「フォード マスタング シェルビー GT500 価格」の中古車
キャロル・シェルビーはもともと英国製スポーツカーの持つ卓越したハンドリング性能に深い感銘を受けていた。ただし、エンジンのパワーは不足気味で、常にもっとパワフルなエンジンを求めていた。そんな時に、アメリカのフォード社がスポーツイメージを引き上げる手段として積極的なモータースポーツへの参加を企画していることを知る。
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そうした「GT500KR」ならではの仕様は、正に最高峰のGTカーに相応しく、歴代マスタングの中でもっともプレミアムな存在だ。コブラジェット428の公表スペックは控えめながらも、近年アメリカの自動車専門誌が行なった1/4マイルの実測データでは、13.9秒を記録しポテンシャルの高さを証明している。
ボディはその当時のマスタングを使用するものの、軽量化とフロント部分の剛性アップのためにカーボンコンポジット素材を使用。搭載エンジンは5リッターV8NAエンジンであるが、クランクシャフトを変える等してレブリミット8,250rpmまで回るV8エンジンを製作。エンジン&ギア熱対策も十分に施し、そして足回りとブレーキを改良、当然ギアは6速MTのみで、主戦場はサーキットである。
ちなみに2トンを超えるアメ車が多い中で、シェルビーGT350の車両重量は1,00キロ台前半。この部分だけでもその「差」が明確である。
アメリカメディアでは当然カマロ Z28との比較がなされ、どのメディアにおいてもGT350の優位性が語られていたのはご承知の通り。
だからこのマシンを日本で乗ると一昔前のアメ車とは比較にならない走りが体感できる。プラスして高回転域まで回るV8NAエンジンの息吹が感動的で、悦に浸れるほど心地いい。
ベースはマスタングであるが、このクルマに関してのみは「マスタングであるがマスタングにあらず」といった感じで、全く異なるレーシーなマシンに乗っているような感じであるし、サイズで言うところのミドル級的存在だから、日本車でいうマツダ ロードスターやGR86といった小型スポーツカーとは一線を画し、比較的大きな車体が機敏に走る、世界的にも稀なスポーティーカーとも言えるのである。
ちなみに、こうしたイケイケマシンであるがゆえに製作には非常に手間がかかり、2016年からたった4年間のみの2020年に生産終了。ファンの間では今や伝説の1台と化している。
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今回の個体は2019年型。8,000キロ走行。年式が2019年というのは筆者が取材をしていて初めての高年式であり、BCD自体も過去これまでに4台ほどしか扱ったことがないという。
GT350は、2016年のデビュー以降、毎年のように小幅な変更を繰り返しており、2019年においてはまずダンパーの制御が変更され、外見上ではリアウイングの形状が変わり、ホイールのデザインが変更されている。また装備されるレカロシートのコンビカラーの色合いが変わる等、小幅であるがなかなかの変化が見て取れる。
プラスして2019年という高年式であること、さらに走行が1万キロにも満たない8,000キロという個体だけあって、状態はかなりいい。
シェルビーといえば「レーシングストライプ」というのが定説だが、今回の個体はオックスフォードホワイト一色のストライプレスの個体だけに珍しい。一瞬2015年から2017年のマスタングにも見えなくはないから、「羊の皮を被った狼」的存在が気取れるのも面白い。
というか、じっくり見るとレーシングマシンのホワイトボディ的なオーラを感じさせるからこれはこれでシンプルだがめちゃカッコイイ。
AZRことアズールモータリングが持つビンテージカーは、目と心を奪われるものばかりだ。希少なエレノアが持つスポーティな個性を生かしつつ、さらに洗練させたような掘り出し物。飾り物ではない、乗って楽しめるビンテージアメリカンを究極的に追求すればきっとこうなる。
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シェルビー・マスタングというと、本国アメリカではとくに65~66年型GT350に人気が集中している。それだけに、雑誌などでの露出やダイキャストのモデル化されるケースにおいても片寄りがちではある…。しかし、実際の出荷台数だけで比較すると、1968 年型がもっとも多いのだ。また、ルックス面では歴代のフォード車の中でも戦闘的でトップレベルのストロングマスクだし、搭載エンジンにおいても、ビッグブロック、コブラジェット428といったストロングモーターが設定されるなど、重要なファクターを持ち合せている。
