イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。
一般的にレーザー治療は、主に以下のような経過をたどると考えられます。
こたろクリニックではピコレーザーまたはQスイッチルビーレーザーによってシミ、つまり老人性色素斑(日光黒子、日光性色素斑)の治療が可能です。
その名も シミ取りショット です。
それぞれのレーザーには、2つの違いあります。 1つは、薄いシミにも良く反応するかどうか。2つめは、施術後の色素沈着の薄さに違いがあります。
非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。
ピコウェイレーザーは、ニキビ跡の中でも色素沈着に使用する医療機器です。
イソトレチノイン治療終了後1カ月以内の患者を対象にノンアブレーティブレーザーを治療した試験では、
レーザー治療をした部位は、照射した直後に軽度の火傷のような状態になり、ヒリヒリしたような痛みを感じることがあります。
イソトレチノイン治療中でも、基本的にレーザー治療は問題ないと言えます。
また、低用量のイソトレチノイン服用中にノンアブレーティブレーザーを照射した試験においても、安全性に問題はなかったとされています。
高出力のレーザーで、標的となるメラニンを細かく破壊します。照射時間がピコ秒ととても短く、周りの皮膚への損傷が少ないと言われています。そのため、痛みや治療後の赤みがほとんどありません。
つまり、レーザーを使用せずに最初から塗り薬でシミを治療する方法です。
こちらは顔全体のしみを当院で治療した経過の症例写真です。20代前半でしたがしみがたくさんありましたので、顔全体に2回、強いレーザー治療、スポット照射を行い2年後にはほぼしみのないきれいな肌になりました。
また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。
ヒアルロン酸注入とレーザー治療では、それぞれ得られる効果に違いがあります。
当院では、Qスイッチヤグレーザーという機械を用いてシミの治療を行っています。
正常皮膚へのダメージは最小限ですが、どのような手法を用いても色素が完全に無くなり、全く正常な皮膚になるということはありません。個人差もありますが、正常皮膚と比べて何らかの色素の違いは残ると考えて下さい。
9月中旬から3月の中旬のみ行っております(紫外線による再発防止のため)。
ヒアルロン酸注入やレーザー治療には、副作用やリスクがともないます。
シミの治療を病院で受ける場合、「レーザー」による治療を最初に思い浮かべる方が多いのではないのでしょうか。
ヒアルロン酸注入やレーザー治療の後は、適切なアフターケアが不可欠です。
DCD(Dynamic Cooling Device)と呼ばれる、非常に優れた冷却ガス噴射機能を備えており、レーザー照射時に冷却ガスが表皮に噴射され、お肌を守り、痛み、赤み、腫れなどを起こりにくくします。
治療後、一過性の色素沈着といったダウンタイム(テープで保護する・お化粧ができない等の日常生活に支障が出てしまう処置後の時期)がほとんどなく、治療中であることが周囲に分かりにくいことも大きなメリットです。
ヒアルロン酸注入やレーザー治療後は、肌がデリケートになっています。
こたろクリニックでの治療法は、最新のシミ取りレーザーであるピコレーザーと、最もスタンダードなQスイッチルビーレーザーの2種類をおすすめしています。
他には、ビタミンCの飲み薬、ダウンタイムがQスイッチルビーレーザーやピコレーザーより少ないBBLフォトフェイシャルプラス(フォトフェイシャルの進化版)がございます。あなたのご希望、肌の状態、シミの状態から適切なものをご提案いたします。
ではヒアルロン酸注入後のレーザー治療について、適切な間隔の提案もしています。
原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。
イソトレチノイン服用中・服用後のレーザー治療は本当にできない?
使用開始後、2、3日して治療部位の皮膚が赤くなり、垢のように皮膚がぼろぼろと剥けてきます。その後、徐々に赤みが増していきますが、シミは薄くなってきます。
始めの1-2週間は一番つらい時期ですが、その後肌が楽に慣れてきて赤みやシミる感じもなくなっていきます。それと共に、トレチノインの濃度を上げていきます。
皮膚が乾燥しすぎる場合は美容液(ヒアルロン酸原液など)などを医師の指示に従い服用して下さい。
シミの治療期間の目安は8-12週間です。
改善した後はメンテナンスケアを行いますが、必要に応じて2回目の治療を、2~3ヶ月あけてから再開することができます。
レーザーの照射間隔は最低2ヶ月、通常は3ヶ月程空けている。 ..
