(1)プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)の作用機序
ザガーロは、カプセルタイプのAGA治療薬です。プロペシアの次に開発されたAGA治療薬で、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の両方に効果が期待できます。2つのタイプの5αリダクターゼに作用するため、より多くの患者様に効果的だと考えられています。
(プロペシアの薬効成分がフィナステリドと言い換えてもいいでしょう)。
以下に紹介するフィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品として厚生労働省に製造販売承認を取得している医薬品なので、安心して服用いただけます。
ミノキシジルには、飲み薬と塗り薬タイプがあります。基本的には他のAGA治療薬と同時に使用します。ミノキシジルは血流を良くする作用があるため、髪の毛に栄養を届けることができ、発毛を促進するのです。
なお、ミノキシジルの内服薬は、血液から直接成分を届けることができるため、外用薬よりも効果的だと考えられています。その分、副作用のリスクも懸念されるため、医師による適切な診断の上使用されます。
M型のAGAに効果的で、プロペシアよりさらに高い効果期待できます。
プロペシアに関しては国内臨床試験では1mg錠群での副作用発現頻度は5.0%(139例中7例)です。副作用の内訳は性欲減退など性腺機能に関する副作用が多かったですが、副作用発現頻度はプラセボ群との間に有意差は認められませんでした。その他では、稀ながら肝機能障害をおこすことがあります。定期的な肝機能の検査をお勧めいたします。
フィナステリドはジェネリック薬品であるため使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないとのことですがプロペシアと同様の結果になると推測されます。
その他、気になる症状が出た場合には必ず医師にご相談ください。
プロペシアには、抜け毛を抑制する効果が期待できます。もちろん、プロペシアのみでも治療効果は感じられますが、内服薬や外用薬のミノキシジルを併用することで、より高い治療効果が期待できるでしょう。ミノキシジルは、血流を良くする効果のある薬のため、発毛を促進する効果が見込まれます。抜け毛を抑えるプロペシア(内服薬)と、発毛を促進するミノキシジル(内服薬・外用薬)を同時に用いることで、より効果的な治療ができると考えられています。
A. ROSSIらによる、フィナステリド内服10年経過を論文を紹介します。
これまでに副作用としては、ときに勃起力の低下、性欲減退やなどの性機能に関する症状や、胃部不快感、肝機能障害などが報告されています。
服用後に何か気になる症状や気がかりなことがありましたら、担当医師または薬剤師にお申し出ください。
なお、この薬を服用中の患者様では、前立腺がん検査で測定されるPSAという検査の値が低下することが知られていますので、この薬を服用中に前立腺がんの検査を受診される場合には、検査を実施する医療機関の医師にこの薬を内服していることを必ず伝えるようにして下さい。
プロペシアやザガーロの予防的内服は、AGAの進行を早期に抑え、薄毛の目立たないうちに対策を講じる上で非常に有効です。
プロペシアに含まれる有効成分フィナステリドは、が期待できます。
※副作用を強く感じられる人は稀ですが、食欲不振、抑鬱感、かゆみ、蕁麻疹、性欲減退、EDのようなものがあります。
予防的な内服のメリットとして、AGAの進行抑制、毛包の保護、心理的負担の軽減が挙げられます。
『フィナステリドに副作用はあるの?』 『AGAを治したいけれど副作用が心配』
海外から郵送されてくる薬は、厚生労働省に認可されていないコピー薬が多く出回っているため、効果がないばかりか、健康被害も報告されています。をすることが大事です。
※痛みに敏感な方は塗る麻酔のご用意もございますのでご相談ください。
フィナステリドは通常6ヵ月の連日投与が必要ですが、人によっては3か月程度で効果を実感できる方もいます。また、効果を持続させるためには脱毛の進行が食い止められても内服を継続する必要があります。なおプロペシア1mg/日以上の増量による効果の増強は、確認されておりません。
プロペシアを6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には無効と考え、投薬の中止を考慮します。また、6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討する必要があります。
フィナステリドは、毛周期を改善させることで育毛効果を発揮します。
ミノキシジルのリスク・副作用
頭痛 1%未満
浮動性めまい 1%未満
動悸 1%未満
当院ではいまだ、明確なリスク・副作用を経験しておりません。
フィナステリドだけで効果を感じられないときには、を行いましょう。
プロペシア(フィナステリド)は、有効成分であるフィナステリドを含んだです。プロペシア(フィナステリド)はAGAの原因となる男性ホルモンの一種のDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで、ヘアサイクルを正常化し、AGAを改善します。
プロペシア(フィナステリド)は、もともと前立腺肥大症の治療薬としてアメリカで開発されました。しかし、経緯があります。プロペシア(フィナステリド)は国内でも2005年に厚生労働省から認可を受け、AGA治療薬として薄毛に悩む多くの方々の治療に用いられてきました。
