バイアグラによる副作用の多くは、自然に治まっていくことが多いです。
第176回九州大学眼科研究会が2月16日に百年講堂で開催され、教育講演として秋田大学眼科の吉冨健志教授にご講演いただきました。
吉冨教授は緑内障や神経眼科を主なご専門分野とされご活躍されていらっしゃいます。九州では水俣病検診や、久山町の緑内障検診でもご活躍されています。今回の教育講演では吉冨教授の「九州大学から秋田大学37年の歩み」という演題で、吉富教授の九大、大分、Yale大学、北里大学、和歌山大学、秋田大学で進めてこられた研究や臨床経験についてお話をいただきました。
眼科医としての最初の発表は、九大研究会での低眼圧緑内障(現在の正常眼圧緑内障)の眼圧変動についての演題だったそうで、当時の発表に使われた手書きのスライドを示され、大変驚きました。
研究は薬理学教室での平滑筋の研究を土台として、瞳孔括約筋や散大筋、房水産生の研究を進められたことをご説明していただきました。日頃から使用している散瞳薬やβ遮断薬についても、研究を通して新しい薬理作用が確認されたこと、まだ作用機序が分かっていない部分もあることを解説していただき、身近な薬剤について改めて深く考えるきっかけになりました。眼科分野での平滑筋の基礎研究を行なったのは九大では最初で最後のお一人であったということで、他の人がやらないことをやることが大事だとのメッセージもありました。
また毛様動脈の平滑筋への作用がブリモニジンとチモロールで異なることについてもお話いただきました。「ブリモニジンはチモロールと眼圧下降は同程度だが、視野保護作用は優れている」という報告から薬理作用や病態を追求したということで、色々な研究の切り口があるということが印象的でした。
吉冨教授は2019年3月をもって秋田大学を退官され、4月からは福岡国際医療福祉大学の視能訓練学科長にご就任予定です。
今回のご講演は、臨床や研究においての考え方や着眼点について大変参考になりました。これから私が臨床や研究に携わっていく上で、教訓として心に残る素晴らしいご講演でした。
バイアグラ錠50mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
(相互作用)
1)硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)[併用により、降圧作用を増強し過度に血圧を下降させることがある(NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する)]。
2)リオシグアト<アデムパス>[症候性低血圧を起こすことがある(細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼす恐れがある)]。
3)CYP3A4を阻害する薬剤:
(1)リトナビル<ノービア>[本剤のAUC0−24が49倍に増加し、本剤のCmaxが13倍に上昇し、本剤の半減期が10倍に延長するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(2)アタザナビル<レイアタッツ>、ホスアンプレナビル<レクシヴァ>、ロピナビル・リトナビル<カレトラ>、ダルナビルを含有する製剤<プリジスタ、プレジコビックス、シムツーザ>[本剤の血漿中濃度が上昇し半減期が延長する恐れがある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(3)ケトコナゾール<外用剤を除く>(経口剤は国内未発売)、イトラコナゾール<イトリゾール>[本剤のAUCが10倍に増加し、本剤のCmaxが4倍に上昇するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(4)コビシスタットを含有する製剤<スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス、シムツーザ>[本剤の血漿中濃度が上昇する恐れがある(コビシスタットのCYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
4)クラス1A抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド等)、クラス3抗不整脈薬(アミオダロン、ソタロール等)[本剤の心臓伝導系への影響を検討する臨床薬理試験において本剤投与によるQTc延長がみられている(これらの薬剤はいずれもQTc延長作用がみられており、本剤を併用した場合、相加的なQTc延長がみられる恐れがある)]。
併用注意:
1)CYP3A4を阻害する薬剤:
(1)CYP3A4を阻害する薬剤(マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等))[エリスロマイシンで、本剤のAUCが4倍に増加し、本剤のCmaxが3倍に上昇するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(2)CYP3A4を阻害する薬剤(ビカルタミド)[本剤の血漿中濃度が上昇する恐れがある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
2)CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン等)[本剤の血漿中濃度が低下する恐れがある(CYP3A4誘導によりクリアランスが増加する)]。
3)カルペリチド[併用により、降圧作用が増強する恐れがある(本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用が増強する恐れがある)]。
4)α遮断薬(テラゾシン、タムスロシン等)[併用により、症候性低血圧が現れる恐れがあるので、α遮断薬による治療で患者の状態が安定していることを確認した上で、本剤5mgから投与を開始し、また、α遮断薬と併用する場合には、α遮断薬との投与間隔を考慮する(本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用が増強する)]。
(相互作用)
1)硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)[併用により、降圧作用を増強し過度に血圧を下降させることがある(NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する)]。
2)リオシグアト<アデムパス>[症候性低血圧を起こすことがある(細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼす恐れがある)]。
