しかし初期脱毛が起こるにはきちんとした理由があるのも確かです。


では、まずAGAと局所治療(塗り薬やレーザー治療など)と「ヒゲ脱毛」は併用できるのでしょうか。答えは「十分併用できる」です。
局所治療薬は、塗った部分・治療した部分にしか基本的には作用しません。AGA治療薬をヒゲにもつければ話は別ですが、そうでない限りヒゲ脱毛には関与しないことは感覚的にもわかるでしょう。
局所療法については、休薬期間などを置くこともせずにヒゲ脱毛も併用することができます。


ミノキシジル使用を中止しない限りは、初期脱毛を止めることはできません。

低出力レーザーは毛母細胞や頭皮のミトコンドリアに作用し、細胞分裂を活性化する働きがあります。脱毛で使われるレーザー治療機器とは出力も種類も大きく異なり、「レーザー脱毛で発毛されるの?」と思わなくて大丈夫です。ご安心ください。
その他にも、植毛術やアデノシン外用、成長因子導入など多くの治療法が模索されています。
このようにさまざまな種類がある中で、AGA治療を大きく分けるとその部分だけに作用する「局所治療(塗り薬やレーザー治療など)」と「全身治療(飲み薬)」に分かれることがわかります。
それぞれの治療とヒゲ脱毛は併用できるのか、順番に見ていきましょう。

注)脱毛範囲がこれら以上の場合には効果が
得られない可能性があります。

ミノキシジルの外用薬の場合でも初期脱毛は起こる可能性はあります。

初期脱毛が2ヶ月以上終わらない場合も含め、まずは担当医にご相談ください。

2週間から1ヶ月間隔で、抜け毛の多い部分に直接ミノキシジルを注射することで治療効果を上げることができます。塗り薬と飲み薬のみの治療で限界があった場合でも有効な可能性があります。当院では1回33,000円で注射を行っています。

また、治療です。ただ、それでも絶対に初期脱毛が起こらないわけではありません。

初期脱毛は薄毛治療の開始時に抜け毛が目立つ症状です。ミノキシジルの作用によりヘアサイクルが正常化されると、それまで生えていた細い毛が押し出されるために生じます。

抜け毛が増え始めたり、髪のボリュームが落ちてきた等のAGAの初期段階において、まず自分自身ではじめることのできるという意味では、ミノキシジル外用薬は有用な選択肢となるでしょう。

ミノキシジルは毛髪だけでなく全身にある体毛を太くする作用があります。

・初期脱毛が起こった際「やばい」と感じて使用をやめてしまった
・正しい塗り方・飲み方をせず自己判断で使用方法を変更した
上記に当てはまる方はミノキシジルの効果を実感しにくいです。初期脱毛が生じてもあまり心配せず、最低でも半年程度はミノキシジルの使用を続けましょう。また、使用方法は医師の指示に従い勝手に変更するのは避けてください。

女性用としては高濃度である3%のミノキシジルを使用。アゼライン酸は脱毛原因物質(DHT)を強力にブロックする成分です。
レチノールはミノキシジルの浸透性を高めます。


薄毛治療に用いられる、ミノキシジルについて詳しくご説明いたします。

初期脱毛が長引く場合や、脱毛の程度が強い場合は、専門医に相談しましょう。適切なサポートを受けながら、初期脱毛を乗り越えることで、健康的な髪を取り戻すことができるはずです。

ただし初期脱毛がないからといって、ミノキシジルが効いていないわけではありません。

ミノタブを飲み始めると、「初期脱毛」の症状が4〜6ヶ月ほど続くことがあります。

初期脱毛の出現率について、査読済みの論文からデータをみていきましょう。

目で見てわかる兆候と言われると難しいのですが、期間の目安としては初期脱毛がはじまって1ヶ月半ほどを目安にしてください。

レーザー脱毛の施術回数を重ねるたびに太い毛がなくなっていきます。

AGAは発症から時間が経っていないほど、脱毛の範囲が小さいほど治療効果が高いので、早めに治療を始めましょう。塗り薬、飲み薬、注射薬を組み合わせることで十分効果は期待できます。

初期脱毛でどれくらいの量の毛が抜けるのかを一覧表にしてみました。

一方、ミノキシジルの塗り薬も市販薬やクリニックで売られています。作用は飲み薬と同様なのですが、局所に効くので副作用が少ないのが特徴です。
発毛効果も臨床試験で認められており、同皮膚科学会ガイドラインでも「強く推奨する」として認められています。

