※レクサプロの副作用について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
エスシタロプラムはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に分類される抗うつ薬で「レクサプロ」という商品名で販売されています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は名前に「エスシタロプラム」とつきます(以降「エスシタロプラム」にて統一します)。
レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。
パロキセチンの添付文書では、重大な副作用として、SIADHがおもに高齢者において現れることがあるとの記載があり、原因は不明とされています。初期症状として、浮腫のない急な体重増加、全身倦怠感、頭痛、吐き気、眩暈、傾眠などがあげられていますが、多くの場合は自覚症状がなく、検査値の異常から発見されます。発症しやすい時期は2日目~1ヶ月です。この症例は高齢であるため、少量から投与されていましたが、副作用が起きています。異常が生じた場合には、血清ナトリウム値の検査が必要です。また、原因と考えられる薬剤を直ちに中止することも大切です。(民医連新聞2009年8月3日)
四環系抗うつ剤や、選択的セロトニン再取り込阻害薬(SSRI)にも同様の鎮痛効果があるが、TCASやSNRIに比較しエピデンスが劣る。日本では、SNRIとしてデュロキセチン(サインバルタ)が神経障害性疼痛治療に用いられる。他のSNRIとしてトレドミン(ミルナシプラン:日本で開発された)が挙げられ、エピデンスにいまだ乏しいものの実験的・臨床的に鎮痛作用が示されつつある。サインバルタについては、これまで、「うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛」、「線維筋痛症に伴う疼痛」への健康保険での使用(適応)が認められていたが、28年3月、「慢性腰痛症に伴う疼痛」への適応が承認となった。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
※以下では「レクサプロ」として、エスシタロプラムの効果や副作用をお伝えしていきます。
三環系抗うつ剤(TCAS)は、慢性疼痛に対する有効性の歴史が古く、また、安価であるという利点もあるが、副作用として抗コリン作用 (口掲、便秘、尿閉)、や心電図異常、過量使用で心不全リスクがあることなどから高齢者では使用しづらい。SNRIであるサインバルタ(デュロキセチン)には、抗コリン作用、キニジン作用がなく、使用しやすい。ただしサインバルタの副作用としては悪心をきたすことがある。しかし30mg/日以下で開始し、空腹時投与を避ければ問題になることはまずない。すなわち高価ではあるが、副作用が少ない点でSNRIが優れている。TCASおよびSNRIとも中枢神経系におけるノルアドレナリン再取り込み阻害作用があるため、緑内障、排尿障害がある場合には用いない。
レクサプロ (エスシタロプラムシュウ酸塩) 持田 [処方薬]の解説、注意
レクサプロの離脱症状には不眠、吐き気、ふらつき、頭痛、感覚障害などが挙げられています...
(2)抗うつ薬
トラゾドン(デジレル/レスリン)を、熟眠障害、中途覚醒、早朝覚醒など幅広い目的に使います。
また、より強く、長い効果を求めるとき、ミルタザピン(リフレックス/レメロン)を使うこともあります。
不眠の原因が不安にあるとき、セルトラリン(ジェイゾロフト)やエスシタロプラム(レクサプロ)、クロミプラミン(アナフラニール)などが、どの薬よりも良く効くことがあります。
これらの抗うつ薬には耐性・依存性がありません。
レクサプロ (エスシタロプラムシュウ酸塩) 持田 [処方薬] の ..
