アトピー性皮膚炎の発症に重要と考えられているのがアトピー素因です。


8.ベシル酸ペポタスチン
二重盲検法ではないが、成人アトピー性皮膚炎72例において有効を示した報告がある15)


抗ヒスタミン作用を持たないアレルギー治療薬には、以下などがあります。

9.フマル酸エメダスチン
二重盲検法ではないが、湿疹・皮膚炎群のひとつとしての成人アトピー性皮膚炎48例において有効を示した報告がある16)

7.塩酸ヒドロキシジン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン
いわゆる古典型の抗ヒスタミン薬で、マレイン酸クロルフェニラミンの報告は掻痒に対して無効であった5)。塩酸ヒドロキシジンやフマル酸クレマスチンに対する報告でエビデンスの高い報告は、最近はない。

アトピー性皮膚炎は(乳児期で2か月以上、年長児で半年以上)です。

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮疹が全身に現れ、皮膚症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴の皮膚疾患です。

こうした背景を持つ方がアトピー性皮膚炎にかかりやすいことはわかっていますが、具体的になぜアトピー性皮膚炎を発症するかはまだほとんど分かっていません。

子供の20%ぐらいが、アトピー性皮膚炎であるとされていますが、大部分は軽症です。

6.トシル酸スプラタスト
成人アトピー性皮膚炎で、タクロリムス軟膏に本剤を併用し症状の改善が早い傾向を示した報告がみられた13)。また、難治性顔面紅斑をもつ成人アトピー性皮膚炎で、タクロリムス軟膏併用にて軟膏量が減少した報告があった14)

これまでアトピー性皮膚炎の治療はステロイド軟膏及び保湿剤の使用が主でしたが、昨今ではアトピー性皮膚炎に対する新たな飲み薬の開発やかゆみを抑える注射薬の開発が行われ、少しずつですが実際に使われるようになってきました。

1). アレルギー性鼻炎。 2). 蕁麻疹。 3). 皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 ..

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿しんが慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の病気です。
その原因や悪化要因は多種にわたります。そこで治療の基本になるのは薬物療法とスキンケアと悪化要因の除去です。
ここでは、治療の3本柱の1つであるスキンケアについてお話しします。

5.塩酸セチリジン
顔面・頸部に中等度以上の皮疹をもつ成人アトピー性皮膚炎で、タクロリムス軟膏との併用で掻痒に有効かつタクロリムス軟膏の灼熱感を有意に軽減し、その併用効果が示された12)。1999年ではあるが、カナダでの大規模な安全性の報告4)がある。


アトピー性皮膚炎のかゆみには、ヒスタミンだけではなく、他のいろいろなもの ..

アトピー性皮膚炎の治療では、皮膚をていねいに洗い保湿剤を塗る「スキンケア」を、「薬物療法」と並行して行うことが大切です。

アレグラ アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎 | 製品情報

4.塩酸エビナスチン
小児アトピー性皮膚炎でエビデンスの高い報告11)がなされた。塩酸エビナスチンとフマル酸ケトチフェンとの比較試験が行われ、両者間で非劣性、患者、医師の評価ともアトピー性皮膚炎の改善に有用であった。塩酸エビナスチンの安全性はフマル酸ケトチフェンと同程度との結果であった。

これらの薬を飲むことによってアトピー性皮膚炎のかゆみをある程度やわらげることができま ..

そこで、アトピー性皮膚炎の治療に役立つ情報について、皮膚科専門医の新潟大学大学院医歯学総合研究科 分子細胞医学専攻細胞機能講座 皮膚科学分野 助教 長谷川 瑛人先生からお話を伺いました。

皮膚科 > アトピー性皮膚炎治療薬 · フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「三和」, フェキソフェナジン塩酸塩

A1. アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮疹(ひしん)が繰り返し現れる病気です。顔や首、肘、膝などに左右対称に皮疹(ひしん)が出てくることが多いです。

アトピー性皮膚炎は先進国で最も一般的な皮膚の病気の一つで、子供の20%、大人の1 ..

3.ロラタジン
成人9)と小児10)でそれぞれ、エビデンスの高い報告があった。成人アトピー性皮膚炎で、ステロイド外用に本剤を併用した群はしない群より、痒が有意に減少した。小児アトピー性皮膚炎では、ロラタジンとフマル酸ケトチフェンとの比較した臨床治験において、両者間は非劣性であり、ロラタジンはアトピー性皮膚炎で有用、その安全性はフマル酸ケトチフェンと同程度との結果であった。

フェキソフェナジン(アレグラR)※は、アレルギーを抑える薬のなかでも「ヒスタミンH₁受容体拮抗薬」に分類される薬です。

また、アトピー性皮膚炎の患者さんは非常に多くいらっしゃいます。日本では、小学生より小さいお子さんの約10%がアトピー性皮膚炎と言われております。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は、このバリア機能が弱くなっていることが分かっています。これにより、水分が外に出てしまい皮膚が乾燥したり、外から異物が侵入しやすくなってしまいます。

(ヒスタミンなど)の作用を抑える第2世代の抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン ..

