尿道炎,子宮頸管炎,副鼻腔炎,歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎(ジスロマック錠600mg)
現在のところ、アジスロマイシン(ジスロマック®)が効かない例にはミノサイクリン(ミノマイシン®)という薬を使っており、副作用もほとんどみられていません。しかし、長期間(1ヶ月以上※1)使用すると、歯が黄色くなったり、肝臓が悪くなったりすることがあります。※2
淋菌、クラミジア、マイコプラズマ等の細菌性尿道炎の場合は性感染症なので性交渉 ..
このマクロライドが効かない(耐性)マイコプラズマ肺炎は大きな病院にかかった患者さんから分離されており、一般の診療所や病院の先生のところで診てもらっている患者さんの実態はほとんど分かっておりません。そこで、今度一般の診療所や病院の先生のところでこのような研究を始めることとなりました。
その中でも、マイコプラズマ尿道炎の原因となる主要な細菌として知られているのが、マイコプラズマ・ジェニタリウムとマイコプラズマ・ホミニスです。これらの細菌は、尿道内の粘膜に感染し、炎症を引き起こすことで症状を発現します。男女ともに発症する可能性がありますが、感染しても必ずしも症状が現れるわけではありません。無症候性の感染者が他者に感染を広げることもあるため、この疾患はしばしば見過ごされがちです。
尿道炎とマイコプラズマ · 免疫不全とマイコプラズマ · アレルギー性疾患と ..
以下の研究にご参加いただくとマイコプラズマをリアルタイムPCRという新しい方法で検査するため、その肺炎が本当にマイコプラズマであるか、また薬が効くものか効かないものかが分かります。ぜひご協力をお願いいたします。
性感染症のうち、尿道炎といえば、少し前までは「淋菌」と「クラミジア」が一般的でしたが、近年、これらに加えて新たに警戒すべき感染症がじわじわと増えてきています。それが「」です。私たち大阪梅田紳士クリニックでは、淋菌、クラミジアに加え、このマイコプラズマ・ジェニタリウムを併せた三菌種による性感染症を「」として位置づけ、診療において特に注意を払っています。このコラムでは、マイコプラズマ・ジェニタリウムについて、詳しく解説していきます。
マイコプラズマ/ ウレアプラズマMycoplasma / Ureaplasma
マイコプラズマ・ジェニタリウムは、性行為を通じて感染する非常に小さな細菌です。主に尿道や子宮頸管に炎症を引き起こすことが知られています。一般的に「マイコプラズマ」と聞くと、マイコプラズマ肺炎を連想する方も多いかもしれませんが、肺炎を引き起こす「マイコプラズマ・ニューモニエ」とは異なる種類です。マイコプラズマ・ジェニタリウムは性行為感染症(STI)の一種で、通常の風邪や肺炎とは関係がありません。
マイコプラズマ・ジェニタリウムの特徴として、他の細菌とは異なり細胞壁を持たないため、ペニシリン系の抗生物質が効かないという点が挙げられます。この性質が原因で、治療が難しく、耐性菌の出現が多いことも治療を複雑にしています。
これまでの推奨治療は、アジスロマイシン(ジスロマック)、1g単回内服です。しかし、
非クラミジア性非淋菌性尿道炎は、クラミジアと淋菌が検出されない尿道炎のことで、大腸菌・腸球菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの細菌、ウイルス、トリコモナスなどの原虫などが原因となります。
男性は尿道炎のみを発症しますが、女性は尿道が短く、通常、尿道炎は膀胱炎と同時に発症します。
2024年11月30日から12月1日に沖縄コンベンションセンターで開催された第37回日本性感染症学会学術大会において、大阪梅田紳士クリニック院長の平山尚医師が、マイコプラズマ・ジェニタリウム(以下、MG)感染症に関する研究成果を発表しました。MGは、国内では2022年より保険診療で検査が可能になった性感染症で、世界的に薬剤耐性の増加が問題視されており、放置されると感染拡大や治療困難を招く危険性があります。今回の発表では、MGの治療の難しさや、現行診療体制でのMGの見逃しのリスクが示され、同時検査の重要性が改めて強調されました。
