・手足の発疹は通常塗り薬は不要ですが、痛みや痒みがある場合は塗り薬を処方します。 ・手足口病の口内炎は残念ながら塗り薬は効果がありません。


手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。原因ウイルスは「エンテロウイルス」「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。患者のほとんどは子どもで、5歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。

夏に流行するウイルスですが、新型コロナウイルスの流行以降、その他のウイルスの流行時期にも変化がみられているので注意が必要です。


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みなさんこんにちは🌞
連日暑くてジメジメした日が続きますね!猛暑日も増えてきたので、熱中症には十分お気を付けください💦

また夏日が多くなるにつれて、「夏風邪」と言われるウイルス感染の病気が流行してきました。今回は夏風邪の1つで、現在大流行中の「手足口病」についてお話します。 当院でも6月の下旬頃から、手足口病に罹るお子さんが急増し、ここ最近は当院に受診される4人に1人ぐらいのお子さんが診断されています。

手足口病は学校保健安全法での明確な出席停止期間が設けられていません。


保育園などで独自に基準を定めている場合は、指示に従うようにしましょう。
ただし2〜4週間は便中からウイルスが排出されるので排泄物の処理には注意してもらうようにしなければいけません。

デキサルチン口腔用軟膏®︎(デキサメタゾン)を処方します。 デキサメタゾンはステロイドで強い抗炎症作用を持つため

夏になると子どもを中心に患者数が増える感染症が、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱」。"子どもの三大夏風邪"と呼ばれたりもしますが、例年6月から8月にかけてそれぞれの流行がピークを迎えますので、特徴や注意点を確認し、事前の感染対策に備えましょう。

・ ・ ・

「発熱や咽頭・口腔の水疱・潰瘍を伴う急性期は出席停止。口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれ全身状態が改善すれば登園可能。(手足の発疹が残っていても構いません。)」

----- 要するに -----
熱がなく元気で、ふだんの食事がとれる場合は登園・登校できます。

手足口病の感染経路は以下が考えられます。

口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が現れて、1〜3日間発熱することがあります。水疱は、かさぶたにならずに治る場合が多く、1週間程度でなくなります。1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、大事にはいたらず、すぐに新しい爪が生えてきます。
そのほか、口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎(口の中にできた潰瘍)がひどく、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすこともあります。 また、まれに脳炎を伴って重症化することもあるので注意が必要です。

◉ 基本的には自然に治癒する病気です。発熱も2日程度まで、発疹は5〜7日程度で自然に軽快します。治療も対症療法が中心となります。

+ まれに治ってから1ヵ月後ぐらいに、爪が割れたりはがれたり、指の皮がむけたりすることがあります。
+ まれに髄膜炎や脳炎を合併することもあります。

▶︎ 治療は
・発熱や痛みに対して(必要あれば)アセトアミノフェンを使用します。具体的にはカロナール、アルピニ坐薬、アンヒバ坐薬などです。
・脱水にならないよう水分摂取。口の中の痛みがある場合は熱いもの、すっぱいもの、辛いものや固いものなどは避けましょう。

手足口病の原因ウイルスは複数あるため、

従来は発熱もあまりなく軽い夏かぜでした。最近流行する(CA6による)手足口病は高熱を伴うこともあり別の病気ぐらいの大きな差があります。

◉ 従来の流行の主流 [ EV71,CA16 ]
水疱性の発疹が手掌、手背、手指、足底、足背、口腔内や下腿、膝、臀部などにみられます。発疹は部位によっては痒みや痛みを伴うこともあります。発熱は軽度か認められないことが多いです。全体的には軽い印象です。

◉ 最近の流行が多い [ CA6 ]
・発熱を伴いやすく高熱のケースもしばしばで、従来型ほど軽くない印象です。発疹は従来ある場所以外にも出現しやすく、臀部から下肢全体に拡がったり体幹や頭皮にも出現しやすい傾向があり、発疹自体も従来よりも扁平で大きめなことが多いです。
(CA6はヘルパンギーナの原因にもなるウイルスです。そのため口内炎など口腔内の痛み、高熱などヘルパンギーナ様の症状を伴うこともよくあります。)

