残薬のカルボシステインとフスコデ配合錠を使用したいが、飲み合わせは?
フスコデは咳止めとして用いられています。
これまでに当モニターに報告されたフスコデの副作用をまとめると、最も多かったのが便秘で13例、排尿困難と尿閉が計13例、次いで、発疹と薬疹が計13例、めまい4例、動悸3例、以下、1~2例の副作用が続きました。重篤なものでは、腸閉塞が1例、今年度に報告されています。
2000年頃までは総合感冒剤のPL配合顆粒やペレックス配合顆粒との併用で、尿閉や排尿困難、便秘などの副作用報告が多くみられましたが、最近は抗ヒスタミン剤の重複を避けるようになったためか、併用例での報告はなくなりました。
フスコデ配合錠の基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)
そこであらためて注意を喚起したいのが、腸管の蠕動(ぜんどう)運動を抑制する作用のあるジヒドロコデインが関与する便秘です。フスコデには、3種類の薬効成分が配合されています。錠剤では、ジヒドロコデインリン酸塩3mg、dl メチルエフェドリン塩酸塩7mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩1.5mgです。1日量の9錠なら、それぞれ27mg、63mg、12mgになります。
今回報告された腸閉塞の症例は、開腹手術歴があるため、それによる腹膜癒着で腸閉塞を起こすリスクが高い患者でした。そうした危険があるにもかかわらず1日量である9錠を投与したことが、腸閉塞の引き金になったと考えられます。
コデインを処方するときは酸化マグネシウムなどの下剤を併用するなどの工夫をしている場合がほとんどだと思いますが、この症例では併用されていませんでした。
ジヒドロコデインはコデインよりも作用が強く、ジヒドロコデイン30mgの作用は、コデイン60mgと比べて配合量が少なくみえても眠気がやや弱いこと以外は、鎮咳、鎮痛、止(し)瀉(しゃ)作用について、大きな違いはないとされています。ジヒドロコデインは、処方せんがなくても購入できる咳止めに配合されている場合もあります。フスコデが便秘を起こしやすい成分の配合剤であることを認識しておきましょう。
病院のお薬は、医療用医薬品と呼ばれ、ドラックストアなどで買える一般用医薬品よりも比較的効果の高いものが多いです。
その中で、美肌・美白、アレルギー、胃、肝臓のお薬や解熱鎮痛剤、ビタミン剤、漢方薬などは、病院で処方箋を書いてもらわなくても薬局で直接購入できます。
作用と効果 気管支を拡張して咳を鎮める効果があります。 通常、気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核などに伴う咳嗽に用いられます。
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
③問診票のご記入
今飲んでいるお薬との飲み合わせや既往歴についてご不安な方はこちらでご記入ください。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠
④お薬の説明
お薬の飲み方や効果について説明差し上げます。
風邪で咳がひどい時に処方される咳止めがフスコデ配合錠です。
・フスコデ配合錠 ・・・頓服として出たりする、上の二つよりやや強い咳止め ..
フスコデは麻薬性で依存性の少ない咳止めのジヒドロコデインに加えて気管支を拡張させるエフェドリンとクロルフェニラミンが配合されたお薬です。
フスコデについてその成分や効果、使用する錠数、眠気などの副作用、アルコールなどとの飲み合わせ、授乳への影響、ジェネリック医薬品の有無、メジコンとの違い等について添付文書などから解説します。
「花粉症だけどフスコデと一緒にアレグラを飲んでいい?」 と聞かれることが ..
