GLP-1受容体作動薬の使用に際してはいくつか留意点があります。


また、GLP-1は満腹中枢に作用して食欲を抑える効果もあります。


コーヒーやお茶、服薬ゼリーなどでの服用はせず、必ず水で服用してください。

飲水量と、服用後の飲食についても注意が必要です。次の表は健康男性被験者を対象に1日1回リベルサス10mgを10日間反復経口投与したときの血中濃度を投与後絶食時間、飲水量別に表にしました。

GLP-1受容体作動薬には、「注射薬」と「内服薬」があり、糖尿病薬としては、と、の比較は以下のとおりです。

この記事では、リベルサスの正しい服用方法について解説していきます。

しかし、内服薬のリベルサスは、胃で吸収されやすくするために、下図のごとく飲み方に注意が必要です。

次の日の起床時(1日の最初の飲食前)に1回分のお薬を服用しましょう。2回分のお薬を一度に飲まないようご注意ください。

・比較的起きやすい副作用として胸やけ、悪心(気持ち悪さ)が挙げられます。

もし薬剤を飲み忘れた場合は、当日は服用しないでください。
翌日に飲み忘れ分を過剰に摂取することは厳禁です。

食事をした後は胃に入った食べ物が消化されて血糖値が高くなることで、満腹中枢が働くことで満腹だと感じます。
リベルサスはこの満腹中枢に直接働きかけることで過剰な食欲を抑えて食べ過ぎを防ぎます。

リベルサスを飲むタイミングは、1日の最初の飲食前の空腹時です。

服用することで食欲が抑えられるため、体重減量の効果が認められています。

その他、2ヵ月以内に妊娠を予定している女性、高齢の方なども、リベルサスの服用には注意が必要です(参照:特定の患者さまへの使用に関して)。


リベルサスとの併用は、ピルの種類と医師の判断によって異なります。

その後、30分以上は食事や他のお薬の服用、水分の摂取はお控えください。

※リベルサスの副作用や法的記載事項についてはのページをご覧ください。

今までのGLP-1受容体作動薬は、当院でも取り扱っているサクセンダをはじめとして皮下注射によって体内に取り込む形が主流でした。GLP-1は直接経口摂取の形で体内に取り込むことは困難であるとされてきたのですが、2021年に満を持して登場したのが飲むタイプ(内服薬)のGLP-1受容体作動薬「リベルサス」です。効果面は皮下注射によるGLP-1受容体作動薬と同等で、体重減少、エネルギー代謝アップ、脂肪分解などの効果が期待できます。

飲み方が色々ポイントがあるから、しっかり覚えて間違えずに飲もうね!

リベルサスは2型糖尿病に使われる薬で、GLP-1受容体作動薬というグループに含まれます。

体内のホルモンであるGLP-1は、すぐに分解されるため効果は短時間です。

次の表は健康男性被験者を対象にリベルサス10mgを1回のみ経口投与したときの血中濃度を飲水量別に表にしました。

なお、リベルサスの効果について、詳しくはこちらでご紹介しています。

胃の中に食べ物や飲み物がある状態で服用すると、リベルサス錠の有効成分が吸収されず本来の効果が発揮されにくくなります。

リベルサスの効果について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。



リベルサスには「セマグルチド」という減量に有効な成分が含まれています。
GLP-1受容体作動薬のほとんどが注射剤のタイプですが、リベルサスは使いやすい内服タイプです。

