ヒューっ! コブラ「これがオレの返事だっ!」 コブラ「いるさっ!ここに ..
建畠:カラカスにコブラの大コレクターがいると。カラカスってどこの国だという感じだったのね。とにかく行っちゃおうって、何も知らないで、カラカスに行ったの。カラカスにはシモン・ボリバル・センター(Simon Bolivar Centre)というのがあって、そこに近代美術館が入っているのね。そこで、スタイヴェンベルグ(Karel van Stuijvenberg)というオランダ出身のコレクターのコブラのコレクション展をやっているというので見に行ったのね。これは不思議な経験でした。ベネズエラというのは、しょっちゅうクーデターが起きている国ですよね。たまたま僕の兄の友達のベネズエラ人がベネズエラの反政府ゲリラで、パリに留学した後に日本に来ていたのね。彫刻家なんだけどさ。それで、家に泊めていたんですよ。ところが、そうこうしているうちにクーデターが起きて、彼のセクトが勝ったわけね。で、彼は、突然ゲリラから、若いんだけども、芸術学校の学長に迎えられて戻っていった。しばらくしたら、またクーデターが起きてゲリラに戻っちゃったという人なんだけど(笑)。僕が行ったときはゲリラに戻っていたけど、飛行場に迎えに来てくれたのよ。車を運転してくれたんだけど、ボンネットに自動小銃が置いてあるわけ。見えるところに。「え、何で」って言ったら、「お前、武器というのは、一番目立つところに置かなきゃ意味がないんだ。やったらやりかえすんだ。だから常に一番目立つところに置いておく」と言う。だから、銀行に行くと、手元に拳銃が置いてあるんだよね(笑)。そういう物騒な国でしたが、彼の車で最初にシモン・ボリバル・センターに行った。そうしたら、スタイヴェンベルグが来ていて、一緒に展覧会を見た。展覧会だから100点くらいしかないわけですよ。で、「何点持っているんだ」と言ったら「500点持っている」と言う。「見せてほしい」と言ったら、「見せてもいいよ」って。「どこにあるんですか」と聞くと、「全部家だ。家にかけてある」と言うんだ。500点が。不思議なことを言うなと思った。500点も掛けてあるって。それで、彼が車を運転して、途中ステーキハウスに寄って、こんな15cm四方くらいの立方体のステーキを食べた(笑)。それで着いて、家だよって言うから、ふと見上げたら赤坂離宮みたいな家なんだよ(笑)。表階段がずっと20段くらいあって、上はもう紫の霞がたなびいている。「えー」って感じで2人で歩いていくと、家のご主人を迎えに来る人が、両側に八の字に並ぶわけですよ。10人くらいずつ。家に入ると500畳くらいの3階吹き抜けの広間が、第一の間、第二の間、第三の間とあって、もう全部コブラなんだよ。もう5段掛け、10段掛けで掛っているのね。
COBRA 名言bot (@cobra_meigen) / X
建畠:たしか展覧会予算が5千万で、購入予算が5千万。購入予算が今は2億円くらいになっていますけど。その5千万というのは、どの美術館も同じなんだけど、他の美術館は新聞社との共催を入れるのが普通なのね。年に1本特別展があって、自主企画として、研究成果を発表するんだけど、他の美術館は、それ以外に新聞社との共催が入るわけですよ。それでブロックバスター展をやるんです。国際美術館は、たまにNHKや日経新聞と共催をすることはあったけども、新聞社の共催がほとんど入らないんですよ。新聞社も、「こんな人の入らないところ」と言うんです。だから、5千万の予算の範囲内でいろいろやらなくちゃいけないのね。普通は特別展に5千万をかけられるのに、それを5つくらいに割って、我々の自主企画だけで埋め尽くすということをしていた。少ない予算でゲリラ的というと変ですが、なるべくお金がかからないような形で先鋭なつっぱった展覧会をやっていたという感じかな。