リンコサミド系のクリンダマイシン外用薬はニキビの治療に効果的です。


【質問】初めて送ります。うちの子供は今1歳2ヶ月なのですが、10月14日、15日に熱を出し16日に小児科に連れて行ったら、耳鼻科に行ってくださいと言われて紹介状をもって行ったのですがそこで、中耳炎といわれて今も治療中です。その間、抗生物質(ジスロマック)もきかず、何回か変えてもらったのですがダメでした。その後で、11月27日に大きい病院に行って下さいと言われていきました。そこでは、膿の検査をもう一度しますと言われて結果が、12月4日に出ますがとても心配です。この先、どのようにすればいいか教えていただけないでしょうか。おねがいします。


この3つの細菌によって、子どもさんの急性中耳炎が起こされるのです。

【回答】10月14日からの中耳炎ですと、ちょっと長引いている様に思います。お子さんのように1歳2ヶ月といわれますと、かなり長引く場合もありますので、膿の検査の結果で、どういう細菌の感染が起こっていて、どの薬が効くかが分かりますので、その病院の先生とよく相談して下さい。いろいろとお聞きになりたいことがあると思いますが、遠慮無く率直に担当の先生にお話になることです。遠慮は要りません。何と言ってもお子さんを直接診ている先生が現在の状態を一番よく把握しているはずです。

【1】体重別1日量(概算)は,15~25kg:200mg,26~35kg:300mg,36~45kg:400mg,46kg~:500mg。15kg未満の患児には細粒を投与。【2】外国の臨床における体内動態試験の成績から,500mgを1日1回3日間経口投与することにより,感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与期間は3日間とする。【3】4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。

ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,喘鳴,血管浮腫等が発現。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.2参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので,投与終了後も注意。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.3参照]〕【11.1.3】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全【11.1.5】急性腎障害〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢,血便等が現れた場合にはただちに投与中止〕【11.1.7】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,好酸球性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】QT延長,心室性頻脈(torsade de pointesを含む)〔QT延長等の心疾患のある患者には特に注意。[9.1.2参照]〕【11.1.9】白血球減少,顆粒球減少,血小板減少〔[9.7.2参照]〕【11.1.10】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕


レジオネラ症は4類感染症であり、直ちに保健所に届け出る義務がある。肺炎とポンティアック熱(インフルエンザ様の発熱疾患)の臨床病型に分けられるが、特に肺炎は、急激に進展する致死的肺炎として知られている。
わが国では市中肺炎の約3%を占め、ときに集団発生や院内肺炎としてみられる。レジオネラ属菌は土壌や河川などの環境中に分布するが、菌が循環式浴槽水・温泉水、給湯水などに侵入し、このエアロゾルを吸入することで感染が起こる。病原性が最も強いのはLegionella pneumophilaであり、レジオネラ肺炎全体の60-70%を占めるが、そのなかでも血清型1が多い。
潜伏期間は2-10日であり、高熱や全身倦怠感などの非特異的症状から始まり、遅れて呼吸器症状(咳、痰、呼吸困難など)が出現する。
中枢神経症状(頭痛、意識障害、逆行性健忘症など)や消化器症状(下痢、腹痛など)を伴う場合も多い。糖尿病、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患にもつ患者は重症化しやすい。

ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがある。投与中止。血圧の維持,体液の補充管理,気道の確保等を行う〕【11.1.2】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止。輸液,バンコマイシンの経口投与等を行う。[5.2,8.2,9.1.1,9.8.2参照]〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎【11.1.4】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.5】汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少〔[8.3参照]〕【11.1.6】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.4参照]〕【11.1.8】急性腎障害〔[8.5参照]〕

温泉歴などがある場合や、急速進行性でβラクタム系薬が無効な肺炎において本症を疑う。胸部画像所見は多彩な陰影を呈し、特異的な所見はない。著名な炎症所見、肝・筋酵素の上昇、低Na血症などがみられる。塗抹検査では特殊染色(ヒメレス染色など)が必要で、診断には特殊培地(BCYEa培地など)での培養や尿中抗原、特異的DNA、血清抗体価などの検査が用いられる。特に尿中抗原検査は迅速診断が可能なため有用であるが、血清型1以外の血清型には感度が低い。

ものもらいや結膜炎に効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。

レジオネラ属菌は細胞内増殖能を有しているため、細胞内移行が良好なニューキノロン系薬やマクロライド系薬を用いる。レジオネラ肺炎は重症化する傾向が強く、入院のうえ、十分量の静注薬を使用することが原則である。特にニューキノロン系薬は抗菌力に優れ、殺菌的に作用するため、レジオネラ肺炎治療の第1選択薬となる。治療薬は3週間程度を目安に使用する。

A、軽症の場合
処方例 下記のいずれかを用いるが、併用も可である。
1)グレースビット錠(50mg)2錠分2(効果不十分の場合4錠分2に増量)またはジェニナック錠(200mg)2錠分12)クラリス錠またはクラリシッド錠(200mg)2錠分1、またはジスロマック錠(250mg)2錠分1 3日間、またはジスロマックSR成人用ドライシロップ(2g)1回2g分1 空腹時ジスロマックは保外(菌種)、ただし肺炎での適用はある。


ジスロマック錠250mg (ファイザー) ジスロマック細粒小児用10% (ファイザー) アジスロマイシン錠250mg「サワイ」

11.1.2. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと(これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので、投与終了後も注意し、また、アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意すること)〔8.3参照〕。

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎。 · 用法・用量(添付文書全文)

非常に多くの「中耳炎の効能・効果を有する抗微生物薬」について、「中耳炎への使用にあたっては『抗微生物薬適正使用の手引き』を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する」こととする―。

ジスロマック細粒小児用10% | くすりのしおり : 患者向け情報

11.1.3. 薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV−6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。

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鼻の中は医学的には鼻腔(右図の緑の点線)と言いますが、鼻腔には左右の鼻のしきいである鼻中隔や下甲介、中甲介といった棚状の突起が存在します。鼻腔の周囲には副鼻腔という空洞があり、それには、ほっぺたの裏側にある上顎洞、両目の間にある篩骨洞、おでこの裏にある前頭洞、鼻の奥の一番深いところにある蝶形骨洞などがあります。これらの副鼻腔は全て細い穴で鼻腔に通じています。正常ではこれらの副鼻腔の中は、薄い粘膜で覆われていて、それ以外は空気で満たされているのですが、この空洞に炎症が起こるのが副鼻腔炎です。

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎

副鼻腔炎が起こる原因としては、まず風邪などのウィルスや 細菌の感染によって鼻腔に炎症が起ります。副鼻腔は鼻腔とつながっていますから、副鼻腔にも炎症が及びます。この状態が急性の副鼻腔炎ですが、急性の場合には自然に治ったり、短期間細菌を叩く抗生物質などの薬物療法で、比較的簡単に治ります。ただ、ここで問題となるのは、副鼻腔粘膜の炎症が長引いた場合で、そうなると本来うみを排出する能力を持った粘膜の働きが悪くなり、粘膜そのものが腫れ上がって鼻腔との交通路をふさいでしまい、さらに炎症が治りにくくなるという悪循環におちいります。この状態が慢性副鼻腔炎、俗に言う蓄膿症です。ひどいときには腫れた粘膜が鼻腔まで広がって、ポリープ(いわゆる鼻たけ)になったりします。
この他にも、ハウスダストや花粉によるアレルギーや、喘息などが副鼻腔炎を治りにくくする場合もありますし、鼻中隔弯曲症や中甲介蜂巣などの骨構造の異常も悪化因子となり得ます。

まずジスロマックから,この薬の乱用によってマイコプラズマの耐性菌が ..

・集団発生の可能性もあり、患者周囲に同様な症状を示すものがいないかを確認する。
・重症化しやすく、予後不良の場合があることを伝える。

例えば、喉の急性細菌性咽頭炎(ほとんど溶連菌が原因)と急性細菌性中耳炎(主に ..

