1/72 アメリカ海兵隊 AH-1W スーパーコブラ 攻撃ヘリコプター


タイで開催される合同軍事演習 Cobra Gold(コブラ・ゴールド)。ここで行われるジャングル・サバイバルトレーニングの一環で、米海兵隊がコブラの生き血を飲むのが演習の風物詩でした。しかし、動物愛護団体の反対により、この風景はもう見られなくなるかもしれません。


アカデミー 1/35 アメリカ海兵隊 AH-1W スーパーコブラ NTSアップグレード プラモデル.

機体後部の様子。マーキングは米海兵隊の練習機を選択し、華やかな装いとしました。

2012年5月、ヨルダンのAH-1F(左手前)とともに飛ぶアメリカ海兵隊のAH-1W(右奥)。前者は基本的に陸上自衛隊が使用するAH-1S「コブラ」と同じ機体(画像:アメリカ海兵隊)。

エンジンの更新、回転翼の構造一新、スタブウイングなど機体形状の変更まで行っているからこそ前述したように95%も新造なのですが、それならばあえてAH-1シリーズと謳わず、新型機として型式も新たに付与すればよさそうです。

なぜ新規開発とせず、「AH-1WからAH-1Zへ改修」と謳ったのでしょう。アメリカ会計検査院の報告書によると、議会もAH-1Wの能力不足は認識していたようです。にもかかわらず、改修としたのには、次のような理由が考えられます。

アメリカ海兵隊 機材一覧 ベル AH-1 シーコブラ/スーパーコブラ


の訓練といえばといったイメージがあるかもしれませんが、いついかなる状況でも食料を調達しエネルギーを補給できるサバイバル能力を身につけることも重要な訓練の一部です。

肉体と精神を限界まで鍛え上げた海兵隊員たるもの、実戦でジャングルや砂漠のさなかで食料が尽きるといった過酷な状況に追いこまれた時「ゲテモノが食べられない」といって餓死するわけにはいきません。というわけで、タイで開催中の合同軍事演習「」ではカエルやサソリ、トカゲを食べ、コブラの生き血を飲むサバイバル訓練が行われました。

詳細は以下から。※多少ショッキングな画像も含むので注意してください。



2月1日~11日までタイで開催中の合同軍事演習「コブラ・ゴールド」にはタイ・アメリカ・シンガポール・インドネシア・日本・韓国の6カ国から1万4000人以上の軍事要員が参加していますが、サソリやトカゲを食べるジャングル・サバイバル訓練はがアメリカ海兵隊に指導するという形で行われました。

タイ王国海軍のインストラクターが素手でコブラを捕まえる様子を見学するアメリカ海兵隊員たち。

Cobra Gold(コブラ・ゴールド) は1982年から続く米軍とタイ軍主催による東南アジア最大の多国籍軍合同軍事演習です。2005年からは自衛隊も参加しています。水陸両用攻撃、地雷破壊、災害救助、諸兵科連合の実弾演習など様々な演習が含まれていますが、その中に、タイの過酷なジャングルを利用した2週間に及ぶサバイバルトレーニングがあります。そこではジャングルに精通するタイ軍のインストラクターによって、ジャングルを生き抜くための様々サバイバル技術を学びます。サバイバルにおいて大切なのは極限状態に陥った時の食料と水の確保に関する知識です。トレーニングでは実際にジャングルに自生する植物や昆虫を食べます。そして、このトレーニングのクライマックスがキングコブラの生き血を飲むことです。蛇の血は滋養強壮効果があるとして古来よりアジアでは重宝されてきました。タンパク質、鉄分、脂質、アミノ酸など栄養豊富でジャングルにおいては貴重な栄養源であり、水分の摂取方法です。サバイバルトレーニングに参加する米海兵隊員がそこでワイルドに蛇の血を飲む様子はこの演習の風物詩でした。

アメリカ海兵隊 攻撃ヘリコプター AH-1W ウィスキーコブラ

このセットはAH-1コブラをアメリカ海兵隊向けに改良したAH-1Wスーパーコブラのマーキング3種類を収録。

■AH-1W BuNo. 160820, HMLA-467 9.11 FDNY ニューヨーク市消防局 トリビュート塗装
■AH-1W BuNo. 162546, HMLA-167 "ウォーリアーズ"
■AH-1W BuNo. 165284, HMLA-773 "レッド・ドッグ"

