2005年の山口県インフルエンザ予防対策実施要領に基づくと、
この独特な作用メカニズムにより、エリスロマイシンは広範囲の細菌に対して効果を発揮し、多様な呼吸器感染症の治療に活用されています。
一般的には、マクロライド系のエリスロマイシン、クラリスロマイシン、ジスロマック
2017年(平成29年)12月31日までは、指定届出機関(全国約3,000カ所の小児科定点医療機関)が週毎に保健所に届け出なければならない定点報告対象(5類感染症)であったが、2018年(平成30年)1月1日から、適切な検査診断で百日咳と診断された症例は年齢を問わず全数把握疾患として報告する、との改正が施行された。なお、検査確定例との疫学的リンクが明らかな場合は、特徴的な臨床症状で診断される場合がある。また、百日咳類縁菌を起因菌とする症例は届出基準から除外となっている。医師は、都道府県知事に対して、患者の年齢、性別等を7日以内に届け出なければならないことが定められた。届出基準は
マクロライド系抗生物質は、マイコプラズマ肺炎の第一選択薬としてよく使用されます。比較的安全で、副作用が少ないため、子供や妊婦にも使用可能です。ただし、近年は耐性菌が増加しているため、効果が見られない場合には他の薬剤に切り替えることがあります。
クラリスロマイシンの短期投与はインフルエンザ感染にどのように効果的か? --粘膜免疫増強作用と気道粘膜繊毛運動改善効果— · 2
マクロライド系抗生物質は、マイコプラズマ肺炎の第一選択薬としてよく使用されます。比較的安全で、副作用が少ないため、子供や妊婦にも使用可能です。ただし、近年は耐性菌が増加しているため、効果が見られない場合には他の薬剤に切り替えることがあります。
抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮されますが、症状が出てから48時間以降に開始した場合は、十分な効果は期待できません。インフルエンザにかかった時や抗インフルエンザウイルス薬を飲んだ(吸入した)時には小児・未成年者は異常行動の発現のおそれがあるため、自宅では少なくとも2日間一人にならないように配慮することが必要です。また、お薬を飲んで(吸入して)症状が軽快してもインフルエンザウイルスは体内に残り、周囲へ感染させることもあるので、熱が下がっても最低2日間は自宅で療養しましょう。
クラリスロマイシンを服用していました。抗生物質の服用後はインフルエンザの予防 ..
A:
アジアで感染が広がった高病原性鳥インフルエンザは、ヨーロッパにも及んできた。しかもその宿主や病原性を拡大してきている。多くの専門家たちは、人に感染する新型インフルエンザウイルスの出現が近いと警鐘を鳴らしている。高病原性の鳥インフルエンザウイルスH5N1以外にも、弱病原性のH5N2も2005年の6月に茨城で見つかっている。弱毒型であれ、感染を繰り返しているうちに強毒型に変異する可能性があるので、軽視できない。20世紀に3度起こった世界的流行(1918年スペインかぜH1N1、アジアかぜH2N2、68年香港かぜH1N1)は、いずれも弱毒型の鳥インフルエンザから変異したものであった。H5N1のような強毒型が人にも感染するような新型インフルエンザになると、その影響は世界規模でとてつもなく大きいと予想されている。1930年代の世界恐慌を上回るとの予想もある。強毒型のインフルエンザウイルスによる世界的流行(パンデミック)が起こると十分な対策がとられない場合は5~6億人が死亡し、我が国でも200万~2000万人が感染し、死亡者は100万~1000万人に及ぶとの予想もある。
【当院の見解】
新型インフルエンザの世界的流行、関東地方に予想される大地震、急速におこる高齢化社会、地球温暖化による異常気象など、どれをとっても我々の生活を脅かす大問題である。これらのいくつかは数年~20年以内に現実化しても不思議ではない。どの災難が我が身に降りかかるのか、はたまたこれ以外の災難がおこるのか、どちらにしてもしっかりと心構えが必要のようだ。
参考:日経メディカル2005.11 2005.11.16記
学童へのインフルエンザワクチン集団接種の中止以後に、幼児の死亡率が増加していた可能性があることを管谷憲夫医師(横浜市けいゆう病院、小児科部長)が報告した(Clinical Infectious Diseases10月1日号 Sugaya N et al. Clin infect Dis.2005:41:939-47)。インフルエンザによる死亡率の増加した分(超過死亡率)を調べるために、1972年から2003年の人口動態における月間死亡数を人口10万人あたりに換算し、1~4歳の幼児死亡率の推移をみた。すると1990年から突然、1月に死亡率が上昇していることがわかった。
次に12月の死亡数を基準として、インフルエンザ流行期の超過死亡率(1~3月総死亡の合計 - 前後の3年間の12月の総死亡の平均×3)を計算したところ、ワクチンの生産量との関連がみられた。集団接種が中止となった94年の数年前から接種率(生産量)が低下するとともに幼児の超過死亡率は増加していた。1990年から2000辺年までの超過死亡の総数は783人、おもにインフルエンザ脳症と考えられた。近年、超過死亡率が減少していることについては、小児のワクチン接種率の増加とタミフルなどの抗ウイルス剤の普及によるものと推測しているという。
参考: 日経メディカル2005.11月号 2005.11.16記 2005.11.22修正
予防接種法によるインフルエンザの予防接種の対象者は,65歳以上の者及び60歳 ..