3)CYP3A4を阻害する薬剤:
(1)リトナビル<ノービア>[本剤のAUC0−24が49倍に増加し、本剤のCmaxが13倍に上昇し、本剤の半減期が10倍に延長するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(2)アタザナビル<レイアタッツ>、ホスアンプレナビル<レクシヴァ>、ロピナビル・リトナビル<カレトラ>、ダルナビルを含有する製剤<プリジスタ、プレジコビックス、シムツーザ>[本剤の血漿中濃度が上昇し半減期が延長する恐れがある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(3)ケトコナゾール<外用剤を除く>(経口剤は国内未発売)、イトラコナゾール<イトリゾール>[本剤のAUCが10倍に増加し、本剤のCmaxが4倍に上昇するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(4)コビシスタットを含有する製剤<スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス、シムツーザ>[本剤の血漿中濃度が上昇する恐れがある(コビシスタットのCYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
4)クラス1A抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド等)、クラス3抗不整脈薬(アミオダロン、ソタロール等)[本剤の心臓伝導系への影響を検討する臨床薬理試験において本剤投与によるQTc延長がみられている(これらの薬剤はいずれもQTc延長作用がみられており、本剤を併用した場合、相加的なQTc延長がみられる恐れがある)]。
併用注意:
1)CYP3A4を阻害する薬剤:
(1)CYP3A4を阻害する薬剤(マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等))[エリスロマイシンで、本剤のAUCが4倍に増加し、本剤のCmaxが3倍に上昇するとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
(2)CYP3A4を阻害する薬剤(ビカルタミド)[本剤の血漿中濃度が上昇する恐れがある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少する)]。
2)CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン等)[本剤の血漿中濃度が低下する恐れがある(CYP3A4誘導によりクリアランスが増加する)]。
3)カルペリチド[併用により、降圧作用が増強する恐れがある(本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用が増強する恐れがある)]。
4)α遮断薬(テラゾシン、タムスロシン等)[併用により、症候性低血圧が現れる恐れがあるので、α遮断薬による治療で患者の状態が安定していることを確認した上で、本剤5mgから投与を開始し、また、α遮断薬と併用する場合には、α遮断薬との投与間隔を考慮する(本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用が増強する)]。
硝子体出血は、網膜裂孔・剥離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜動脈瘤破裂 ..
(その他の注意)
1.薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与中に、まれに、視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されており、これらの患者の多くは、NAIONの危険因子を有していた[年齢(50歳以上)、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等]、外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された自己対照研究では、PDE5阻害剤の投与から消失半減期(T1/2)の5倍の期間内(タダラフィルの場合約4日以内に相当)は、NAION発現リスクが約2倍になることが報告されている〔8.3、11.2参照〕。
2. 薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、痙攣発作の発現が報告されている。
3.薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、急激な聴力低下又は突発性難聴が報告されている。これらの患者では、耳鳴りやめまいを伴うことがある。
4.アルコール飲用時に本剤を投与した外国の臨床薬理試験において、アルコール血中濃度、本剤の血漿中濃度のいずれも相互に影響を受けなかったが、アルコールを高用量<0.7g/kg>飲用した被験者において、めまいや起立性低血圧が報告された。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
1.循環器:(頻度不明)ほてり、高血圧、心悸亢進、頻脈、顔面浮腫、低血圧、心筋虚血、失神、*心筋梗塞[*:因果関係は明らかではないが、本剤投与後に心筋梗塞が発症したことが報告されている]、起立性低血圧、狭心症。
2.精神神経系:(頻度不明)頭痛、眩暈、不眠症、異常感覚、傾眠、眩暈、感覚鈍麻、緊張亢進、不安、一過性全健忘。
3.肝臓:(頻度不明)肝機能検査異常、γ−GTP上昇。
4.呼吸器:(頻度不明)鼻閉、呼吸困難、副鼻腔うっ血、鼻出血。
5.筋・骨格系:(頻度不明)背部痛、筋肉痛、関節痛、頚部痛。
6.皮膚:(頻度不明)皮膚そう痒、発汗、紅斑、光線過敏性反応、発疹。
7.消化器:(頻度不明)消化不良、嘔気、腹痛、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、食道炎、胃食道逆流、嚥下障害。
8.感覚器:(頻度不明)視覚異常、霧視、彩視症、結膜炎、眼痛、羞明、耳鳴、流涙、緑内障。
9.その他:(頻度不明)無力症、胸痛、灼熱感、CK上昇(CPK上昇)、異常感、勃起増強(勃起時疼痛等)、射精障害、アナフィラキシー反応、インフルエンザ症候群、持続勃起。
クエン酸シルデナフィル(バイアグラ(R))の過剰服用後に変視症を 自覚した ..