要約とポイント:
薬剤耐性が深刻な問題
MGは一般的な抗生剤が効きにくく、治療に失敗しやすい病原体です。耐性菌の増加は、将来的な治療選択肢を狭める可能性があります。
診断体制の課題
淋菌やクラミジアとMGの同時検査が現行の診療ルールでは認められていません。その結果、診断が遅れ、治療が後手に回るケースが少なくありません。
研究結果の示唆
尿道炎患者の20%がMG陽性で、その約18%が淋菌やクラミジアと同時感染していることが確認されました。同時検査が見逃し防止のカギです。
ガイドラインの改訂と啓蒙が必要
現行体制の見直しと、MG感染症への認知向上が急務です。
マイコプラズマ感染症とは?|治療法と原因について | 泌尿器科
1. 性感染症と尿道炎の現状
性感染症は、性的接触を介して広がる病気であり、日本でも年々患者数が増加しています。その中で「尿道炎」は、男性に多く見られる症状で、排尿時の痛みや分泌物が主な特徴です。一方、女性の場合は、おりものの増加などを認めることがあります。
性感染症として尿道炎を引き起こす病原体には以下のようなものがあります。
淋菌性尿道炎:症状が急激で痛みが強いことが多い。
非淋菌性尿道炎(NGU):クラミジアが主因ですが、その他にもMGが含まれます。
その他の病原体:膣トリコモナスやウレアプラズマなど。
2. マイコプラズマ・ジェニタリウムの特徴
症状の類似性と診断の難しさ
MGは、淋菌やクラミジアと同様の症状(排尿時の痛みや分泌物)を引き起こしますが、肉眼では区別がつきません。そのため、診断にはPCR検査が必要です。しかし、PCR検査を実施している医療機関は限られており、MGが見逃される可能性があります。
薬剤耐性という大きな壁
MGは、細胞壁を持たない特殊な構造をしており、ペニシリン系抗生剤が無効です。さらに、クラミジア治療に用いられるアジスロマイシン(ジスロマック®)や、他の抗生剤に対する耐性菌が増加しており、治療選択肢が限られつつあります。耐性菌が増えれば増えるほど、治療失敗のリスクが高まります。
3. 現行の診療体制が抱える課題
淋菌・クラミジアとの同時検査ができない現状
現行の保険診療では、淋菌やクラミジアとMGの検査を同時に行うことが認められていません。非淋菌性尿道炎でクラミジアが陰性だった場合、ようやくMGが疑われる流れになっています。しかし、大阪梅田紳士クリニックの研究では、MG陽性患者の約18%が淋菌やクラミジアとの同時感染だったことが明らかになりましたが、同時検査を実施した場合、28.1%に淋菌クラミジアが検出された一方で、同時検査をしない場合、わずか6.9%しか検出されず、検査手順によって、大きな差があることが示唆されました。
診断の遅れが招く治療の複雑化
MGが後回しにされることで、適切な治療が遅れ、耐性菌のリスクがさらに高まります。特に初回治療で失敗すると、その後の治療も成功率が著しく低下するため、早期診断が極めて重要です。
4. 大阪梅田紳士クリニックの研究結果
MG感染症の実態
陽性率:304名の尿道炎患者のうち、20.1%がMG陽性。
同時感染:MG陽性者の約18%が淋菌またはクラミジアとの同時感染。
治療の課題
クラミジア尿道炎と同等の治療での初回治療の成功率は56.7%にとどまり、治療失敗率が高い。
一度治療に失敗した患者の67%が再治療でも失敗。
同時検査の有効性
研究では、淋菌・クラミジアとMGを同時に検査した場合、治療成功率が高まる傾向が見られました。これにより、耐性菌の発生を抑え、患者の負担を軽減する効果が期待されます。
性感染症による尿道炎は抗菌薬によって治療します。今のところは治療薬がありますが、耐性化が進むと有効な抗菌薬がなくなる可能性があります。
かつては、尿道炎といえば「淋菌」か「クラミジア」をチェックすれば十分とされていました。しかし、現在では、これに「マイコプラズマ・ジェニタリウム」も警戒すべき性感染症として加わったため、医療機関でもより慎重な検査が求められています。
マイコプラズマ属<適応症> 咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を ..
