クロライド系抗生物質のクラリスロマイシンではスタチン系高脂血症薬や


①選択的PPARαモジュレーター(SPPARMα)として脂質代謝に関わる遺伝子の発現を調節することにより作用を示す高脂血症治療剤であり、1日1回投与の徐放性製剤です。

②空腹時血清TGのベースラインからの変化率(12週投与時)で、ペマフィブラート錠(即放性製剤)0.2mg/日に対し、パルモディアXR錠0.2mg/日及び0.4mg/日が非劣性であることが検証され、パルモディアXR錠0.4mg/日がパルモディアXR錠0.2mg/日の点推定値を下回っていることが確認されました。
該当する治験データはをご確認ください。

③空腹時血清TGのベースラインからの変化率の平均値(52週投与時)で、統計学的に有意な低下が認められました(p;1標本t検定)。また、効果不十分例に対してパルモディアXR錠の開始用量0.2mg/日から治療期12週以降0.4mg/日に増量した結果、増量前と比較し、増量後に空腹時血清TGの有意な低下を認めました(p;1標本t検定)。
該当する治験データはをご確認ください。

④承認時までに実施された臨床試験において、358例中33例(9.2%)に副作用が認められました。
重大な副作用として横紋筋融解症、肝機能障害、黄疸があらわれることがあります。
主な副作用はALT上昇、CK上昇、筋肉痛、発疹、糖尿病(悪化を含む)等でした。(承認時)
該当する治験データはをご確認ください。


マクロライド・スタチン併用と横紋筋融解症リスク(豪州)(Update)

上記によれば、TGAには2010年7月までに、スタチンとマクロライド系抗生剤を使用した患者25人から横紋筋融解の報告があり、高用量のスタチン、高齢者、甲状腺機能低下、糖尿病、ジルチアゼムやシクロスポリンの併用などでリスクが高まるとしてます。

該当するスタチンは、 CYP3A4で代謝されるで、また該当するマクロライドはCYP3A4阻害薬のです。CYP3A4に関与しない他のスタチンやマクロライドは問題ないとしています。

スタチン製剤の有害反応を比較するために、135のランダム化比較試験246955例 ..

TGAでは、これらスタチンを使用中の人にマクロライド系抗生剤(クラリスロマイシン、エリスロマイシン)の使用が必要な場合は、一時的にスタチンを休薬するか、他の抗生剤への変更を考慮すべきだとしています。

パルモディアは、優れたトリグリセリド(中性脂肪)低下作用とHDL-コレステロール(善玉コレステロール)増加作用をあわせ持つ薬剤です。この効果は2型糖尿病を合併した脂質異常症の方においても認められています。また、同系統のほかの薬剤がおもに腎臓から排泄されるのに対してパルモディアはおもに肝臓で代謝されるため、スタチン系薬剤を併用した場合の副作用(横紋筋融解症)発現リスクを低減させる可能性があると考えられています。

クラリスロマイシン(CAM)と相互作用を起こしうる薬剤を併用していないCAM処方.

『クレストール(一般名:ロスバスタチン)』、『リピトール(一般名:アトルバスタチン)』、『リバロ(一般名:ピタバスタチン)』は、いずれもLDL-コレステロール(LDL-C)値を下げる「HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)」です。

本ツールにて、「ゾコーバ錠125mg」の電子化されたに記載の相互作用(併用禁忌・併用注意)を検索できます。
最新の情報はをご確認ください。

機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。 ..

パルモディア錠(即放性製剤)の第Ⅲ相試験にてスタチン併用試験を行い、安全性と有効性を検討しました。
治療期24週時LOCF(Last observation carried forward)の空腹時血清TGのベースラインからの変化率は、プラセボ群-0.8%、パルモディア錠(即放性製剤)0.2mg/日群-46.8%、パルモディア錠(即放性製剤)0.2(0.4)mg/日群-50.8%と有意に低下し、プラセボ群との差は有意でした。(主要評価項目)
また、副作用発現率はプラセボ群15.7%(17/108例)、パルモディア錠(即放性製剤)0.2mg/日群19.3%(29/150例)、パルモディア錠(即放性製剤)0.2(0.4)mg/日群19.4%(32/165例)でした。

※0.2(0.4)mg/日群:8週時に空腹時血清TGが150mg/dL以上の場合、12週時より0.2mg/日から0.4mg/日に増量。

該当する治験時のデータはをご確認ください。

グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン」という種類の成分が、薬を分解する「CYP3A4」という小腸の代謝酵素を阻害します。それにより、薬の代謝や分解が遅くなり、薬の血中濃度が上がるので、薬の効果が強く長く出てしまう可能性があります。
グレープフルーツ単体では薬のような作用はありません。


スタチン薬併用時の横紋筋融解症発現リスク低減の可能性があるものの、注意喚起は ..

リピトール(一般名:アトルバスタチンカルシウム)は、HMG-CoA還元酵素阻害薬と呼ばれる系統の薬剤です。リピトールは、コレステロール合成に欠かせない肝臓のHMG-CoA還元酵素を阻害し、リピトールと同程度の活性を有する代謝物とともに肝臓におけるコレステロール合成を抑制します。結果として血中脂質量を低下させ、高コレステロール血症にともなう動脈硬化の発症をおさえます。
なお、「リピトール」という名称は「Lipid(脂質)」に由来します。

クラリスロマイアトルバスタチンの血漿中 機序: クラリスロマイシン

筋肉障害により筋肉の成分(ミオグロビン)か血液中に流れ出る副作用です。スタチン系の副作用でよく服薬指導していますね。

ロスバスタチン錠2.5mg「DSEP」との飲み合わせ情報[併用 ..