それなりにやってきて、記憶に残っている展覧会もあります。自分が直接関わったものでいうと、一番印象に残っている展覧会は、「絵画の嵐・1950年代 アンフォルメル/具体美術/コブラ」(1985年)。アンフォルメルと具体は密接な関係がありましたし、コブラもアンフォルメルとほぼ同時代の動向で、宮島さんが詳しかったんです。1950年代の絵画としては、ここには、アメリカのニューヨーク・スクールの抽象表現主義が抜けていますが、それはそれで1本やろうと思っていたのね。とにかくアンフォルメルと具体、そして、アンフォルメルと多少関わりのあるコブラ――アレシンスキー(Pierre Alechinsky)は両方に関わっていますから――で、50年代の表現主義の展覧会をやろうということになった。最初、英語のタイトルは「Action and Emotion」とつけたんですね。最終的にはフランス語で「Action et Emotion」となったんだけど、日本語のタイトルも「行為と感情」にしようと思ったのよ。今だったら、つっぱってそのままにしたと思うんだけど、館長から、よく分からない、そんな小難しいタイトルをつけたらダメだって言われて、それもそうかなと思ったのね。それで、いろいろ考えたんだけど思いつかなくて、「絵画の嵐・1950年代」という、いささかださいタイトルになったんです。
ところで、この直前に、具体のコレクションに触れて驚いたということがありました。山村コレクションです。山村(徳太郎)さんが、東京画廊の介在でミシェル・タピエ(Michel Tapié)のところに送られた具体のコレクションを買い戻すんですね。トリノにあったものが中心なんですが。それが山村家に置いてあって、家の中や車庫にきっちり詰めてあった。そのとき尾崎(信一郎)くんが阪大の院生で、木村(重信)さんに言われて、山村さんのアシストをしていたんです。それで、夙川の山村家に行って、尾崎くんにも来てもらって、車庫の中から次々と庭に出して写真を撮ってチェックしたのね。で、驚いたんですよ。あまりのクオリティーの高さに。それまで言説としては知っていました。彦坂(尚嘉)さんや千葉(成夫)さんの言説として、具体は初期において、環境芸術とかパフォーマンスとかコンセプチュアリズムといった前衛的な萌芽があったにも拘らず、タピエとの接触によって、大作・タブロー主義へと収斂していて、初期にあった問題が矮小化されてしまったと、その頃、通説のように言われていたのね。タピエに迎合したアンフォルメルの時代と。だから初期の具体が重要だと言われていた。ところが、これを見てアンフォルメルの時代の作品のクオリティーに驚いたのね。特に田中敦子。これは衝撃的な経験でしたね。尾崎くんがちょうどその頃に卒論か修論をアンフォルメルで書いていた。彼は特権的な立場にいて、山村コレクションのタブローの分析をしていた。2人で話し合ったことなんだけども、極論すれば、初期にあった様々なコンセプチュアリズムや環境芸術的な萌芽がタピエとの接触によってアンフォルメルへと矮小化されていったというよりは、むしろ初期の実験がタブローへと収斂していったと考えるべきじゃないかと思った。様々な実験がそこでタブローへと収斂していって、結果的に、国際的に言っても抽象表現主義に匹敵するような、戦後美術の中で最も優れた絵画空間、ものすごいクオリティーの高い達成を遂げたんではないかというふうに、あえて対抗的に問題をたてた。もちろん両方あるんだよ。二つの見方が。オール・オア・ナッシングじゃないと思うけど、少なくとも大作タブロー主義によって具体が矮小化されていったというのは明らかに違うのね。これは後からいろんな形でフォローされていく。