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
1.循環器:(頻度不明)ほてり、高血圧、心悸亢進、頻脈、顔面浮腫、低血圧、心筋虚血、失神、*心筋梗塞[*:因果関係は明らかではないが、本剤投与後に心筋梗塞が発症したことが報告されている]、起立性低血圧、狭心症。
2.精神神経系:(頻度不明)頭痛、眩暈、不眠症、異常感覚、傾眠、眩暈、感覚鈍麻、緊張亢進、不安、一過性全健忘。
3.肝臓:(頻度不明)肝機能検査異常、γ−GTP上昇。
4.呼吸器:(頻度不明)鼻閉、呼吸困難、副鼻腔うっ血、鼻出血。
5.筋・骨格系:(頻度不明)背部痛、筋肉痛、関節痛、頚部痛。
6.皮膚:(頻度不明)皮膚そう痒、発汗、紅斑、光線過敏性反応、発疹。
7.消化器:(頻度不明)消化不良、嘔気、腹痛、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、食道炎、胃食道逆流、嚥下障害。
8.感覚器:(頻度不明)視覚異常、霧視、彩視症、結膜炎、眼痛、羞明、耳鳴、流涙、緑内障。
9.その他:(頻度不明)無力症、胸痛、灼熱感、CK上昇(CPK上昇)、異常感、勃起増強(勃起時疼痛等)、射精障害、アナフィラキシー反応、インフルエンザ症候群、持続勃起。
令和元年7月27日、グランドハイアット福岡にて「Uveitis Global Expert Meeting in Kyushu」が開催されました。
今回は、イギリスからAndrew Dick先生をお招きして特別講演を賜りました。Dick先生はUniversity College Londonの眼科部門教授であり、眼免疫・炎症の研究において世界でご活躍されている先生です。講演は「The latest evidence supporting daily practice of Uveitis treatment and promises for the future」というタイトルで、主にぶどう膜炎の治療における最新の知見と課題について自験例を含めてお話いただきました。
講演を通じて、診断・治療開始のタイミング・治療内容・治療への反応・さらに疾患の予後予測など、各段階においてバイオマーカーがあることが望ましいことを強調されました。当科でも、各診療グループごとに検体検査や画像検査をこまめに行いデータを蓄積しており、今後はより一層evidenceに根ざした医療を提供することの必要性を感じました。治療データに関しては、非感染性ぶどう膜炎患者を対象にステロイド単独投与群と、ステロイド+アダリムマブ併用療法群の治療成績をまとめたVISUALⅠ studyを紹介され、こうした大規模試験が今日の治療指針を裏付けしていることを示されました。Dick先生ご自身も世界中の臨床試験に精力的に関わっておられ、希少疾患であるなどの理由でなかなか治療推奨度gradeAのものがない中で、ベーチェット病に対するアダリムマブ治療は推奨度gradeAであること、ステロイド抵抗性のTh17細胞が関与する疾患に対しシクロスポリンが有効であること、生物学的製剤の方が免疫抑制剤よりも推奨gradeが高い傾向にあることなど、最新のデータを提示していただき、大変勉強になりました。
最後に、上述した臨床データだけでなく、動物実験を通してより深い病態解明をすることの重要性も強調されました。
当日のお昼には、講演会に先立ち九大病院のカンファレンス室でDick先生、当科で研究に携わる先生、大学院生でリサーチカンファレンスを行いました。中尾先生、村上先生、八幡先生が、現在当科で行なっている研究を発表され、Dick先生の貴重なご意見・ご指摘をいただくことができました。
1つ1つのデータをまとめていくこと、そこから沸く疑問を研究室に持ち帰り、実際に手を動かして個体・臓器・細胞レベルで病態を解明しようとすること、どちらかだけでなく、どちらもバランスよく行うことが大切であることを感じた講演でした。私も一大学院生として、目的をしっかり持って研究に携わっていきたいと強く思いました。
網膜剥離手術 · 増殖糖尿病網膜症 · 眼瞼下垂手術 · 内反症手術(逆さまつげ) · 流涙症 ..