ミノキシジルの濃度を徐々に増やすことで初期脱毛を抑えられます。

成人男性(20歳以上)で、壮年性脱毛症の方、以下のようなパターンの脱毛あるいは薄毛の方に効果があります。

では、脱毛完了後にミノキシジル治療を開始するとどうなるのでしょう。

ミノキシジル外用薬は細い「毛細血管」を拡張するのに対し、ミノタブは毛細血管よりも太い血管「細動脈」を広げます。ミノタブは外用薬と比べて血液が流れやすくなるため、発毛効果も実感しやすいと言えます。

せっかく脱毛をおこなったのに体毛が増えてがっかりする可能性があるのです。

男性型脱毛症(AGA)は思春期後の男性ホルモン作用によって、額の生え際や頭頂部の髪の毛が薄くなる状態です。
頭頂部や生え際に近い部分の毛乳頭には特殊な酵素があり、髪の毛が生え変わるとき、この酵素によって男性ホルモンのテストステロンが強力な男性ホルモンであるDHT(デヒドロテストステロン)に変えられます。

そのため初期脱毛が起こりやすいですが、その分発毛効果も強いです。

ミノキシジルを飲む薬として口から服用すると動脈に作用し、そのことにより動脈が活性化され、血液の流れが良くなり頭皮を含めた全身に栄養が渡りやすくなる薬です。
頭皮の血流を増やすだけでなく、毛母細胞を活性化して細胞分裂を早める効果があります。ただし、皮膚科学会ガイドライン2017年では「推奨しない」薬剤であり、副作用が激しいので注意が必要な治療薬です。

初期脱毛についてはこちらで詳しく説明しているので、ご覧ください。

初期脱毛は、悪いヘアサイクルで育った細く短い毛が抜け終わる頃に終了します。

人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。

問題はAGAの飲み薬とヒゲ脱毛とを併用する場合ですね。こちらの答えは「一部の飲み薬はレーザー脱毛しにくくなる可能性がある」です。
男性ホルモンを抑える薬(フィナステリド・デュタステリド)とヒゲ脱毛とを併用した場合は問題ありません。
男性ホルモンは頭皮を薄くするだけでなく、ヒゲや胸などを濃くする効果があります。(男らしい方を思い浮かべると、体毛は濃いですよね)
フィナステリドはそうした働きをむしろ抑えるので、ヒゲ脱毛に大きな影響はないと言えます。
一方、ミノキシジルの飲み薬は動脈に作用して血流を促し、毛母細胞を活性化させる働きがあります。ヒゲや胸などの体毛も濃くなる傾向があります。
そのため、レーザー脱毛する際にも「なかなか脱毛ができない」といったことが起こりえます。もともと前述の通りガイドライン上でも「行わないように強く勧められている」薬剤であり、レーザー治療をする際には、原則休薬したほうが望ましいでしょう。
どちらを優先するかによって異なるので、脱毛を受けるクリニックにも相談してみてください。

そして、その太くなった体毛に対してレーザー脱毛がおこなわれます。

リポゲインは、※FDAが育毛剤として認可しているミノキシジルと、アゼライン酸を配合することによる相乗効果で発毛を促進させます。

レーザー脱毛の痛みは太い毛であればあるほど強くなってしまうのです。

フィナステリド(プロペシア)も、初期脱毛を引き起こす可能性があります。フィナステリドは、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制し、頭皮の薄毛進行を予防する効果があります。

初期脱毛が起こると構えていても、脱毛症状が起こらないケースも。

メソセラピーは、発毛効果のある薬液を直接頭皮に注入するAGA治療法の一つで、投薬治療よりも早く治療効果が実感できます。初期脱毛自体は回避できませんが、できるだけ早く発毛させたい人におすすめの治療法です。

大体25%、4人に1人の確率で2回目の脱毛症状が起こるようです。

男性型脱毛症(AGA)の治療において、ミノキシジルの有用性と評価を確認してみましょう。

アロゲイン5 MXは、図のようなパターンの脱毛あるいは薄毛に効果があります。

フィナステリド(プロペシア)を服用し始めると、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。初期脱毛は、薄毛治療の効果が現れている証拠であり、古い毛が新しい毛に生え変わる過程で生じる自然な現象です。

ここでは、初期脱毛が起きる可能性のあるAGA治療薬を3つ紹介します。

すると、健康的な髪の毛が新たに成長し始めます。初期脱毛は、一般的にミノキシジルの使用開始してから約2週間〜8週間後に起こり、約4週間続くとされています。