映画「トータル・リコール(コリン・ファレル)」を視聴したので、P.K


追憶売ります(というか映画のトータルリコールの方が近いかも。コブラの1話にも取り入れられた話)に。


フィリップ・K・ディックの「追憶売ります」 We Can Remember It for You ..

シュワルツェネッガー主演の「トータルリコール」と寺沢武一の漫画「コブラ」は冒頭部分がまったく同じ設定ですよね。前者は1989年に発表した小説が原作らしいのですが、コブラは1977年連載開始なので絶対元ネタはコブラだと思うのですが。その辺に詳しい人がいたらぜひ教えてください。

連載初回のコブラっていえば、ディックのSF小説『追憶売ります』の丸パクリに唖然とした。『追憶売ります』でピンとこないなら、映画『トーラルリコール』の原作といえばいいのかな。今なら炎上必須だよね。

『コブラ』は13年後に公開された映画『トータル・リコール』(amzn)と不気味なくらい似た始まり方をします。 たかねぎ

トータルリコールの原作はフィリップ・K・ディックの「追憶売ります」ですよね。「追憶売ります」の初版は1967年です。むしろ寺沢氏が「追憶売ります」を読んでる、という方が自然なような・・・。コブラには随所に「他の映画」をモチーフにしたようなものが多いと思います。(JCが家のどこかにしまってあったけど)「追憶売ります」をきちんと読んでないので、違ってたらごめんなさい。

前作をあらためて見直すと、細かなガジェットの古さが目に付く。前作のディスプレイは全てブラウン管(CRT)をイメージした厚みのある巨大なもので、今では違和感を禁じ得ない。新作では、ディスプレイ代わりにガラスに映像を投影する機器をはじめとして、ディスプレイ自体が景色に溶け込んでいる。そして何よりも、前作にはモバイル端末が全く出てこない。通信をする際に、いちいちテレビ電話のあるところまで行って話をしている。今回の作品では、当然のようにスマートフォンが使われているし、主人公の掌には携帯電話が埋め込まれている。これらの変化は、現実の技術の進展を反映したものだと言えるだろう。近未来SFは、こういった身近な道具から古びてしまう。そして、この20年ほどで、コミュニケーションの様式が大きくモバイルにシフトしたことを、今さらながら強く感じた。

財宝の謎を巡り雪山に砂漠、ピラミッドと次々と舞台が変わるコブラの冒険が痛快で楽しい。 ..

コブラの連載開始が1978年で、『追憶売ります』のSF文庫収録も1978年(その前に『SFマガジン』に翻訳が載ったと思うが)。情報感度が高かったんだなぁ。

さっそくのお返事ありがとうございます。なんと、逆でしたかぁ。うーん、ますます気になるなぁ。きちんと公に断ってるのか、しれっといただいてるのかでコブラに対する見方が変わってきそうです。まずは、「追憶売ります」を探して読んでみよっかな。

原作漫画のタイトルが「コブラ」、アニメは「スペースコブラ」だったと思います。 ..

> まずは、「追憶売ります」を探して読んでみよっかな。短編なので、探しにくいかも、と思いお節介を。文庫であれば、新潮文庫から出版されている「模造記憶」という P.K.ディックの短編集があり、それに収録されてます。> きちんと公に断ってるのか、しれっといただいてるのかでコブラに対する見方が変わってきそうです。そんなことを言ってたら SF(に、限ったことではないが)なんて読めません :-)背景設定やプロットがダブるのはある程度仕方ないことです。SF と言えど小説なので、文章として面白ければ、それで良いでしょう。# ということは、漫画にも言えることです

雪がアリのように群をつくり人や家畜を襲うという話がありましたが、これ、私が小学校の頃に読んだ『光る雪の恐怖』という海外ジュブナイルと設定がまったく同じです。ああ、パクリだと思いました。あと、車輪の足を持つインディアンは、石原(?)教授の『ハイウェイ惑星』が元になってるはず。惑星全体が古代人の残したハイウェイに覆われていて、そこに適応する車輪生物が進化したという話。『コブラ』が元ネタの映画となると、『ターミネーター2』のT-1000はどうかなあ。古代火星文明の生んだのライブメタル製アンドロイドってあれに似てない?


