ペニシリン系やセフェム系の抗生物質は、マイコプラズマには効果がありません。
参考までに服用できない人や飲み合わせ(併用注意・併用禁忌)について次で解説していくので、該当するものがないか確認してみてください。
ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。
18.2.2 In vitro及びin vivo(マウス、ハムスター)において、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等の各種細菌を用いた感染症モデルで、アジスロマイシンの良好な組織移行性を反映し、従来のマクロライド系抗生物質よりも強い防御効果及び治療効果を示した。
マイコプラズマ感染に伴う咳などの諸症状は長引くこともありますが、基本的に自然に治癒しますので必ずしも抗生物質は必要ではありません。しっかりと体力を回復させ、水分栄養補給と休養が重要です。
ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。
治療効果に影響することや、人によっては服用により副作用が出やすくなることもあります。
アジスロマイシンが効果を発揮する主な感染症と、それらを引き起こす病原体は次の通りです。
これらの症状は、ジスロマックが腸内細菌に作用するために起こります。
・消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
・重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を更に悪化させるおそれがある。]
・重篤な肝障害のある患者
・重篤な腎障害のある患者
・重篤な心機能不全のある患者[心機能不全を更に悪化させるおそれがある。]
・重篤な高血圧症のある患者
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発させることがある。]
・ジドブジンを投与中の患者
・妊娠後期の女性
(添付文書より引用)
18.2.1 In vitroにおいて、ブドウ球菌属、レンサ球菌属等のグラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、淋菌、プレボテラ属等の一部グラム陰性菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、マイコプラズマ属、クラミジア属に抗菌作用を示し、その作用は他のマクロライド系抗生物質と同程度であった。
この組み合わせが効果を発揮する主な病気には、次のようなものがあります。
多剤併用中の患者に対しては、薬物相互作用のリスクが高まるため、注意深いモニタリングを行いながら使用し、副作用の早期発見と対処に努めます。
アジスロマイシン水和物は、従来の抗菌薬と比べ著しく短い投与期間で効果を発揮し、多くの感染症では3日間の服用で十分な治療効果が得られます。
急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎 ..
日常の診療では、これまでに解説した疾患を念頭に置いて詳細な病歴聴取を行い、基本的な検査を進めていきます。それぞれの病態に特異的な治療をし、効果判定を行ったうえで治療内容の変更や増減を行います(図4)。
マイコプラズマは、風邪、肺炎、気管支炎などを引き起こす細菌の一つです。 ..
ジスロマックもすでに薬剤耐性菌の報告があり、十分な治療効果が得られない菌が増えつつあります。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
・マクロライド系抗生物質:クラリス、クラリシッド、ジスロマックなど
・テトラサイクリン系抗生物質:ミノマイシン
・ニューキノロン系抗生物質:クラビット、オゼックス
気管支炎:症状は?人にうつるの?風邪とのちがいは?薬はあるの?
アルコールとの相互作用については明確なエビデンスがありませんが、治療期間中は節酒を心がけるよう患者に助言します。これにより、予期せぬ副作用のリスクを減らし、治療に専念できる環境を整えます。
症状も他の肺炎、気管支炎とは少し異なる特徴を持っています。 ..
クラリスロマイシンは細菌のタンパク質合成を阻害することで抗菌効果を発揮し、具体的には細菌リボソームの50Sサブユニットに結合してペプチド転移反応を妨げ、タンパク質の生合成を停止させることで細菌の増殖を抑制し、最終的に死滅に至らしめます。
急性気管支炎とは,下気道感染により気管支に炎症が起きた状態であり,咳を主徴として肺炎を伴わない(胸部
こういったことから、年齢、病気の経過、レントゲン所見などから総合的にマイコプラズマ肺炎、気管支炎と診断することが多いのです。実際の検査で確定診断することもできますが、臨床症状とレントゲン所見から判断することが重要な疾患なのです。
喘鳴・咳・痰などですが、このような症状が長期に渡ることから慢性気管支炎や気管支拡張症と ..