手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
飲食では酸味や塩味などの刺激が強い食品を避け、プリンやゼリーなどの口通りのよいものがよいでしょう。また、飲食ができなくなって脱水が生じることを防ぐために水分をこまめに摂取することも重要です。


図 口腔部における手足口病とヘルパンギーナの主な水疱発現部

「」
と薬局でお父さんやお母さんから手足口病の疾患や食生活についての相談を受けたことがある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。

図2.手足口病における水疱性発疹

特に夏の時期に小児に流行する感染症が手足口病です。

「手足口病?口内炎が痛い。ステロイド系の軟膏の薬効は ..



名前の通り、手足や口の中に水疱性の発疹が出来ますが、実は手足だけではなくお腹や背中、お尻や陰部など…全身に発疹が出来るお子さんもいます。お尻や陰部にまで出来るとびっくりしてしまいますよね!!また中には口の中の発疹の痛みで、食べたり飲んだり出来なくなる子もいます。
発疹が出ると心配になりますが、体の発疹は痒みや痛みがないことが多く、おおよそ1週間程度で自然に消えていきます。
発熱は国立感染症研究所によると、38℃以下の熱で経過することがほとんどとされていますが、当院に受診されるお子さんは38℃以上の高熱が出ている子が多い印象です。
咳や鼻水の風邪症状は出ませんが、風邪と同時に手足口病にかかる子もいます。
「コクサッキーウイルスA6」という名のウイルスが流行した年には、爪が剥れてしまう症例も報告されました(このウイルスは流行しないで欲しいですね😢)

手足口病とは ..

・「手、足、口」中心に水疱性の発疹をきたす、初夏から秋にかけて流行するウイルス性感染症です。やや男の子に多い傾向があります。
・原因となるウイルスは数種類あり、乳幼児期の間に何度かかかることが多いです。そのため学童期以降や大人の発症はあまり多くありません。
・特別な治療薬はありません。症状に合わせた治療を行います。(解熱剤など)

手足口病|横浜木村泌尿器

手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていない。主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみ登校登園停止を行って、学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止をねらっても、効果はあまり期待ができない。本疾患の大部分は軽症疾患であり、集団としての問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。通常の流行状況での登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の症状や状態によって判断すればよいと考えられる。

・手足口病 | しばさき小児科



まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの怖い合併症が起こる場合があります。熱がなかなか下がらない、嘔吐や頭を痛がる、視線が合わないなど心配な症状が出てきた場合は受診しましょう。
また口の中の痛みが強く、水分や食事が全くとれずおしっこが出ない、ぐったりしてきたなど、脱水の症状が心配な際も早めに受診してくださいね。

手足口病について

手足口病は5類感染症定点把握疾患に定められており、全国約3,000カ所の小児科定点より毎週報告がなされている。報告のための基準は以下の通りとなっている。

手足口病 ..

今年は、全国的に手足口病が大流行しています。
新型コロナウイルス感染症に対して行動制限を含めた感染対策を強化していた数年間は、子どもたちから手足口病の原因ウイルスとの接触機会をも奪う形となりました。その結果、一昨年の春以降、行動制限が解かれた生活に戻る中、手足口病の原因ウイルスに対する免疫を持たないお子さんたちの間で大流行を招いているものと推察しています。私のクリニックでも今年は6月から患者さんが増え始め、7月に大きく増加、8月初旬にさらに増加し、未だ収束の兆しはみられません。手足口病の原因ウイルスは複数に及ぶことから、1~2カ月の間に複数回、手足口病に罹っているお子さんも少なくありません。縁起でもないお話になりますが、流行期間中に今一度、手足口病に罹る可能性もあり得ますので、お問い合わせの内容についてお答えさせていただきます。

