DLd(ダラザレックス+レブラミド+デキサメタゾン)併用療法 患者プロトコール


新たに診断された(初発)多発性骨髄腫(NDMM)患者において、導入療法として用いたレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(RVd)単独群に比べて、RVdに自家造血幹細胞移植(ASCT)を併用した治療群が無増悪生存期間(PFS)において有意に優れていたことが米国で行なわれた第Ⅲ相試験DETERMINATIONで報告された。


デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして 1

直ちに幹細胞移植を受ける意向がない多発性骨髄腫患者に対する初期療法として、レナリドミド(レブラミド)とデキサメタゾン併用へのプロテアソーム阻害剤ボルテゾミブ(ベルケイド)の追加投与は生存の改善を示した。これらの結果は、フロリダ州オーランドで行われた2015年度米国血液学会年次総会で発表された。

今回の承認は、カルフィルゾミブを70mg/m2の週1回投与とデキサメタゾンの併用療法が、カルフィルゾミブ27mg/m2の週2回投与とデキサメタゾンの併用療法と比較して、と奏功率で優越性を示し安全性も同等だった のデータに基づいたものです。試験の結果を受け、再発・難治性の多発性骨髄腫に対する2剤併用療法の用法・用量の一部変更が承認され、治療オプションが増えたことになります。

レナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は

小野薬品は2016年7月に、再発・難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてカルフィルゾミブと、デキサメタゾンの3剤併用療法の承認を日本国内で取得しています。さらに、2017年5月には、カルフィルゾミブとデキサメタゾンの2剤併用療法で、カルフィルゾミブを1サイクル目の1日と2日のみ20mg/m2、それ以降は56mg/m2を点滴静注する用法・用量で承認事項の一部変更承認も取得しています。

レナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は、新たに診断された多発性骨髄腫患者の生存を改善

カイプロリス+レブラミド+デキサメタゾン併用療法 患者プロトコール

【ロイター】新たに多発性骨髄腫と診断され、レナリドミド(販売名:レブラミド)とデキサメタゾンの併用療法(Rd療法)を受けている体力が中程度の高齢患者において、導入療法後のレナリドミド減量およびデキサメタゾン中止は安全であるということが、イタリアで行われた新しい研究で示唆された。

新規に診断された多発性骨髄腫患者に対する一般的な標準療法としてはレナリドミドとデキサメタゾンを併用する。研究者らはこうした患者の予後を改善する新たな併用療法の可能性を模索している。

レブラミドRと併用して投与する場合があるデキサメタゾン及びリツキシマブ(遺伝子組換え)の最新の電子添文をご確認く

[Epub ahead of print] 再発・難治性マントル細胞リンパ腫(MCL)患者に対する治療は、主要な臨床課題の1つである。ドイツ・ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのLuca Fischer氏らは、自家造血幹細胞移植の適応なしまたは移植後再発した再発・難治性MCL患者に対するリツキシマブ+高用量シタラビン+デキサメタゾン+ボルテゾミブ療法(R-HAD+B)のランダム化非盲検並行群間第III相試験を実施した。Leukemia誌オンライン版2024年4月27日号の報告。 R-HAD+B療法の有効性を評価するため、ボルテゾミブを併用しないR-HADとの比較を行った。主要エンドポイントは、治療成功期間(TTTF)とし、副次的エンドポイントには、奏効率、無増悪生存期間、全生存期間、安全性を含めた。主な結果は以下のとおり。・128例がR-HAD+B群(64例)またはR-HAD群(64例)にランダムに割り付けられた。・TTTF中央値は、R-HAD+B群で12ヵ月、R-HAD群で2.6ヵ月であった(p=0.045、MIPIスコア調整ハザード比[aHR]:0.69、95%CI:0.47〜1.02)。・全奏効率は、R-HAD+B群で63%、R-HAD群で45%(p=0.049)であった。・完全奏効率は、R-HAD+B群で42%、R-HAD群で19%(p=0.0062)であった。・サブグループ解析では、65歳以上の患者(aHR:0.48、95%CI:0.29〜0.79)、自家移植歴のない患者(aHR:0.52、95%CI:0.28〜0.96)において、有意な治療効果が認められた。・毒性は、主に血液学的毒性であり、化学療法のバックボーンに起因していた。・グレード3以上の白血球減少症およびリンパ球減少症は、R-HAD+B群でより認められたが、両群間で重篤な感染症に差は認められなかった。 著者らは「再発・難治性MCLに対するボルテゾミブと化学療法との併用は、有効である可能性があり、とくにBTK阻害薬による治療が選択肢とならない場合には、さらに評価されるべきであろう」としている。(エクスメディオ 鷹野 敦夫)原著論文はこちらFischer L, et al.

なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。


が、エムプリシティとレブラミドおよびデキサメタゾンの 3 剤併用療法は、依然として再発又は難

近年、研究者らは新規に診断された多発性骨髄腫に対するボルテゾミブの有効性を検討する臨床試験を実施した。その臨床試験では48施設からの患者525人を治療対象として、レナリドミド+デキサメタゾン併用へのボルテゾミブ追加、レナリドミド+デキサメタゾン併用のみの2群に分け、直接比較した。本臨床試験に参加した患者は、試験後に幹細胞移植を受ける意向がない患者であった。

[PDF] 多発性骨髄腫患者に対する低用量デキサメタゾン併用療法時における

・無増悪生存期間(PFS)の中央値は、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法群で31カ月であったのに対して、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与群では43カ月であった。
・全生存期間(OS)の中央値は、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法で63カ月であったのに対して、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与群ではデータ集積時点ではまだ中央値に達していなかった。
・ボルテゾミブ追加投与群では神経障害が多かったことを除いて、副作用は両群とも類似していた。

ポマリストとデキサメタゾンを併用した試験での副作用頻度は以下の通りです。

多発性骨髄腫において、 免疫抑制作用のあるデキサメタゾンの使用方法は臨床医によって意見が分かれる. 本試験により、 レナリドミドと併用する治療の維持療法としてデキサメタゾンを抜くエビデンスが示されたということができる.

レナリドミドは骨髄腫細胞に対して抗腫瘍効果を有しており、レナリドミドとデキサメタゾンの併用は多

研究者らは、「前治療歴のない骨髄腫患者に対する導入療法として、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は統計学的に有意な結果を示し、全生存期間だけではなく無増悪生存期間においても臨床的に意義のある改善を示した。ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法は神経障害を伴うリスクが高まるが、安全性および忍容性プロファイルは許容可能であり、新たな標準療法となる可能性がある」と述べた。

レナリドミド・リツキシマブ併用療法 6、レナリドミド・デキサメタゾン併用

国内外の臨床試験において、レブラミド+デキサメタゾン療法は、病勢進行あるいは耐容できない毒性が発現するまで継続されました。

デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日1回25mgを21日間

デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日1回25mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

表 2 レナリドミド,およびデキサメタゾン併用かつ血栓塞栓症を有しない患者にお

通常はレブラミド単剤で使用されますが、多発性骨髄腫の治療ではデキサメタゾン(ステロイド)と併用します。

デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとし

多発性骨髄腫と新たに診断された自家幹細胞移植が適応とならない患者 737 例を,ダラツムマブとレナリドミド+デキサメタゾンを併用投与する群(ダラツムマブ群)と,レナリドミド+デキサメタゾンのみを投与する群(対照群)に無作為に割り付けた.治療は病勢進行または忍容できない副作用が発現するまで継続した.主要評価項目は無増悪生存期間とした.