※イソトレチノインは、にきび治療に用いられるアキュテインのジェネリック医薬品です。現在はすべて後発品に置き換わっています。後発医薬品には、ロアキュタン、イソトロイン、ソトレット、クララビスなどがあります。
2~8週間ほどで薄くなります。 アイソレイズによる光治療も行っております。 Qスイッチルビーレーザーによるレーザー治療も行なっております。
レーザーによりメラニンが破壊されるため、毛穴の開きのみならずシミや肝斑、シワにも効果を示します。
炎症後色素沈着のピークは治療後1ヵ月頃で、その後は少しずつ薄くなっていきます。 レーザー治療による炎症後色素沈着が落ち着いたら
治療はアイスノンで消したいシミの部分を冷やしてからレーザーを照射します。冷やすことでレーザー照射時の痛みを緩和することが出来ます。照射後に肌の色に馴染む茶色のUVカットテープの絆創膏を貼っていただきます。茶色のテープ紙素材です。レーザー後の炎症を抑える目的で塗る薬もテープの上から浸透します。テープが取れない限りは、約1週間後の再診日まで貼ったままにしていただきます。透明のUVカットフィルムの絆創膏は、極薄で透明な上、紫外線を97%防ぎ、皮膚呼吸も妨げず、フィルムの上からお化粧もすることができます。レーザー照射後数日でかさぶたが出来る場合があります。出来た場合はレーザー照射後1~2週間でかさぶたが取れます。(テープやフィルムを剥がした際に一緒に剥がれることがあります。またかさぶたが出来ない場合をあります。)かさぶたが取れた後、もしくはレーザー照射後2週後からは日焼け止めクリームもしくは日焼け止めの効果がある化粧下地を使用します。そうすることで、レーザー後の炎症後色素沈着を早くうすくすることが出来ます。レーザー照射後約1ヶ月で炎症後色素沈着が起こり、一旦シミの色が濃くなります。そこから2ヶ月程かけてシミの色が薄くなっていきます。1回の治療期間は3ヶ月で、シミの薄くなり具合で、合計1~3回ほど照射する必要があります。
治療のリスク:輪ゴムで弾かれたかのような痛み、赤み、炎症後色素沈着、白斑、再燃
ヤグレーザー&トレチノインによるシミ美肌治療 その3 ダウンタイム
以前のブログでもお話をしましたが、シミには種類がありすべてのシミにレーザー治療が適応となるわけではありません。
↓「シミの種類とレーザー治療」
後天性真皮メラノサイトーシスは医学的にシミではなくアザなので、レーザー治療しか効果がありません。 ..
当院では、安全性・有効性の期待できる「GentleMax Pro」を導入しています。メラニンを多く含む部位に作用するレーザーで、日本厚生労働省の認可を受けた安全な医療機器として、医療機関でのみ使用が認められた機器です。
レーザー治療はニキビにも効果的。赤みも消えて一石二鳥 · ケミカルピーリングとは? ▽美肌
※レーザー後、3日間~2週間程度、患部のテープ保護が必要です。(3日後からは医療用コンシーラー(2,200円 税込)に切り替えることも可能です。)
※ 患部以外は当日からお化粧も可能です。
※ 施術後3ヶ月間は紫外線の影響を大変受けやすいので、SPF25以上の日焼け止めを必ず毎日使用して下さい。
それより深い部位にある「しみ」は、塗り薬では効果が乏しくレーザー治療が適応になります。
以下で、美肌治療に用いられる治療とイソトレチノインとの組み合わせについて見ていきましょう。
1日1~2回、トレチノインとハイドロキノン(皮膚の漂白剤と呼ばれる美白剤)を塗っていただきます。通常、2ヶ月程度で効果が得られます。
イソトレチノインはニキビ・ニキビ跡、酒さ、毛穴や皮脂・毛穴のお悩みがある方に向いた治療方法です。