続いては、AGA治療薬フィナステリドについて、よくある疑問にお答えしていきます。


■プロペシア、フィナステリド:初期脱毛、性欲減退、勃起不全、女性化乳房など
■ザガーロ、デュタステリド:初期脱毛、性機能不全、性欲減退、勃起不全、女性化乳房、肝機能障害、黄疸など
■ミノキシジル内服:血液定価、心拍数増加、めまい、浮腫、体毛増加、初期脱毛など
■ミノキシジル概要:発疹、赤み、痒み、心拍数増加、初期脱毛、浮腫など
■パントガール:腹痛、下痢、めまい、頭痛、動悸、胸やけなど


シャンプーそのもので発毛効果を得ることはありません。シャンプーとは…

「ミノキシジル内服薬」単体では内部的な薄毛メカニズムを抑制できないため不十分と言わざるを得ませんが、「プロペシア」で薄毛メカニズムを遮断し、そのうえで「ミノキシジル」の血管拡張作用を取り込めば、薄毛予防だけでなく血流が改善されて発毛までも期待しやすくなります。

初期脱毛とはプロペシア(フィナステリド)の有効成分「フィナステリド」に身体が反応して
健康的な髪の毛の生育を促しているサイン

※プラセボとは偽薬、つまり何の効果もない錠剤(ラムネみたいなもの)のことです

プロペシア(フィナステリド)の初期脱毛とは、プロペシア(フィナステリド)によるAGA治療を開始して1~3カ月ほどの期間、一時的に抜け毛が増えて薄毛が悪化したように見える症状を指します。乱れたヘアサイクルをAGA治療によって正常化する過程で起こる症状ですので、心配することはありません。


AGA治療の費用や期間について医師がケース別に解説。AGA治療は長期戦となることが多いため、年間・全体の費用を見積もることが重要です。治療目的や薄毛の段階による費用の変動も考慮し、ご自身に近いケースを確認しましょう。

ここで注意しておきたいのが、「初期脱毛がない=効果がない」と考えてしまうことです。

AGAの原因として、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが挙げられます。DHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンに対して5αリダクターゼという酵素が作用することで生成されます。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結びつき、髪の毛のヘアサイクルを乱す恐れがあります。
とくに、ヘアサイクルの成長期に作用して、通常2年~6年程度の期間である成長期が数カ月~1年程度に短縮される可能性もあるため注意が必要です。
へサイクルが短縮されると、髪の毛が長く太く成長する前に抜け、短く細い髪の毛が増加し薄毛が目立ってしまいます。

頭頂部、前頭部を中心に広く薄毛がみられ、男性のように完全に毛髪が消失するわけではないのですが、一本一本の毛が細く短くなります。徐々に進行していきます。男性と異なり、生え際の後退が少ないのが特徴です。側頭部もある程度薄くなっていくということが近年判明してきました。頭部全体が薄くなるわけではなく、後頭部の毛髪はしっかり保たれているのが、特徴の一つです。

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。

先ほど説明した通り、フィナステリドにはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑える効果があります。

デュタステリドはテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)へ 変換する 1 型及び 2 型 5α還元酵素を阻害します。DHT(ジヒドロテストステロン)というのは強力な男性ホルモンで、AGAに対しても影響を与えているホルモンです。
上記の通りフィナステリドが2 型 5α還元酵素を阻害するのに対し、デュタステリドは 1 型と2 型、両方の5α還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)が作られるのを邪魔します.
それにより、AGAの改善効果を発揮します.
デュタステリドの一つである、ザガーロは2015年9月に厚労省の認可を取得し、販売が開始されました。


フィナステリドを服用した場合によく寄せられる、以下のような質問があります。

追記:当院ではミノキシジルタブレットの取り扱いはありません。日本、アメリカだけではなく世界的に見てもAGA治療薬としてミノキシジル経口薬(ミノキシジルタブレット)を承認している国は一つもなく、アメリカ食品医薬品局(FDA)は経口ミノキシジルは医師により特に慎重に投与すべき医薬品であるため、AGA治療目的で服用するのは副作用も多くリスクが大きすぎると判断しており、AGA治療には使用しないように警告をしているほどです。

フィナステリドでは稀ではありますが初期脱毛が起こる方もおられます。

プロペシアの効果はAGA(男性型脱毛症)の原因となる酵素、Ⅱ型5α-リダクターゼを抑制し、抜け毛を防止し薄毛を改善することです。
AGAの原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)は、男性の主要な性ホルモンであるテストステロンがⅡ型5α-リダクターゼという酵素と結合して発生します。
プロペシアを服用することで、有効成分フィナステリドがⅡ型5α-リダクターゼを抑制し、DHT(ジヒドロテストステロン)への変換を阻害し、抜け毛が防止されAGAの進行を食い止めることが可能です。

※プロペシアが先発品で、フィナステリドが後発品の国内承認薬になります。

ロテニンは、ファイザー社から発売された、有効成分ミノキシジル含有の内服薬です。1960年代に高血圧治療薬として開発されました。血管を拡張して血圧を下げる薬ですが、副作用として発毛効果があることがわかり、現在では発毛・育毛目的で使用されています。
薄毛への効果としては、ミノキシジルの血管拡張作用が頭皮の血行を良くし、毛根に十分な栄養を送ることができるようになります。
一般的には、塗るタイプのものより飲むタイプのもののほうが、効果が高いと言われています。

