日本語 NK1受容体拮抗薬+パロノセトロン+デキサメタゾンday1
1サイクル:ペムブロリズマブ 21または42日,nabパクリタキセル 28日
ペムブロリズマブ(3週毎の場合)
1サイクル:21日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ペムブロリズマブ200 mg+生理食塩水50 mL 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
ペムブロリズマブ(6週毎の場合)
1サイクル:42日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ペムブロリズマブ400 mg+生理食塩水50 mL 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
nabパクリタキセル(3週投与1週休薬)
1サイクル:28日
投与日:day 1,8,15
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg※+生理食塩水50 mL 15分
2.nabパクリタキセル100 mg/m2(100 mgあたり20 mLの生理食塩水で懸濁) 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
※省略可
主たる結果の公表済み/Main results already published
現在, 抗がん薬の副作用である悪心・嘔吐の評価方法としては, CTCAE (Common Terminology Criteria for Adverse Event) v4.0-JCOG が用いられているが,これは制吐療法の評価方法ではない(→)。従来のわが国の制吐療法における臨床試験では,悪心・嘔吐が「ない」,「我慢できる」から,「ほとんど食べられない」といったチェック項目を患者に提示して個々の治療効果を示してもらうなどの方法がとられていた。最近の臨床試験では,がん薬物療法施行後0~120 時間の完全制御割合,0~24 時間の完全制御割合(急性),24~120 時間の完全制御割合(遅発性)などが評価項目として用いられている()。しかし,医療者は過小評価の傾向が指摘されており,悪心・嘔吐の予測がどの程度できているかの評価も重要である。また, 患者自身による主観評価にあたる Patient-Reported Outcome (PRO) の重要性も認識されてきており, がん臨床試験における患者の自己評価に基づき, 有害事象評価の正確性と高い精度のグレーディングを追及したツールとしてPRO-CTCAEが公開されてきており(), 日常診療として客観的評価とどのようにして関連づけて評価していくか等に関する検討が必要になるであろう。
1サイクル:ペムブロリズマブ 21または42日,パクリタキセル 28日
ペムブロリズマブ(3週毎の場合)
1サイクル:21日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ペムブロリズマブ200 mg+生理食塩水50 mL 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
ペムブロリズマブ(6週毎の場合)
1サイクル:42日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ペムブロリズマブ400 mg+生理食塩水50 mL 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
パクリタキセル(3週投与1週休薬)
1サイクル:28日
投与日:day 1,8,15
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg+ファモチジン20 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.マレイン酸クロルフェニラミン10 mg+生理食塩水50 mL 15分
3.パクリタキセル90 mg/m2+生理食塩水250 mL 60分
4.生理食塩水50 mL 15分
デキサメタゾン投与群はデキサメタゾン非投与群に比べて、25 の試験での急性嘔吐(抗
手技動画や患者指導、ガイドライン解説など、明日からの臨床現場ですぐに使えるコンテンツを、豊富に取り揃えています。メディカル専門の編集部が会員医師の声をもとに厳選してお届け。
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[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液
予防的制吐療法に用いられるデキサメタゾンは化学療法による嘔気・嘔吐(CINV)を抑制する効果が期待できる反面6),不眠,胃腸障害,骨密度低下,糖尿病などといった有害事象7-9)が懸念されるため,その使用量は必要最低限にすることが望ましいと考えられます.そのため,デキサメタゾンによる有害事象を軽減するためにday2以降のデキサメタゾン投与を行わないステロイドスペアリングの有用性について多くの検討がなされています.中等度催吐性リスクに分類されるレジメンにおいて,5-HT3受容体拮抗薬として第2世代であるパロノセトロンを用いて,デキサメタゾンをday1〜3に投与した場合とday1のみに投与した場合を比較したところ,CR(嘔吐なし,レスキューの制吐薬なし)においてほぼ同等の効果が示された,とする報告がいくつかあります10-12).また,高度催吐性リスクのレジメンにおいても,ステロイドスペアリングが可能であったとの報告があります13).ただし,この報告ではアントラサイクリン系抗がん薬を含むレジメンでは可能であるが,シスプラチンを含むレジメンではステロイドスペアリングは控えた方がいいかも,とも言及しています.これは,シスプラチンはアントラサイクリン系レジメンよりも嘔気の発現が遅いことに起因しているかもしれません14).奈良県立医科大学附属病院では,アントラサイクリン系レジメンと中等度催吐性リスクのレジメンについては,5-HT3受容体拮抗薬にパロノセトロンを用いて,day2以降のデキサメタゾンなし,で標準化しています.そして,嘔気嘔吐のリスクが高い患者さんに対しては,アプレピタントやオランザピン追加を推奨しています.