古くから使われてきた三環系や四環系といわれるタイプの抗うつ薬は強力な効果がある反面、副作用も強いため使いどころが難しいお薬でした。しかしエスシタロプラムは副作用を起こす頻度が低く、それでいて治療効果も三環系や四環系と同程度なので患者さんにとって使いやすく、継続しやすいお薬になっています。飲み始めてすぐに効果はあらわれませんが、飲み続けると徐々に脳内で作用を発揮し、抑うつ気分や不安をやわらげてくれます。
悪寒、疲労、体重増加、体重減少、発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、あくび、不眠症、体位性めまい、感覚鈍麻、易刺激性、いらいら感、アカシジア、睡眠障害、異常夢、悪夢、激越、錯乱状態、躁病、落ち着きのなさ、錯感覚、ピリピリ感、リビドー減退、歯ぎしり、腹部不快感、下痢、食欲減退、腹痛、嘔吐、便秘、腹部膨満、胃炎、食欲亢進、消化不良、動悸、起立性低血圧、赤血球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、白血球増加、血小板増加、血小板減少、鼻出血、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、肝機能検査値異常、関節痛、筋肉痛、肩こり、こわばり、排尿困難、尿蛋白陽性、射精障害、頻尿、尿閉、不正出血、勃起不全、射精遅延、回転性めまい、耳鳴、多汗症、副鼻腔炎、味覚異常、脱毛、コレステロール上昇、血中ナトリウム低下、乳汁漏出、胸部不快感、寝汗、羞明、霧視、過換気、尿糖陽性、過敏症、アナフィラキシー反応、血管浮腫、パニック発作、精神運動不穏、神経過敏、離人症、ジスキネジー、運動障害、無オルガズム症、頻脈、徐脈、出血傾向、斑状出血、消化管出血、肝炎、持続勃起症、月経過多、視覚異常、散瞳、高プロラクチン血症
レクサプロ錠10mg(一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩錠) ..
レクサプロは、になります。それ以外の作用を抑えることで、副作用を軽減させています。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
レクサプロの添付文章(薬の説明書)では、QT延長に注意するように記載されています。
レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)| 処方薬 | お薬検索
トリプタノールは1960年代の開発以来、口腔顔面痛や片頭痛、群発頭痛、腰痛、腹痛、繊維筋痛症などの慢性疼痛に効果がみられ、広く使用されている。また欧米では片頭痛予防薬の第一選択として使用されている。最近、社会保険診療報酬支払基金、審査情報提供事例において、(1)「慢性疼痛におけるうつ病・うつ状態」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。(2)「アミトリプチリン塩酸塩【内服薬】」を「片頭痛」、「緊張型頭痛」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。との記載がなされた。なお、当科では他の薬剤が無効な場合の片頭痛予防薬としての使用が多い。
レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)のお薬情報です。主 ..
うつは甘えであるという誤解がいまだに一部では存在しますが、うつ病はれっきとした脳の病気であり、ストレスが積み重なれば誰でもうつ病を発症する可能性があります。うつ病の中でも、特に中核的なうつ病を”大うつ病性障害”といいます。その特徴的な症状を以下に紹介します。これらの症状の中の①強い抑うつ気分、または②興味や喜びの喪失を含む5つ以上の重篤な症状が存在し、2週間以上にわたり持続している時、”大うつ病性障害”と診断します。なお、症状が2から4つの場合に”小うつ病性障害”といい、また、大うつ病性の基準を満たさないうつ病症状が2年以上持続している場合には、”気分変調性障害”と診断します。
動悸、脈が遅い、脈が速い、脈の乱れ、胸の痛みや違和感、めまい、立ちくらみ、失神。 【その他】
レクサプロでよくある副作用や気にされる方が多い副作用について、症状ごとに対策をお伝えしていきます。
当院では主に「レクサプロ」を使用しており、排卵の時期から月経開始頃までの約2週間服用して頂くことが多いです。 3) 漢方薬
トリプタノール使用上の注意点としては、(1)即効性はなく、最初の効果は服用開始から約2週間で徐々に現れる。(2)抗コリン作用や抗ヒスタミン作用のため、口の渇きや眠気、便秘、排尿困難などの副作用をきたす場合もあるが、通常、副作用が効果より先に現れることが多い。(3)少量から開始し、効果と副作用の兼ね合いをみながら、十分な効果が得られるまで増量して行く、という使い方であることから、「効かない」「自分の体に合わない」と途中で中断してしまわないよう、その特徴をよく理解しておく必要がある。なお緑内障、前立腺肥大症の方への使用は注意が必要である。
外来症例2 突然発症する歩行障害と手の痛み · 外来症例3 老年期の食思不振 ..