尿道炎のような気がして病院へ行ったら、マイコプラズマに感染していることが分かった…。マイコプラズマという病名は聞いたことがあるけれど、確か、肺炎だったはず。肺炎の菌が尿道炎の原因になるのか?治療はどうするのか?調べてみると不妊症の原因にもなるようだが、パートナーにも検査を受けさせた方がいいのか…。
性感染症としての「マイコプラズマ」はまだあまり知られていませんが、尿道炎の原因としては淋病やクラミジアに次いで多い病気です。同じマイコプラズマという名前でも肺炎を起こす菌とは別の種類なので、飛沫ではなく性行為によって感染します。
放っておけば、確かに不妊の原因にもなりますが、正しく治療すればきちんと治せる病気。「おかしいな」と思ったら、早めに対処しましょう。
マイコプラズマ、ウレアプラズマ、アデノウイルスなどが原因になっていることが多く、病原菌を特定することで効果的に治療できます。 02
マイコプラズマによる尿道炎は、男性と女性の両方にとって重要な健康上の問題です。この細菌感染症は、性行為によって主に伝播し、尿道に炎症を引き起こします。症状は、排尿時の痛みや不快感、尿の変色、そして性器周辺のかゆみや刺激感に及ぶことがありますが無症状のこともあります。多くの場合、これらの症状は軽微であるため、感染していることに気づかない人も少なくありません。しかし、未治療のマイコプラズマ感染症は、より深刻な健康問題へと進行する可能性があります。幸い、適切な診断と治療により、この感染症は効果的に管理できます。抗生物質の処方による治療が一般的であり、性伴侶との共同治療が推奨されることもあります。今回はマイコプラズマによる尿道炎について解説していきます。
クラミジアとマイコプラズマの症状の違い クラミジアの場合は、男性は尿道から乳白色または透明のサラサラした分泌物.
同じ疑問を感じた世界中の研究者が、マイコプラズマとウレアプラズマの研究を始め、現在7種類のマイコプラズマと2種類のウレアプラズマが発見されています。そのうち、泌尿生殖器に病原性のあるマイコプラズマは、Mycoplasma genitalium(以下M. genitalium )とMycoplasma hominis(以下M. hominis)です。ウレアプラズマは、Ureaplasma urealyticum(以下U. urealyticum)とUreaplasma parvum(以下U. parvum)です。この4種類の菌の検査は予防会で検査できます。
・種類(尿道炎・咽頭炎・結膜炎など) ・検査および診断 ・検査費用(保険診療 ..
尿道炎は淋菌性尿道炎、クラミジア性尿道炎、そして最近では多くがウレアプラスマやマイコプラズマによるとされる非淋菌非クラミジア性尿道炎に分けられことが多いようです。
[PDF] アジスロマイシン水和物の「使用上の注意」の改訂について
最近では非淋菌、非クラミジア性の尿道炎と言うものも広まりつつあります。
ウレアプラズマ、マイコプラズマなどがその大半を占めマクロライド系に耐性の物もあるようです。
現時点ではテトラサイクリン系は感受性が保たれているようです。
非クラミジア非淋菌性尿道炎|大阪市北区の泌尿器科 若月クリニック
淋菌性尿道炎につきましては診断、治療とも困難に直面しております。
①治療につきましては上に記載してますように耐性菌の出現です。
②症状につきましても、以前の淋菌性尿道炎と異なり、軽症例が増加しています。
つまり淋病とクラミジアの区別が症状ではつかない、しかし有効な薬は違う、ということです。
マイコプラズマ ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)感染症
マイコプラズマ尿道炎の診断は、主に患者の症状、医師の臨床的評価、そして特定の検査に基づきます。