1サイクル:21日
投与日:ペムブロリズマブ day 1,
:ゲムシタビン+カルボプラチン day 1,8
【点滴静注】投与日:day 1
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ペムブロリズマブ200 mg※+生理食塩水50 mL 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
4.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン6.6 mg+生理食塩水50 mL 15分
5.ゲムシタビン1,000 mg/m2+生理食塩水100 mL 30分
6.カルボプラチンAUC 2+生理食塩水250 mL 60分
7.生理食塩水50 mL 15分
※ペムブロリズマブは400 mg 6週毎も可
【点滴静注】day 8
1.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン6.6 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.ゲムシタビン1,000 mg/m2+生理食塩水100 mL 30分
3.カルボプラチンAUC 2+生理食塩水250 mL 60分
4.生理食塩水50 mL 5分
肺癌化学療法におけるデキサメタゾン 8 mg と 16 mg の急性及び
嘔気・嘔吐に関連した患者側のリスク因子としては,いくつか報告があります.Sekineらがパロノセトロンを用いた2つの第Ⅱ相試験と1つの第Ⅲ相試験のデータをもとに検討したところ,急性期(抗がん薬投与後24時間以内)では,女性,55歳未満,喫煙歴なし,飲酒習慣なし,が,また遅発期(抗がん薬投与後24時間以降)では,女性がリスク因子として抽出されました3).別の報告では,60歳未満,睡眠時間が7時間未満,悪阻の経験がある,前のサイクルでCINVの既往がある,などの因子が報告されています4).リスク因子により加点して,ある点数以上を有する患者には制吐療法を1段階強化することが勧められており5),実臨床でも,個々の患者背景を考慮して,制吐薬を適切に選択できる知識とスキルが求められています.
経口抗がん薬における催吐性リスクについては,MASCC/ESMO ガイドライン2016 を参考に作成委員会内でコンセンサスを確認し, それ以外の薬剤については承認申請時のデータ,代表的な臨床試験の報告をもって に示すリスク分類とした。わが国で使用頻度の高いテガフール・ギメラシル・オテラシル(S-1)では,悪心の発現頻度は3~54%,Grade 3/4 は0.2~7.1%,嘔吐の発現頻度は14~28%,Grade 3/4 は1.2~4.3%と報告されており,軽度リスクに分類した。トリフルリジン・チピラシル(TAS-102)は悪心と嘔吐の発現頻度がそれぞれ48%,28%であることから中等度リスクに,アレクチニブは悪心の発現頻度が13%であり軽度リスクに分類した(→)。レンバチニブでは悪心の発現頻度が41%, Grade 3 が2.3%であり, 中等度リスクに分類した。
「抗がん剤報告書:デキサメタゾン」は平成17年1月21日開催の薬事 ..
レジメンを設定する際には,ガイドラインに準じた予防的制吐薬を設定することが望ましいですが,個々の患者の嘔気・嘔吐に関するリスク因子(コラム⑤参照)や放射線照射の併用などにより制吐療法をガイドラインの記載内容よりもさらに強化する,などの個別化が必要になるケースも念頭に置く必要があります.
薬剤師のためのBasic Evidence(制吐療法) | 日医工株式会社
1サイクル:28日
投与日:アテゾリズマブ day 1,15
:nabパクリタキセル day 1,8,15
【点滴静注】投与日:day 1,15
1.生理食塩水50 mL 15分
2.アテゾリズマブ840 mg+生理食塩水250 mL 60分(初回)
30分(2回目以降)
3.デキサメタゾン6.6 mg※+生理食塩水50 mL 15分
4.nabパクリタキセル100 mg/m2(100 mgあたり20 mLの生理食塩水で懸濁) 30分
5.生理食塩水50 mL 15分
※省略可
【点滴静注】day 8
1.デキサメタゾン6.6 mg※+生理食塩水50 mL 15分
2.nabパクリタキセル100 mg/m2(100 mgあたり20 mLの生理食塩水で懸濁) 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
※省略可
〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)〉通常、成人にはデキサメタゾン ..
1サイクル:21日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg※+生理食塩水50 mL 15分
2.nabパクリタキセル260 mg/m2(100 mgあたり20 mLの生理食塩水で懸濁) 30分
3.生理食塩水50 mL 15分
※省略可
消化管運動改善薬は,化学療法,放射線治療が原因でないがん患者の食欲不
1サイクル:21日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg+生理食塩水50 mL 15
2.ドセタキセル60~70 mg/m2+生理食塩水250 mL 60分
3.生理食塩水50 mL 15分
【内服】
デキサメタゾン錠8 mg 分2 day 1夜~day 3朝(2日間)
[PDF] ステロイド剤が導入された婦人科がん化学療法レジメンの評価
2) 渡部智貴,半田智子,加藤裕久.日本国内の臨床試験に基づく抗がん剤の催吐性リスク分類.癌と化療.2015; 42: 335-41.
