[インド神話] नाग〔nāga〕(ナーガ)《蛇(コブラ)》【サンスクリット】
「乳海攪拌」と呼ばれる神話にはヴァースキという名前のナーガの王が登場する。神々は不死の飲料を手に入れようとする。そこでマンダラ山を引き抜いて巨大な亀(アクーパーラ)の背中に突き立てると、ヴァースキをぐるぐるとマンダラ山の回りに巻いた。そして一方を神々が、もう一方をアスラたちが引っ張った。こうして神々は海をかき混ぜてアムリタを手に入れる。つまり、ヴァースキはかき混ぜ棒の綱の役割を果たしたわけだ。
インド神話に登場するよく知られるナーガたちをいくつか紹介する。
一方、西洋のドラゴン。体には四本の脚があり、爬虫類を思わせるが、頭がいやに大きく、翼はコウモリに似ていて、尾には鋭いトゲもある。原初的には両性をもつ神というが、どうやら魔神のようです。
シェーシャもアナンタ同様、1000の頭を持つナーガの王だ。ヒンドゥー教の考える7層の地下界のさらに下にいて、1000の頭で世界を支えているという。シェーシャがあくびをすると、地震が起こる。
インド神話に登場するよく知られるナーガたちをいくつか紹介する。
このナーガの正体について、インド研究家の伊藤武さんは「クロコダイルが特殊進化したワニ、ガビアルである」と推察しています。クンビーラとは〈土壺(クンビー)〉を持つものという意味で、雄ワニの鼻先が土壺のような形に膨らむことから命名。体長7mにも達するガンジス河きっての「魔物」です(『身体にやさしいインド』講談社 1994年)。
スピリット・ナーガはハグの魔女団に似た小集団を作ることがあるのです。ある陰謀や共通の敵の存在が、おぞましい大蛇たちを短い間団結させますが、スピリット・ナーガは自分自身にのみ忠実であることから、こうした同盟は常に死を伴う裏切りによって決裂します。
彼女は千個の卵を産んだのですが、そこから孵ったのがナーガ達です。
連載・神仏習合の日本宗教史(9)
宗教研究家 杉山正樹
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ナーガは地底の世界(パーターラ)に住んでいると言われています。
タクシャカもナーガの王として非常に有名で、さまざまな物語に登場する。あるとき、クル族の王パリークシットは森の中で「無言の行」を行っている修行中の聖者と出会う。聖者が質問に何も返事をしないことに腹を立てた王は聖者の首に死んだ蛇を巻きつけて帰った。聖者の息子がこの事実を知り、パリークシット王に「七日以内にタクシャカの毒で死ぬ」という呪いをかけた。パリークシット王はそれを知ると、急いで湖の真ん中に宮殿をつくらせ、宮殿に閉じこもって呪いをやり過ごそうとした。けれど、タクシャカは虫に化けて果物の中に潜り込み、まんまと宮殿に入り込んだ。タクシャカは巨大な赤蛇に変身して王に襲い掛かり、咆哮をあげ、王に噛みついた。王は即死し、宮殿は炎上。タクシャカは真っ赤な一条の帯になって天空へと昇っていったという。
ヴィシュヌ派の創世神話によれば、宇宙ができる前、この世界には原初の海があり、ヴィシュヌ神がアナンタと呼ばれるナーガの上に横になって眠っていたという。こうしてヴィシュヌが瞑想することで、ヴィシュヌ神の臍(へそ)からブラフマーが生まれ、ヴィシュヌ神の額からシヴァ神が生まれ、ブラフマーによってこの世界は創造されたのだ。このアナンタは千の頭を持つナーガの王で、アナンタはヴィシュヌ神の上に頭を翳し、船としてだけでなく彼の日避けの役割も果たしていたという。
毒蛇という性質から、ナーガには【悪魔】のイメージが強いような気がします。
前回ガルーダを主役にナーガとのライバル関係を紹介したので,今回はナーガ(Naga)について詳しく紹介しよう。
ナーガは,インド神話に伝わる蛇の魔物/蛇神だ。容姿についての記述はさまざまで,蛇として描かれる場合は,巨大なコブラだったり,複数の頭を持つ蛇だったりする。また,上半身は人間で下半身は蛇という半人半蛇の姿も有名で,こちらはファンタジーファンにもなじみ深いものだろう。半人半蛇の場合,頭部にコブラを象徴する飾りなどをつけていることが多い。
ちなみにナーガとは男性形であり,女性形はナーギー(Nagi)やナーギニー(Nagini)という。ナーガの女性は美しい容姿をしているので,木陰から美しい女性が呼んでいるので近づいてみたら,実はナーガだった……なんていうことも(インド神話の中では)あったのかもしれない。