副作用については、」に詳しく書きましたので、そちらも合わせてご覧ください。
前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査を実施される医師にフィナステリドを服用していることをお知らせください。 フィナステリドは、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。 したがって、測定したPSA濃度の2倍した値を目安として評価してください。
フィナステリドを服用中の方は、献血ができません。 献血をする場合は、フィナステリドの服用を中止し、1ヶ月以上間隔をあけてください。 (日本赤十字社からの注意喚起より)
フィナステリドを割って飲まないでください。 妊娠中の方がフィナステリドを服用したり、破損したフィナステリドに触れて有効成分が吸収されたりすると、 男児胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。 また、フィナステリドを割って服用した場合の安全性・有効性も保障されておりません。 なお、フィナステリドはコーティングされているので、通常の扱いにおいて有効成分に触れることはありません。
フィナステリド内服(AGA治療)※プロペシアのジェネリック医薬品
通常フィナステリドとして0.2~1㎎を1日1回投与します。当院ではより効果の高い1㎎錠の1日1回投与を推奨しています。服用する時間によって効果が変わることはありませんので好きな時間に内服してください。また食事による効果の減弱もありませんので食前食後を問わず都合のいいタイミングで内服可能です。
詳しい処方の流れはプロペシアと同じですので以下をご参照ください。
医学的に効果があり、国で認可されたフィナステリドは、病院での処方が必要です。対面、オンライン診療どちらも利用でできますが、どちらにせよ、医師の診察と処方は必要。その他の個人輸入品やネットで安く売られている商品は、成分などを調べる方法や保証するものがないため、おすすめできません。
AGA治療はインターネットを用いたも可能です。通院しにくい方も安心です。
現在、きちんと研究され推奨度の高いAGAの治療法とされていて、かつ厚生労働省の認可を受けているものとしては、フィナステリド(例:プロペシア錠®)やデュタステリド(例:ザガーロカプセル®)の内服やミノキシジル(リアップ®)の外用があります。
としてはもあり、一部の医療機関では取り扱っているところもあるようです。
推奨度としては低くなりますが、医薬品として市販されている育毛剤としては、t-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカンなどがあり、洗髪後の使用が効果的であるとされています。また、医療用医薬品としては5%塩化カルプロニウム(保険診療)があり、1日2~3回頭部にふりかけ軽くマッサージをする必要があります。
下の表には、治療を選択する上で医師も参考にしている医学的に評価した推奨度を示しています。どの治療が適切で効果的であるかは、個人によっても異なると考えられますので、詳細については担当医師とご相談ください。
今回はAGA治療のうち、フィナステリド内服について詳しく解説しました。
1日1回1錠を飲み続けるだけで、大体1~3ヶ月の間に効果を実感できるようになります!
ミノキシジルとフィナステリド (or デュタステリド)というように攻め・守り、ダブルで飲むとより効果が実感しやすくなります!
女性が気になるフィナステリドに関するよくある質問が以下の2つです。
世界初のAGA治療薬です。有効成分フィナステリドにより、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制します。日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインにおいても、プロペシア(フィナステリド)はAGA治療で強く推奨されています。
フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?
フィナステリドは毛周期の異常を改善することで育毛効果がありますが、内服開始後の初期1-2ヶ月はむしろ治療後に抜け毛が目立つことがあります。これが初期脱毛で、治療時に生えている毛が毛周期の休止期に入ることで起こるのです。
プロペシア(フィナステリド)はどのようなメカニズムでAGAに作用しますか?
東和薬品のフィナステリド錠1mg「トーワ」2016年9月発売
フィナステリド錠1mg「トーワ」の成分はプロペシア1mgと同じで、錠剤にはフィナステリド、トーワ とプリントされています。すでにフィナステリドは数社からでていますが、ファイザー社の次は厳選して東和薬品のフィナステリドを選びました。1回に1~2年分の処方もできます。28錠シートと30錠ボトルがあり、処方料金はいっきに下がりました。市販のリアップなどと比べても、かなりのお手頃価格で初めての方もAGA治療薬を始めやすくなりました。長年プロペシアを使っていた方のフィナステリド「トーワ」への乗り換えも増えています。以前プロペシアを使っていたが、高いので途中で止めてしまったという方にもお勧めします。
そのため、年齢は問わず女性への内服薬の投与は禁忌とされています。
また皮膚表面から吸収される事で同様の作用が認められる為、服用するだけでなく、薬に触れる事も禁忌とされています。通常、処方されるプロペシアは経皮吸収が起きぬようコーティングされているため心配はありませんが、家庭内に未成年の方、女性がいる場合は薬剤の取り扱いに注意が必要です。