フスコデには咳反射を抑えることで咳を鎮めるジヒドロコデインリン酸塩と、気管支平滑筋を弛緩させて気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、気管支平滑筋の収縮を抑制し気管支を広げるクロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されています。
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通常はフスコデは成人は1日9錠を3回に分けて服用します。
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またフスコデには錠剤だけでなくシロップも販売されており、シロップの場合は1日10mLを3回に分けて服用します。
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通常、成人は1回3錠を1日3回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。12歳以上15歳未満の小児は成人量の2/3を服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
アストミン錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
です。
ジヒドロコデインリン酸塩などの中枢性鎮咳成分は脳における咳中枢に直接作用し、咳を抑制します。咳は、喉の気道に入った異物を取り除くための防御反応であり、脳の中枢に、異物による刺激があると咳が出るという仕組みがあります。ジヒドロコデインリン酸塩はこの仕組みを直接抑えるような作用があります。
中枢性鎮咳成分の中でもジヒドロコデインリン酸塩は麻薬性に分類され、非常に高い効果が期待できる反面、眠気や便秘、吐き気、めまいなどの副作用が出ることが知られています。
フェキソフェナジン製剤 · 他の同系統の薬剤に比べ、一般的に眠気の副作用が少ない
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デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg「NP」の基本情報
が期待できます。
クロルフェニラミンマレイン酸塩はいわゆる抗ヒスタミン成分であり、ヒスタミンによる気管支収縮作用を抑制し、気管支を拡張すると考えられます。
鼻水や鼻炎症状などを抑える目的でも使用される成分であり、風邪などにおける鼻症状に対しても副次的な効果が期待できますが、眠気などの副作用が出やすいことが知られています。
※1 医療用医薬品と同じ有効成分を同量配合(2錠中)
フスコデは前述の3つの成分が配合され、それぞれが異なる作用機序によって働くため、が期待できます。
フスコデは風邪を引いた時や肺炎、気管支炎など主に感染症での咳に対して使用される薬です。
フスコデの効能効果の詳細は以下の通りです。
定期的に水分を摂りましょう。
フスコデの効果は鎮咳成分であるジヒドロコデインリン酸塩の単独使用よりも、①効果が現れるまでの時間が速い、②効果の持続時間が長い、③効果が強い、ということが動物実験にて確認されています。
フスコデ配合錠
製薬メーカーの説明書にはフスコデ服用中は授乳を避けるようになっています。
それぞれの成分とその効果について詳しく確認していきましょう。
単独では鎮咳効果をあらわさない量の dl-メチルエフェドリン塩酸塩(40mg/kg)あるいはクロルフェニラミンマレイン酸塩(8mg/kg)をジヒドロコデインリン酸塩(20mg/kg)に配合した場合,鎮咳効果の発現時間はジヒドロコデインリン酸塩(20mg/kg)単独に比べて極めて早くなり,最大鎮咳効果までの時間も短縮され,また咳抑制の程度も強くかつ持続的であった
「妊娠中だけどフスコデは飲んでいい?」
フスコデは年齢によって使用する錠数が細かく設定されている薬です。
とされています。したがって、1日に9錠を使用する計算となります。(ただし、症状によっても前後します。)
さらにフスコデ配合錠は2歳未満でも使用出来る薬であり、用量が成人の量の1/10と設定されています。
年齢別の1日に使用する錠数の例は以下の通りです。
フスコデ配合錠 添付文書
通常成人1日9錠を3回に分割経口投与する.
なお,症状により適宜増減する.
乳幼小児には以下のように投与する.
12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8歳以上12歳未満:成人量の1/2
5歳以上8歳未満:成人量の1/3
2歳以上5歳未満:成人量の1/5
2歳未満:成人量の1/10
フスコデ配合錠 インタビューフォーム
ただしフスコデを服用して眠気や便秘の副作用がひどい場合は母乳への移行量も多いことが考えられますので、授乳はさけた方がよいと考えられます。
フスコデ配合錠 添付文書
がある薬です。
代表的な副作用は眠気です。フスコデで眠気が出る理由はフスコデに含まれる成分のジヒドロコデインリン酸塩とクロルフェニラミンマレイン酸塩の作用によるものと考えられます。
特にクロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン薬に分類される成分であり、抗ヒスタミン薬は全般的に眠気が出ることが知られています。
また、めまいに関してもフスコデの成分であるジヒドロコデインリン酸塩の副作用としてよく知られています。
眠気とめまいに関しては、危険を伴うため、フスコデの使用中は自動車の運転等を控えるように注意喚起されています。
フスコデ配合錠 添付文書
気管支を拡張して咳を鎮める効果があります。
通常、気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核などに伴う咳嗽に用いられます。