当院でのプロペシア(フィナステリド)での治療症例をご紹介します。
本記事では、フィナステリドが妊活や子作りに与える影響をわかりやすくまとめました。男性・女性それぞれの注意点も解説するので、妊娠を希望する方は最後までお読みください。
プロペシアに含まれる有効成分フィナステリドは、が期待できます。
精子の質や量にどのような影響を与えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
この適応拡大によって多くの生殖年齢の男性がこの薬を服用するきっかけになりました。そして近年になりフィナステリドの服用により精液所見が悪化し、服用中止により2-3ヶ月程度で改善することが報告されています。今回の論文ではさらに詳細にフィナステリド中止後のホルモンや精液所見の変化を研究しています。
私個人のお話ですと、私はデュタステリドを内服しながら妊活を行いました。
女性のフィナステリド服用が禁忌の理由は、、不妊や体調不良などの原因となり得るためです。男性ホルモンには主に以下の6つのはたらきがあります。
AGA治療を検討するにあたって「フィナステリド」という治療薬をよく耳にするのではないでしょうか?
本記事では当院の医師がフィナステリドの効果や副作用、服用期間などについて解説いたします。
女性の場合は、妊活中に使用できるAGA治療薬が限られています。
私の臨床的な経験でも、AGA治療薬を使用していて、精液所見が正常範囲にある男性はあまり見受けないです。
明らかに精子には悪いと考えた方がよいでしょう。
薄毛対策をとるか、妊娠率をとるか という判断になりますが、
AGA薬を中止してから、精子が改善するまでに時間を要する場合もありますので
妊娠したいのであればなるべく遠ざけた方が良いと思います。
プロペシアは、主成分としてフィナステリドを含む男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。フィナステリドは、体内で男性ホルモン(テストステロン)をより強力な男性ホルモン(ジヒドロテストステロン DHT)に変換する5α-リダクターゼという酵素を阻害します。DHTは毛髪の成長を抑制するホルモンであり、AGAの主要な原因とされています。プロペシアを服用することで、DHTの生成が抑えられ、毛髪の成長サイクルが正常に戻ることが期待されます。この作用により、薄毛の進行を遅らせるだけでなく、新たな毛髪の成長も促進されるため、AGAに効果が期待されます。プロペシアはMSD社製のお薬ですが、その他の製薬会社からもフィナステリドを主成分とするジェネリック薬が出されています。
AGA治療に用いられる「プロペシア」について、詳しく解説いたします。
妊活中の男性も女性もAGA治療薬の服用や、治療薬による胎児への影響は気になるものです。
これらの結果から言えることは若く精巣の機能が正常であれば、そこまで大きな障害にはならないとしても、精液所見が悪かったり、精索静脈瘤があったり、なかなか妊娠しないという方は避けておいたほうがいいと考えられます。
基本的に我々の男性外来ではAGA治療薬は不妊治療中は休薬を推奨しています。
いくつかの論文を見ても男性不妊に対するあまり大きな調査はなく、エビデンスは不足している印象です。しかしながら不妊治療は悪影響になりうるものを取り除いていくことも重要ですので、禁煙するのと同じように休んでいただくことが望ましいと考えます。
ただし、よくプロペシアなどと併用されるミノキシジルは血管を拡張し、頭皮の血流を高め発毛を促す薬ですので、不妊に影響は基本的にはないと考えていただいてよいですので、AGA治療を継続したい方はミノキシジルでの継続をお勧めいたします。
またここでは、フィナステリドに触れるのがNGである人についても解説します。
フィナステリドの副作用は、です。例えば、勃起不全や性欲減退、精液減少や精子数減少といった性機能障害の副作用は、一度発症すると服用中は持続することが多いです。しかし、フィナステリドをやめたら性機能障害が改善する可能性が高いです。精液減少および精子数減少は3ヶ月以内に回復したという報告がありますので、特に妊活中の男性は妊活の予定の3ヶ月程度前には服用中止を検討してもいいかもしれません。
とされているため、胎児奇形のリスクを考えても服用はしないよう注意しましょう。
妊娠中は女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」が増加する傾向にあります。最初にエストロゲンが増加し、後を追うようにプロゲステロンが増加します。エストロゲンが減少すると、プロゲステロンも減少し始めます。健康的な発毛には、この2種類の女性ホルモンのバランスが重要だということです。一般的に、女性ホルモンが増加すると発毛サイクルの成長期が伸びるといわれています。しかし、妊娠中に過度のストレスを受けると、ホルモンバランスが乱れて、薄毛症状が現れる可能性があるので、ストレスはなるべく溜めこまないようにしましょう。また、産後は女性ホルモンが減少するので、髪の毛が急に薄くなる場合があります。この薄毛の症状を「分娩後脱毛症」と呼びます。体質にもよりますが、健康的な生活を送っていれば、半年から1年で、分娩後脱毛症は自然と改善されます。
