意が必要です。
イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。
イソトレチノインの効果を発揮しにくい方が中にはいます。特に用法用量に関してしっかり守ることが大切です。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制するため、肌の乾燥を引き起こしやすくなります。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
また中等度以上のニキビに対してミノサイクリン(ミノマイシン)などの抗生剤内服が行われることがありますが、スピロノラクトンと抗生剤内服はほぼ同等の治療成績であることが報告されています(文献3)。ただし、抗生剤は炎症のあるニキビには有効ですが、微小面皰には無効であり、また耐性菌を生み出す可能性があるため、診療ガイドラインでも長期使用は推奨されていません。治療を止めれば再発率100%です。したがって抗生剤を不規則かつ長期内服するくらいならスピロノラクトンを長期内服する方がよほど理に適っています。最後にもう1点付け加えておくと、抗生剤はミノサイクリンよりもドキシサイクリンの方が推奨度が高く、当院でも主にドキシサイクリンを処方しています。