フェキソフェナジン妊娠中について | 医師に聞けるQ&Aサイト
妊娠前とは異なり使用できる薬が限られる妊娠中でもできる、薬を使わない花粉症対策をご紹介します。
花粉症の症状にお悩みの妊婦さんは、ぜひ参考にしてください。
シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。 ..
このように、妊娠中におこる皮膚トラブルの原因は様々です。適切な診断と治療が大事になりますので、かゆみや発疹などの症状がある時はかかりつけに相談するようにしましょう。
*参考文献
・
妊娠中のお薬の服用に関しては、担当の産婦人科医とよく相談をされることが原則です。また、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」では、妊娠とお薬の相談を受け付けてくれます。ウェブサイトを参照してください。
通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日
痒みや湿疹は妊婦さんによく起こる症状で、一般的には妊娠に関連したもので緊急性の低いものが多いです。ただ、激しい痒みは痛みよりも辛いことがあるので、症状が強い場合には応急処置のために早めの受診をお勧めします。産婦人科か、妊娠していることを伝えた上で皮膚科に受診するのがいいでしょう。
はこれからも妊娠中・産後、そして女性の健康に関する不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。
妊娠と薬情報センター · 妊娠と薬について知りたい方へ · 授乳と薬について ..
✅ 妊娠中のフェキソフェナジンの使用と、妊娠中のセチリジンの使用を比較して、先天異常(有病率OR 1.06; 95%CI 0.81-1.37)や自然流産(HR 0.93; 95%CI 0.82-1.07)のリスクは差がなかった。
妊娠に気付いた時点ですぐに薬の服用は中止し、なるべくはやくかかりつけ産婦人科および花粉症治療薬を処方した医療機関を受診しましょう。
[PDF] 妊娠時の安全性評価・授乳中のカテゴリー Contents
オーストラリア医薬品評価委員会の分類基準によると妊娠中期以降に服用できる薬には、抗アレルギー剤のポララミンやレスタミン、ペリアクチンなどがあります。
これらの薬は症状に応じて選択する必要がありますので、妊娠中の花粉症治療でお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。
2001年1月1日から2016年12月31日までのデンマークでの妊娠1,287,668件を対象に、フェキソフェナジンの使用と妊娠中のセチリジンの使用における主要な先天異常と自然流産を比較したところ、
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 · 9.5 妊婦 · 9.6 授乳婦 · 9.7 小児等 · 9.8 高齢者.
妊娠中期以降になると、花粉症治療に使える薬の種類が増えます。
とはいえ、服用したり使用したりした薬の成分は胎盤を通して、赤ちゃんの血液中に入ることに変わりはありません。
フェキソフェナジンも、中規模ながらデータがある。メディエーター遊離 ..
妊娠中期以降だからといって、赤ちゃんの成長・発達に影響を与えてしまう可能性はゼロではないのです。
妊娠中期以降の薬を使った花粉症治療では、安全性が確認されている一部の内服薬や、血液中に成分が移行しにくい点鼻薬や点眼薬などの局所用薬を使用します。
フェキソフェナジン; C.ジフェンヒドラミン; D.クロルフェニラミン
妊娠17週以降は、赤ちゃんの奇形の心配はなくなる時期ですが、薬の種類や量によってはへその緒や胎盤の血流が悪くなり、赤ちゃんの成長・発達に影響を与えるリスクがあります。
そのため、この時期も薬を使った花粉症治療には慎重になる必要があるのです。
<<薬剤師監修>>妊娠中でも飲める風邪の薬はある?|授乳中は?
医療の専門家に相談することを前提に、妊娠中のママに知っておいてもらいたい薬の基礎知識をご紹介していきます。
分娩遅延や胎児の動脈管収縮の危険性があるため、妊娠後期の服用は禁止されています。 ..
けれども妊娠中の薬による治療は、赤ちゃんへ影響を与えるリスクが高いためあまりおすすめできないのが実情です。
妊娠中はできるだけ免疫力をアップし、花粉を避けた生活を心がけてください。
・抗ヒスタミン薬(薬剤名の例:アレグラ、トラベルミン、クラリチン、ベナなど).
妊娠前から便秘気味だったという方も多いと思います。妊娠するとホルモンの影響で腸の蠕動運動が低下し、大きくなった子宮で腸が圧迫されて、ますます便秘がひどくなる方もいらっしゃいます。便秘が原因で痔が悪化したり、いきむと赤ちゃんが出てきてしまいそうで心配という方もおられるでしょう。
酸化マグネシウム(マグミット)は塩類下剤と呼ばれる代表的な便秘薬です。腸内に水を引き寄せて便を軟らかくするとともに、便が膨らんで腸に刺激を与え、排便を促してくれます。マグネシウムイオンは胎盤を通過しますが、酸化マグネシウム自体が腸から吸収されにくいと考えられています。そのため、胎児に影響するとは考えにくいと言えます。一般的に、この酸化マグネシウムが妊婦さんの便秘の第一選択になります。
ピコスルファートナトリウム水和物(ラキソベロン)は大腸刺激性下剤と呼ばれる下剤で、血液中にはほとんど吸収されません。そのため薬は胎児までほとんど到達しないことから、影響も乏しいと考えられます。
酸化マグネシウム(マグミット)もピコスルファートナトリウム水和物(ラキソベロン)も人間での研究は多くないですが、リスクを明確に示す結果は報告されていません。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 ..