AGA治療薬であるザガーロを妊活中に使用することは推奨されていません。
男性不妊外来を受診した4400人のうち、フィナステリドを服用していた割合は27名(0.6%)でした。その中で、今回の研究で検査できたのは14名だったようです。平均年齢は37歳、フィナステリドの平均継続期間は57.4ヶ月、中止期間は6.45ヶ月でした。
女性の性欲と年齢の関係を調べるため、アンケート調査を行いました。
そんな方にご紹介しているのが、デュタステリドのメソセラピーです。メソセラピーとは頭皮に注入する治療方法です。内服薬と異なり、血液をめぐって全身に運ばれるものではありませんので注射したその周辺組織に効果が期待されます。
フィナステリドを服用中に、押さえておきたいことは妊活への影響です。
製造販売元 / 処方量
プロペシア ・ MSD株式会社 ・ 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「サワイ」 ・ 沢井製薬株式会社 ・ 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「クラシエ」 ・ 大興製薬株式会社 ・ 0.2mg/1mg
性欲減退が起こるメカニズムとしては、フィナステリドを服用することでからです。
男女ともに妊娠中・妊娠中は薄毛治療を一時中断するのが一般的ですが、薄毛の進行も気になる方も多いと思います。そこで、妊活中・妊娠中にできる薄毛対策を紹介したいと思います!
これにより、結果として性欲減退が引き起こされるということになるのです。
上記のはたらき以外にも男性ホルモンの分泌により集中力が向上し、精神状態が安定すると考えられています。しかし女性の体内で分泌される男性ホルモンの量は、男性に比べ10分の1程度です。
そうすることで、AGAの治療と妊活を並行して進めることができるようになります。
妊活中の男性は、性欲減退や勃起機能不全などの原因となるプロペシアの服用は避けたほうが安全でしょう。AGA治療薬を使用しなくても、薄毛の進行を遅らせるなどの対策はあります。妊活中の男性におすすめできる薄毛対策を以下に示します。
フィナステリドとは異なったアプローチからAGAの治療を行える薬が存在します。
フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)に有効的な成分です。
5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
ジヒドロテストステロンが生成されなくなると、ヘアサイクルは正常に戻り、健康的な髪の毛が生えてくるようになるのです。
ちなみに5aリダクターゼにはⅠ型とⅡ型 があり、フィナステリドは前頭部や頭頂部多く存在するⅡ型を阻害します。
フィナステリドはもともと、前立腺肥大症の治療薬として使われていましたが、患者から「毛が生えた」という報告を受け、育毛薬として改良されたのが始まりです。
すでに60か国以上で使用実績があり、安全性の高い成分としても有名です。
抜け毛を止める【守り系】のAGA治療薬として、効果が期待されています。
男性女性共に気を付けていれば、フィナステリドは有効に作用するでしょう。
プロペシアは通常、3ヶ月から6ヶ月程度の継続使用で効果が見られることが多いです。初期脱毛と呼ばれる一時的な抜け毛の増加が起こることがありますが、これは薬が効果を発揮し始めているサインと考えられます。
妊活中・妊娠中にAGA治療はできる?胎児への危険性について解説
薬を摂取することで男性ホルモンテストステロンが、AGAの原因である「ジヒドロテストステロン(DHT)」になってしまうのを防いでくれます。
このことから、DHTが発生しないことでAGAによる抜け毛の進行が遅くなり、「抜け毛が止まる」という現象がおきます。抜け毛が止まれば、髪の毛の毛量を維持することが出来るため薄毛治療薬と言われているのです。
フィナステリドは、もともと前立腺肥大症や前立腺がんなどの、男性特有の ..
・育毛の目的でフィナステリドを使用した71名の健常男性(21~46歳)の性機能を調査した。
投与中に性欲減退94%、勃起障害92%、オルガズム低下69% の割合でを認めた。
性交渉頻度の減少をきたした。
フィナステリド服用(平均28ヶ月)後、 投与中止した後も副作用は平均40ヶ月持続した。
フィナステリドを内服されている場合は、一度医師までご相談下さい。 男性不妊外来はこちら · 妊活. この記事を書いた人.
前後で精液検査を実施したところ、精液量は変わりませんでしたが、精液濃度、運動率、奇形率の変化は以下の結果となりました。
【AGA治療薬】プロペシア(フィナステリド)とは?効果や副作用
これらの副作用は、プロペシアを服用したすべての人にあらわれるわけではありません。ただし、気になる体調変化があらわれた場合は早めにご相談ください。