こどもの病気「手足口病」 | まいぷれママの子育てあのねっと

特異的な治療法はない。抗生剤の投与は意味がなく、合併症を生じた場合の特異的な治療法は確立されていない。発疹にかゆみなどを伴うことは稀であり、抗ヒスタミン剤の塗布を行うことはあるが、通常は外用薬として副腎皮質ステロイド剤は用いない。口腔内病変に対しては、刺激にならないよう柔らかめで薄味の食べ物を勧めるが、何よりも水分不足にならないようにすることが最も重要である。経口補液などで水分を少量頻回に与えるよう努める。ときには経静脈的補液も必要となる。発熱に対しては通常解熱剤なしで経過観察が可能である。しかし、元気がない、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などの場合には髄膜炎、脳炎などへの進展を注意する。 ステイロイドの多用が症状を悪化させることが示唆されている。 予防としては有症状中の接触予防策および飛まつ予防策が重要であり、特に手洗いの励行などは重要である。患者あるいは回復者に対しても、特に排便後の手洗いを徹底させる。 なお、重症例が多く報告されている台湾および中国を中心としたアジア諸国では、実用化を目指したEV71(手足口病)ワクチン開発が進められている。

手足口病ってどんな病気

通常は臨床的になされることが多く、水疱性発疹の性状、分布が重要であり、季節や周囲での流行状況などが参考となる。鑑別診断としては、口腔内水疱についてはヘルパンギーナ、ヘルペスウイルスによる歯肉口内炎、アフタ性口内炎などが挙げられる。手足の発疹に関しては、水痘の初期疹、ストロフルス、伝染性軟疣腫(水いぼ)などが鑑別の対象となる。

手足口病・ヘルパンギーナ

手足口病は、口蓋(上あご)、舌、頬粘膜、唇の粘膜などに水疱性発疹を生じ、それが口内炎のように転ずる場合があります。ただし、口の中の症状にはかなり個人差があり、程度もまた様々、さらに感じ方も様々のようです。私から見ると「これは大変そう」と思うお口の中が水疱だらけのお子さんでも平気で食事が出来る子もいれば、わずかな水疱にもかかわらず全く受けつけない子もいます。既にお調べになられてご存知かもしれませんが、手足口病の口内症状に対する特効薬はなく、従来の口内炎に用いられるステロイド外用薬は、作用機序が異なることもあり効果的とする医学的根拠はありません。
水分は摂れているとのことでしたので、本当に幸いでございました。
水分が摂れていれば脱水の心配がなくなりますから、ゆとりを持って口内症状が回復に向かっていくことを待てるでしょう。したがって、食事が難しければ無理をなさらなくてもよいと思います。食事の際に痛がる時は、「冷たくてのど越しのよい薄味の食べ物」がおすすめですが、先ほど述べた通り感じ方には個人差がありますので、ブログで紹介したおすすめの食べ物も・・・ダメな子にはダメなようです。
夏かぜの代表格である手足口病もそうですが、お風邪を治すためには「栄養と睡眠」が重要です。そういう意味で、何とか食事を!という場合は、可能な限りエネルギー源となる炭水化物(糖質)を中心に摂るように意識してください。冷たいうどん、そうめん、冷製パスタ、冷たい猫まんまスタイルのお粥風など。暑い季節でもありますから、気分転換も兼ねてお家のベランダでアイスクリーム!なんかも良いのでは?
そして、周りの大人たちは、一緒に同じものを食べてあげるとお子さんの気持ちが少しは紛れるかもしれませんね。
手足口病の流行は、全国各地でまだまだ続く可能性があります。
そして、猛暑もまだまだ、全国各地で続きそうです。
どうか皆さま、お身体ご自愛いただきますようお願い申し上げます。

手足口病とは

近年のコクサッキーA6による手足口病では、従来のHFMDと発疹の出現部位が異なり、水疱は扁平で臍窩を認め、これまでより大きいこと3)や、手足口病発症後、数週間後に爪脱落が起こる症例(爪甲脱落症)が報告されてい る4)。

手足口病に特効薬はなく、通常は1週間すれば軽快するので、特別な治療は必要ない。 口腔粘膜に軽い発疹や痛みの強い口内炎などができ、口内炎が悪化して食事ができない場合は、刺激の強い物や熱い物は避け、あまり噛まずに飲み込める柔らかい薄味の食べ物を与え、脱水状態にならないように水分補給をすることが重要である。

木村泌尿器皮膚科は2013年から男性皮膚科に。手足口病は専門外です。