近年、小児の副鼻腔炎は程度が軽くなってきており自然に治る傾向もあるため、減少傾向にあります。しかし、一方ではアレルギー性鼻炎の合併が60%弱に認められ、滲出性中耳炎などの耳の病気や頑固な咳の原因にもなるために放置できない副鼻腔炎が多いことも事実です。治療は成人の副鼻腔炎とほぼ同様でマクロライド系抗生物質の長期少量投与や抗ヒスタミン剤などの薬物療法が中心となります。ただ、保存的治療で良くならない場合やポリープがある場合、耳や咳などの合併症が良くならない場合は手術が必要となります。一般的には小児の副鼻腔炎は7~8歳をピークとしてそれ以後は治癒傾向にあるために10歳を過ぎても良くなってこないときに手術を考えます。現在では内視鏡下手術により、骨の発育に悪影響を与えない手術もできるようになってきましたが、小児の場合は必要最小限の手術がふさわしいと考えられています。また、術後の治療も重要で、成人以上に完全治癒までの時間がかかるために術後数年間は経過観察が必要です。

ジスロマックは1クールでも効果あるといわれていますが、場合によっては追加で ..

最近、学会などでも治りにくい副鼻腔炎としてしばしば取り上げられているのが好酸球性副鼻腔炎です。これは鼻内に増加している好酸球(自身の血球の一種)が主体となって炎症を起こしているものであり、通常の副鼻腔炎に比べて治療抵抗性であることが知られています。

前回、急性中耳炎について書きましたが、原因となる菌は同じものが ..

11.1.6. 偽膜性大腸炎(頻度不明)、出血性大腸炎(頻度不明):偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢、血便等があらわれた場合にはただちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

市中発症肺炎、中耳炎、溶連菌の第一選択薬。高用量で使用することにより

【質問】昨日(12月5日)違う病院に行ってきました。結果は、滲出性中耳炎と言われました。前の病院で、MRSAといわれたことも先生に言うと、今MRSAの菌は昔のように感染症ではないので大丈夫とは言われたのですが、少し心配は残っています。でもそこの先生は丁寧に説明もしてくれたので安心はしました。とりあえず、風邪には気をつけるようにとのことでした。MRSAの方はどういうものなのか教えてもらえますか?それと、手術とかは必要なのですか? お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いします。

中耳炎、内耳炎の原因ともなる病気です。 原因としては、細菌、ダニ寄生、外傷や ..

11.1.7. 間質性肺炎(頻度不明)、好酸球性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎。

ジスロマックというお薬を内科や耳鼻科、歯科などで処方された患者さん、結構おられるのではないでしょうか?ジスロマックはマクロライド系という系統の抗生剤(抗生物質、化膿止め)で、一言で申し上げればバイ菌をやっつけるお薬です。従って、バイ菌が原因で生じる化膿性の炎症がある場合=バイ菌のせいで膿んでいるような時にに用いられます。例えば耳鼻咽喉科では喉の炎症や中耳炎、小児科や呼吸器内科では肺炎や気管支炎、歯科では歯周病の急性炎症や根っこの先が膿んでいる場合などに使用されます。



ジスロマックはアレルギーの報告がほとんどないことや、副作用が少ないことが大きな特徴ですが、他の抗生剤にない画期的とも言える性質がございます。
このお薬は内服した後、胃腸から吸収され血液中に移動します。ここまでは他のお薬と一緒です。その後、白血球とともにバイ菌がいる場所=薬が効いてほしい病巣へ集まります。白血球にも色々種類がありますが、好中球というバイ菌がいる場所に積極的に移動し、パックマンのようにバイ菌を食べてしまう白血球の一種に取り込まれて移動するのです。また、薬の効き目が長く、化膿している病巣部分に集中的に留まるため、効いてほしい場所にだけ効き目を発揮して、身体全体に広がらないので副作用も少ないのです。





また、患者さん側のメリットとして、病巣に長く留まるということは、薬を飲む量を抑えられることに繋がり、1日1回3日間飲むだけで7日間効果が持続するため、薬を毎食後に飲む煩わしさが軽減できること、つい飲み忘れてしまうことも少なくなるのではないかと思います。