寺沢武一氏の漫画作品『コブラ』(COBRA THE SPACE PIRATE)の主人公。 ..

連載初回のコブラっていえば、ディックのSF小説『追憶売ります』の丸パクリに唖然とした。『追憶売ります』でピンとこないなら、映画『トーラルリコール』の原作といえばいいのかな。今なら炎上必須だよね。

[期間限定] 『スペースコブラ』無料配信/第1話 復活!サイコガン

『トータル・リコール』の原作はフィリップ・K・ディックの中編小説『追憶売ります』だけど、この『追憶売ります』は漫画『コブラ』の第一話でパクられている。これは『追憶売ります』のgoogle関連検索用語は「コブラ」だったりするほど有名な話だ。しかしこのコブラの第一話は単なるパクリで片付けるのはもったいないほど素晴らしい出来だったりする。寺沢武一が描いたコブラの第一話:『復活!コブラの巻』はこういう話だ。

子供ながら、、ドキドキしながら見てた『コブラ』のお話しです。 ..

コブラの連載開始が1978年で、『追憶売ります』のSF文庫収録も1978年(その前に『SFマガジン』に翻訳が載ったと思うが)。情報感度が高かったんだなぁ。

[1-3話]スペースコブラ(1982) 寺沢武一の大人気コミック ..

ここで私の昔話。テレビのロードショーで見た『』の出だしが、少年ジャンプに連載されてた『』の第1話まんまだったので、「ハリウッドがを真似した!」と一緒に映画をみた家族で大騒ぎだったんですけど、1966年のディック『追憶売ります』をが真似したというわけだったんだなぁ。(あくまでもイントロ部分だけ)とか、読んでいて気がついてしまった。子どもの頃の私に教えてあげたい、ディックすごいんだよと。そしてを久しぶりに読み返したくなりました。魅力的だった盗賊というとよりでした。すっげー歳がばれる。

トータルリコール

1990年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演が有名だが、あれとはまた違った方向性の新作になっている。

そういえば日本の漫画「コブラ」も冒頭で「追憶売ります」のアイデアを使っている。自分は「コブラ」を先に知ったクチだ。原作を読んだのは高校生のときかな。

この作品はうだつの上がらない男がせめて夢の中でアクションヒーローのように格好良くなってみたいとトータル・リコール社を訪れるところから、以前の記憶が偽物でアクションヒーローの方が本当の自分だと思い出し、本当の自分は誰なのか、どちらが本物の自分なのかと悩みながら戦い続けるフォーマットさえあればどんな形にも改造可能。

こうしてひとつの物語類型を生み出したところがフィリップ・K・ディックの凄いところで、当時のアメリカSFが先進的であった部分だ。本当はこういう作品をどんどん勉強して作劇していくべきなのだが、日本は本当に物語を大切にしなくなった。

☆3.9。ただこの映画はアクションに凝りすぎて記憶に関する部分はそんなに活かせていない。アクションと何層にも重ねられたCGは素晴らしい。

原作はフィリップ・K・ディック「追憶売ります」。

マンガ『』の第1話は、海賊ギルドとの長年の闘いに疲れたが、顔を変え、記憶を消して平凡なサラリーマンとして生活していたにもかかわらず、「を駆使した夢(トリップムービー)」を観に行ったのをきっかけに、記憶が蘇る、というエピソードでした。
後日知ったのですが、映画『』の原作となった、の中編小説『追憶売ります』を元ネタにしていたんですね。
いまだったら、「パクリだ!」とネットで炎上しそうなのですが、1980年代の前半くらいは、海外SFはまだ日本では一部の好事家が嗜むもので、僕はその「未来感」に痺れたのです。
海外から輸入してきただけで、日本では新しかった、という時代でもあったのでしょう。
当時は、『LOGIN』などの雑誌で海外SFがよく紹介されていて、僕もJ・Pホーガンの『星を継ぐもの』くらいは読んでおかなくちゃな、と思って買ったものの、あっさり跳ね返されてしまった記憶があります。SFもこのくらいは「課題図書」だろうといろいろ手に取ってはみたけれど、当時の僕が「楽しめた」と言えるのはの『』と、の『』くらいだったなあ。