「1953年ライトアップ」展(1996年、目黒区美術館)とか。彼らはもともと画家集団で、基本的には具体の作家はみんな画家なんですよ。0会の人たち、つまり田中敦子、金山明、村上三郎、白髪一雄という人たちは、タピエと触れ合うことによって彼らは転身したというよりは、具体に参加する以前の作品――小さなタブローだったりドローイングだったりするんだけども――において、もうすでに大作・タブローの時代に実現していることを、より純粋な形で完璧に実現しているんです。でも、このときは、アンフォルメルの時代のタブローを見て、具体の評価、すでにパフォーマンス集団としての評価は非常に高かったけど、タブロー集団としての評価を確立しなきゃいけないという使命感みたいなものはありましたね。それで、具体のリサーチをすると同時に、パリに飛んで今井俊満とかいろんな人に会って、アンフォルメル運動を調べました。スタジオ・ファケッティ(Studio Paul Facchetti)とか、拠点になった当時の画廊も調べました。もう閉まっちゃったけど、特にスタドラー(注:スタドラー画廊。Galerie Stadler)に協力してもらって、タピエにも会いに行きました。タピエは少しアルツハイマーになりかけていて、満足な会話は交わせなかったのは残念でしたが。
王家の墓の番人を倒し、コブラを出し抜いて、最終兵器を手に入れたサンドラ。眼を持つ卵形をしたその物体は、コブラの持つ宝刀を見て、刀に変化し、さらにサンドラも巨大化。最終兵器とは進化する兵器だった!!
ふたばちゃんねる 二次裏で使われる会話用画像です画像会話スレでも、チャットやTwitterにでも、あなたの会話にアクセントをつけれます.
これぐらいがイイんです!!ほら、よく見るとコブラマークは王冠をかぶってるでしょう!!コブラは、昔はキングコブラというメーカー名だったと思います。つまりはその名残ではないかと。
— Srinivas Reddy K (@KSriniReddy)
父親がSNSに動画を投稿するため、息子にコブラを口にくわえるように頼んだ。
この直後に噛みつかれたという。
<この記事への反応>
なんでこんなことしちまったんだ・・・
どう見ても危険って分かるじゃねえか
父親は凄い後悔してるだろうな
みんなもこういう危険なことはしないようにしてくれ
クリスタルボーイ (くりすたるぼーい)とは【ピクシブ百科事典】
ウパの父さん
>DG、S200それで#5で180ヤードとは
いや~・・・ジャストミートした飛距離ですよ。それと、IRは
飛距離ではありません。正確な飛距離と寄せてナンボの番手ですから。
寒いこの時期では、ムリです。極寒の時期は、IRは、6番からです。
180y前後は、20度のUTで楽に振って使ってます。
>コブラPROMB#5の飛距離・・165から170yくらい
そんなに変わりませんよ。HS42前後であれば、十分な飛距離だと
おもいます。
>Dr・・250yのマークより上のほうに中弾道で
9番IRの倍がほぼDRの飛距離となりますので、9番で125y前後で
あれば、DRもIRも適正な飛距離となります。IRがそれ以下であれば、
ミート率が悪いのでしょうね。
>ウェートシフトもしっかり心がけておりダウンブローには打てている
当方は、あまり、ダウンブロの意識はありません。あくまでも、
レベルスウィングを心がけています。どうしても、打ちこむスウィング
だと、スピンはかかりますが、距離をロスするような気がします。
うす目にターフをとるイメージが、最新IRの打ち方のような
気がします。
ただ、MBは、ピンポイントでボールをとらえられないと、思った
飛距離が出にくい・・そういう意味では、難しい番手ですね。
>飛距離を求めるより、球筋を求めるほうがいいかな?