フィナステリドのがあります。ここでは、それぞれの特徴を比較して紹介します。

1995年佐賀医科大学卒業。形成外科を専門とし、多数のオペを熟し経験を積む。2013年にドーズ美容外科佐賀院の院長に就任。患者様へ質の高い美容医療を提供するため、美容医療の現場で日々研鑽に励む。AGA・薄毛に関する知識も豊富で、不安を抱え来院される患者様に対して、親身かつ的確なオンリーワン治療を提案。

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プロペシア(フィナステリド)とは、AGAの原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の産生を抑制する内服薬です。有効成分は「フィナステリド」です。治療効果は高く、5年間内服を続けることで99.4%の方が発毛・育毛効果を得られたとのデータも存在します。

この点はプロペシア(フィナステリド)を服用する上で把握しておきましょう。

3.毛母細胞の死滅を抑制
ミノキシジルにはし、脱毛を予防、発毛を促進する作用があります。
ミノキシジルは主にこれらの3つの作用で発毛・育毛を促進します。
ミノキシジルの効果は、日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版でも推奨度A(行うよう強く勧める)と評価されています

効率的なAGA治療は、フィナステリドとミノキシジルの併用です。

脱毛症は、内分泌異常や膠原病など内科的な病気に関連して発症してくる場合があります。また、脱毛症状が梅毒などの感染症の一症状であったり、亜鉛や鉄などの毛髪を作るのに重要なミネラルが欠乏するために生じる場合もあります。こうした病気に関連した脱毛症の場合、もとになっている病気の治療をしないと脱毛症状がなかなか改善しません。そのために、こうした病気ではないことを確認する血液検査が大切になります。

1回1カプセル、1日3回(毎食後) 3~6ヶ月間で効果が期待できます。

ずっと伸び続けているように見える私たちの毛髪ですが、実は一定期間伸びると自然に抜けて新しい毛髪へと生え変わります。
これを「ヘアサイクル(毛周期)」といい、成人男性は3~5年周期で繰り返します。
AGA(男性型脱毛症)は、悪性の男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)が毛根に反応し、
ヘアサイクルを乱すことが原因で発症します。
本来は3~5年あったはずの成長期が退行期に移行することで、毛根が弱り抜け毛が増えAGAが進行するのです。

※週1~2回の治療をお勧め致します。 但し、効果には個人差があります。

発毛促進シグナル増幅成分「サイトプリン(6-ベンジルアミノプリン)」が、毛根細胞内の髪の成長に必要なタンパク質「エフリン」「BMP」の生成を促し、発毛促進シグナルを増幅させることで、髪を育てます。発毛エネルギー供給成分「ペンタデカン(ペンタデカン酸グリセリド:PDG)」は、毛根細胞内の髪の元となるタンパク質「ケラチン」の合成に必要なエネルギーを供給し、強く抜けにくい髪に育てます。サイトプリンとペンタデカンの発毛効果に関しては,有効性を示す弱い根拠があるため、副作用が軽微な点も考慮し、これらを含む育毛剤の外用療法(ライオンイノベートシリーズなど)を行ってもよいされています(推奨度C1)。

副作用が出ないように、約2ヶ月でステロイドを中止するようにしています。

レーザー治療は、特定の波長の光を用いて頭皮の血行を促進し、毛母細胞の活性化を図る治療です。この光は頭皮の深部に到達し、毛根に直接作用することで、毛髪の成長を促します。

毛根にダメージが及んでしまうと髪が発育障害を起こすこともあるので、まずは育毛剤の使用を中止して医師に相談してください。 参考サイト

t-フラバノンは、毛乳頭細胞で産生され毛母細胞に作用して、髪の成長を抑えるTGF-βの活性を抑制することが確認されており、ヘアサイクルが退行期・休止期に誘導されることを抑えることで、成長期を維持できるように働くと考えられています。発毛に関する有効性を示す弱い根拠が存在するので、外用(花王サクセスシリーズなど)を行ってもよいとされています(推奨度C1)。

正常時のヘアサイクルは2~6年ですが、AGAの場合、数か月~1年で毛球(毛根の一 ..

男性のAGAの進行には、ヘアサイクル(毛周期)が大きく関係します。
ここでは、ヘアサイクルやAGAが進行する仕組み、プロペシアの効果について説明します。

プロペシア(フィナステリド)の初期脱毛はいつまで続く?目安や対処法

AGAの原因物質であるDHTは毛母細胞に働きかけてヘアサイクルの成長期を短縮することが分かっています。そのため、AGAの方はハリやコシのある髪の毛が生育せずに、産毛のような柔らかく細い髪の毛が生えてきやすくなるのです。
プロペシア(フィナステリド)は、DHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制する薬です。成長期の短縮を改善してヘアサイクルを整え、ハリとコシのある髪の毛の生育を促す作用があります。しかし、すでに生えているヘアサイクルが乱れた不健康な髪の毛は、プロペシア(フィナステリド)の作用によってハリやコシを与えることはできません。プロペシア(フィナステリド)がヘアサイクルを整える段階で、細く柔らかい毛は抜け落ちて健康的な髪の毛が生えるための準備を始めます。