体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。
具体的には
ARNI:エンレスト®
β遮断薬:アーチスト®、メインテート®など
MR拮抗薬:アルダクトン®、セララ®
SGLT2阻害薬:フォシーガ®、ジャディアンス®
が使用される。
・フォシーガ服用中にエンレストが開始されたら(PE010p) ..
禁煙補助薬(一般用薬)購入のために30歳代の男性が来局しました。患者情報記録はありませんでしたが、「過去にニコチネル パッチ20を使用したことがある」ことを聴取。同医薬品を販売する際に、改めて現病歴や服用中の薬剤を確認したところ、「2週間前に心筋梗塞を発症し経皮的冠動脈インターベンション(PCI)が施行されたこと」「複数の薬剤(詳細不明)を服用していること」が分かりました。薬剤師が同医薬品の添付文書を確認したところ「3ヵ月以内に心筋梗塞の発作を起こした人は使用しない」旨の記載があり、その旨を伝えて販売を取りやめることができました。
DELIVER試験は、2型糖尿病の有無を問わず、左室駆出率が40%超の心不全患者さんの治療として、フォシーガの有効性をプラセボとの比較で評価するようにデザインされた、国際共同、無作為化、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照、イベント主導型第Ⅲ相試験です。フォシーガは、基礎治療[ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤の併用を除く、糖尿病や高血圧を含むすべての併存疾患に対する各地域における標準治療]への追加治療として1日1回投与されました。DELIVER試験は、駆出率が40%超の心不全患者さんを対象に実施された最大の臨床試験であり、6,263例の患者さんが実薬群とプラセボ群に 無作為化されました。
主要複合評価項目は、心血管死、心不全による入院、または心不全による緊急受診のいずれかが最初に発生するまでの期間としました。重要な副次評価項目は、心不全イベントおよび心血管死の総数、8カ月時点でのKCCQの総症状スコアのベースラインからの変化量、心血管死までの期間、ならびに原因を問わない死亡までの期間などです。
カリウム保持性利尿薬とエンレストの併用例では、血清カリウム値 5.5 mEq/L以上の発現率が高い傾向が示されました。 エンレスト群
この変化は心不全の日常診療に直結し重要な内容であったことから、日本循環器学会(JCS)と日本心不全学会(JHFS)が2018年3月に合同で発表した「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」を次回の改定を待つことなく「2021年JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」として発表するに至っています。このガイドラインに示されている心不全治療のアルゴリズムを図2に示します。薬物治療の中で基本薬に加えてARNIへの切り替えやSGLT2の追加が示され、併用薬の中にはイバブラジンも入りました。
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、1日1回経口投与によって使用するファーストインクラスのSGLT2阻害剤です。心臓、腎臓および膵臓の基本的な関連性を背景として、フォシーガでは、研究により、心腎疾患に対する予防と抑制効果、臓器保護効果が示されています。これらの臓器の一つでも損傷を受けると、他の臓器が機能しなくなり、2型糖尿病、心不全、慢性腎臓病といった、全世界の主要な死因となる病気を引き起こす可能性があります。
併用薬との禁忌、併用注意についての確認を徹底し、疑わしい点はしっかり確認を ..
患者には、以前から慢性心不全治療薬の「エンレスト錠50mg」1回1錠・1日2回朝夕食後が処方されていましたが、今回から増量(同錠1回2錠・1日2回朝夕食後)となりました。同錠の添付文書には「50mg錠と100mg錠・200mg錠の生物学的同等性は示されていないため、100mg以上の用量を投与する際には50mg錠を使用しない」ことと記載があり、薬剤師が疑義照会を行った結果「エンレスト錠100mg」1回1錠・1日2回朝夕食後へ変更となりました。
エンレストは、ARBバルサルタンとネプリライシン阻害薬サクビトリルを1分子中に1対1で含有する単一の結晶複合体です。心保護因子であるナトリウム利尿ペプチド(ANP)を分解するネプリライシンを阻害してANP系を増強するとともに、心臓刺激因子であるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の過剰な活性化を抑制。慢性心不全に対する標準治療を受けている患者が対象で、ACE阻害薬またはARBからの切り替えで使用されます。
フォシーガの併用禁忌薬・併用注意薬 フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
フォシーガは、腎臓の近位尿細管付近でグルコースやナトリウムの再吸収に関わるSGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を阻害する薬剤。心不全に対する作用メカニズムには諸説ありますが、腎臓を介した作用や血管への作用に加え、心臓への直接的な作用によって心不全への効果をもたらすと考えられています。国内では14年から2型糖尿病治療薬として販売されていますが、心不全では2型糖尿病の有無を問わず使用可能です。
●慢性心不全の治療薬は下記のように多数ある。
●ACE阻害薬、ARB、β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MR拮抗薬)、ARNI(エンレスト®)、ジゴキシン、SGLT2阻害薬、イバブラジン(コララン®)、ベルイシグアト(ベリキューボ®)など
●上記のうち、どれを併用するのがより効果があるのか。
●結論、
循環器内科ですが、新薬のエンレスト(高血圧、慢性心不全)を開始しました。またフォシーガを慢性心不全で処方しています。
高血圧症治療薬の「エナラプリルマレイン酸塩錠5mg」1回1錠・1日1回朝食後を服用している患者に、今回、慢性心不全治療薬の「エンレスト錠50mg」1回1錠・1日2回朝夕食後が追加されました。エンレスト錠は、エナラプリルマレイン酸塩錠などのアンジオテンシン変換酵素阻害薬とは「併用禁忌」であり、アンジオテンシン変換酵素阻害薬を服用中の患者にエンレスト錠を投与する場合は「少なくとも投与開始36時間前にアンジオテンシン変換酵素阻害薬を中止」しなければなりません。そこで、薬剤師が処方医に疑義照会を行ったところ「エナラプリルマレイン酸塩錠」が削除・残薬も服用中止となり、エンレスト錠は翌々日から服用開始する指示を受けました。薬剤を「一包化調剤」して交付している患者であったため、薬剤師は、今回は分包紙に服薬日を記載し、明日、服用する分にはエンレスト錠を入れずに分包。患者には「明日からは分包紙に服薬日が記載された薬剤を服用し、家にある残薬は服用しない」よう説明しています。
「エンレスト」(一般名:サクビトリルバルサルタン)はアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)と
Fantastic Fourの4剤併用:
ACE阻害薬、ARB、β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、ARNI(エンレスト®)、ジゴキシン、SGLT2阻害薬、イバブラジン(コララン®)、ベルイシグアト(ベリキューボ®)などのうちどれを併用するのが効果的か。
(1) エンレスト錠 50mg、同錠 100mg 及び同錠 200mg
1つ目は、薬剤師が専門知識を活用し「併用禁忌」を避けることができた好事例です。
HMG-CoA還元酵素阻害薬との併用でHMG-CoA還元酵素阻害薬の血中濃度が上昇する.