1967年型にはパワフルで豪華さを高めたGT500が追加されたが、1968年からは、キャロル・シェルビーがレースに専念する一環で“コブラ”の商標はシェルビー・アメリカンからフォードに売却された。すなわち、68年以降の「シェルビー・マスタング」はフォードプロデュースとなり、GT500KRがラインナップに加わり、GT350&GT500も含め、いわゆるカタログモデルとしてラインナップされることになったのだ。
シェルビーマスタング『コブラ』にナビゲーションの取り付けです。このクルマの入庫時にはあまりのカッコ良さにワタクシ本当にシビレました。
そして誕生した最初のシェルビー・マスタングは、GT350のネーミングで市販されたが、マスタングのスペシャルモデルとして考えると、LSD“デトロイトロッカー”が採用されるなど、街乗りにはタイトすぎて、当時のユーザーのニーズにはマッチしていなかった…。そのため、年々「GTカー」としての要素を高め、マスク&テールに専用デザインを採用して外観からしてスタンダードのマスタングとの差別化が図られるようになっていった。
フォード製エンジンを搭載したコブラ各車の活躍を高く評価したフォード社は、マスタングのチューンアップモデルの開発をキャロル・シェルビーに依頼する。シェルビーはフォード社のバックアップの下、自らが主宰するシェルビー・アメリカン社において高性能マスタングの本格的な開発を始めた。やがて完成した高性能マスタングには新たに「GT350」の名が与えられた。1965年中に完成したGT350は、公道走行用とレース用に特別に高度なチューンが施されたコンペティション用GT350R(Rはレーシングの意)を含めて562台といわれている。
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シェルビーGT350シリーズのなかの変わった車種としては、1966年に登場した全米にネットワークを持っていたハーツ・レンタカー向けのGT350Hと呼ばれるモデルがある。
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デビュー時のシェルビー・マスタングは、レースのホモロゲモデルとして純粋に速く走ることに特化したスモールブロックモーターのスパルタンなキャラクターだったのに対し、GT500KRはビッグブロックモーターならでの余裕の走りと、リッチなGTカーとしての要素を高めた最高のストリートカーなのである。
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1968年型は前年からのモデルに対して内外装共に一新されており、GT500にKR(キング・オブ・ザ・ロードの略)というレアモデルもあった。シェルビーGTは翌1969年に大きなモデルチェンジを実施し1970年まで生産された。
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シェルビー・アメリカンは1967年度中にその「コブラ」という商標をフォードに売却、市販モデルの生産からは1967年型を最後に手を引くこととなった。すなわち翌1968年型からのシェルビーGTはフォード自社内に新しく設けられた部署において、開発からデザイン、スペシャルパーツの製作まで行われるようになったということである。
映画「60セカンズ」に登場したシェルビー・マスタング「エレノア」そっくりに仕立てた車に試乗。そのレポートをご紹介します。
シェルビー・アメリカン公認のエレノアリプロダクションモデルの販売をしているサンダーソンセールス社のWEBサイト。 "GT500E"と名付けられたモデルバリエーションは、シェルビー・GT500に準じたベーシックな8万ドル仕様と、6速MTに430馬力の351ウインザーV8・ベアの4輪ラージディスクなどが装備されている12万ドル仕様、最上級グレードの750馬力・427アルミヘッドを搭載したスーパースネークパーッケージと称される15万ドル仕様があります。
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シェルビーが手がけたGT350は、標準型のマスタング・ファストバックをベースとして、独自のパーツを使い、シェルビー・アメリカンが直接チューンアップを加えたモデルとなっていた。主な特別装備のパーツとしては、フロントとリアのサスペンションのショックアブソーバーをオランダのコニ製アジャスタブル・タイプのヘビーデューティー仕様に換え、その頂部からバルクヘッド中央部分に至る三角形のタワーバー(パフォーマンス・ロッド)を装備。さらに、トランスミッションはボルグワーナー製で軽量化のためにアルミニウム製ケースを持つクロースレシオ(接近したギア比を持つ)4速型としている。シェルビー・アメリカンではセブリング型トランスミッションと呼んでいた。
シェルビーコブラに魅了されました!! 武田真治のSHINJI TAKEDA•433K ..