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
1. 重大な副作用
過敏症(頻度不明):発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens−Johnson症候群等があらわれることがある。
2.その他の副作用
1) 循環器:(1%以上)潮紅、(0.2〜1%未満)動悸、ほてり、(0.2%未満)血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、頻脈、高血圧、低血圧、(頻度不明)*心筋梗塞、*心臓突然死[*:これらのほとんどの症例が本剤投与前から心血管系障害等の危険因子を有していたことが報告されており、これらの事象が本剤、性行為又は患者が以前から有していた心血管系障害の危険因子に起因して発現したものなのか、又は、これらの要因の組合せにより発現したものなのかを特定することはできない]、失神、起立性低血圧。
2) 感覚器:(0.2〜1%未満)霧視、眼充血、眼異常感、(0.2%未満)耳鳴、視覚障害、眼痛、流涙増加、眼刺激、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎、眼瞼腫脹、(頻度不明)色覚変化、回転性眩暈、網膜静脈閉塞、※非動脈炎性前部虚血性視神経症、網膜動脈閉塞。
3) 消化器:(1%以上)消化不良、(0.2〜1%未満)上腹部痛、悪心、胃食道逆流性疾患、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛、胃不快感(胸部不快感)、(0.2%未満)便秘、腹部膨満、軟便、胃刺激症状、嚥下障害、(頻度不明)食道炎。
4) 肝臓:(0.2〜1%未満)肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇を含む)、(0.2%未満)ALP上昇。
5) 腎臓:(0.2%未満)腎機能障害、尿酸値上昇。
6)筋骨格:(1%以上)背部痛、筋痛、四肢痛、(0.2〜1%未満)関節痛、筋痙攣(筋収縮)、筋骨格痛、(0.2%未満)筋骨格硬直、頚部痛、殿部痛。
7)精神・神経系:(1%以上)頭痛、(0.2〜1%未満)めまい、睡眠障害、(0.2%未満)錯感覚、傾眠、不安、片頭痛、(頻度不明)*脳卒中[*:これらのほとんどの症例が本剤投与前から心血管系障害等の危険因子を有していたことが報告されており、これらの事象が本剤、性行為又は患者が以前から有していた心血管系障害の危険因子に起因して発現したものなのか、又は、これらの要因の組合せにより発現したものなのかを特定することはできない〔1.2参照〕]、感覚鈍麻。
8) 泌尿・生殖器:(0.2%未満)排尿困難、勃起増強、意図しない勃起、(頻度不明)持続勃起症、勃起延長。
9)呼吸器:(1%以上)鼻閉、(0.2〜1%未満)鼻炎、副鼻腔うっ血、(0.2%未満)呼吸困難、喀血、(頻度不明)鼻出血、咽頭炎。
10)皮膚:(0.2%未満)紅斑、多汗、爪囲炎、(頻度不明)皮膚そう痒症。
11)その他:(0.2〜1%未満)疲労、無力症、疼痛、体重増加、倦怠感、(0.2%未満)熱感、末梢性浮腫、粘膜浮腫、口渇。
パクリタキセル(タキソール®)、 ナノ粒子アルブミン結合パクリタキセル(アブラキサン®)、ドセタキセル(タキソテール®)がある。 副作用として、ドライアイ、視神経症などの他、網膜病変では両眼性の嚢胞様黄斑浮腫が有名。重篤な虚血性網膜症、硝子体手術時の光毒性も報告されている。蛍光眼底造影検査で蛍光漏出はないか、ごくわずかで、Müller 細胞の障害、毛細血管からの漏出、網膜色素上皮細胞機能低下などが推測されている。多くは可逆性だが、休薬で消失せず、アセタゾラミド、副腎皮質ステロイド、非ステロイド性抗炎症薬が奏効したという報告もある。
山上明子、若倉雅登、山上淳吉:バイアグラR内服後に発症した虚血性視神経 ..
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
網膜症専門外来 · 白内障診療 · 飛蚊症・網膜剥離専門外来 · レーザー治療 · 薬物治療 · コンタクトレンズ外来
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
また、網膜剥離や白内障になる方もいます。自覚症状なく進行していくことが多い ..
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
この一覧には ED(勃起不全)の治療(バイアグラの処方など)が可能な病院 を掲載しています。 ..
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
網膜剥離等の緊急手術が必要な症例への対応により、微力ながら地域医療の発展と ..