リベルサスもメトホルミンもフォシーガの併用注意薬に該当するため、併用治療を行う際には必ず医師への相談・確認を行ってください。
25 フォシーガとエンレストがトップ5入り 「学会ガイドライン」などで想起医師増加
ARNIであるサクビトリルバルサルタン(エンレスト錠)は新しく使用できるようになった薬で、心筋保護因子のANPを増やす働きとARBの働きの両方の作用があります。
サクビトリルバルサルタンは、心不全による入院を減らすことができます。
複数の薬剤を併用することがほとんどです。心不全の治療には呼吸困難や浮腫の改善 ..
薬剤師が専門性を発揮し、また患者とのコミュニケーションを通じて「処方内容が不適切である」ことを見抜き、疑義照会のうえで「適切な処方内容への変更」を実現することができた(例えば、併用禁忌の回避など)―。
循環器病対策、心不全治療の新たな展開 | 同友会メディカルニュース
フォシーガの服用がリスクとならないためにも、持病の有無やアレルギーがあれば医師に事前に伝えるようにしましょう。
エンレスト)とSGLT2阻害薬のダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)が新たに ..
SGLT2阻害薬は、2型糖尿病の治療に用いられる薬剤ですが、最近では心不全の治療にも使用されるようになりました。SGLT2阻害薬は、腎臓のSGLT2(腎臓でグルコースを再吸収するトランスポーター)を阻害することで、尿中にグルコースを排泄する作用があります。そのため、血糖値を下げるだけでなく、体重の減少や血圧の低下、脂質代謝の改善など、多くの効果が報告されています。
心不全に対するSGLT2阻害薬は、心筋そのものを保護する効果、血圧を下げることで心臓の負担を減らす効果、腎機能を改善・維持することで心臓の負担を減らす効果があります。また利尿作用があるため、従来の利尿薬を減らすことができる症例があります。
エンレスト)、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬のダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(フォシーガ ..
本ツールにて、「ゾコーバ錠125mg」の電子化されたに記載の相互作用(併用禁忌・併用注意)を検索できます。
最新の情報はをご確認ください。
フォシーガ(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物) ..
SGLT2阻害薬は、心不全患者にとって有望な治療法の一つとされています。ただし、副作用として、尿路感染症や脱水症状が報告されているため、適切な患者選択と管理が必要です。他の薬剤との併用についても容量の調整が必要になることがあります。
一方、心不全患者は利尿剤を使用する頻度が高く、SGLT2阻害薬の
高血圧、心不全の父が服用している薬の飲み合わせについて、ご相談です。
ビソプロロールフマル酸塩、アトルバスタチン、アゾセミド、リクシアナ、サムスカ、エンレスト、クロピドグレル、タケキャプ、フォシーガ
の9種類を現在服用しています。たまに腕に力が入らないときがあるようですが、薬の影響なのか気になっていました。大丈夫でしょうか?
[XLS] 別表Ⅱ 診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(薬価基準)
SGLT2阻害薬は、尿として水分とともに余分な糖も排出させて血糖値を下げることができるので、糖尿病の薬として使われています。
このSGLT2阻害薬は、余分な水分を尿として排出するだけでなく、心臓や腎臓にも良い働きをして心不全の予後も改善するので、心不全でも使用されるようになりました。
SGLT2 阻害薬を血糖値が高くない人が服用しても過剰に血糖値を下げることはないので、血糖値が高くない心不全の人が使用しても低血糖になる心配はありません。
発熱や下痢などで、食事ができないときには休薬が必要です。
エンレスト錠100mg、200mg | 福岡県福岡市博多区下呉服町の薬局
ARNI(Angiotensin Receptor-Neprilysin Inhibitor)は、心不全の治療薬の一つで、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とネプリライシン阻害薬を組み合わせた薬剤です。ARBの効果に加え、ネプリライシンを阻害することで、心臓の線維化を抑制し、心不全の進行を遅らせる効果が期待されます。
ARNIは、従来のACE阻害薬やARBよりも、心不全の症状や合併症の改善効果が高いことが報告されています。今後はACE阻害薬/ARBからARNIへの切り替えが進むことが予想されます。
心不全に適用のあるお薬はオレンジ色で示しています。 エンレスト(サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物) ..
本来は糖尿病の治療に用いる薬ですが、近年ではダイエットにも効果的という研究も複数報告されており、ダイエット外来のある医療機関でも入手できます。