コブラ・GT40・シェルビー(正規?)専門販売店のWEBサイト、アメリカンスーパーカーズ。 経営者の田邉正剛氏はキャロル・シェルビーとの振興も深く、普通のマスタングをシェルビー・マスタングに変えてしまうキットなど、シェルビーの情報・販売が満載な、とってもステキなサイトです。
Ford Mustang Shelby GT500「激レア日本2台限定色」シェルビーコブラ
さてそんなシェルビー GT350の販売価格は1,158.0万円。別途整備費用が加算されて1,242万9,670円(一般的なオプション内容含む)。そんな購入シミュレーションはざっくり以下の通り。
・頭金:500万円 ・ローン元金:742万9,670円 ・支払回数:120回 ・金利:2.9% ・ボーナス月加算額:なし ・月々支払額:7万1,300円(初回のみ8万3,195円)
クルマに月々7万1,300円と考えれば高いのかもしれない。だがこの先決して手に入らない「最高峰のマシンに7万1,300円」と考えるなら「意外と安い」という見方も成り立つかもしれない。
ちなみにBCDには50プランが存在するから購入時にプランを利用すれば、3年後、車体販売価格1,158.0万円の半額579万円」の下取り価格が保証されている。
要するに毎月の支払いを3年間行っていれば、3年後に売却して残債を清算しても「足」が出ることはないのである。
とはいえ上記は筆者が計算した「ちょっと特殊な買い方」であることは間違いない。ゆえに決して万人に勧めたい話ではない。だがもしも「その気」になった場合には、決して夢物語で終わる話でもないことだけはおわかりいただけたかと思う。
さて、このマシンのデビュー以降、フォードは片っ端からラインナップにリニューアルをかけ、売れない車両は廃止し、そしてEVへと舵を切った。
だから今後シェルビー GT350のような超気合の入ったマシンが誕生することは決してないだろうし、この先登場するであろうマスタングのフルモデルチェンジ版においても、それなりの良質車であることは間違いないものの、ここまで徹底してこだわって作られたマシンの登場はないだろうと言えるのである。
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なお、このモデル以降のシェルビーGTはフォードの管理下に移され、事実上フォードの1ブランド車として生産されることになりました。
エレノアらしい“走り”を磨き上げた珠玉の一台、シェルビーマスタング
一方、フォードは量産型のマスタングのスポーツイメージを作り上げ、さらなる販売促進を図るために、マスタングをアメリカ国内でのSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)が主催するレースイベントに出場させる案を企画する。このためのレーシングマシンの開発を手がけることになるのが、アメリカ人で元レーシングドライバーのキャロル・シェルビーだった。
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そんなカマロの進化にライバルたるマスタングが黙っているはずはなかった。まずは2010年代前半にはシェルビー GT500を進化させ、そして2014年にはマックスパワーを662hpにまで引き上げる。
だが一方でカマロは2015年に、それまでのハイパワー競争から一転してZ28を発表する。このZ28とは、車体を軽量化しV8エンジンを磨き上げ、しかもNAエンジン。くわえて6速MTのみ、という、それまでのアメ車の方向性とは異なるレーシーな車両を追加。
このZ28に使用されたエンジンは、当時のコルベット Z06に使用されていた7リッターV8エンジンであり、一気にマスタングを突き放したのである。
そんな状況下で誕生した「打倒Z28を掲げたマシン」がシェルビー GT350である。
デビューは2016年。この当時、というか今思えばフォードに力(資金力)があった最後の時代だったと思うし、だからこそのシェルビー GT350の登場ということだったのだろう=作り込みが半端ではなかったのだ。
シェルビー社により唯一認可されたシェルビーコブラの復刻車である
フォード史上最強と言われるモンスターマシンのシェルビーGT500。
超攻撃的なド迫力のエアロと、スーパーカー顔負けの怒涛のスペックを誇り、形はマスタングですが、中身は別物のアメリカンスーパーカーです。
2021年モデルからはGT350がラインナップから消えており、GT500はシェルビーシリーズ唯一の存在として価値が高まりつつあります。
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この個性的な販売方法と共に、フォードはマスタングばかりでなくフォード・ブランドのクルマを実際のレースやラリーに出場させ、スポーツイメージを盛り上げた。1964年のル・マン24時間レースにフォードGT40を出場させたのも、こうしたフォードのスポーツイメージ醸成の一環だった。