7.3 本剤投与開始後2〜4週間は経過を観察し、効果を判定すること。細菌学的検査結果又は臨床症状から効果が認められない場合には医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。[16.7.2参照]
犬伝染性気管気管支炎はケンネルコフといわれ、咳を主な症状とした伝染力の強い ..
インフルエンザウイルスに直接作用する世界初の飲み薬です。経口剤なので、安定した服薬効果が期待できます。
その服薬のしやすさから、2001年の発売以来、インフルエンザの治療に広く処方されるようになりました。 鳥インフルエンザに由来する新型インフルエンザに対する効果が見込まれ、その対策として各国で備蓄が行なわれています。
また、2009年に世界的に流行し、当時新型とされた豚由来インフルエンザ(A/H1N1)にも有効とされ、重症例およびハイリスク感染者への処方がすすめられました(WHO)。
その他、様々な症状に応じて抗生物質や抗炎症剤などの投与を行います。
・表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症
・外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍
・咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
・膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、子宮頸管炎
・胆嚢炎、胆管炎
・バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎
・涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎
・外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎
・歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎
肺炎、気管支炎、喘息を起こすほか胃腸炎、髄膜炎などの原因になります。 飛沫 ..
薬の副作用としての咳も、慢性咳嗽の原因として考慮する必要があります。原因となる薬剤は高血圧治療薬が多く、その代表的な薬剤がアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬です。ACE阻害薬による咳は典型的な乾性咳嗽で、咽頭のかゆみや引っかかれる感じを伴うことがあります。咳は最初の服用から数時間以内に起こることが多いですが、ときに数カ月経過してから出現することもあります。長期間内服している人でも咳が出現した場合には一度服用を中止します。通常は服用中止後1~4週間で軽快しますが、なかには中止後3カ月以上かかることもあり、注意深く診断する必要があります。
ACE阻害薬による咳の頻度は報告によって0.7~53%と幅広いのですが、欧米人に比べてアジア人ではその頻度が高いことが知られています。咳が出現するメカニズムとして、本来ACEにより分解される咳嗽誘発前駆物質であるブラジキニンやサブスタンスP、あるいはブラジキニンにより刺激されたプロスタグランジンが肺や上気道に蓄積し、咳を誘発することが考えられています。
最近、ACE阻害薬の副作用の出方はその人の体質(遺伝子型)で決まっていることがわかってきました。ACEは血圧の調節に関与する酵素で、その遺伝子にはII型、ID型、DD型という3つの型があります。その中で、遺伝子型IIの人はACEレベルがもっとも低く、ACE阻害薬の副作用の影響が出やすいと考えられています。日本の研究でも、高血圧や心不全でACE阻害薬内服中の患者さんにおいて、遺伝子型Ⅱの患者さんに咳の副作用が高頻度に出現していることが報告されています。
他の薬剤では、βブロッカーの使用で気道が攣縮し、慢性咳嗽の原因となる場合があります。
急性細気管支炎に対して抗菌薬投与は必要としない。 原因微生物としてRSウイルス ..
しかし、マクロライド耐性マイコプラズマが存在しているため、2~3日使用しても効果が得られない場合には、別の薬剤への変更を考慮します。
気管支炎、気管支喘息、中耳炎、副鼻腔炎、心筋炎などがあります。 注意すべ ..
キャップスクリニックでは、本当に抗生剤が必要かどうかを慎重に診察、そして適切な検査を行い、抗生剤を処方するようにしております。風邪についてご心配なことがございましたら、診察の際にお気軽にお尋ねください。
通常のかぜ薬や咳止めや抗生物質などはあまり効果がありません。もちろん、胸部 ..
肝機能障害を持つ患者に投与する際は、肝機能を定期的にモニタリングしながら慎重に薬剤を使用します。これにより、肝臓への負担を最小限に抑えつつ、必要な治療効果を得ることができます。
マイコプラズマは細胞壁を持たないため、一般的なβ-ラクタム系抗生物質(ペニシリンなど)が効果を示しません。 ..
2). ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
マイコプラズマ肺炎・気管支炎----- 肺炎になる確率は3~5% ..
2). ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。