IRの基本ですね。MBは、小さいヘッドということもあり、
操作性は抜群なはずです。ドロー、フェード、ストレート
弾道の高低・・自由自在にボールをコントロールしやすい
番手です。
旅日記
『寝台車にて』
ブッダ・ガヤ行きの寝台車は、いつもの様にギネスに挑戦するかのような混雑ぶりだった。
今回の車両は、なんと3段ベッド仕立てらしく、まるで鶏小屋みたいに天井までベッドが並んでいる。
自分の座席番号が書かれたチケットを握り締めて、薄暗い車両の中を探し回る。
空いている席から、自分の座席番号にあたりをつけるなんて無駄な事はしない。
インドで自分の座席に他人が座っている事など、当たり前の事だった。
頼れるのはチケットの番号だけだ。
案の定、俺の座席には先客がいた。
竹で編んだ籠に頭を突っ込んでいる男だ。
カースト制度の範囲外で生きている俺にとって、一番手っ取り早い立ち退かせ方は、強気に出る事だった。
男の肩を掴み、頭を上げさせる。
その瞬間、籠の中身が目に飛び込んできた。
妙に平べったい頭部、ぬめるようなうろこ、何処を探しても見当たらない手足、
・・・これは、「コブラ」という生き物ではないだろうか?
男の口からマシンガンの様に言葉が飛び出す。
「俺のパートナーが、ぐったりして元気がないんだ」
・・・こいつは「レッドスネークカモン!」でおなじみの蛇使いなのか?
こんなに寒いインドの冬で、元気一杯の変温動物の蛇がいたらお目にかかりたいものだが、そういう事を問題にしている場合じゃない。
だいたい、なんでコブラが列車に乗れるんだ?
いや、そんな事より、俺の席からその爬虫類をどけてくれ!
・・・何故こんな信じられない事が起きるんだろうと考えるのはやめよう。
答えは決まっている。
「何故なら、ここはインドだから」
ここは狂気の世界だみなおかしいんだ… ここは狂気の世界だみなおかしいんだ ..
「たっぷり苦しんで死ね、私に歯向かった報いだ、フハハハハ」
完全に水につかるゴクウ、この絵、好きなんですよねぇ・・・。
「レベル7の注水完了しました」、「よし、30分もしたら、水を抜いておけ」、「はっ」、
さぁ、奴の左目がまた動き出します、ラストステージのはじまりです、
まず、ある通順を作るようにして防火扉が降り始めます、
「な、何だ?」
「72階の防火扉が勝手に作動しているぞ!!!」
驚き焦る白竜の手下ども、
ん~???
左目が光ってシュピ~ン!!!
「レベル7が開いて行くぞ!!」
ゴクウが水で埋められた防火扉レベル7が開き、大量の水が吹き出していきます、
水が流れて行く!!
手下がクローズになっている通路の図を目で追っていくと・・・、、、
大変だ!!社長のオフィスに向かっているぞ!!!
水が社長室に流れるように通路を塞いだのです、
「これで契約はめでたく成立しましたな、チスコフ将軍」、「約20億の兵器代か、勝利とは高くつくものだな」、「戦争も女と同じです、相手が屈服するまではたっぷり金をかける必要がある」、
なんつって乾杯している白竜、なんですけど!!
ドアがきしみ音を立てて歪みだします、白竜の顔もまた歪みだす、、、ドアを突き破り水が、
ガラスを突き破ってチスコフ将軍たちが、水と一緒に高層ビルから真っ逆さま、
何て気持ちよくて、美しいんだろうか・・・(笑)、ここで丁度オルガンつぽい音色のシンセがコードを伸ばしてバァー!!みてぇな音に、最っ高。
白竜、ギリで柱を掴み生きています。はい、紛れもなく奴の登場です、そして手には如意棒と・・・、怯える白竜、
また逆光が似合う!!!
「お前の作らせたオモチャだ、試してみろ」
「ゴクウ!!」
バイク女の首を持ち白竜に向け、口から光線が今にも出るってところで、白竜、渾身の一撃を構えます、
シュヴォォォォォォォ!!!!!
