フィナステリドよりも 強力にAGA進行を抑制することができる デュタステリド。
ザガーロは医薬品のため、副作用があります。当院の患者様で、ザガーロを処方された方からは、副作用の報告はほとんど受けておりませんが、事前に確認しておきましょう。
デュタステリド服用時の注意点として、主に次の4つが挙げられます。
カナダ・トロント大学の研究者たちがネットワークメタ分析で臨床試験23件のデータから3種類の相対的な有効性を比較し、順位付けしたものだ(研究結果の論文は「Relative Efficacy of Minoxidil and the 5-α Reductase Inhibitors in Androgenetic Alopecia Treatment of Male Patients: A Network Meta-analysis」。「JAMA Dermatology」2022年3月発行号に掲載)。
デュタステリドカプセル(ザガーロジェネリック)とミノキシジルを併用することでより効果が実感しやすくなります。
ただ、効果が強いからザガーロを選択するべきということではなく、ことが大切です。
この研究結果によると、治療開始24週間後の総毛髪数の変化において最も有効性が高いのは「デュタステリド内服薬 0.5mg/日」だった(次ページのランキング表参照)。
テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、AGAは主にⅡ型が関与しているといわれています。フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼを阻害する働きがある一方、デュタステリドはⅡ型に加えⅠ型も阻害する作用があります。
となっています。女性がデュタステリドを服用しても、AGAの効果は期待できません。
前頭部から頭頂部にかけて薄毛・抜け毛が進行するのがAGAの特徴ですが、デュタステリド(ザガーロ)は薄毛が進行しがちなこれらの部位に効果的に作用します。
2)薬代 フィナステリド1mg(28日分)4,950円 デュタステリドカプセル0.5mgZA(30日分)6,600円
デュタステリドを服用する際には、次のようなことに注意しましょう。
デュタステリドが特に選択されるケースとして、30代前半以下で脱毛が急速に進行している場合があげられます。強力なDHT抑制作用が必要とされるため、デュタステリドの選択が有利です。
早い人では2〜3ヶ月で効果を感じる場合もありますが、遅い場合は1年程度かかることもあります。
デュタステリドの重大な副作用には、以下のような症状が見られます。
ザガーロを飲み忘れても、1日1回1カプセルのペースは守るようにしましょう。自己判断で、一度に2カプセルを服用するのはやめてください。また、効果が現れはじめたからといって、服用方法を変更したり、服用を中止したりするのは避けましょう。AGA治療は、薬を継続して使用することが重要です。
デュタステリドやフィナステリドの副作用に性的欲求の減少やEDがあるのです。
とはいえ、副作用が起こる可能性はゼロではありませんので、クリニックでの受診を行ってから使用するようにしましょう。
これらのAGA治療薬は効果がそれぞれ異なるため併用が可能です。
注1)自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。
注2)投与中止後も持続したとの報告がある
そこでこの記事では、デュタステリドの効果について解説していきます。
初めてAGA治療を検討されている方に向けて、治療の種類や効果、副作用など事前に知っておくべきことについてまとめています。
デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)治療に用いられる内服薬です。
デュタステリドには薄毛を予防する効果が期待できるため、発毛を促進する作用を持つ薬と併用することで効果の実感度が上がるといわれています。
ここでは、そんなデュタステリドについて期待できる効果や期間を見ていきましょう。
この記事では、デュタステリドの効果や副作用について詳しく解説します。デュタステリドの服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
デュタステリド(ザガーロ)は、AGAで薄くなった髪の毛の本数を増やします。
先の通り、抜け毛の原因とされる「DHT(ジヒドロテストステロン)」は男性ホルモンが変化して生じます。この薬はフィナステリドと同様に、男性ホルモンが DHTに変化するのを抑える薬です。しかし、デュタステリドはフィナステリドよりもDHTへの変化を抑える効果が高いです。
これらの副作用が見られた人は1%未満であり、危険性は低いとされています。
ザガーロは男性ホルモンに作用する医薬品のため、小児や女性、特に妊産婦は注意すべき事柄があります。
作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。
アボルブもザガーロと同様に、デュタステリドを有効成分とする医薬品です。
しかし、適応症が前立腺肥大症として承認されたものです。ただ、ザガーロと有効成分が同じであることから、AGAに対する効果も期待でき、また価格も安価なことからジェネリック医薬品と混同されてしまいがちです。基本的にはAGA治療に使用されることはありませんが、一部のAGA専門クリニックでは処方してもらえるケースもあります。ただし、適応外の処方となることから、信頼できる専門医師の判断のもとで使用する必要があります。
デュタステリド(ザガーロ)を服用すると、生え際から頭頂部にかけて発毛できます。
なお、臨床実験においても、髪の毛の太さを改善する効果が確認されています。そのため、薄毛部分をボリュームアップしたいという方にもおすすめのAGA治療薬です。
効果が実感されるようになるまでの期間は 最低でも 半年は必要です。
また、デュタステリドは厚生労働省から認可を受けている薬剤です。最近では一般病院の皮膚科でも取り扱っている場合があります。気になる方は公式サイトや電話などで確認してみることをおすすめします。
効果の現れ方は、AGAの進行度や個人の体質によって異なります。
ではこの3種類のうち、男性のAGA治療で最も効果が高いのはどれか。それを調べる研究結果が2022年に発表された。
フィナステリド(プロペシア)デュタステリド(ザガーロ)のリスク副作用について
そのためデュタステリドはフィナステリドよりも、効果が高いとされており1.6倍もの増毛効果が期待できるとされています。
効果が高いということでもありますが、体内から薬が抜けるのには時間がかかります。
さらにⅡ型5αリダクターゼに対するデュタステリドの薬理作用はフィナステリドの3倍であり、フィナステリドと比べ1.6倍の増毛効果があるとされています。
デュタステリドはフィナステリドよりかなり長く効く薬剤なのです。
AGA治療薬を服用して髪の毛の本数が増えたとしても、1本1本の髪の毛が細いとボリュームは出にくいです。その点、デュタステリド(ザガーロ)には硬くて太い髪の毛に成長させる効果があるため、服用による効果を実感しやすいでしょう。
ザガーロは内服なので気になる部位への局所作用が薄いという点があげられます。
ザガーロカプセルの添付文書に記載の副作用は上記の通りです。勃起不全や精力減退などが、主な副作用として挙げられます。これらの副作用が生じてご不安な方は、医師にご相談ください。
以下の表は、デュタステリドとフィナステリドを比較したものです。
初期脱毛は治療効果が順調に現れているサインです。1ヶ月半ほどで徐々に落ち着いていくので、焦らずに薬の服用を継続してください。
デュタステリド(ザガーロ)に細かな服用時間は定められていません。
・副作用に注意: ザガーロの使用には副作用のリスクがあります。一部の副作用には性欲低下、勃起障害、乳房の腫れや痛み、精子の量や質の変化などが含まれます。これらの副作用が現れた場合は、直ちに医師に報告しましょう。