妊娠中期以降は、体調や症状に応じた対処療法を取り入れることをおすすめします。
【医師解説】妊娠中の花粉症治療-使える薬と薬に頼らない花粉症対策
花粉症は日本人の3人に1人と言われるほど頻度の多いアレルギーです。
まずはマスクやメガネなどの、お薬以外の対処が大切です。
飲み薬ではロラタジン(クラリチン)に関する研究報告が多くあり、奇形などの危険は認められていないため、妊婦さんに使いやすいと考えられます。ロラタジン(クラリチン)は眠気が少ないというのも利点の1つでしょう。
また、クロルフェニラミンマレイン酸塩(ポララミン)は、昔から妊婦さんに用いられている薬で、胎児への危険度の上昇は無いものと考えられています。眠気が出るので車を運転する人には向かないのですが、逆に眠れなくて困っている方には使いやすいかもしれません。
ロラタジン(クラリチン)やクロルフェニラミンマレイン酸塩(ポララミン)は、じんましんなど花粉症以外のアレルギーにも適応があります。
モメタゾンフランカルボン酸エステル(ナゾネックス)などのステロイド点鼻薬は脂溶性であり胎盤を通過すると思われますが、点鼻薬のため体内への吸収はわずかであり、胎児にはほとんど到達しないと考えられます。ステロイド点鼻薬の妊娠中の使用についてはデータが少ないのですが、問題ないとする研究報告が多いようです。
オロパタジン点眼(パタノール)などの点眼薬も同様に胎児移行性は低いと考えられますので、使用を検討して良いでしょう。点眼後は目頭をティッシュペーパーで押さえて、余分な液をぬぐうなどの配慮をして下さい。
妊娠中・授乳中に使える花粉症の薬はある?薬の種類や注意点を解説
妊婦さんは免疫力が低下しているため、気を付けていてもインフルエンザになってしまうことがあります。妊婦さんはインフルエンザ感染に伴って重篤な症状になったり、合併症を起こす危険が高くなると言われており、自然流産、早産、低出生体重児、胎児死亡が増加するとの報告もあるため注意が必要です。妊婦さんだからという理由で治療をためらうべきではなく、適切な治療を行うことが推奨されています。
まずはインフルエンザになる前にワクチンの接種を考慮しましょう。妊娠前にインフルエンザワクチンを接種できれば一番良いのですが、妊娠中であってもインフルエンザワクチンを接種することで奇形が増えるとは考えられていないため、選択肢に加える価値はあります。
インフルエンザになってしまった場合のお薬ですが、オセルタミビル(タミフル)は水溶性であり胎盤移行は多くないと考えられます。妊娠中の使用による奇形や流産の増加は無いと考えられていますので、使用を検討して良いでしょう。ザナミビル(リレンザ)やラニナビル(イナビル)は吸入薬のため、飲み薬よりも血液中の濃度が低いことから、胎児への影響も少ないと考えられます。
症状が重い時は、フェキソフェナジン、ロラタジン、エピナスチンなどの ..
月経開始から着床するまでの妊娠がわかる前の段階なので、胎児に影響する可能性はないといわれていて、受精卵が着床せず妊娠そのものが成立しなくなる、もしくは妊娠した場合は、お薬の影響が残ることはないと考えられています。
服用できる薬ってあるの?妊娠中・授乳中の花粉症治療のポイント。
つわりのある時期であれば、咳と同時に嘔吐をしやすくなったり、咳を繰り返すとお腹が痛くなって早産が心配になったりします。咳で睡眠が充分に取れなかったり、尿漏れの原因ともなるため、妊婦さんにとっては大きな問題です。
鎮咳薬のデキストロメトルファン(メジコン)は、奇形の発生率を上昇させなかったとの報告があります。
去痰薬として知られるカルボシステイン(ムコダイン)は水様性であり胎盤を通過しづらいと考えられます。何らかの異常が起きたという報告も出ておらず、これまでもたくさんの妊婦さんに使用されてきました。
シート記載:(表)フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg「CEO」、CEO102、60mg
膀胱炎など菌の感染に対して使用される抗菌薬(抗生物質)の安全性はどうでしょうか。
セフカペン(フロモックス)やセフジトレン(メイアクト)などのセフェム系と呼ばれる抗菌薬は、一般の医療現場で使用される頻度が高いものです。セフカペン(フロモックス)は、脂溶性で蛋白結合率も低いため、胎盤を通過する性質を持っています。セフジトレン(メイアクト)も蛋白結合率が高いものの脂溶性のため、やはり胎盤を通過します。
しかし、これまで多くの妊婦さんに使用されており、先天異常との関連は無かったとする研究結果が多数存在します。そのため、妊娠周期や治療の必要性を考慮して投薬の要否を決めるのが良いでしょう。
妊婦さんはさまざまな理由により膀胱炎などの尿路感染を起こしやすく、急性腎盂腎炎に発展すると重篤な合併症を生じることがあります。このような場合にはセフカペン(フロモックス)やセフジトレン(メイアクト)の使用を考えます。
クラリスロマイシン(クラリス)というマクロライド系抗菌薬も有名ですが、妊婦さんに対する充分なデータはなく、危険性に関して明確な結論は出ていません。テトラサイクリン系抗菌薬(ミノマイシンなど)は、歯の着色やエナメル質の形成に影響を与えるため使用すべきでないですし、ニューキノロン系抗菌薬(クラビットなど)は、もともと妊婦さんには使用禁忌(使ってはいけない)となっています。
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。 (3)授乳中の人。 (4)高齢者。 ..
妊娠の場合と同様で、赤ちゃんへの移行を少しでも減らすのであれば、点鼻薬や点眼薬を使っていくことが望ましいかです。飲み薬の抗ヒスタミン薬も大きな問題はありませんが、お母さんの眠気が強くなるような薬は少し注意が必要です。赤ちゃんに薬がいってしまうと、赤ちゃんも眠くなってしまいます。すると、元気がなくなって栄養が不足してしまいます。夜泣きが減って楽になったら注意してくださいね。