エリスロマイシンは呼吸器系統の多岐にわたる感染症に対して優れた治療効果を示し、特に非定型肺炎の原因菌として知られるマイコプラズマやレジオネラに強い抗菌力を発揮します。
タミフル・リレンザは予防用に使うことが認められています。ただし、原則として「インフルエンザを発症している患者と同居している人で、①高齢者(65歳以上)、②慢性呼吸器疾患患者または慢性心疾患患者、③代謝性疾患患者(糖尿病など)、④腎機能障害患者」が対象となっており、保険は適用されません。インフルエンザの予防にはインフルエンザワクチン接種をお薦めします。
16: 予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種は希望すれば誰で
近年、特に小児のマイコプラズマ肺炎において、マクロライド耐性マイコプラズマが増加しています。そのため、マクロライド系抗生物質が効果を示さない場合は、他の薬剤に切り替える必要があります。
新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会(第6回)(第6回合同 ..
A型、B型の両方のインフルエンザに効果があります。
これらのお薬の共通の主な副作用として、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状があります。
他に注射薬のラピアクタ(ペラミビル)もあります。
インフルエンザウイルス感染におけるクラリスロマイシンの投与効果の検討
A型インフルエンザにのみ効果があります。
めまい、ふらつき、立ちくらみ、不眠、幻覚、興奮、頭痛、便秘、食欲不振、吐き気、口の渇き、浮腫(むくみ)が出現することがあります。また服用した後は車の運転を避けることなどの注意が必要です。
妊婦ではアジスロマイシンもしくはクラリスロマイシンのいずれかを選択(米国 Food and Drug.
)
例によってひとつご紹介。
使用するお薬が変わってきたというお話。
このブログでもたびたび書いてますが、日赤でも抗生剤の使用量がかなり減っているそうです。
特に3世代セフェムと呼ばれるフロモックス、メイアクト、セフゾン、バナンなどのお薬はここ10数年で10分の1以下になっているそうです。
しかし、重症の感染症は減っている。これはワクチンが充実したことが大きいと思いますが、抗生剤が必要な場面というのは本当は多くないということでしょう。
また、以前はよく使用していたペリアクチン、ポララミン、アタラックスなどの第1世代抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)も減っているようです。
小児の風邪にお約束のようにアスベリン、ペリアクチン、ムコダインって感じで処方されることも多いこれらのお薬ですが、基本的に古いアレルギーのお薬ですので、副作用として中枢神経抑制(眠気、集中力の低下など)が強く、また、熱性けいれんを誘発する可能性があります。
これも以前に一度書きましたね。
いずれにせよ、お薬なんて飲む必要がないなら飲まない方が良い。
その必要性をしっかり見極めるのは医師の努力です。
...頑張ります(
米国予防接種諮問委員会勧告によるインフルエンザ予防接種の対象, 2004
抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)は、タミフル(オセルタミビル)とリレンザ(ザナミビル)が中心でありましたが、2010年1月に点滴注射薬のラピアクタ(ぺラミビル)が、また9月には長期作用型吸入薬のイナビル(ラニナミビル)が保険適用になりました。タミフル・リレンザは1日2回、5日間服用する必要がありましたが、ラピアクタ・イナビルは1回の投薬で効果が得られます。またラピアクタは点滴で投与する薬剤であり、薬が飲み込めない高齢者にも対応できます。
予防接種を受けておくと、A型・B型とも2種類ずつ、合計4種類のインフルエンザウイルスに対して予防効果が期待できます。 ..
