実際、532人でフィナステリド1mgを10年間治療した研究では、
結論から言うと、現時点では、フィナステリドに明確な"耐性"は報告されていません。
フィナステリドはAGA治療薬の代表例でもあるプロペシアの有効成分です。
従来から販売しているフィナステリドは以下の通りです。
先発品プロペシア(フィナステリド )8,500円(診察料込)。5箱で40,000円(同)。
日本製後発品フィナステリド 6,000円(診察料込)。5箱で27,000円(同)。
先発品ザガーロ0.5mg(デュタボルブ)9,000円。は価格高騰のため取扱い中止。
※ザガーロおよびデュタボルブ(ザガーロジェネリック)0.5mgは従来のフィナステリドの約1.7倍の発毛効果があるとされています。
フィナステリドを服用してから早ければ1週間、多くは1〜3ヶ月ほどで、初期脱毛が起こることがあります。「休止期脱毛」とも呼ばれており、新しい髪の毛の成長とともに古い髪の毛が押し上げられるように起こる脱毛現象です。
髪には、抜けては生えてを繰り返す「ヘアサイクル」があります。ヘアサイクルには「休止期」「成長期」「退行期」があり、約2〜6年を1サイクルとして繰り返します。
・休止期:髪の毛の成長が止まり抜け落ちる期間
・成長期:髪の毛が活発に成長する期間
・退行期:髪の毛の成長が鈍化し、毛根が小さくなっていく期間
AGAになるとこの期間が数ヶ月〜1年程と短くなり、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちてしまいます。
フィナステリドを含む治療薬を服用するとヘアサイクルが正常な状態に戻りはじめるため、古い髪の毛を押し出すように新しい髪の毛が生えてきます。このときに生じるのが初期脱毛です。
初期脱毛は、正しいヘアサイクルで成長する髪の毛が新しく生えてくるサインであるため、多くの場合は心配しすぎる必要はありません。
長期のフィナステリド服用は効果を安定させるためだけでなく、と言えます。
インターネットやテレビで男性型脱毛症(AGA)治療の広告を目にしない日はないだろう。脱毛症の治療は身近なものになってきているが、脱毛症および良性前立腺肥大症(BPH)治療に使用されるフィナステリドについて、自殺傾向やうつ増大との関連が認められることが、米国・ブリガム&ウィメンズ病院のDavid-Dan Nguyen氏らにより報告された。同治療におけるフィナステリドの有害事象は議論の的となっており、使用男性の自殺企図または自殺例が報告されるようになったのは2012年ごろであったが、今回の検討では、45歳以下の脱毛症患者において、自殺傾向や心理的有害事象との顕著な関連性が認められたという。著者は、「今回の研究結果は、若年の患者にフィナステリドを処方する際は、自殺傾向、うつ、不安症のリスクを考慮する必要があることを示唆するものであった」と述べる一方で、「本研究によってバイアスがかかる可能性があり、さらなる調査が必要である」とまとめている。JAMA Dermatology誌オンライン版2020年11月11日号掲載の報告。
研究グループは、自殺傾向(念慮、企図、既遂)および心理的有害事象(うつ、不安症)とフィナステリド使用との関連を調べる薬物誘発ケース・非ケース研究を実施した。不均衡分析(ケース・非ケースデザイン法)にて、世界保健機関(WHO)のVigiBase(個別ケースの安全性レポートの世界的なデータベース)で、フィナステリドについて報告された注目される副作用の警告を検出し、検討した。
関連性の強度は報告オッズ比(ROR)を用いて調べ、拡大感度分析では、適応症(BPHおよび脱毛症)、年齢(45歳以下および45歳超)で層別化したうえで、フィナステリドと同様の適応症に使用される、機序が異なる薬剤(脱毛症:ミノキシジル、BPH:タムスロシン塩酸塩)の比較、フィナステリドと同一作用機序および有害事象プロファイルを有する薬剤(デュタステリド)の比較、および2012年前後の自殺傾向の報告を比較した。
フィナステリドについて報告された注目される副作用の警告を検出・検討した主な結果は以下のとおり。
・データは2019年6月に入手し、2020年1月25日~2月28日に解析を行った。
・VigiBaseにおいて、フィナステリド使用者の自殺傾向の報告356件、心理的有害事象報告2,926件、計3,282件の注目される有害事象の報告を入手した(男性3,206例[98.9%]、18~44歳のデータ入手可能例615/868例[70.9%])。
・フィナステリド使用者における自殺傾向(ROR:1.63、95%信頼区間[CI]:1.47~1.81)および心理的有害事象(ROR:4.33、95%CI:4.17~4.49)の有意な不均衡シグナルが特定された。
・感度解析で、若年患者(ROR:3.47、95%CI:2.90~4.15)および脱毛症患者(ROR:2.06、95%CI:1.81~2.34)は、自殺傾向の増加に対して有意な不均衡シグナルを示した。こうしたシグナルは、BPHの高齢患者では検出されなかった。