白竜寸前で間に合わず、バイク女の光線が先に白竜の脳天を貫通、
良い感じで宙に舞う白竜、
ここでゴクウが一言、
「良いできだ、今度のクリスマスに売れ」
最高。
「どこの誰だか知らんが、確かに、便利な左目をくれたもんだ、だが、世界中のコンピューターがなんだってんだ、結局ひとりの女を守ることすら、できやしない 」
夜の街へと飛ぶこの絵でエンド 、
最後のセリフは『コブラ』が「刺青の女」のラストで言った言葉と一緒(笑)。いつも女を守れないんですよねぇ、良いのに、凄いのに、カッコ良いのにこのダメさ、この哀愁!!
最高。。。
DVDです。
2017 03/10 16:55 ミラクル沼尾
【はじめに】
●プロレスに詳しい方のご回答を求めています(女子には全然限定していません。むしろ女子プロ?
あんなのプロレスじゃねーよ」という昭和的硬派の方のご回答、大歓迎です)。
●長文です。
●プロレスに興味のない方はこのページを閉じられるようおすすめします。ご閲覧は貴重なお時間の浪 費となりますから。
画像は梶原一騎先生・原作、大島やすいち先生作画の漫画『天下一大物伝』(1970年代末に『週刊少年サンデー』に連載)のひとコマ。
アメリカ人女子プロレスラーのマリリン・グレースが挑んだ世界タイトルマッチで、チャンピオンに必殺技コブラツイストを極めるシーンです(試合会場は当時東京の千駄ヶ谷にあった東京体育館)。
コブラツイストの基本形(使用率が突出して高く、従って最もよく知られているもの)は、アントニオ猪木さんが得意としていた形〈かた〉でしょう。
これは、片足をフックして相手の脚を固定し、自分の両腕のホールドと両手のロックで相手の上体をひねりつつ押し下げる。よくご存じのとおりです。
コブラツイスト(以下コブラと略記)には、これの変形パターンが色々とあります。
ウィキペディアを読んでみると、拷問コブラ(両手をロックせず、片手を当てることで相手の頭部を押し下げる。川田利明がよく使ってました)、アイアンクロ―式コブラ(同じく片手はクロー〈握力による潰し技〉攻撃に使う)、グラウンドコブラ(ほぼ基本形のままを寝技で極める)やリストクラッチ式コブラ(説明は面倒臭いので省略)などの記載があります。
ただし、最後のやつは足をフックしないし、そもそも相手の脚を固定しないので、コブラといえるか
甚だ疑問です。
さらにいうと、ウィキペディアでは卍固めや後藤洋央紀の野武士固めまでコブラツイストに含めているので、つい「何考えてんだよ」といった失礼なことを言いたくもなります。
そこに記載のなかったコブラの変形は、私の知る限りでも色々とあります。
相手の肘を極める形(ジャイアント馬場さんは、これでタイガー・ジェット・シンからギブアップを奪いました)とか、片手は相手の足首を掴む形(このとき相手の膝は折りたたみます)とか。
ちょっとびっくりしたのは、山本小鉄さんが著書『ザ・ストロングスタイル 世界最強のプロレス・テクニック』で図解とともに説明されていた形。入り方は基本形のままですが、相手の上体を押し下げるのではなく、頭部を両手で摑んで自分の胸のほうへ引きつけています。新日の総帥(当時)の得意技=基本形とは、ベクトルがまるで逆ですね。こんなの使ってる選手、私見たことない。山本さんの教え子たちはなんで使わなかったんだろ。
まだありますけど、止めときますね。
さて、画像(私の大好きなシーンです。だってマリリン嬢大々好きだもん、いまだに)ですが、この形も、『天下一大物伝』以外では、一度しか見たことがありません(『天下一大物伝』でマリリンは、世界タイトル戦の前にも一回この形のコブラを使っています)。
それは、漫画『おやこ刑事(でか)』(原作・林律雄、作画・大島やすいち、1980年代はじめごろ『週刊少年サンデー』連載)のひとコマ。