デキサメタゾン製剤は、重症度分類中等症Ⅱ以上の新型コロナウイルス感染症の治療
予防的制吐薬は適正使用ガイドラインに基づいて催吐性リスク別に設定します().設定は最新のガイドラインに準ずることが望ましいです.ただし,海外と日本では用いられている制吐薬や添付文書での投与量が異なる場合もあり留意する必要があります.
[PDF] 《研究課題名》 乳癌の術前・術後補助化学療法 ..
化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)の予防に用いられるデキサメタゾンについて、投与日短縮法の制吐効果が明らかにされた。松下記念病院の岡田優基氏らは、パロノセトロン併用下でのデキサメタゾンの適切な投与期間について、個々の患者データに基づいたメタ解析を行った。Oncologist誌オンライン版2019年6月19日掲載の報告。
研究グループは、中等度催吐性リスク化学療法またはアントラサイクリン+シクロホスファミドを含む化学療法を受ける化学療法未治療の成人患者を対象に、パロノセトロン+デキサメタゾンday1(d1群)とパロノセトロン+デキサメタゾンday1~3(d3群)のCINVに対する効果を比較検討した無作為化臨床試験について、PubMedおよびMEDLINEを用いて検索するとともに手作業でも検索し、システマティックレビューを行った。
主要評価項目は、全期間(化学療法開始後5日間)における嘔吐なし・救済治療なしの嘔吐完全抑制率(CR率)で、非劣性マージンは-8.0%(d1群-d3群)とした。
主な結果は以下のとおり。
・無作為化臨床試験5件(計1,194例)が解析に組み込まれ、個々の患者データが収集された。
・d1群のCR率は、d3群に対して非劣性であることが示された(リスク差:-1.5%、95%CI:-7.0~4.0%、I=0%)。
・デキサメタゾンのレジメンと、リスク因子(化学療法の種類、性別、年齢、アルコール消費)との間に有意な相互作用はなかった。
癌薬物療法では、抗がん薬による副作用予防のために副腎皮質ステロイドであるデキサメタゾンが
1サイクル:21日
投与日:day 1,8
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.エリブリン1.4 mg/m2+生理食塩水30 mL 2~5分
3.生理食塩水50 mL 15分
・デキサメタゾンorドパミンD2受容体拮抗薬orオランザピンの
1サイクル:28日
投与日:day 1,8,15
【点滴静注】
1.デキサメタゾン6.6 mg+ファモチジン20 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.マレイン酸クロルフェニラミン10 mg+生理食塩水50 mL 15分
3.パクリタキセル80 mg/m2+生理食塩水250 mL 60分
4.生理食塩水50 mL 15分
化学療法によって誘発される遅発性の悪心・嘔吐の予防におけるデキサメタゾン単剤またはオンダンセトロンとの併用
各抗がん薬の催吐性リスクに関しては,「制吐薬適正使用ガイドライン(日本癌治療学会編)」に掲載されているリストを参考にします.新規抗がん薬などで,このガイドラインに記載がない場合は海外のガイドライン(NCCN,ASCO,ESMO/MASCCのガイドライン)を参考にします〔NCCNのガイドラインの閲覧には登録(無料)が必要ではありますが,更新の間隔もとても早く,新規抗がん薬の催吐性リスクを確認するのに有用です〕.
化学療法の化学療法誘発性悪心・嘔吐 (CINV) 予防において、 NCCN ..
1サイクル:21日
投与日:day 1,8
【点滴静注】
1.生理食塩水50 mL 15分
2.ビノレルビン25 mg/m2+生理食塩水50 mL 5分
3.生理食塩水100 mL 15分
がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道がん 二次治療以降
がん患者では,抗がん薬以外にも支持療法や併存症に対する治療薬を併用している場合が多いため,薬物相互作用によるそれぞれの薬効の変化にも留意した選択・用量調節が必要である(→)。
[PDF] 尿路上皮癌(膀胱癌) ドセタキセル+デキサメタゾン療法
1サイクル:21日
投与日:day 1
【点滴静注】
1.5-HT3受容体拮抗型制吐薬+デキサメタゾン9.9 mg+生理食塩水50 mL 15分
2.エピルビシン60~90 mg/m2+生理食塩水50 mL 15分
3.シクロホスファミド500~600 mg/m2+生理食塩水250 mL 30分
4.生理食塩水50 mL 15分
【内服】
アプレピタント125 mg day 1(化学療法薬投与60~90分前に内服),80 mg day 2,3(午前中に内服),
デキサメタゾン8 mg day 2,3,4