「マンジャロ(チルゼパチド)」は2023年に発売された比較的新しい薬です。


マンジャロを月4本使う場合、お薬代は3割負担で約2300円~約14000円です。
トルリシティやオゼンピックと比べると費用は高めになりますね。
(上記価格は保険診療の価格です。糖尿病の治療に使用する場合の費用になります。当院では自費診療・ダイエット目的でのマンジャロ処方はしておりませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。)


「リベルサス」と「マンジャロ」は、投与方法や効果などに明確な違いがあります。

マンジャロはGIPとGLP-1の2つの受容体に作用する新規の治療薬ですが、皮下注射の血糖降下薬という観点で見るとGLP-1製剤との競合が想定されます。日本の糖尿病治療薬市場は薬価ベースで約6700億円(22年、IQVIA集計)で、GLP-1製剤はその12%強にあたる830億円程度とみられています。

・リベルサスは、オゼンピックと同様の有効成分(セマグルチド)を含む経口薬であり、3㎎、7㎎、14㎎錠があります。
・胃の内容物が薬剤の吸収に影響を与えるため、朝、空腹時にコップ半分の水と共に服薬し、その後30分以上絶飲食が必要です。
・オゼンピックと異なり、毎日1回服薬が必要ですが、効果の消失も比較的早いため、注射の痛みが苦手な方や、副作用が怖い方にはより継続しやすいメディカルダイエットです。
・オゼンピックと同様、同じくGLP-1ダイエットとして流通しているビクトーザ(サクセンダ)注射よりも、リベルサスの方が体重減少効果が優れています(リベルサス14㎎>ビクトーザ1.8㎎)。
・正しい方法で内服できれば、オゼンピックとほぼ同等の血中濃度まで上昇し、効果もオゼンピックとリベルサスでほぼ同等の効果(3ヶ月時点で4〜5kg程度)が期待できます。

飲み薬:リベルサス注射薬:マンジャロ、サクセンダ、オゼンピック

このリベルサスは、BMI32前後の肥満を伴う2型糖尿病患者を対象としたPIONEER試験という大規模臨床研究が行われ、プラセボ(偽薬)と比較してHbA1cはリベルサス3mgで0.6%、7mgで0.9%、14mgで1.1%の改善が認められました。

そのため、既存のGLP-1受容体作動薬(リベルサス、オゼンピック、ビクトーザ、サクセンダなど)よりも強力な効果を持つとされています。週に1回の注射で効果が持続するため、使いやすいのもメリットです。

ウゴービ2.4mg/週(注射)>オゼンピック1.0mg/週(注射)>リベルサス14㎎/日(経口)

また、体重についてはプラセボと比較してリベルサス3mgでは改善しないものの、7mgで0.9kg、14mgで2.3kgの改善が認められました。()

マンジャロ(成分名:チルゼパチド)は2型糖尿病の治療で認可されている第三世代のGLP-1受容体作動薬(正確にはGIP/GLP-1受容体作動薬)の一種であり、ウゴービと同様に血糖改善効果や体重減少効果を有します。

飲み薬:リベルサス注射薬:マンジャロ、サクセンダ、オゼンピック

糖尿病新薬であるマンジャロについて解説しました。
高い治療効果と体重減少効果を有する期待の新薬ですね。
新薬の処方制限があるため2週間ごとの通院が必要なのと費用が高くなるのがネックですが、既存の治療ではコントロールが難しい方や、肥満を合併している方には良い選択肢になるかもしれません。

「フォーカスするのは糖尿病と診断されて間もない患者さん。経口薬を1剤処方されても血糖コントロールが不十分な場合の有力なオプションになる」。日本イーライリリーのメアリー・トーマス糖尿病・成長ホルモン事業本部長は、こう説明します。糖尿病の薬物治療は、まず経口薬1剤でスタートし、血糖値が目標まで下がらなければ1剤追加するのが一般的。マンジャロはHbA1cを大きく低下させるデータを持っており、リリーは2剤目の経口薬に代わって早い時期からの処方をプロモーションの軸にする考えです。


以下に、マンジャロとリベルサス、ビクトーザの比較を詳しく説明します。 1

飲み薬:リベルサス
注射薬:オゼンピック、マンジャロ
その他:メトホルミン、ルセフィ等

【GLP‐1ダイエット】オゼンピックと他のダイエット薬の違いとは?

これだけ読むと「GLP-1作動薬」として「リベルサス」も同じ扱いであると勘違いをする方と多いのですが、リベルサスはオゼンピックほど心血管イベントの発症抑制が証明されていませんので注意が必要です。

オゼンピックとマンジャロの違いについて | 豊中 | 内科 甲状腺 睡眠

マンジャロ®は新しい糖尿病の薬です。
GIPとGLP-1という物質に働きかけ、血糖値を下げ、体重も減らすことができます。
週1回注射するだけなので、患者さんはとても楽です。
多くの試験で効果が認められ、安全性も確認されています。

糖尿病治療薬「マンジャロ®皮下注」GIP/GLP-1受容体作動薬でやせる・ダイエットとは?