・感度解析で、これらの有害事象の報告が2012年以降に大幅に増加したことも示された(ROR:2.13、95%CI:1.91~2.39)。
・感度解析の結果は、示された有意な不均衡シグナルは、喚起された報告によるものおよび/またはフィナステリドの副作用に対して若年患者のほうが脆弱であることを示唆するものであった。
新宿ライフクリニックでは特にプライバシーを重視しています。AGA:男性型脱毛症はプライバシー性の高いお悩みです。例えば、女性のいる医療機関では相談しづらい等の本質的問題があります。数多くのプライバシー保護の工夫をしています。
・男性患者専用クリニックです。スタッフも医師を始め全て男性です。
・当院の診察券・看板・プレートにはAGA、脱毛、皮膚科等の表記を一切入れていません。
・電話やダイレクトメール等の発信は一切ありません。
・たとえご家族からのお電話でも、ご本人の明確なご承諾がない状況では、ご本人の治療内容等をインフォメーションする事はありません。
・院内処方にて女性の受け付けの多い院外薬局を使用する事もありません。診察・処方・お会計と全て院内で処理できます。
・エレベータを降りるとすぐに当院です。他のテナントに御用の方とフロアーでご一緒になる事はありません。
・カルテは電子化されており、最高レベルの情報保護が施されております。
・個人情報が、他に転用される事は100%ありません。
そのため、治療途中でフィナステリドが効かなくなることは考えづらいです。
AGAの進行度合いや個人差で、ため、フィットクリニックでは患者様の症状に合わせ、フィナステリド単体の処方からミノキシジルとのセットやオリジナル治療薬「Reborn neo」といった処方プランで対応しております。
フィナステリドの主成分は同名の化学物質フィナステリドであり、この物質は5α還元酵素阻害剤として機能します。
フィナステリドの副作用が現れた際の対処法についていくつか紹介します。
プロペシアは、フィナステリドを主成分とした、AGA・薄毛治療薬です。世界中で使用されている、もっとも一般的なAGA・薄毛治療薬といえます。プロペシアの作用機序や効果・副作用・初期脱毛・飲み方・注意点など、プロペシアについて詳しく解説するため、AGAや薄毛にお悩みの方は、参考にしてください。
治療現場の最前線に目を向けると、毛髪治療の第一人者である東京メモリアルクリニック理事長の佐藤明男医師がエビデンスと経験で導き出した、現時点における「最強の処方」(佐藤医師)は、「フィナステリド内服薬 3.5mg/日」と「ミノキシジル内服薬 5mg/日」の併用療法である。
栄養バランスを改善することで、毛髪の健康を維持することができます。
プロペシア錠はもともと前立腺肥大症の薬として開発されました。頭髪の毛母細胞と同様、前立腺はジヒドロテストステロンの影響を受けてしまうため、フィナステリドの投与によって前立腺肥大症や前立腺がんの改善に効果が期待されたのです。前立腺肥大症・前立腺がんの臨床試験中に患者の薄毛を改善する効果も見られたため、薄毛治療薬としての開発がスタートしました。
値段は高いが効果はプロペシア(フィナステリド)よりも上のようです。 2016年9月26日/服薬開始後10年9ヶ月後(ザガーロへ切替)
フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる内服薬です。AGAは前髪の生え際のM字部分や頭頂部が薄くなる脱毛症で、男性の薄毛のほとんどがAGAと言われています。もともとフィナステリドは前立腺肥大症の治療薬として開発された成分ですが、抜け毛を防ぐ効果がみられたため、現在は世界中でAGA治療薬として使用されています。
2-3年で頭打ちになる人がいます。本記事では、10年間フィナステリド ..
日本で行われた1年間のプラセボ(有効成分を含まない偽薬)を対照とした二重盲検比較試験*における副作用は、フィナステリド1mg群(139例)で5.0%(7例)、0.2mg群(137例)で1.5%(2例) プラセボ群(138例)で2.2%(3例)でした。
本邦においてフィナステリド(0.2 mg および 1 mg)は,2005 年 10 月に初めての内服薬の男性型脱毛 ..
主な副作用は肝機能障害(頻度不明)、リビドー(性欲)減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等。
16)フィナステリドの代謝(プロペシア錠:2005年10月11日承
先のようにしっかりと自毛植毛した毛髪を生着させておけば、自毛植毛をしてから10年後も20年後も移植した毛髪は生え続ける事が期待できますが、がございます。それぞれできる限り維持をしていく為に出来る事をいくつかご紹介いたします。
植毛後も円形脱毛症の症状が進行し、植毛が無駄になる場合もあるでしょう。 自毛植毛治療とは?10年後も大丈夫?