シスプラチン、カルボプラチン(パラプラチン®)、ネダプラチン(アクプラ®)、オキサリプラチン(エルプラット®)がある。副作用として、 網膜動脈閉塞症、視神経症の報告がある。
また、黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、網膜色素上皮剥離を伴う漿液性網膜剥離 ..
令和元年9月21日に、第57回六大学合同研究会が開催されました。教育講演では久留米大学眼科准教授の春田雅俊先生に、特別講演では福島県立医大教授の石龍鉄樹先生にご講演頂きました。
春田先生のご講演では、「私の印象に残った網膜硝子体・視神経疾患の症例」と題してご講演いただきました。診断が難しい疾患・病状の症例や、鑑別に挙げられたらより良い疾患を、実際に経験された症例を提示しながらご教授くださいました。お話の中では、脈絡膜骨腫や鼻側視神経部分低形成といった、貴重な症例をとてもわかりやすい検査所見のスライドとともに、エッセンスを凝縮したお話でご教授いただきました。また、黄斑疾患としてはピット黄斑症候群や、ピットや網膜前膜・硝子体黄斑牽引症候群、遺伝歴のない中心窩網膜分離症をご紹介頂きました。両疾患とも、春田先生の硝子体術者としてのご経験を交えながらその治療方針に至りご教授くださいました。春田先生のお話は、どの疾患についても、先生の経験豊富な臨床経験に基づいた、深い見識を学ばせていただける話で、大変勉強になりました。また、日々のお忙しい臨床の中でも、常に一例一例に対して学問・科学的にも対峙されている姿を垣間みることができ、勉強になりました。
石龍先生のご講演では、「中心性漿液性脈絡網膜症と眼底画像診断 -3次元で見るCSC-」と題してご講演頂きました。講演の冒頭には、福島と福岡・久留米との意外な歴史的な接点もご紹介頂き、和やかにお話は始まりました。石龍先生のお話では、CSCの病態仮説の歴史から始まり、危険因子から考えられる病態との実際の臨床像の齟齬を切り口に、脈絡膜と漿液性滲出の漏出点の関係などについて教えて頂きました。その関係については、従来のインドシアニングリーンを用いた所見から発展させて、SS-OCTにAIを活用してマッピングする手法やOCTAを交えるなどして作成されたOCT 3D画像も見させて頂きながら拝聴しました。複雑な脈絡膜血管を実際の眼球で走行しているように、3Dに描出された状態を示しながら、病態についてご講演頂きました。眼底画像といえども、日頃私たちはOCTでは2次元的に見ていて、眼底、しかも脈絡膜の血管を3次元的にsliceしながら、CSCの漏出についてご解説くださり、大変迫力があるお話でした。その大迫力の3D像に圧倒されつつ、CSCを解明するという石龍先生の強い信念を感じながら拝聴しました。
今回、お二人の先生に濃密なご講演を頂き、大変刺激的でした。先生方のお話は、臨床で出会う一つの症例、一つの疾患を深く、深く、大切に考えられていることがひしひしとわかるお話で、医学的にも大変勉強になると同時に、明日からの私自身の診療と学びに向けて、身を引き締めさせていただけるご講演でした。ありがとうございました。
網膜剥離について教えてください。 (リトゴビ) | 製品・安全性情報
フィンゴリモド、シポニモドの副作用として、急性網膜壊死、黄斑浮腫(発症率は0.3%、内服開始後3ヶ月以内に多い)がある。無症状例も多い。
2.7 網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝的 ..