日本では『追憶売ります』はメジャーじゃなかったのに

受付嬢が特徴的!というのは『追憶売ります』でも重要な要素だったりする。

もう一つの『追憶売ります』:コブラ復活

こうしてジョンソンは大冒険のトリップムービーを見る。自分がコブラと呼ばれる一匹狼の海賊で、外見は超ハンサム。左腕に備えた無敵のサイコガンで次々に悪党を倒す。宇宙を飛び回り数々の惑星で大冒険をするのだが、コブラは海賊ギルドとの戦いの最中にキャプテン・バイケンを仕留めそこなってしまう。

『トータル・リコール』の書評。原作と2つの映画を比較

夢を見終わったジョンソンは宇宙海賊コブラのトリップムービーに大満足するが、受付嬢は「そんなの出てこない、美女にモテモテの夢のはず」と否定する。なぜ?とりあえず満足したジョンソンだが、帰宅中に夢の中で戦ったキャプテン・バイケンとそっくりな男と会ったので笑い出してしまう。しかし男は「そうさ、俺はキャプテン・バイケンさ」と言って、ジョンソンに銃を突き付けてコブラのことを聞き出そうとする。ジョンソンは「これも夢か?」と焦り出すが、そのときジョンソンの左腕が破れてサイコガンが出現してバイケンを撃ち殺す。そしてジョンソンは失われていた記憶を思い出す。自分がコブラだった過去を。

漫画コブラと映画トータルリコールの設定の酷似

ジョンソンがトリップムービーで観たのは夢ではなくて、過去の自分の記憶だったのだ。海賊ギルドとの戦いに嫌気がさしたコブラは、3年前に整形手術を受けて自分の記憶を消して平凡な生活を送っていたのだ。しかし今の顔も海賊ギルドに顔が割れてしまったので、コブラは再び大冒険の日々に戻るのだった…

『トータル・リコール』と『コブラ』と『追憶売ります』

これがコブラの第一話だ。映画『トータル・リコール』で一番キモである「これは現実なのか?それとも夢なのか?」という点は『コブラ』ではほとんど使っていない。『コブラ』オリジナルのアイデアで抜群に面白いのは、宇宙で大暴れするコブラは平凡な生活を望み、平凡な生活をしているジョンソンは宇宙で大暴れする生き様を望んでいるという点だ。このアイデアは普遍的なので現代でも十分に通じると思う。あと本当のコブラは超イケメンで、わざと変な顔に整形したというのも面白いね(注:整形後のコブラの顔はいつもニヤケているだんご鼻)。

『トータル・リコール』と『コブラ』と『追憶売ります』 ..

宣伝用に作られたトータル・リコール社のウェブ・サイト、ミニスカ着物姿の受付嬢が案内する。夢の職業一覧に「ビデオ・ゲーマー」があって笑ってしまうが、これはX-boxとのタイアップキャンペーン。それよりも「スポーツアナウンサー」があるのが嫌だ。日本人だったら誰も織田裕二にはなりたくないよ!

トータル・リコール

一方、平井和正のウルフガイシリーズで、視覚聴覚を始めとする全ての感覚を遮断して三日もすれば発狂してしまうというカプセルに主人公が詰め込まれて拷問されるというシチュエーションがあったんだけど、コブラでこれがパクられて、平井がカンカンに怒ったなんて話もあったりする。