強大な力を持ったナーガの王は,ナーガラージャ(Naga Raja)と呼ばれて恐れられている。王には,アナンタ(Ananta),ムチャリンダ(Mucalinda),タクシャカ(Taksaka)など,とくに有力なものも存在する。
ナーガは蛇をベースとしたモンスターなので,ゲームなどでは毒属性の特殊攻撃をしかけてくることもある。半人半蛇型の場合は腕があるため,武器をふるって襲いかかってくることもあるが,それには毒が塗られている可能性が高いので注意が必要だろう。
ナーガは比較的メジャーなモンスターであり,多くのRPGに登場している。モンスターファームシリーズやファイナルファンタジーシリーズ,真・女神転生シリーズなどで,ナーガと戦った(あるいは仲魔にした)という人もいるのではないだろうか。
事実、ナーガは神々と敵対することもあるのですが、たまに手助けもしてくれるのです。
辞書をひくと、dragon(英語) やnāga(サンスクリット語) が、「龍のこと」と訳されていることが多いが、それは問題だと、中国文化を長年研究する池上正治先生は指摘しています。
ベンメリアを脱出。バスまで戻ってきた。これからお昼を食べて、最後の目的地へ。
この邪悪な人型種族は立ち上がると2メートルを超えますが、ずんぐりとした爬虫類のような頭で、首の後ろには骨ばった襟が付いており、隆起した棘のある背中へと続いています。冷血で残虐な瞳が鼻面の上から出ており、その口は針のような牙に満ちているのです。彼らの身体と手足は滑らかで毛がないが、手と足には獣のような鉤爪が備わっています。どこまでも広い彼らの土地を哨戒するときには、戦闘用に訓練した巨大トカゲに騎乗するようです。
蛇神ナーガは、調和神ヴィシュヌの神鳥ガルーダとは敵対関係になっています。
白山、阿蘇、鹿野山、戸隠、箱根などの山岳霊場は、龍神信仰と仏教が付会・習合した九頭龍信仰で広く知られる。白山は泰澄、戸隠は学問行者が開基とされているが、それ以前の土着の龍神信仰説(『ホツマツタエ』など)も存在する。
龍は伝説に登場する想像上の霊獣で、水神のシンボルとして日本人の生活文化に深く根付いている。南禅寺をはじめ天龍寺、相国寺、建仁寺、妙心寺などには、いずれも圧倒的な筆致で雲龍天井画が描かれ、仏教の守護神として法堂を護る。神社参拝の折には、手水舎で龍を型取った石彫や吐水口に迎えられる。洪水に遭遇した釈迦を龍が救ったという故事もあり、日本人には龍に対する格別の思いがあるようだ。水神のルーツに触れながら、生活の身近に存在する龍神信仰の魅力を探りたい。
水田稲作を中心とする日本人の生活圏において、水神の占める位置や役割は決定的であった。蛇神を水神とし、水源地の池や淵の護り神として祀る伝統は世界の各地で確認される。ところが、もともと古代日本には龍の概念はなかった。
龍は中国における観念上の霊獣で、わが国で龍を祀る信仰は中国文化の影響による。龍神・龍王・龍宮など龍にまつわる数々の伝承は、いずれも蛇神信仰に仏教が付会し、概念が後付けされたものである。稲作を基本的な生業としたわが国においては、それに不可欠な水を司る神として蛇神が信仰され、豊穣と繁殖のシンボルとされていた。その原型は、縄文土器の文様にも見られる。京都の神泉苑には、雨乞いのため空海がインドから善女龍王を勧請したとされる池があり、当時の絵巻物は龍王を蛇の姿で描いている。
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スピリット・ナーガは死と荒廃に満ちた場所に喜びを感じます。戦いの爪痕の残る遺跡、見捨てられた墓所、荒れ果てた森、略奪された砦、草木の絡み合う沼地などは、このおぞましいクリーチャーを惹きつけるのです。ガーディアン・ナーガが聖性を秘めた場所を好むように、スピリット・ナーガは根源的な堕落の地、暗黒の魔力が吹き込まれたと信じられる場所を探し求めます。はるか昔に斃れた覇王の墓所、偉大な英雄が落命した場所、陥落した悪しきものの要塞群などのすべてに、このおぞましい大蛇は惹きつけられるのです。
しかし、この結果はデタラメでした。カドゥルーがナーガに命じて、イカサマをしたのです。
午前観光の1番目
アンコールトム(大きな町の意味)へ向かいます。
ジャヤバルマン7世が12世紀末から13世紀初めにかけて造営した王都。周囲12キロメートルの環濠(かんごう)都城、高さ8メートルの城壁と基軸道路へ通じる5城門、府内には仏陀(ぶっだ)(観世音菩薩(かんぜおんぼさつ))を祀(まつ)っていた中心寺院バイヨン、王宮、諸寺院、祠堂(しどう)などがある。
ナーガ(コブラを神格化した蛇神)に出迎えらる。