パルモディアとの併用が禁忌とされているのは、シクロスポリン(免疫抑制薬)とリファンピシン(結核などの治療薬)です。パルモディアとこれらの薬剤を併用すると、パルモディアの血漿中濃度が上昇して副作用の発現リスクが高くなるため、他の医療機関で処方されている場合は必ず診察時にご相談ください。
そのほか、禁忌ではないものの併用に注意が必要な薬剤は以下のとおりです。

スタチンにおいて、AUC については対数値の平均値の差の90%信

おもな副作用として、そう痒、手指のしびれ、不眠、胃の不快感、下痢、胸やけ、便秘、頭痛、全身倦怠感などが報告されています。
また、重大な副作用として、横紋筋融解症や肝炎、過敏症状、糖尿病などが報告されています。重大な副作用が起きる頻度は明らかになっていませんが、下記のような症状があらわれた場合はすぐに受診して、適切な治療を受けてください。

[PDF] HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬)フォーミュラリー

リピトールは、グレカプレビル・ピブレンタスビル(C型肝炎の治療薬)との併用が禁忌とされています。グレカプレビル・ピブレンタスビルと併用すると、リピトールの肝臓への取り込みが阻害され、リピトールの血中濃度が上昇するおそれがあるためです。
その他、併用に注意が必要とされている薬剤は以下のとおりです。他の医療機関で該当する薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

という理由で、禁忌の項に「CYP3A4を強く阻害する薬剤(クラリスロマ

①PPARαの標的遺伝子の発現を選択的に調節することにより作用を示す高脂血症治療剤です。
・SPPARMα(選択的PPARαモジュレーター)として脂質代謝に関わる遺伝子の発現を調節しました。(in vitro、ラット)
・PPARαに対する高い選択性を示しました。(in vitro)
詳しくはをご確認ください。

②優れたトリグリセライド(TG)低下作用を有し、HDL-コレステロール(HDL-C)増加作用を示しました。
該当する治験データはをご確認ください。

③承認時までに実施された臨床試験において、1,418例中206例(14.5%)に副作用が認められました。
重大な副作用として横紋筋融解症、肝機能障害、黄疸があらわれることがあります。
主な副作用は胆石症20例(1.4%)、糖尿病20例(1.4%)、CK(CPK)上昇12例(0.8%)等でした。(承認時)
該当する治験データはをご確認ください。

【参考文献】
Fruchart JC. Cardiovasc Diabetol. 2013;12:82.
Sahebkar A, et al. Expert Opin Pharmacother. 2014;15(4):493-503.
Pawlak M, et al. J Hepatol. 2015;62(3):720-33.

イシン)を投与中の患者」及び併用禁忌に「クラリスロマイシン」の記載があります。この

9. 特定の背景を有する患者に関する注意(抜粋)
9.2 腎機能障害患者
9.2.2 腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者

本剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。やむを得ず併用する場合には、本剤を少量から投与開始するとともに、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。[7.、10.2、11.1.1参照]

本剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。やむを得ず併用する場合には、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに本剤の投与を中止すること。[7.、10.2、11.1.1参照]

10. 相互作用(抜粋)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
HMG-CoA還元酵素阻害薬(プラバスタチンナトリウム、シンバスタチン、フルバスタチンナトリウム等)[9.2.2、11.1.1参照]

『クラリス(一般名:クラリスロマイシン)』・・・Cmax2.42倍、AUC2.09倍(併用注意)

このことから、『リピトール』は他の薬と併用した場合の有効性や安全性も多く報告され、特に高血圧の治療薬「Ca拮抗薬」との配合剤『カデュエット(一般名:アムロジピン + アトルバスタチン)』も登場しています。

薬剤師:スタチン系薬剤の中で、シクロスポリンとの併用による筋症や

高度腎機能障害がある方については、パルモディアの服用で横紋筋融解症があらわれるおそれがあるため、投与の適否を慎重に判断します。また、投与する場合には低用量からスタートし、症状に応じて減量または投与間隔の延長なども検討します。
なお、重篤でない場合であっても、腎機能検査値異常がある場合にパルモディアとスタチン系薬剤を併用すると急激な腎機能悪化をともなう横紋筋融解症があらわれやすいため、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用を検討します。

DIクイズ5:(A)スタチンとマクロライド系薬の相互作用:日経DI

『リバロ』の代謝にCYPはほとんど関与していません3,4,5)。そのため、『リバロ』はCYPに関係した相互作用が少ないという特徴があります。
一方、『リピトール』の代謝にはCYP3A4が関与しているため、この酵素を阻害すると併用すると、副作用の「横紋筋融解症」を起こすリスクが高まることが報告されています6)。

DIクイズ5:(Q)スタチンとマクロライド系薬の相互作用:日経DI

スタチン系高脂血症治療薬(以下、スタチン)を服用中の患者にマクロライド系抗菌薬(以下、マクロライド)を投与したい。スタチンの多くはCYP3A4で代謝されるため、マクロライドの投与には注意が必要と考えられるが、もっとも回避した方が良いと思われる薬の組み合わせはどれか。

スタチン系高脂血症治療薬(以下、スタチン)を服用中の患者にマクロ ..

また、『クレストール』はCYP3A4阻害による明らかな相互作用はない3)とされていますが、『クラリス』との併用で「横紋筋融解症」や「急性腎障害」のリスクがやや高くなるという報告7)もあり、少し注意が必要です。

7) CMAJ.187(3):174-80,(2015) PMID: