点眼薬はマブタの中にはあまり効き目が無い場合が多いので基本的には眼軟膏を使用します。


白色ウサギに0.1%3H-デキサメタゾン懸濁液25μLを点眼し、各眼組織中濃度を測定した。結膜では点眼5分後に最高値5.2μg/gに到達した後、急速に減少し、点眼45分後からは指数関数的に減少した。角膜では、点眼5分後に最高値4.07μg/gに到達した後、指数関数的に減少した。房水では、45分後に最高値0.21μg/gに到達した後、指数関数的に減少した。また、点眼30分後の各眼組織中濃度は、角膜、強膜等の前眼部・外眼部では比較的高く、硝子体、網脈絡膜等の後眼部では低かった


薬の使い方について ・目薬の使い方 ・目薬の副作用 ・軟膏の点入方法

あまりにも皮膚炎が強い場合にはプロトピック単独治療では難しく、ステロイドの「メサデルム軟膏」を1週間ほど使用して充分に炎症を抑えたのちにプロトピック軟膏に移行すると上手くいきます。
プロトピックが刺激があり使えない方には今年新しく発売された「モイゼルト軟膏」を使う手もあります。

最近だとコレクチム軟膏を持ってこられる方も多いですね。コレクチムは刺激がなくて良い軟膏なのですが、薬効がとても弱いのが欠点。JAK阻害薬の良さが出ないくらい濃度が薄いんです。まぶたへの効果はプレドニン眼軟膏よりはマシですが、プロトピックよりも効かない、というのが私たちの評価です。

デキサメタゾン眼軟膏 (デキサメタゾン) 日東メディック [処方薬]の解説

プレドニン眼軟膏(一般名:プレドニゾロン酢酸エステル)は、抗炎症作用や抗アレルギー作用のあるステロイド眼軟膏で、炎症による目の腫れや赤み、かゆみなどを改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、プレドニン眼軟膏の強さは最も作用のおだやかなウィーククラスに相当するとされています。
プレドニン眼軟膏と同じようにステロイドを主成分とする眼軟膏は、他にサンテゾーン0.05%眼軟膏(デキサメタゾン)などがあります。

プレドニン眼軟膏は、主成分の粒子が非常に細かく、基剤である白色ワセリン・流動パラフィンへの分散がとても良好なことから、組織との接触面が広いのが特徴です。
特にまぶたの皮膚は薄く、炎症を起こしている部位ではステロイドの吸収が良いため、プレドニン眼軟膏は作用の弱いウィーククラス相当とされるものの効果が期待できます。

[PDF] デキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」を使用される方へ

軟膏は使用目的によって、つけ方が異なります。正しい使い方をしないと、しっかりとした効果が得られないことがあります。

眼軟膏の使用目的は、大きく3つに分かれます。


指先に軟膏を出し、薄く皮膚に塗ります。




綿棒の先に軟膏を出し、まぶたの縁に塗ります。上まぶたにつける時は上まぶたを上に引き上げ、下まぶたにつける時は下まぶたを引き下げるとつけやすくなります。





鏡を見ながら、下まぶたを下に引き、チューブから直接、軟膏を下まぶたの内側につけます。この時に、チューブの先端がまぶた、まつ毛、眼球に当たらないように気を付けましょう。


どの使い方も、せっけんで手を洗い、使用前にチューブの先から軟膏を少しだけ出し、清潔なティッシュで拭き取ってから使用して下さい。
使用後も清潔なティッシュで拭き取ってからキャップをして下さい。

軟膏とクリームの違いはクリームには水が含まれていて、油ときれいに混ざっていることです。軟膏には水が含まれていません。クリームが軟膏に比べて塗りやすく、べたつかないのも水が含まれているからです。クリームは軟膏に比べ吸収されやすくなっています。そのため、クリームの方が早く効果が出ますが、軟膏に比べ汗で流れやすい欠点もあります。夏などべたつきが強く感じられる場合など、使用感を考慮して軟膏からクリームに変える場合もあります。ただし、薬の名前に『~軟膏』と書いてあっても、クリームであることもあります。

Table: 点眼薬および眼軟膏の使い方-MSDマニュアル家庭版

プレドニン眼軟膏は、外眼部および前眼部の炎症性疾患(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、術後炎症)の対症療法に使用されます。
通常は1日数回、適量を患部に塗布しますが、症状により適宜増減します。

最近では1FTU(finger tip unit)という単位を用いて軟膏やクリームの塗る量を説明されることが多くなりました。これは人差し指の先端から第一関節までチューブから絞り出した量が約0.5gで、両方の手のひらに塗る量に相当するという塗り方です。この場合、絞り出した量が約0.5gになるのは25gや50gの大きいチューブです。5gのチューブでは人差し指の先端から第一関節までを2回絞り出した量が約0.5gとなります。1FTUを用いた塗る量は少し多いなと感じると思いますが、軟膏やクリームはたっぷり塗ることで十分な効果が得られます。逆に、塗る量が少なすぎると十分な効果が得られず、長期間塗らないと病気が治らないことがあります。なお、1FTUは本来ステロイドの軟膏やクリームを塗る時の量です。軟膏やクリームによっては塗る量が制限されている薬もあるので注意して下さい。不明な場合は必ず医師や薬剤師に訊いてから塗って下さい。


通常、1日1〜3回、適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。 副作用(添付文書全文)

軟膏やクリームの使用期限は数年間ととても長く使用することが可能です。正確な使用期限は軟膏やクリームのチューブを良く見るとキャップと反対の方に書いてあります。稀に記号で書かれている場合もありますが、その場合は薬剤師に訊いて下さい。このように長期間使用可能な軟膏やクリームも使用方法によっては長期間使えない場合があります。例えば、塗る時にチューブの先端を直接患部につけて絞り出したりすると、細菌がチューブの先端に残り、汚染されて使用できなくなることがあります。また、2種類以上の軟膏やクリームを混合して使用する場合も、衛生面だけでなく分離などの問題が起こることがあります。この場合も薬剤師に訊いて下さい。
使用前にはしっかりと手を洗って清潔にした後、指などに絞り出してから患部に塗って下さい。綿棒などでチューブから取って塗ると、より衛生的で長期間使用できます。

通常、1日1〜3回、適量を塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 【使用上の注意】

清潔な綿棒の先端に適量の軟膏を絞り出し、患部にやさしくつけてください。
上まぶたの縁部分に塗る場合は上まぶたを上方向に引き上げ、下まぶたの縁部分に塗る場合は下まぶたを下方向に引き下げると塗りやすくなります。

通常、1日1~3回、適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。 使用上の注意情報

霰粒腫は、眼瞼の瞼板内にあるマイボーム腺(涙の成分を分泌する脂の腺:上眼瞼40~50個、下眼瞼約20個)の出口がつまり、その中に粥状の分泌物がたまった慢性肉芽腫性炎症であり、細菌感染を伴わない。霰粒腫に二次的に感染を起こした急性霰粒腫は、感染症である麦粒腫との鑑別が困難なことがある。
(症状)
限局型では瞼板内に限局し、発赤、疼痛、圧痛はない。皮下に可動性のない腫瘤として触知する。びまん型では眼瞼前葉(皮膚、眼輪筋)に炎症が及び、発赤、軽度の圧痛がある。
(治療)
切開と掻爬による手術が基本である。非感染性の炎症であるため、ステロイドに反応して縮小する。急性霰粒腫であれば、抗菌点眼薬、眼軟膏、内服薬を使用する。比較的小さい霰粒腫では抗菌薬および低濃度ステロイド点眼薬を使用し、自然吸収を期待する。大きい霰粒腫や眼瞼皮膚に炎症が及ぶ霰粒腫の場合、ステロイド軟膏を皮膚側に塗布すると有効な場合がある。ただし、ステロイド軟膏の治療は、縮小に1~3ヶ月かかることと、眼圧上昇などの問題点がある。小児で手術困難、または手術以外の治療を希望した場合、ステロイド眼軟膏が考慮されるが、眼圧が測定できることが条件となる。
成人の処方例:1回適量1日2回(塗布)
・プレドニン™眼軟膏(プレドニゾロン酢酸エステル)
・サンテゾーン™0.05%眼軟膏(デキサメタゾン)
小児の処方例:1回適量1日1~2回(塗布)
・ネオメドロール™EE軟膏(フラジオマイシン硫酸塩/メチルプレドニゾロン)
・プレドニン™眼軟膏(プレドニゾロン酢酸エステル)

デキサメタゾン眼軟膏 0.1%「ニットー」及びデキサメタゾン 0.1%眼軟膏(対照製剤 ..

眼軟膏とはどう塗るものなのか、眼科に関わりの薄い看護師さんだと意外と知らない方も多いと思います。眼軟膏を塗らなきゃいけない患者さんが入院してきたけど…初めて眼軟膏処置をする時は、正しい使い方や塗り方に戸惑いを感じることもあるのではないでしょうか?

方のほとんどが『ものもらいができた』と言われます。ところが ..

鏡を見ながら下まぶたを指で引き下げ、チューブを少しずつ押しながら下まぶたの内側部分に薬をつけます。このとき、チューブの先端がまぶたやまつ毛、目に当たらないように注意してください。
薬をつけたら静かにまぶたを閉じ、軟膏が目全体に行きわたるのを待ってください。あふれた眼軟膏は、清潔なティッシュなどでやさしくふき取ってください。

[PDF] くすりのしおり 商品名:デキサメサゾン軟膏0.1%「イワキ」

眼軟膏とは、目に使用できる軟膏で角膜や結膜に作用します。まぶたの内側に塗布することで、目薬よりも長時間効果を発揮すると言われています。

必ず指示された使用方法に従ってください。 ○ 眼の中に入らないように注意してください。

目薬と併用する場合は、プレドニン眼軟膏を最後に使用してください。その際、少なくとも5分は間隔を空けてください。
眼軟膏は長時間目の表面にとどまり、水分をはじいてしまうため、先に塗ってしまうと目薬の効果が得られなくなるおそれがあります。

通常1日2~3回、適量を患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 禁忌 ..

プレドニン眼軟膏の成分に対して過敏症の既往歴がある場合は、重篤なアレルギー症状があらわれるおそれがあるため使用できません。
また、角膜上皮剥離や角膜潰瘍がある場合、ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患、化膿性眼疾患などがある場合は、症状の増悪をまねくおそれがあるため治療上やむを得ない場合を除き使用しません。
他院で上記症状などを指摘されている場合は、診察時にご相談ください。

」のQ&Aページです。ひふ研は、第一三共ヘルスケアが提供する、皮膚症状、皮膚薬の使い方 ..

下まぶたの内側に、直接眼軟膏を塗ります。下まぶたを下へ軽く引き下げるようにして、軟膏を出して塗ります。基本的にはチューブから直接塗って問題ありません。(チューブの先端がまぶたやまつ毛に触れないように注意します)塗りにくい場合は清潔な綿棒を使用しても良いです。

IV群に関しては、1回より2回塗布のほうが効果的なようです。 Q. 体用に処方されたステロイドを顔や首に塗ってもいいの?

ゲーベンクリームは銀が主成分で殺菌効果が高い塗り薬です。また、壊死組織の除去、傷の修復、血管新生、二次感染予防などの作用もあることから、外傷や火傷、手術による傷、床ずれなどの皮膚潰瘍の治療に使われます。

帯状疱疹の水ぶくれが破けた際にできた深い傷を治す目的で処方されることもあります。

ひょう疽・爪周囲炎|大田区大森・大木皮膚科/指の化膿でお困りなら

ボアラには軟膏とクリームの2つの剤型があり、皮膚の状態や部位などに応じた使い分けが可能です。
適応疾患は、・皮膚炎群、、痒疹群、、などで、通常は1日1~数回、適量を患部に塗布します。
ただし、軟膏・クリームとも、皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には、原則として使用しません。やむを得ず使用する場合には、あらかじめ適切な抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、これらとの併用を考慮します。

テラマイシン軟膏; イソジン消毒液; 滅菌ガーゼ・テープ; ケアリーブ ..

軟膏やクリームは長期間使用可能ですが、正しく保存しないと使用期限まで使用できないことがあります。特に、温度や光などの影響を受けやすい軟膏やクリームが多いので注意して下さい。軟膏やクリームの保存温度は大部分が『室温保存』です。室温保存とは正確には1℃~30℃の範囲内で保存することです。夏場など30℃と超える場合には冷蔵庫などに保存して下さい。ただし、0℃以下に保存すると凍結して使用できなくなる軟膏やクリームもあるので、冷蔵庫内の温度を確認し、冷気の吹き出し口などを避けて保存して下さい。夏に車内に放置した軟膏やクリームは溶けてしまい使用できなくなるので、放置しないようにして下さい。一度溶けた軟膏やクリームは冷やした後に硬くなっても、同じ効果が得られない場合があるので使用しないで下さい。軟膏やクリームは薬局などでもらう場合、必ず薬の袋などに使用方法以外にも保存方法が書いてあるので、きちんと読んで正しく保存して下さい。薬の袋から出して使っていると使用方法や保存方法が判らなくなるので、必ず使用後は袋に戻して保存して下さい。
参考:公益社団法人 日本皮膚科学会