南大門に向かう参道では、ずらり1列になってナーガの胴体を引く阿修羅像が両側に並ぶ。
向かって左は善、右は悪の表情。
ガルーダは母の苦境を知るとナーガに母を解放するように訴えました。
ナーガという名前は,サンスクリット語で蛇という意味を持つ。有名な話だが,ガルーダとはライバル関係にあり,これは母親同士の争いに起因している。それについては,で紹介しているので,まだ読んでいないという人はぜひ確認してほしい。
なお,ガルーダと雷神インドラにまんまと出し抜かれ,不死の霊薬アムリタを取り返されてしまったナーガ達だが,その後,アムリタがあった場所にその滴が残っていないかと舐めたところ,鋭い葉によって舌先を切ってしまった。今日,蛇の舌先が分かれているのは,このためだという逸話も残っている。
ガルーダとナーガの関係を見る限りでは,ナーガは悪者として見られがちだが,ナーガ信仰というものも存在した。これはナーガを,水と豊穣の神であるとしてあがめるもの。また,蛇の交尾の時間が長いことから,生殖や安産の神として信仰の対象になることもあったそうだ。
ナーガが活躍する有名なエピソードとしては,ナーガが釈迦の瞑想を守り続け,やがて釈迦が悟りを開くというものがある。ナーガの守護に感謝した釈迦はナーガと暮らすようになり,釈迦の弟子達もナーガを守護者として迎え入れたという。ほかにも,インドの戯曲には,ガルーダによって絶滅の危機に瀕したナーガを,一人の王子が命をかけて救うというものもあるなど,ナーガの人気もかなりのものである。なお,真偽のほどは定かではないが,こうしたナーガのイメージが中国などに伝播し,その後の龍のイメージに影響を与えたという説もある。
ヒンドゥー占星術では、ナーガ・パンチャミーは様々な活動に適した日とされています:
中国や日本では神格化されているのに、なぜ西洋のドラゴンは火をふき、人を襲う悪魔になるのか。東洋の「龍」、インドの「ナーガ」、西洋の「ドラゴン」の違いについて調べてみました。
でも何とかかんとかして、ガルーダはナーガへアムリタを届けました。
このように、世界の創造に関わるナーガや、世界を支えるナーガのようなものもいれば、タクシャカのように人間界で活躍するナーガもいる。タクシャカなんかは虫に変身したり、乞食に変身したりと変幻自在である。『マハーバーラタ』のようなインドの物語には、ほかにもたくさんのナーガたちが登場する。古代インド人にとって、ナーガは身近な存在だったのだろう。
するとナーガが沐浴している隙に、雷帝インドラが盗んでしまったのです。
伏羲(ふくぎ)と女媧(じょか)は、中国の創世神話に登場する神々です。彼らは中国神話における宇宙の設計者、人類の創造者として語られる存在です。
本資料は中国・新彊ウイグル自治区トルファンのアスターナ古墓から出土した絹本着色(けんぽんちゃくしょく)の伏羲女媧図です。伏羲女媧の二神は、一般に上半身が人間、下半身が蛇身という半人半蛇の姿で表されます。本資料でも下半身は蛇尾になっていて、互いに尾を絡みあわせる姿で表現されています。二神の頭上には太陽と思われる天体があり、蛇尾の間には月と考えられる天体も描かれています。太陽と月の周囲には星と考えられる小円が列び、二神の周りにも星々が表現されています。本資料と同様の図像は、トルファン周辺で出土した複数の資料に確認することができ、当時のトルファン地域における伏羲女媧の典型的な図像表現であったようです。出土状況は不明ですが、棺を覆っていた、遺骸の上に被せられていた、畳んで遺骸の側に置かれていた、あるいは墓室頂部に打ちつけられていた、などといわれています。
本資料を詳しく見てみると、この二神はそれぞれが空いた手に別々の道具を持っていることがわかります。現在は剥落して見えにくくなっていますが、向かって右側の伏羲は手に「矩(曲尺)」を、左側の女媧は手に「規(コンパス)」を持つ姿で表されています。この伏羲と女媧が手に持つ規矩(きく)は、正確に円形と方形を描く際に不可欠な道具です。このことは、天円地方(てんえんちほう)の宇宙を設計し調和を維持していく権能を象徴していると考えられ、古代中国の創世神にふさわしい持ち物といえるでしょう。また規矩は天下治平(てんかちへい)の象徴でもあり、伏羲と女媧が優れた古代の帝王であったと考えられていたことにも関係しているのかも知れません。
なお、本資料は1300年以上前の絹絵であるため傷みが激しい部分もあり、その維持管理には細心の注意が必要です。このため現在は資料保存の観点から実物は収蔵庫で大切に保管し、 常設展示室では原寸大のレプリカを展示しています。