今回は愛媛大学講座教授の白石淳先生から「生体染色による眼表面疾患の観察ポイント」というタイトルでご講演頂きました。
前半は様々な症例を交えながら疾患ごとに生体染色の典型的な所見をご提示頂きました。ドライアイをはじめとする角膜上皮障害を伴う疾患では、これまで角膜所見に気を取られることが多く結膜所見をうっかり見逃すことも、少なからずありました。今回の講演を聞いて結膜所見の重要性を再認識することができ、これまでの診療をいま一度見つめ直す、いいきっかけとなりました。
後半では局所的な角結膜上皮障害を認める代表疾患として、上輪部角結膜炎(superior limbic keratoconjunctivitis:SLK)やlid wiper epitheliopathy(LWE)について詳しく解説して頂きました。これらは、瞬目による眼瞼と眼表面との摩擦が亢進した結果起こる角膜上皮障害と考えられており、近年このような疾患群をblink-associated disease(BAD)と総称するそうです。白石先生はこの摩擦というものがどのように眼表面に関与するのかを明らかにするため、摩擦を定量化して評価し得る一因子として眼瞼圧に注目されました。眼瞼圧の測定に関してはこれまでにも様々な方法が考案されてきたそうですが、機械が大型で操作が煩雑、安定した値が得られにくいといった理由から、なかなか日常臨床への応用にまでは至らなかったようです。
先生は2007年に従来と比較して簡便で誤差が少ない眼瞼圧測定装置(ELTAS、メニコン)を開発されました。これにより様々な眼表面疾患における眼瞼圧の測定が可能となり、疾患に対するより深い病態理解へとつながりました。眼瞼圧が具体的にどの程度眼表面に影響を与えているかを検討した臨床研究では、角結膜上皮障害エリアを上方・瞼裂間・下方の3パターンに分類し、それぞれ眼瞼圧や他の因子の影響力を、重回帰分析を用いて研究されておりました。その結果によると、上方は上眼瞼圧よりも結膜弛緩とBUT、下方は下眼瞼圧とマイボーム腺梗塞(MGD)、瞼裂間は涙液減少とMGDが他の因子よりも関与が強いことが示唆されました。つまり眼瞼の眼表面への関与は、瞬目時により大きく動く上眼瞼ではなくむしろ下眼瞼が重要であり、下眼瞼圧が高いと眼球との摩擦が亢進し下方に上皮障害が生じる可能性が示されたのです。個人的には非常に予想外であり驚きましたが、とても興味深く聞かせて頂きました。
今後は摩擦亢進のもう一つの要素である摩擦係数に相当するであろう眼表面の粗さ、すなわち眼表面の水濡れ性や凹凸も定量化し、臨床研究に組み込まれていくのかもしれません。これからもますます目が離せない研究となりそうです。
普段の診療から基礎研究~臨床研究まで幅広いお話しを伺うことができ大変刺激的な時間となりました。白石先生、当日はお忙しい中本当にありがとうございました。
網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴。 11). その他:(0.1〜1%未満)CK増加 ..
ニトログリセリン(心臓の薬)との併用はできません。
ED治療薬を服用希望であれば、先ずは服用中の薬を持参して医師にご相談ください。また、併用禁忌の薬に関してはをご参照ください。
ED薬として①シルデナフィル錠50mg(バイアグラ後発品) ..
抗コリン作用があるため、閉塞隅角の患者には眼圧上昇、緑内障発作をきたしうる。白内障(特に前極白内障)や網膜症をきたすこともある。網膜症があればERGでa波、b波の振幅低下、律動様小波の減弱が見られる。どの副作用も内服をやめても不可逆的なこともある。
網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼ(PDE)の遺伝 ..
平成30年12月1日(土)、2日(日)にかけて第11回Joint Meeting of Japan-China-Korea Ophthalmologistsが九州大学百年講堂で開催されました。
日本からはもちろん、中国や韓国からも多くの著名な先生方にお越しいただき、いつもの見慣れた百年講堂は英語が飛び交う国際学会の場となり、各会場で活発な議論が繰り広げられていました。
招待講演として、世界的にご高名な理化学研究所生命機能科学研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクトのプロジェクトリーダーの髙橋政代先生に「Retinal cell therapy – now & future」というテーマでご講演いただきました。2014年9月に世界で初めて行われた滲出型加齢黄斑変性に対する人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来網膜色素上皮細胞移植について、症例提示やさまざまな知見を踏まえながら、これまでの歴史、そこに至った背景から研究の現状についてご教示いただきました。世界に先駆けている日本での再生医療の現状や今後の展望について触れることができ、再生医療実現への期待がさらに膨らんだとともに、最先端の研究が眼科の分野で行われていることを誇らしくも感じました。
研究結果をどう治療へ導いて行くか、その先を見据えられたさまざまな取り組みもご紹介いただきました。昨年より開設された神戸アイセンターでは、基礎研究、臨床応用、治療とともにロービジョンケアや生活支援にも積極的に取り組まれていらっしゃいます。また、九大で取り組まれている暗所補助視覚装置や人工知能(AI)の画像認識技術を使って視覚障害者をサポートするメガネにも言及されました。今まで医療とは直接関係のなかったような新しい技術や情報技術(IT)系大企業の医療への参入などは、今後の医療現場をさらに変えて行く可能性を秘めていると思います。新しい知見や技術は日進月歩であり、「Doctor should know the information!」という高橋先生の言葉が印象的でした。ご講演で学んだことを日々の臨床や研究に活かしていきたいと思います。ご講演いただき誠にありがとうございました。