現在、ステロイド外用薬の効果や安全性は多くの研究で示されており、成人や小児を問わず、アトピー性皮膚炎の治療薬として推奨されています。

#アトピー性皮膚炎 · #アレルギー反応 · ikitekoso - Kiroro

2.塩酸オロバタシン
1094例の成人アトピー性皮膚炎に対する大規模な臨床治験5)があった。塩酸オロバタシン連続投与群と間欠投与群を比較検討した。連続投与群、間欠投与群とも有意に重症度が低下したが、アトピー性皮膚炎の痒は連続投与群で間欠投与群に比べより有意に抑制された。また、患者のQOLも向上した。

高齢アレルギー性鼻炎患者におけるフェキソフェナジン塩酸塩の安全性の検討に関する試 ..

A3. アトピー性皮膚炎の治療においては、症状があっても日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要にならない状態に到達し、それを維持できることを目標にします。

薬事情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介(2004年2月)

フェキソフェナジンは、H1受容体拮抗(きっこう)作用だけでなく、ケミカルメディエーター遊離抑制作用・炎症性サイトカイン遊離抑制作用・好酸球遊走抑制作用などを有するとされる第2世代抗ヒスタミン薬です。乳幼児から高齢者まで幅ひろく使用でき、眠気が少ないのも特徴で、内科・耳鼻科・皮膚科など多くの診療科で使用されています。
今回はそのフェキソフェナジンの「かゆみ・発疹」の副作用を紹介します。

フェキソフェナジン(アレグラ)、セチリジン(ジルテック)など ..

1.塩酸フェキソフェナジン
有効とする報告2編2,6)が抽出された。特に、Kawashimaら2)の論文は、大規模なプラセボ対照二重盲験ランダム化比較試験であり、EBM上、アトピー性皮膚炎に対する抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の有効性を証明した。もう一つの報告6)では、塩酸フェキソフェナジンと副腎皮質ステロイド外用薬との併用群と副腎皮質ステロイド外用薬のみの群を比較し、併用群で有意に痒、臨床が改善した。一方、小児アトピー性皮膚炎で、塩酸フェキソフェナジンとフマル酸ケトチフェンとを比較検討した臨床治験を行い、両者間は非劣性で、アトピー性皮膚炎に伴う痒をともに改善し、安全性についても臨床上問題となる有害事象が認められない結果を得た報告7)があった。

副作用モニター情報〈619〉 フェキソフェナジンによるかゆみ・発疹

さまざまな治療法がありますが、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインでも第一選択として推奨されている治療法は「ステロイド外用薬」です。

フェキソフェナジン塩酸塩配合|花粉症などによる鼻の症状に。【 ..

症例)男性幼児
アレルギー性鼻炎のためフェキソフェナジンドライシロップを服用開始。服用1時間後、足首と手首にかゆみが出現。翌日2回目の服用後、口の周りにも赤い発疹が出現したためフェキソフェナジン中止、オキサトミドに変更。翌日より発疹は消失。
投与2回とも症状が出たので、フェキソフェナジンによるアレルギーと判断。

ネットで調べたところ、医療用のアレグラはアレルギー性鼻炎に加え、蕁麻疹や皮膚 ..

これらの薬を飲むことによってアトピーのかゆみをあるやわらげることができますが、完全に止めることはできません。アトピー性皮膚炎のかゆみには、ヒスタミンだけではなく、他のいろいろなものがしているからです。かゆみ止めの飲み薬を、ステロイドやプロトピックなどの外用薬と組み合わせることによって、より強いかゆみのをすることができます。かゆみ止めの飲み薬は、あくまでもです。かゆみや炎症がな場合には、セレスタミン、プレドニン、リンデロンなどのステロイドの飲み薬を一時的にする場合もあります。その場合、特に副作用を出さぬよう、主治医の通りに服用することが大切です。

ネットで調べたところ、医療用のアレグラはアレルギー性鼻炎に加え ..

フェキソフェナジンの添付文書では、過敏症の項目で「そう痒(よう) 5%未満」「蕁麻(じんま)疹・発疹 0.1%未満」の報告があります。そう痒の割合が比較的高いのは注目点です。当モニターへの報告でも過去に発疹7例・そう痒5例の報告が上がっています。
もともとアレルギー症状の多い患者に処方される機会が多いことから、疾患による皮膚症状が出やすいことを考慮する必要があるかもしれません。また、かゆみなどで処方された場合、それが副作用と判断できず、症状の悪化につながる可能性もあります。アレルギー薬とはいえ「かゆみ・発疹が出る」ということを頭に置いておくことも大切です。
フェキソフェナジンは、鼻炎のみの適応ですが、一般用医薬品としてもひろく流通しているため、よりひろく使用されています。薬を飲んでもかゆみが止まらないという訴えがある時は、飲んでいるその薬が原因では? という発想をもってみましょう。
(全日本民医連医薬品評価作業委員会)