リベルサスの効果を早く実感するためのポイントは以下の3つです。

リベルサスは、治療のための経口GLP-1受容体作動薬で、有効成分としてを含んでいます。

リベルサスを飲み忘れた場合、次のタイミングに2回分を服用してはいけません。

・1日1回、最初の食事または水分を取る前の空腹の状態でコップ半分程度の水(120ml以下)とともに処方された1錠を服用してください。
(リベルサスの有効成分は主に胃で吸収されます。そのため、胃の中に食べ物や飲み物などの水分があると、リベルサスの有効成分が吸収されず、効果が低下するため、空腹時に服用することその効果が発揮されます)
・お茶、コーヒー、服薬ゼリー等での服用は控えてください。
・錠剤を割ったり、砕いたり、噛んだりせずに丸ごと飲み込んでください。
・服用後は最低30分~2時間程度、時間をあけて、薬剤の有効成分が胃に吸収された後に食事や水分を取るのがより効果的です。
・飲み忘れたり、服用前に飲食してしまった場合は、その日は服用せず、翌日の空腹時(1日の最初の飲食の前)に服用するようにしてください。

服用を不適切なタイミングで中止すると効果が得られないだけでなく、。

食べ物は胃で消化された後に小腸へと少しずつ送り出されます。
リベルサスは小腸へと食べ物が送り出される動きをゆっくりとさせて、食べ物が胃に入っている時間を長くするように働きます。

そのためこれまでと同じ量の食事をしても満腹感が長くなり、自然に食事量が減るようになるのです。

リベルサスは、ダイエットに効果的な内服薬として注目されています。

リベルサスは即効性のあるお薬ではありません。
ダイエット効果を実感できるまでには、2〜3ヶ月ほどの期間を要します。

そのため、「早く痩せたい」「効果を高めたい」という思いから、リベルサスの服用と並行して過度な食事制限をしてしまう方も少なくありません。

しかし、炭水化物抜きなどの糖質制限ダイエットは、リベルサスによる低血糖の発症リスクを高めてしまいます。

リベルサスによって食欲が抑制されれば、普通の生活をしていても「食べ過ぎて太る」という心配は少なくなります。
だからこそ、いつも以上にバランスのとれた食生活を心がけることが大切です。
糖質はもちろん、ビタミンやミネラルなどを豊富に含む食生活を送りましょう。

上記の効果によって食事量が減ることで、ダイエット効果が得られます。


まず薬をに関してです。飲水量は50ml・120mlともに大差ないことがわかります。別の検証で飲水量を240mlにしたところ効果が落ちてしまったことから、のようです。

リベルサスをダイエット目的で服用する場合は保険適用になりません。

ただし、空腹状態を無理に長引かせるのは控えましょう。
結果的に血糖値が基準値を下回り、低血糖を引き起こす恐れがあるためです。
低血糖は、重症化するとけいれんや昏睡に陥ることもあり、たいへん危険です。
絶飲食はを目安にしてください。

上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでください。

メディカルダイエットとは、GLP-1受容体作動薬によって、食事制限や大変な運動を行わなくても、自然に食欲を抑えてダイエットを進めていく治療方法です。現在、GLP-1は、「肥満治療薬」として世界各国でも注目されており、日本でも生活習慣病の治療や健康予防に有効な方法として実施する医療機関が増えてきております。※リベルサスは、国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されているGLP-1製剤ではありません。自費診療となります。諸外国では、リベルサスと同一成分の注射製剤が、米国のFDA、EU27か国のEMA、韓国のMFDSにおいて肥満治療薬として承認されています。

その場合は、リベルサスを飲むのをやめ、速やかに医師の診察を受けてください。

服用時には、コップ約半分の水(約120mL以下)と一緒に1錠を飲んでください。

リベルサスを服用する際、必ず守るべきポイントは以下の3つです。

リベルサスには、3mg・7mg・14mgの種類があり、服用量を少しずつ増やしていくことにより、ダイエットの効果が期待できると考えられています。

日本では、1日1回3mgの錠剤を4週間服用し、その後は4週ごとに錠剤の用量を7mg、14mgと上げていくことが可能です。

朝起きてすぐの習慣として、リベルサスを水と一緒に服用しましょう。

以下、GLP-1製剤による研究の体重減少効果に対するグラフです。(注意:これらの研究は糖尿病治療に伴う、副次的な減量効果を評価したものです。)