しかし、これらの行為は動物愛護団体にとってはあまり好ましい行為ではありません。動物の倫理的扱いのための動物の権利グループ「Peoplefor the Ethical Treatment of Animals(PETA)」はこれらの行為を反対するロビー活動を2020年より開始。海兵隊総司令官のデービッド・バーガー大将、当時の国防長官のマーク・エスパー、海軍監察総監のジョン・フラー副提督、タイの当局者に手紙を書いて懸念を伝えるも、2020年3月の演習では例年通り、これらの行為は行われました。しかし、2021年の7月12日から8月13日にかけて行われたコブラ・ゴールドでは虫を食べたり、蛇の血を飲むという行為を行いませんでした。PETAの発表によれば、タイ軍の代表が今年のタイでのコブラ・ゴールド軍事演習では、ヘビ、トカゲ、その他の動物の使用または殺害はなかったとも報告。これをうけPETAは「我々の集中的なキャンペーンの後、タイと米国の軍隊が今年のコブラ・ゴールドの演習中に、このイベントの歴史で初めて、いかなる動物も殺さないという倫理的で安全な決定をしたことを誇りに思っています。」というコメントを出しています。

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コブラシリーズは主にアメリカ陸軍、海兵隊で使用され、
タイプ及び形状は陸軍、海兵隊で違います。
陸軍仕様のコブラで最新タイプがAH-1S コブラです。
このタイプはエンジンをライカミング T53-L-703 ターボシャフトエンジンに換装、
エンジンの高出力化に伴い動力伝達装置を強化しています。
又、出力の増加は武装搭載量に余裕をもたらしました。
最大武装搭載量として TOW ミサイル8発、ロケット弾38発、
機首に20mm 3連機関砲及び弾丸760発という重武装です。

しかし、2021年のコブラ・ゴールドは新型コロナのため、規模を大幅に縮小するなど例年通りではありませんでした。米海兵隊も中止するという公式発表をしているわけではなく、2022年以降も行われないかどうかは、まだ不透明です。


【12月予約】スペシャルホビー 1/48 米・ベルAH-1Gコブラ攻撃ヘリコプター・米海兵隊/米海軍 スケールモデル SH48235.

2006年から新しいAH-1Z Viper(ヴァイパー)に徐々に切り替えられており、海兵隊の攻撃ヘリはヴァイパーが主力となります。スーパーコブラのアップグレード版になりますが、スーパーコブラの2枚刃から4枚刃に増え、より高速で、装甲は強化され、より多くの兵器を搭載、オールグラスコックピットを備え、戦闘距離は伸び、アウトレンジからの攻撃も可能になるなど、多用途での任務遂行が可能になっています。

アメリカ海兵隊 攻撃ヘリコプター AH-1W ウィスキーコブラ 画像一覧


新規開発の場合、仕様書を作ってメーカーを募りトライアルとコンペを行わなければなりません。しかも開発されたものが海兵隊の運用に適したヘリコプターに仕上がる確証はなく、最悪、開発中止になってしまう可能性もあります。

しかし「改修」であれば、AH-1シリーズの開発元であるベルと契約し、開発を任せることができるほか、海兵隊の要求も伝えやすくなります。またアメリカ議会も機体性能を上げてコストを下げる一石二鳥の策として、改修ならばと予算を認可した模様です。そのため海兵隊、メーカー、議会の三者は、ほぼ新造機と認識しつつも、「改修」とあえて言ったように思われます。

1/72 AH-1Z コブラ アメリカ海兵隊 303訓練部隊

AH-1 コブラは、ベル・エアクラフト社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。
1967年にUH-1をベースにベル・ヘリコプター社が開発した世界初の本格的な攻撃ヘリコプターで、その後登場する各国の攻撃ヘリに大きな影響を与えた。
当初はAH-56の開発の遅れからその完成までのつなぎとして採用されたが、AH-56がキャンセルされたために、主力攻撃ヘリとして運用され続ける事になった。
初飛行は1965年9月7日。
1967年から現在までに、1,000機以上が製造された。
乗員2人。
前席に射撃手、後席に操縦士が縦一列に搭乗する、タンデム式コックピットを採用し、機首下に機関砲を搭載する。
これは後に各国で開発されることになる戦闘・攻撃ヘリコプターでも、広く採用されることになる。

デカールは海兵隊が3種・海軍が1種です

スケール:1/48
形態:スケールモデル
メーカー型番:SH48235

▼商品登録日:2024年11月13日

スペシャルホビー 1/32 AH-1G 米海兵隊・米海軍 コブラ

商品解説■アメリカ海兵隊の要求によって開発されたコブラの発展型です。
洋上飛行に対応してエンジンを双発化し安全性を高めています。
揚陸時、地上部隊の援護として運用されています。

スペシャルホビー 1/32 AH-1G 米海兵隊・米海軍 コブラ

スーパーコブラは、サイドワインダー空対空ミサイルとサイドアーム対レーダーミサイルの両方を装備した最初の攻撃ヘリでした。AIM-9Lサイドワインダーは全方位の短距離空対空ミサイルで射程は15kmです。AGM-122サイドアームはレーダー施設の電波を探知する小型のミサイルで射程は15km以上です。この他にもヘルファイアミサイルや20mmガトリング砲やロケット砲などを装備し、敵の地上部隊にとっては非常に脅威でした。