多発性骨髄腫の症状を抑えるために、レブラミド、デキサメタゾンを併用す

フランスのde Lille大学病院(Centre Hospitalier Regional Universitaire de Lille)血液疾患部門の責任者であるThierry Facon医師は、ロイター・ヘルスに対しメールで、「そのような治療法(モノクローナル抗体の併用療法)が登場しても、(本研究の新しい)知見の妥当性は低下しない。逆に、デキサメタゾンを減量できる可能性や関心がさらに高まるかもしれない」と述べている。

デキサメタゾンとの併用において、 通常、成人にはレナリドミドとして1日

つまり、(イタリアでの研究結果によれば)Rd療法を使用した場合にはデキサメタゾンを9カ月後に中止できるが、レナリドミドとダラツムマブを併用した場合にも、デキサメタゾンを早期に中止できる可能性があり、有効性を維持しつつ、デキサメタゾン関連の有害事象を少なくできる可能性があると、本研究に関与していないFacon医師は説明している。

デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして 1 日

再発又は難治性の濾胞性リンパ腫及び辺縁帯リンパ腫に対するレブラミドの用法及び用量は「リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日1回20mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして最大12サイクルまで投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。」です。
投与スケジュールはをご参照ください。

メルファラン+デキサメタゾン療法や,サリドマイド,レナリドミド,ボルテゾミブ等の新規薬剤とデキサメタゾン併用療法が試みられる。 2B

[Epub ahead of print] ボルテゾミブ+シクロホスファミド+デキサメタゾン(BCd療法)は、抗腫瘍効果と低毒性の観点から、依然として汎用されているレジメンであるが、欧米では、ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン(BLd療法)が広く用いられている。いずれも抗CD38モノクローナル抗体を併用薬として用いているが、十分な検出力を有するプロスペクティブ研究において、BCd療法とBLd療法を直接比較した研究は行われていない。ギリシャ・アテネ国立カポディストリアン大学のEfstathios Kastritis氏らは、リアルワールドにおけるBCd療法とBLd療法で治療を行った患者の臨床アウトカムを比較した。Clinical Lymphoma, Myeloma & Leukemia誌オンライン版2024年8月21日号の報告。 対象は、リアルワールドでBCd療法を行った患者690例、BLd療法を行った患者526例。すべての患者の臨床アウトカムを比較した。主な結果は以下のとおり。・BCd療法群は、重度の腎機能障害、ISS-III、高カルシウム血症、LDH上昇、貧血、血小板減少、パフォーマンス不良がより多かった。・BLd療法群は、より高齢で、自家移植の頻度は低く、維持療法を行う割合は高かったものの、導入期間は同様であった。・BLd療法群は、とくに標準リスク群、腎機能障害が認められない患者、高齢者において、導入療法に対する全奏効(OR)および完全奏効(CR)/最良部分奏効(VGPR)率が有意に高く(p<0.001)、単変量解析においても無増悪生存期間(PFS)およびOSの改善が認められた。しかし、多変量解析では、PFSまたはOSについて統計学的に有意な差は認められなかった。・主要な予測変数に関して、厳密に1:1でマッチした患者(両群それぞれ188例)では、奏効率および奏効の深さについてBLd療法の優位性が確認されたが、PFSまたはOSについては、有意な差が認められなかった。 著者らは「BLd療法は、BCd療法よりも積極的な導入療法であるが、レナリドミド維持療法は、PFSまたはOSに対するメリットが減少する可能性がある。BCd療法は、特別な状況において、依然として選択肢の1つとなりうる。モノクローナル抗体の導入により、BLd療法を利用できない患者や不耐性の患者では、BCd療法を検討する余地がある」としている。(エクスメディオ 鷹野 敦夫)原著論文はこちらKastritis E, et al.

通常はレブラミド単剤で使用されますが、多発性骨髄腫の治療ではデキサメタゾン(ステロイド)と併用します。 レブラミドに期待される治療効果

レナリドミドとデキサメタゾンの併用は,多発性骨髄腫と新たに診断された自家幹細胞移植が適応とならない患者の標準治療である.われわれは,この集団においてダラツムマブの追加により病勢進行または死亡のリスクが有意に減少するかどうかを明らかにすることを試みた.

デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日 ..

腎機能障害患者では、レブラミドの血中濃度が上昇することが報告されているため、投与量及び投与間隔の調節を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意してください。
腎機能に障害のある患者にレブラミドを投与する場合は、下表に示すクレアチニンクリアランス(CLcr)値を参考値としてレブラミド投与量及び投与間隔の調節を考慮してください。