婦人警官(当時の呼称)が悪人にこの形のコブラを極めていました。
余談になりますが、この婦警さん、華麗系のマリリンとはタイプの違う、ショートカットの清楚系でした。大島先生の画力、素晴らしいなあ。『天下一大物伝』のチャンピオンも、覆面なんかかぶせずに、見るからに毒婦(ヴァンプ)系の美女にして欲しかった。
つまり、大島先生は、この形こそがコブラツイストだ、と思われていたわけですね。
マリリンがチャレンジャーの世界タイトルマッチのシーンを読み続けると(これが長い。どれくらい長いかというと、かつてタイガー・マスク〈伊達直人〉が闘ったどの試合よりもずーっと多くのページを割いています。嘘みたいなホントの話。でも嫌じゃない、ちっとも。嬉しいっ)、分かります。
大島先生がプロレスのことをちゃんと調べたうえでお描きになっていたことが。技のフォーム(キーロックとかドロップキックとか)にしろルール(エルボーは鋭角的に打たない、とか)にしろ。
ほとばしる情熱を原稿用紙に叩きつけるように原作をお書きになっていた梶原先生が、逐一細々と註釈みたいなことをそこで指示していたとはとても思えません(だから、別の漫画の話になりますが、李青鵬の究極必殺技「三光」は、何だかよくわからないモノになってしまいました)。
従って、大島先生はご自分で資料に当られたはずです。
マリリンのコブラが、原形の存在しない、つまり大島先生考案のオリジナルというコトは考えられません。だってそんな作業、ただでさえ締め切りが迫る修羅場のさなかにムダに時間を食うだけで、非効率というより非現実的だもの(大島先生は完全主義者で、それゆえ編集者泣かせだったことは、実際に先生の担当についたことがある人から直接聞きました)。
では大島先生は何をモデル(原形)とされたのでしょうか?
「コブラツイスト 画像」で検索をかけてみても出てきませんでした。
世界は広いぞ、と思って英語の「abdminal stretch」で検索してみると、Tシャツ姿の若い女性が長方形のマットの上でキモチ良さそうに体をほぐしている画像ばかり出てきました。イラッとなって舌打ちした私が「abdminal stretch wrestling」で検索してみると、確かにコブラの画像がたくさん出てきましたが、マリリンの形はありませんでした。
ちなみにマリリンのコブラが、コブラツイストを日本語にしたときの「アバラ折り」としての効果があるのかというと、あります(「コブラツイスト」も英語じゃなくって日本語なんですけどね、ああ、ややこしい)。
なぜそう言えるかというと、私が大学時代に試したからです。後輩を実験台にして。その後輩はそれまで私になついていたのですが、実験以降なぜか口数が少なくなってしまいました。令和の良い子や賢い若者は絶対真似しちゃいけませんよ。
そこで私などよりお詳しい方のご教示を仰ぎます。
マリリン・グレースのコブラツイストの原形は、何ですか。
資料名でも選手名でも結構です。
ぜひぜひ、ご回答をお寄せください。
多くの漫画を読んでいる方に質問です。漫画のキャラ同士のやり取りでこりゃかっこええわぁって思えるのがあったら何か教えてください。
1978年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった寺沢武一先生の『COBRA(コブラ)』は、そのあまりのおもしろさに多くのファンを獲得しました。現在でも高い人気を誇る作品ですが、今回はこの『COBRA』に登場するカッコいいせりふを集めてみました。
●「オレの名はコブラ。左腕に精神銃(サイコガン)をもつ不死身の英雄さ」コブラ
出典:『コブラ復活』
コブラの独白です。コブラの左腕に仕込まれたサイコガンは、気配を察知しただけで発射でき、またそのビームを屈曲させることもできる恐るべき武器です。コブラは地球人ですが、自ら「不死身」と言えるほど強靱な肉体の持ち主です。