1/350 米海兵隊AH-1W スーパーコブラ・ヘリコプター3機入り

商品解説■AH-1 コブラは、ベル・エアクラフト社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。
1967年にUH-1をベースにベル・ヘリコプター社が開発した世界初の本格的な攻撃ヘリコプターで、その後登場する各国の攻撃ヘリに大きな影響を与えた。
当初はAH-56の開発の遅れからその完成までのつなぎとして採用されたが、AH-56がキャンセルされたために、主力攻撃ヘリとして運用され続ける事になった。
初飛行は1965年9月7日。1967年から現在までに、1000機以上が製造された。
乗員2人。前席に射撃手、後席に操縦士が縦一列に搭乗する、タンデム式コックピットを採用し、機首下に機関砲を搭載する。
これは後に各国で開発されることになる戦闘・攻撃ヘリコプターでも、広く採用されることになる。

★デカールは海兵隊3種と海軍1種★

【商品詳細】
スケール:1/48

1/72 ベル AH-1G ヒューイコブラ ”アメリカ海兵隊”



しかしAH-1Z「ヴァイパー」は、AH-1シリーズとはいえ、ほぼ新規開発といえるほどの機体です。外見は従来のAH-1W「スーパーコブラ」によく似ているものの、95%はほぼ新造です。

まずAH-1WとAH-1Zを見比べて一目瞭然なのが、機体上部の回転翼(ローター)の形状です。前者は2枚のシーソーローターですが、後者は折り畳み式の4枚ローターです。シーソーローターは整備面、コスト面で非常に有利ですが、4枚ローターと比べるとマイナスGに対して弱いという欠点を有しています。

対して4枚ローターは構造が複雑になり、部品点数も多くなるため、整備面やコスト面では2枚ローターに負けますが、AH-1Zの4枚ローターは無関節構造を採り入れることで、一般的な全関節式の4枚ローターと比べてパーツ点数を抑え、高い応答性を確保しています。

1/72 ベル AH-1G ヒューイコブラ ”アメリカ海兵隊” ..

AH-1Z「ヴァイパー」とAH-1W「スーパーコブラ」の比較写真。上がZ、下がW。メインローターやテールローター以外にも機首のセンサーなど相違点がある(画像:アメリカ海兵隊)。

似たような例は、最新の大型輸送ヘリコプターCH-53シリーズにもあります。アメリカ海兵隊はCH-53E「スーパースタリオン」の後継としてCH-53K「キングスタリオン」を開発しました。CH-53Kは型式などから判断すると既存のCH-53Eの改良型のように感じますが、フレーム含めて一から設計された新造機です。これもまた開発期間の短縮とコスト低減のための“方便”のようです。

なお洋上で運用することから、もちろんAH-1Zには塩害対策のコーティングが施されています。このコーティングは陸軍機であるAH-64「アパッチ」にはありません。このような海兵隊特有の仕様が施されていながら整備性は向上しているため、性能を別にして運用コストだけで見ると、アメリカ陸軍のAH-64Eより海兵隊のAH-1Zの方が低く抑えられるようです。これらの点も海兵隊がAH-1Zを調達するひとつの理由でしょう。

タイプ及び形状は陸軍、海兵隊で違います。 陸軍仕様のコブラで最新タイプがAH-1S コブラです。

韓国軍は海兵隊の兵力173人、上陸突撃装甲車(KAAV)8台、揚陸艦1隻を送る計画だ。

世田谷模型: 予約 米海兵隊AH-1Wスーパーコブラ・ヘリコプター [CB5049] - ブロンコ 1/350 3機入り.

米海兵隊は昨年3月に発表した大規模な部隊再編計画「Force Design 2030」に従ってハワイに配備されていたヘリコプター戦力の廃止を開始した。

米・ベルAH-1Gコブラ攻撃ヘリコプター・米海兵隊/米海軍 淋しい

【ソウル聯合ニュース】韓国の海兵隊がタイで来月実施される多国間軍事演習「コブラゴールド」に参加することが3日、軍消息筋の話で分かった。

コブラ・ゴールド2024で水陸両用攻撃を行うタイ海兵隊。ロイター

米海兵隊は2030年までの10年間で主力戦車M1A1を装備する戦車大隊の全廃、歩兵大隊を3個大隊削減、砲兵大隊を16個大隊削減、水陸両用車中隊を2個中隊削減、F-35B/Cを装備する飛行中隊の定数を16機から10機に削減、MV-22とCH-53Eを装備する飛行中隊を各1個飛行中隊廃止、AH-1Zを装備する2個飛行中隊廃止、調達を予定していたF-35B/CとCH-53Kの調達を各130機分キャンセル、総兵力の7%にあたる約1万2,000人の兵士を削減する部隊編成計画「Force Design 2030」を発表した。