糖尿病治療がうまくいっていない方、HbA1cがなかなか下がらない方、体重が落ちない方などにとって、新しい治療の選択肢となります。

このページでは、マンジャロ®がどう働くのか、どう使うのか、試験でどんな結果が出たのかを詳しく説明します。

※マンジャロ®皮下注は日本イーライリリー株式会社が開発した糖尿病治療薬です

リベルサス(Rybelsus)の効果比較、名古屋の美容皮膚科医が解説

ウゴービは、日本で初めて肥満治療薬として国内承認を受けたGLP-1作動薬です。今後、シェア拡大に伴い、日本人肥満患者さんの健康寿命の延長に大きく寄与することが期待されています。
しかし現状では、GLP-1治療薬の乱用懸念がネックとなり、厚生労働省から厳しい処方条件が付与されているため、現実的にはウゴービを用いた保険診療での肥満治療は難しいと言わざるを得ません。
今後、治療ガイドラインが変更され、ウゴービの処方条件が緩和されれば、もしかすると一般的な内科クリニックにおいてもウゴービを保険診療内で処方できるようになるかもしれませんが、それまでは、食生活の見直しと適度な運動習慣の改善でダイエットを行っていくか、必要に応じて、自費治療(リベルサス、マンジャロ)でのメディカルダイエットをご検討ください。

オゼンピック(セマグルチド)とマンジャロ(チルゼパチド)の比較

その結果、下図に示す通り、GLP-1受容体作動薬と比較して、マンジャロは全死亡率を約42%、主要心血管イベントを約20%、腎イベントを約48%、急性腎障害を約22%減少させることが報告されました。

取り扱いのGLP-1薬は、リベルサス・オゼンピック・マンジャロです。マンジャロの ..

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療に使われる注射薬になります。この薬は、GIPとGLP-1という2つの消化管ホルモンに作用することが特徴です。

注射薬のセマグルチド(オゼンピック)でも大きな懸念事項でしたが、経口薬のリベルサスでも当然のこの副作用が比較的多く出現します。 ..


同成分の注射薬「オゼンピック皮下注」と比較した臨床データを表にまとめるとこのようになります。

リベルサス、オゼンピック、マンジャロなどのGLP-1ダイエット、スーグラなどのSGLT2 ..

また、体重減少に関してもマンジャロの方が効果が高かったという結果となっており、GLP-1受容体作動薬よりGIP/GLP-1受容体作動薬の方が、血糖降下作用および体重減少作用で優れていると言えそうです。

リベルサス錠について比較してみました【ツイッター】 https ..

・スーグラ錠は、有効成分イプラグリフロジンL-プロリンを含有する経口薬です。25㎎、50㎎錠があります。
・他のSGLT阻害薬と体重減少効果については十分検討されておらず、現状では大きな差は報告されていません。
・夜間の頻尿のリスクを避けるため、朝食後の内服が推奨されています。
・尿排出を促進する作用があるため、適度に水分を補うことが推奨されています。
・およそ1週間程度で、薬の成分が身体から排出されていきます。
・効果は個人差がありますが、3ヶ月で体重の総体重5%程度の体重減少が(成人男性で概ね3kg程度)が期待できます。
・リべルサスを始め、他のダイエット目的の医薬品との併用も可能ですが、副作用が出現するリスクはより懸念されます。

※2型糖尿病薬を肥満治療に使用することは適応外使用です。 ※当院では飲み薬の「リベルサス」のみ取り扱っています。 <注射薬>

ウゴービもオゼンピックも主成分はどちらも同じ『セマグルチド』です。
しかし、ウゴービとオゼンピックは次の2点の違いがあります。

オゼンピック(セマグルチド)とマンジャロ(チルゼパチド)の比較.

結果的に薬価収載は1回遅れの今年3月15日となり、4月18日の発売にこぎ着けました。供給体制について米イーライリリーは、キャパシティーを大幅に増強すべく米ノースカロライナ州に製造施設を建設することを発表。マンジャロを含むインクレチン製剤の供給能力の倍増を見込んでいます。日本の薬価算定では、臨床試験でセマグルチドに対する優越性が示されたことが評価され、有用性加算Ⅱ(加算率10%)がつきました。

はい。マンジャロは、リベルサスと比較してGLP-1作用だけでなく、GIP作用も持ち合わせているため、より効果が大きいと考えられています。

マンジャロには、強力なHbA1低下効果と体重減少効果があることが報告されています。
2型糖尿病を対象とした海外での研究データですが、これまでに日本で販売されていた糖尿病治療薬の中で最も体重減少効果が強いとされていたオゼンピックと比較しても非常に強いHbA1c低下効果と体重減少効果があることが示されています。

(リベルサス、サクセンダ、オゼンピック)とメトホルミンの違い ..

また、それらはリベルサスなどと比較してダイエット効果がどの程度強いのでしょうか。

セマグルチド(リベルサスR、オゼンピックR)の経口と皮下注射の違いはなんですか?」に関する現役医師の回答がご覧になれます。

リベルサスは、医薬品医療機器等法において、「糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う美容目的での使用については国内で承認されていません。