不安感の調節や意欲に働きかけるセロトニンが増すことで、人から注目される場面で強い不安を感じて仕事や学校生活といった社会生活を円滑に送れない社交不安障害も改善されます。
レクサプロの場合にはこの増量の必要がありません。なぜかというとレクサプロは2 ..
トリプタノールの副作用が強く出る場合には、ノリトレン(薬品名:ノルトリプチリン)に切り替えます。この薬も三環系抗うつ薬ですが、トリプタノールよりも口の渇きや便秘の副作用が少ない薬です。
内服薬に過敏に反応し、過去にレクサプロ0.5mg(一般的に考えて少ない量 ..
三環系抗うつ薬は古いタイプの抗うつ薬ですが、神経障害性疼痛に対しては新しく開発された抗うつ薬より効果があるため、第一選択薬として使用されています。ただし、眠気や口の渇き、便秘などの副作用が出やすいという欠点があり、頻度は低いものの心臓の動きに悪影響を与える場合もあります。三環系抗うつ薬が適さない場合には別のタイプの抗うつ薬が用いられます。
胃の痛みや胃もたれなどのつらい症状が続いているにもかかわらず、検査では異常 ..
思い悩んで眠れない・疲れているのに眠れない時に酸棗仁湯(サンソウニントウ)、イライラして眠れないときに抑肝散(ヨクカンサン)、不安や心配が多くて寝付けないときに加味帰脾湯(カミキヒトウ)などを使います。シャープな効果ではなく穏やかに眠りを整えてくれます。耐性・依存性はありません。
症状に合わせて選ぶと、薬の種類が減ります。薬の種類の少ないことが身体への負担を小さくしてくれます。薬は特性、副作用を正しくしって、上手に使いましょう。
最近の診察から(2020年10月11日) | 日野市の心療内科
社会不安障害の効能・効果が承認されるまでの国内臨床試験において、1,099例中717例(65.2%)に副作用が認められました。その主なものは以下の通りです。
しばしば、腰痛・肩こり・頭痛・生理痛などで痛み止めが使われますが ..
に出やすく、1~2週間飲んでいるうちに体が慣れて症状が軽減してくるものも多いです。そのため、我慢できる程度の副作用であればシンプルに様子をみてみるというのも手です。長く続く場合や、吐き気が強い方もいますので、そのような時には無理せず、早めに受診して相談することをお勧めします。
サインバルタは疼痛に対する効果があるため、体の痛みを伴う方に処方されることがあります。
エスシタロプラムシュウ酸塩は選択的にセロトニン5-HT再取り込みを阻害する薬剤であるため、投与初期に消化管の5-HT受容体を刺激して消化管運動が低下することにより嘔気・嘔吐、下痢などの消化器症状が起こると考えられています。服用前に遺伝子型EM群(CYP2C19活性)を確認することは困難であり、心電図検査が実施されなければQT延長のような副作用を発見することはできません。製造販売後調査の情報を注視するとともに、服用が選択された場合には原因不明の突然死等を発生させない注意深い監視が不可欠です。
(レクサプロ錠:2011年4月22日承認、申請資料概要2.6.2.2.1)
レクサプロ錠®10mg(一般的名称:エスシタロプラムシュウ酸塩)は、デンマークのルンドベック社が開発したSSRIです。ルンドベック社はエスシタロプラムの開発に先立ち、ラセミ体であるシタロプラム(国内未承認)を開発し、1989年にデンマークで承認されました。その後シタロプラムの活性本体がS-エナンチオマーであることを見出し、光学分割したS-エナンチオマーがエスシタロプラムです。エスシタロプラムはセロトニントランスポータへの選択性が高く、セロトニン以外の神経伝達系への影響が少ないと考えられます。
不眠の原因が不安にあるとき、セルトラリン(ジェイゾロフト)やエスシタロプラム(レクサプロ) ..
副作用としては、月経異常、乳汁分泌、女性化乳房、錐体外路症状(歩行障害、筋強剛、嚥下障害など)、肝障害、ジストニア、ジスキネジア、高プロラクチン血症、掻痒感があります。