【医師解説】妊娠中の花粉症治療-使える薬と薬に頼らない花粉症対策


抗ヒスタミン薬と同様に、花粉症に強く効く抗アレルギー薬は、眠気などのリスク・副作用も強いと考えられてきました。
最近の研究では、ことが分かってきています。
抗アレルギー内服薬のリスク・副作用(眠気)の強さには、脳内ヒスタミンのブロック率が関係しています。
なお、抗アレルギー薬には眠気以外に肝機能障害と薬疹のリスク・副作用もあります。


クリニックブログ 国分寺市の小児科 小森こどもクリニック · 授乳中のお母さまが内服できるお薬

第1世代の抗ヒスタミン薬は、即効性が高いのが特徴です。その一方で眠気やめまい、口の乾きや頭痛などの副作用が強く出る傾向にあります。花粉症の症状をすぐに抑えたい、事前に花粉対策ができなかった、というケースに向いています。

妊娠中は胎盤を通じて、授乳中は母乳を通じて食物の成分が赤ちゃんに伝わります。そのため、赤ちゃんの食物アレルギー発症予防のために、妊娠中・授乳中は原因となる食物を食べないようにすることがかつては推奨されていました。しかし、実際にはお母さんが妊娠中・授乳中に特定の食物を除去しても赤ちゃんの食物アレルギーの予防にはならないことがわかってきました。それどころかお母さんや赤ちゃんに栄養障害を起こす可能性があり、現在はアレルギー発症予防のために妊娠中・授乳中に食物の除去をすることは推奨されていません。バランスよく食事を摂ってお母さん自身が健康であるようにしましょう。

授乳中ですが、服用できますか? 服用可能です。 子どもに服用させてもよいですか?

また一般に妊婦や授乳婦に病院で処方される薬と同じ成分のOTC医薬品であっても、注意書きに「妊娠中の服用は控えてください」と書かれているものがあります。このような注意書きがあるものは、いくら安全性が評価されている成分であっても残念ながら販売は推奨できないことも頭に入れておかないといけません。

では妊婦や授乳婦が花粉症の薬を求めてドラッグストアに来た場合、どのようなOTC医薬品なら勧められるのでしょうか。

2.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。(動物試験で乳汁中への移行が認められています。) 3.

妊娠17週以降は、赤ちゃんの奇形の心配はなくなる時期ですが、薬の種類や量によってはへその緒や胎盤の血流が悪くなり、赤ちゃんの成長・発達に影響を与えるリスクがあります。
そのため、この時期も薬を使った花粉症治療には慎重になる必要があるのです。

点鼻薬・点眼薬
体への吸収が少なく、内服薬より胎児や授乳に影響が出にくいです。花粉症に用いる点鼻薬・点眼薬は安全に使用できるとされています。

花粉飛散シーズン中の症状がひどくて辛い方; 妊娠を予定している方や授乳中の方、お薬が飲めない方 など

風邪薬と花粉症の薬を併用することになりそうな場合は、あらかじめ医師に相談してください。


1)アレルギー性鼻炎の薬が効きにくい方
2)鼻づまりが強い方
3)薬で眠気が起こりやすい方
4)薬の量を減らしたい方
5)受診回数を減らしたい方(受験生やサラリーマンの方など)
6)妊娠を考えられている方、授乳中の方


ノアールPガード点眼液に関するQ&A · 授乳中に使用してもよいですか? · 授乳中の方もお使いいただけます。

妊娠中のお薬の服用に関しては、担当の産婦人科医とよく相談をされることが原則です。また、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」では、妊娠とお薬の相談を受け付けてくれます。ウェブサイトを参照してください。

妊娠中と授乳中の花粉症対策 | 【公式】オペラシティクリニック

「妊娠/授乳中なので影響の少ないお薬にしたい」
「ドライバーなので運転中に眠くならないお薬にしたい」
「強い薬には抵抗があるので、マイルドな効き目のお薬にしたい」
などご希望にあわせて処方いたします。

A:花粉症治療に広く用いられている抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の妊婦・授乳

花粉症薬の定番は抗ヒスタミン薬です。

ヒスタミンはアレルギー細胞から放出される物質であり、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こす原因です。抗ヒスタミン薬は、そのヒスタミンの働きを抑えて、花粉症の諸症状を緩和します。

抗ヒスタミン薬には、第1世代と第2世代があります。それぞれの違いは以下の通りです。

【OTC医薬品の選び方】妊婦や授乳婦に販売できる花粉症の薬は?

妊娠中期以降だからといって、赤ちゃんの成長・発達に影響を与えてしまう可能性はゼロではないのです。
妊娠中期以降の薬を使った花粉症治療では、安全性が確認されている一部の内服薬や、血液中に成分が移行しにくい点鼻薬や点眼薬などの局所用薬を使用します。

32) 樋渡 直ら : 抗アレルギー点鼻薬で花粉症をコントロールできない妊娠中の女性

オーストラリア医薬品評価委員会の分類基準によると妊娠中期以降に服用できる薬には、抗アレルギー剤のポララミンやレスタミン、ペリアクチンなどがあります。
これらの薬は症状に応じて選択する必要がありますので、妊娠中の花粉症治療でお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。

食物アレルギーの発症予防のために、妊娠中や授乳中に母親が食物を除去しても ..

OTC医薬品でも妊婦や授乳婦が使える薬はいくつかあるので、状況に応じて紹介できるようにしておく必要があります。もちろん使える薬の中にも使用に注意がいるものもあるので、薬の向き不向きも併せて知っておくことが大切です。

4.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください ..

出産後・授乳中も、服用した薬は血液を介して母乳中に移行します。
そのため、出産後・授乳中も薬を使わない花粉症対策が一般的です。

授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください ..

抗ヒスタミン薬の代表的な副作用が眠気や集中力低下です。上述した脳内のヒスタミン受容体占有率が高いほうが眠気が出る傾向が強いです。また逆に効果も占有率が高いほうが強い傾向にあると思います。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、 花粉症に対してアレグラFX 2DF/

スギ・ヒノキ花粉が鼻粘膜において引き起こしている炎症を抑えるために、ステロイドを含んだ点鼻薬の処方ができます。

アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

第2世代は副作用が少ないのが特徴です。たとえば、花粉症薬の代表的な副作用である眠気を引き起こしにくいものが多いです。口の乾きや頭痛といった副作用も、第1世代と比べると比較的出にくい傾向にあります。

妊娠5カ月以降の妊婦に対する安全性が確認されている内服薬の成分

クラリチンEX、アレグラFXは、ともに授乳中の服用は『してはいけないこと』とされています。クラリチンEXに含まれるロラタジンは、母乳中への移行が極めて少ないため授乳中でも安全性が高いとされている成分ですが、OTC薬では授乳中の使用は不可となるので注意が必要です。

花粉やハウスダストなどによる、鼻づまり・鼻みず・くしゃみに効く「アレグラFX ..

花粉症の薬を服用して眠くなるのは、抗ヒスタミン薬の成分が脳に到達してヒスタミンのはたらきをブロックするために起こります。第2世代のビラノア・アレグラは特に眠気が出にくい薬です。

スギ花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで ..

当院は内科なので、ときどき体調の悪い授乳婦さんからご相談があります。授乳中なので、お薬を飲むとしても、より安全に使用したいと誰もが考えるでしょう。そんな方に役立つように、授乳とお薬について基本的な考え方をまとめてみました。できるだけお母さんの不安やお子さんの危険が少なくなればと思っています。
海外では普通に授乳が行われている薬でも、日本では授乳禁止になっていることが多いのが現状です。急な授乳中止は乳腺炎の原因になることがあり、慎重な判断が求められます。
日本では、国立成育医療研究センターが情報を集積し、添付文書(薬の能書き)へ反映させる取り組みを行っています。インターネットサイトの情報源として、国立成育医療研究センターのページに「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」「授乳中の使用には適さないと考えられる薬」のリストが掲載されていますので、参考になると思います。

樹木やイネ科植物、ブタクサの花粉など、特定の季節にのみ存在する物質が引き金となって起こる(花粉症などの ..

風邪薬と花粉症の薬には飲み合わせの悪いものがあります。例えば、抗ヒスタミン薬や血管収縮薬がどちらにも含まれていて、併用の結果血中濃度が非常に高くなってしまう恐れなどがあります。

第2世代のビラノア・アレグラは特に眠気が出にくい薬です。 このほか、抗 ..

●レーザー治療といえども症状を抑える対症療法の一つであり、スギやヒノキなどに対するアレルギー体質が体からなくなってしまうということではありません。
ただし、全く薬なしで満足して頂ける人や、薬の量や期間を減らす事が可能だったりと、患者様の重症度や個人差にもよりますが、症状の改善を期待できます。
●このレーザー治療は保険が適用できますので、3割負担の方で費用は、両鼻合わせて約9,000円程度になります。

DHCアレルギー鼻炎錠FX<アレルギー専用鼻炎薬>[第2類医薬品]

・白血球中の好酸球の%がわかります。これは、過敏性の指標になります。上記のいろいろな抗原にかぎらず、温度・気圧・ちょっとした刺激にも反応しやすいかどうかがわかります。好酸球が5%以上ある方は、過敏になっていると考えていいです。