ザガーロはデュタステリドを有効成分とし、グラクソ・スミス・クライン株式会社が開発したものです。日本では2015年に承認され、2016年から発売開始しています。
ザガーロもプロペシア同様、薄毛の原因であるヘアサイクルの乱れを改善させる作用を目的とし、5αリダクターゼⅡ型を抑制する効果がプロペシアの約3倍、発毛を促す効果は約1.6倍とされています。作用だけ見るとザガーロの方がよいのではと思われるかもしれませんが、比較的新しい治療薬であるザガーロに比べて、プロペシアの有効成分であるフィナステリドは10年以上大きな副作用がないと実証されています。また、プロペシアと比べてザガーロの価格は高めという違いもあります。
ザガーロの副作用として勃起不全や性欲減退、性液量の減少など性機能障害が報告されています。有効成分であるデュタステリドが、男性ホルモンに影響を与えることが原因だと考えられています。
また、フィナステリド同様肝臓に負担をかけるため肝機能障害につながる恐れがあり、場合によっては食欲不振や吐き気が生じることもまれながら報告されています。
フィナステリド(プロペシア)の効果はいつから? 副作用まで医師が解説
AGA治療薬として最初に開発されたのはプロペシア錠です。プロペシア錠はフィナステリドを主成分としており、その後ジェネリック医薬品の「フィナステリド」が開発されました。フィナステリドは成分名と医薬品名のどちらにも使われています。
フィナステリドの場合、1年後に約40%の方で脱毛が止まり、約58%の方には増毛が見 ..
そのため、一般的にはフィナステリドを長期に服用することで効きにくくなることはないと考えられています。
フィナステリド(プロペシア)を開始してから、平均5.5カ月で1グレード改善した。 上の写真が治療前、下の写真がフィナステリド開始1年後
実際に過去の研究でも、薄毛が軽症のうちに治療を開始した集団は、フィナステリド1mgで10年間薄毛が改善し続けたと報告されています。
ですのでまだ薄毛に悩んでない方でも5年後、10年後に薄毛になる可能性は十分にあります。 ..
フィナステリドは早い人で3ヶ月、一般的には6ヶ月から1年かけて徐々に効果を実感できます。
長期的な服用が必要になるため、数日といった短期間や、人によっては数か月でも効果を実感しにくいこともあるので覚えておきましょう。
ただし、
また髪が生えたと実感できるのは、2〜3cmほど伸びてきてからです。
特に頭頂部は自分での確認が難しいので、効果を確認するためにも定期診察を受けるようにしてください。
2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院 ..
1年間のフィナステリドの使用で、AGAの進行をかなり抑えることが期待できます。1年目までには、抜け毛が大幅に減少し、髪の毛が太くなり、ボリュームが増すことが多いです。
またフィナステリドを1日1mgを投薬した801症例の5年後の有効性を評価した ..
有効成分フィナステリドを含んだ代表的なAGA治療薬にプロペシアがありますが、その特許権存続期間が満了した2015年以降は、多くのジェネリック医薬品が販売されてきました。現在国内で入手できるジェネリック医薬品は10種類程度あり、ファイザー社などメジャーな製薬会社のものもあります。海外で製造されるジェネリック医薬品を個人輸入代行で入手できますが、中には厳しい認可を受けていないものもあるため、避けた方が無難でしょう。
どれも有効成分がフィナステリドという点でプロペシアと違いはありませんので、生じる副作用も同様に考えられます。つまり、フィナステリドが体内のホルモンバランスに影響を与え、抑うつ症状、性機能障害、肝機能障害を招く恐れがあります。プロペシア同様、ジェネリック医薬品も女性と子どもは服用厳禁です。
クリニックに行くと、プロペシア(フィナステリド)を処方され、劇的に良くなりました。 5年後に ..
日本皮膚科学会は診療ガイドラインで、各治療法の有効性と安全性を検証し、推奨度を定めている。最も高いAランクは、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル(外用薬)だ。この推奨度は、患者が医療機関や治療を選ぶ際にも参考になる。佐藤院長は「最初に推奨度Aの治療を提示してくれる医療機関を一つの選択基準とし、十分に説明を受けて納得してから治療を始めるのがよいでしょう」とアドバイスする。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
なお、私は2005年12月のプロペシア(一般名:フィナステリド)1mgの発売当初 ..
フィナステリドは、この酵素の働きを阻害することでDHTの生成を抑制し結果として男性型脱毛症の進行を遅らせる効果があります。