内服薬(一般名:商品名®)
☑ クラリスロマイシン:クラリスロマイシン®
☑ アジスロマイシン:アジスロマイシン®
ともに肺非結核性性抗酸菌症の治療において非常に重要なマクロライド系の抗菌薬です。
吐き気、軟便、腹部膨満感、味覚異常(苦味、金属の味がするなど)、発疹、肝機能障害、腎機能障害などの副作用があります。
稀に不整脈、耳がきこえにくくなるなどの症状が出ることがあります。
●特に心臓の病気があるかたは定期的な心電図などの検査が必要です。
☑ エタンブトール:エサンブトール®
発熱、発疹、肝機能障害、視力障害(視力低下、視野異常など)や手足のしびれなどの副作用が出ることがあります。
●視力障害は早期に発見すれば回復しやすい症状です。かかりつけの眼科で定期的な検査を受けることをおすすめします。視力障害やしびれなどの症状を自覚された場合はすぐに主治医(眼科医)に相談してください。
治療は、抗菌薬(エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)の内服が中心となります。 ..
予防では、世界各国がEPI (Expanded Program on Immunization:予防接種拡大計画)ワクチンの一つとして、DPTワクチンの普及を強力に進めている。わが国では従来の定期接種であった沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DPT)に加え、2012年11月から不活化ポリオワクチン(IPV)を加えたDPT-IPV(四種混合ワクチン)が定期接種に導入された。四種混合ワクチンの接種スケジュールは、定期接種として生後3か月以上90か月未満で4回接種する。初回免疫と追加免疫とに分けられ、初回免疫は20日以上(標準的には20~56日)の間隔をおいて3回皮下に接種(標準として生後3~12カ月)、追加免疫は初回免疫終了後、6カ月以上の間隔をおいて(標準的には初回免疫終了後12~18カ月の間に)、1回皮下に接種することとされている。百日せきワクチンの免疫効果は4~12年で減弱し, 最終接種後時間経過とともに既接種者も感染することがある。四種混合ワクチン接種後の全身および局所の副反応については、従来の全菌体ワクチンに比較して格段に少なくなっている。
インフルエンザ予防接種 · 赤ちゃんの予防接種 · 小学校入学前の ..
蜂窩織炎は病原菌が引き起こす感染症なので、最も原因菌の可能性が高い細菌を標的とした抗菌薬を投与するのが効果的です。
なかでも、クラリスロマイシンやアジスロマイシンが処方されることが一般的です。
【治療】
ウイルス性ですので、漢方薬で治療します。抗生物質は意味がありません。掛かりつけ医に感冒用の漢方薬を処方してもらって常備しておくと、時間外や休日に急に熱が出たりしても慌てなくて済みます。尚熱が出た時に、まず解熱剤を使おうとするのは誤った対応です。当ホームページQ&Aの1番をご参照ください。
翌日、医療機関を受診し、クリンダマイシン点滴、クラリスロマイシン経口投与。 ..
タミフル服用後に異常言動・行動が出現し、事故死する例が問題化され、2007年3月から10代におけるタミフルの原則使用禁止が現在も継続しています。異常言動発現例の38.4~43.1%は無治療で発現しており、異常言動は薬剤だけが原因となっているとは思えず、インフルエンザそのものに起因する可能性が考えられるという報告もあります。抗インフルエンザウィルス薬服用後はもちろん、服用していない場合でも、異常言動・行動による事故発生を防ぐためには、インフルエンザ罹患中の患児に対する注意深い観察が必要です。
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2
「黄色い痰(膿性痰)はインフルエンザに細菌感染の合併を疑わせる所見であり、臨床医は抗生剤の併用をすべきかどうか考える。経口の抗生剤または抗菌剤を選択するときには、セファム系、マクロライド系、ニューキノロンと大きく3つに分類される薬剤の選択が候補にあがる。ニューキノロンは多くの解熱剤との併用で、重篤な副作用がときにおこると報告されており、使いにくい。廣津医院の廣津医師はクラリスロマイシンとセファム系薬剤の効果を比較したところ、咳、痰、鼻汁の持続時間はクラリスロマイシンの方が短かったと報告している。マクロライド系の抗炎症作用が注目されているが、推測の域をでない。結論がでたわけでないが、安全性の高い薬なので、抗生物質を処方するならクラリスロマイシンの方がよいようだ。
参考: 日経メディカル2005.11月号 2005.11.16記 2005.11.22修正
代わりに、細胞膜を標的とするマクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン)が効果的です。 ..
スギ花粉症では、抗原と呼ばれるタンパク成分が鼻の粘膜や結膜表面を覆う涙液へ溶け出します。ここで花粉にあうスギ特異的IgE抗体が産生されます。このIgE抗体がスギ抗原をとらえると、アレルギー症状の原因となるヒスタミンやロイコトリエンなどが放出されます。これらの物質が、くしゃみや鼻汁、鼻づまりを生じさせます。