●「人間なんて不思議なもんだな、いざ普通の生活を始めてみると、またどうしようもなくスリリングな世界に戻ってみたくなる」コブラ
出典:『コブラ復活』
過去を隠し、暮らしていたコブラが元の海賊稼業に戻っていくときのせりふです。ここからコブラの大冒険が始まります。
●「オレを探してたんだろう? もっとうれしそうな顔をしろよ」コブラ
出典:『イレズミの三姉妹』
宿敵・クリスタルボーイの本拠地に乗り込んだ際のコブラのせりふです。しかも「重戦車の突進もはね返す」という超マイクロ鋼製の分厚いドアをサイコガンで溶かしての登場です。こういう格好いいせりふ回しが『COBRA』シリーズの大きな特徴です。
●「オレがオリンピックに出れば金メダルでオセロができるぜ」コブラ
出典:『イレズミの三姉妹』
『スノウ・ゴリラ』の基地からジェットスキーを駆って逃げ出すときのせりふです。ジェーンに「スキーはできる?」と聞かれてこう答えます。スポーツ万能、タフガイのコブラだからできる返しです。
●「まかせとけって、俺が動かせないのはエンジンの付いてない船だけさ」コブラ
出典:『地底の客』
ジンゴロウじいさんの造った、土を掘削して地下を走る「モグラ」というマシンのコックピットに座ったときのせりふ。ちなみに「動かせるか?」と聞いているのは「ハービィ」というロボットで、そのせりふは「ビーッビーッ!」です。
●「夢を奪われた」コブラ
出典:『シドの女神』
海賊ギルド最強の司令官「サラマンダー」を倒すため、昔の仲間を集めるコブラ。その一人バッドに、なぜサラマンダーに挑むのかを聞かれてこう答えます。最愛の女性ドミニクをサラマンダーに殺されたのを、コブラはこう表現したのです。
●「こいつはパイソン77マグナムといってな世界最高の銃なんだ、その威力は小型のミサイルに匹敵する」コブラ
出典:『シドの女神』
コブラに登場する武器はたいていレーザーガンなどの光線銃ですが、コブラ自身はサイドウェポンとして、このリボルバー銃を使っています。握力500kgもあるコブラにしか使いこなせないでしょうね。
●「カリフォルニアドリーム」コブラ
出典:『地獄の十字軍(ヘル・クルセイダーズ)』
砂の海にサーフボードを持って臨むコブラ。まるで津波のような大波が迫ってくるのに笑顔のまま。近くにいたサーファーが思わずこう聞きます。
「あんたの名前を聞かせてくれ!」
これに答えたのが上のせりふ。格好良すぎるでしょ!
●「不運てものにしがみついていること自体が不運なのさ。運ってのは、力ずくで自分の方にむけるもんなんだ」コブラ
出典:『異次元レース』
レースに出場したのに、多元宇宙を漂流することになってしまったコブラ。とある流刑星にたどり着きますが、そこはまさに絶望的な環境。不幸を嘆く流刑者にコブラはこう言います。
●「こわいさあ だがオレはあぶない目にあえばあうほど 口もとがゆるんでくるんだ」コブラ
出典:『黒竜王』
人間の恐怖を食物に生き続ける「黒竜王」と対決しなければならないことになったコブラ。怖くないのか? と聞かれてこう答えます。決してひるまないコブラだからこそ、ピンチになっても軽口をたたけるのでしょう。
最後に相棒であるアーマロイド・レディのサイコガンに関する名ぜりふをご紹介します。
●「コブラ…あなたわすれたの サイコガンは指じゃなく心で撃つのよ」レディ
出典:『サイコガンの秘密』
このレディのアドバイスを得て、コブラは奴隷商人・ジゴバに挑みます。
他にも、「俺には幸せな結婚生活なんて似合わないさ。夜は素敵だろうが、昼間は退屈だ」という名ぜりふがあったりと、コブラの物語には名言がまだまだあります。もし、まだ『コブラ』を読んだことのない人がいたら、ぜひ一読をお勧めします。スカッとする大冒険譚ばかりですから!
(高橋モータース@dcp)