また、色素沈着が濃くなるリスクはなく、肌質(小じわ)なども改善します。


当院では、自治医科大学形成外科教授(前東大形成外科講師)吉村浩太郎先生のトレチノイン療法に従い治療を行っております。
簡単な治療法は当ホームページでも説明しておりますが、もあわせて御覧下さい。


トレチノインやハイドロキノンは、シミの治療薬として代表的な外用薬です。

トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。

ただし、効果が出るまでには複数回の治療が必要になるため、4週間前後の間隔で照射を行い、半年~1年程度継続することで、徐々に色素沈着が薄くなります。

シミとは、一般的にメラニン色素の沈着によるものといわれています。

トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)誘導体です。米国では、しわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されています。トレチノインはもともと血液中にも微量に存在している成分です。

トレチノインを使用すると、顔の一般的なシミの場合であれば、比較的早い段階(2カ月程度)で効果を実感される方も多いようです。
濃いシミや肝斑、体のシミなどの場合はもう少し時間がかかるかもしれませんが、ターンオーバーが活発に繰り返されることで徐々に薄く目立たなくなります。

傷跡の色素沈着を改善するには、以下の3つのポイントがあります。

オンライン診療であれば制約となる時間や地理的な条件を乗り超えることができます。通院する時間の都合を付けにくい方は、オンライン診療の活用をおすすめします。

忙しくて通院する時間が確保できない、医療機関への交通アクセスが悪いなどの事情により治療を継続できなかったことはありませんか?当院の患者さまの治療継続率を、対面診療とオンライン診療で比較すると同じ治療でもオンライン診療の方が高いことがわかりました。

そのため、戻りジミが出るものという前提でシミ取りを行った方が良いと思います。

治療時には、ゴムで弾かれるような軽い痛みがありますが、麻酔を使わずに治療が可能です。ただし、色素沈着の部位や大きさによっては麻酔クリームや麻酔テープが必要になる場合もあります。

3~6ヶ月間使用後も、ニキビやシミ・くすみなどの再発防止や老化を予防して美しい肌を維持するために、 メンテナンスとしてレチノイン酸を調整しながら使用することをお勧めします。
また、取りきれなかったシミや深いシワなどは、レーザー治療やヒアルロン酸注入、ボトックス注射など他の治療を合わせておこなう事もできます。


実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。

やでは、一般使用者向け情報においてイソトレチノインを「難治性のニキビ治療薬」としています。セルフケアや皮膚科でニキビの治療を継続しているにもかかわらずなかなか治癒しないニキビを改善するための治療薬であるといえます。

当院では、アトピー性皮膚炎の色素沈着を治すプランを2つ用意しています。

この記事では、ハイドロキノンとトレチノンの効果や副作用・使い方について詳しく解説しています。ハイドロキノンとトレチノインをケアに取り入れたいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

トレチノインが効果的なシミの種類としては以下がいわれています。)

肌の色素沈着は、肌の表面である表皮にメラニン色素が沈着したものと、表皮より下にある真皮の層にメラニン色素が溜まってしまったものがあります。アトピーによる炎症によって作られる色素沈着の多くは表面である表皮にのみ沈着しているので、アトピーの炎症が治っていれば時間経過とともに自然に良くなっていきますが、真皮の深さまで色素が溜まってしまうと、自然経過では良くなっていきません。

これらは、トレチノインの効果も比較的早く実感することができるシミです。

皮膚科で行われるレーザー治療の対象となる青あざなどは、真皮の深さに色素沈着が溜まっているものになり、レーザーで色素を破壊していくことで、治していくことができます。
しかし、表皮にある色素沈着に対してレーザー光線を行うと、レーザーによる刺激が肌の表面にある色素細胞を刺激し、メラニンが余計に溜まり沈着してしまう(色素沈着が悪化する)ことがあり、また刺激によって部分的に色素が抜けてしまう脱色素斑を作ってしまうこともあります。

これが、炎症後色素沈着として知られる茶色いシミのメカニズムです。

アトピー性皮膚炎による強いかゆみが良くなっていったとしても、肌で炎症がくすぶっている状態が続くと色素沈着は良くなっていきません。一方で、アトピーによる炎症がおさまっていくと、肌のかゆみや乾燥がおさまっていくだけでなく、皮膚のターンオーバーはおよそ1ヶ月なので、時間経過とともに色素沈着はだんだんと薄くなっていきます。そして、塗り薬や飲み薬を組み合わせることによって色素沈着を薄くしていくペースを早めていくことは可能です。

トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。

2種類のピーリング剤のうち、皮むけが10日ほどあるものの、作用が比較的強いトラネックスレチピールの使用が増えています。レチノールが4%配合され、肌質改善作用やコメドにも効果があります。ダウンタイムを取りたくない方には、副作用のリスクがほとんどないサリチル酸マクロゴールをおすすめします。部分的なニキビ跡の赤みには、トレチノイン・ハイドロキノンが適しています。

※ ご使用毎にトレチノインとミックスした製品を混合して、ご使用下さい。

PIHはレーザー治療、手術など治療の後遺症としても発生することがあります。一番問題なのは、触ったりこすったりする摩擦です。繰り返し起こる微細な炎症は、ご本人が自覚していないことも多く、蓄積していきます。一番治しにくいPIHは、長い期間こすっていることが原因でできるシミです。

色素沈着の治療に用いられる内服薬は、たとえば下記の成分があります。

トレチノインの原理を良く理解し、御自分の肌の状態をみながら、状態にあわせて行うことが成功につながります。
最近ネット販売や、トレチノイン療法の詳細を理解しない医師が物販のように販売しているケースが見られます。
東大式では、シミの状態に合わせ、濃度も濃いものを使います。決してダウンタイムが無い治療法ではありません。必ず、治療開始1週間、後は指示に従い二週間に一度くらい来院してください。また、使用する物は必ず当院の指導をお守り下さい。

クリニックで処方される外用薬としては、ハオドロキノンやトレチノインなどがあります。

皮膚にサリチル酸マクロゴールという薬剤を塗布し、皮膚表面の古い角質を除去することで、ターンオーバーを促進する治療です。ニキビ跡の色素沈着などの治療に適しています。

生のビタミンCよりもしているため、市販の化粧品にひろく配合されています。

レーザーによる治療は、皮膚科の保険治療で、メラニン色素が沈着した青あざや黒あざなどに対して行われてきましたが、アトピーによって起きた色素沈着に対してレーザー治療を行うと、同じメラニン色素の沈着が原因にもかかわらず、かえって色素が強くなってしまうことがあります。

一方で、薬を弱めに効かせると、シミが再発しやすい傾向があります。

通常は、何もしなくても炎症性色素沈着は徐々に軽快してきます。治す間に「こすらない」ことは大切です。ただ、軽快するまでの時間は半年から1年と長いため待てない、という方も多いです。その場合に当院で行っている治療について解説します。

使用開始時のトレチノインやハイドロキノンの塗り方についてお伝えします。

2~4ヶ月の治療で効果が出る方が多いですのでそれまで外用は継続しておこなっていきます。しみの種類や、患者さんの皮膚の反応によりトレチノインの濃度を変更したり、塗る回数などを調整しながらおこないます。

3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。

PIHの原因となる皮膚症状の治療が最優先です。よくあるのが、ニキビ跡やアトピーの治った後の色素沈着が気になるケースです。この場合、PIHの治療を優先したくなるのですが、皮膚炎を治すことに力を注ぐことで、結果としてPIHの治療にもなり、予防にもなります。

トレチノインとハイドロキノンを併用する際の、塗布の順番は下記となります。

メラニンの生成、伝達を抑制する作用を有しており、さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性があります。要は、トレチノイン及びハイドロキノンの組み合わせでQスイッチルビーレーザーによるレーザー治療の併用が効果が高い場合もございます。トレチノイン・ハイドロキノン療法のみですと、皮膚の深い部位のシミはとれません。深いシミに関しては当院ではQスイッチルビーレーザーによる治療をおすすめしております。深いシミ・アザ(太田母斑、遅発性両側性太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青、扁平母斑)はQスイッチレーザーですと保険で治療することもできますのでお気軽にご相談ください。

トレチノインを使用する前には、医師の診察を受けた方が安心です。

. 治療は、前半の漂白していく治療期間(2~8週間)と後半の炎症を冷ましていく期間(2~8週間)に分かれます。使用開始後、治療部位の皮膚が赤くなり、垢のように皮膚がぽろぽろむけてきます。その後、徐々に赤みが増してきますが、シミは薄くなってきます。始めの1~2週間は一番つらい時期ですが、その後お肌が薬に慣れてきて赤みやしみる感じもなくなっていきます。治療中は、必ず最低2週間に1度は担当医の診察を受けてください。シミの治療期間の目安は4~12週間です。シミが満足できるところまで薄くなった時点でトレチノインゲルを中止し、ハイドロキノンの外用を続けていただきます。トレチノインゲル外用中および外用中止後2~4週ほどの間は赤みが続きます。