7 .3 ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用、又はボルテゾミブ、メルファラン及びプレドニゾロン併用の場合、
また、事前設定したサブグループ解析の結果、年齢(65歳以上)、前治療歴(1もしくは2レジメン)、ISSステージIII、ハイリスク遺伝子異常あり、ボルテゾミブ全治療歴ありなどの患者背景に関わらず、ボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用群で全生存期間(OS)を改善することが示された。
デキサメタゾンを併用していました。 6例中3例は造血幹細胞移植を実施した ..
一方の安全性として、10%以上の患者で確認されたグレード3もしくは4の治療関連有害事象(TRAE)は、血小板減少症がボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用群の46.1%に対してボルテゾミブ+デキサメタゾン併用群で32.9%、貧血が16.0%に対して16.0%、好中球減少症が13.6%に対して4.6%、リンパ球減少症が10.3%に対して2.5%、肺炎が10.7%に対して10.1%であった。
以上のCASTOR試験の最終解析の結果よりPieter Sonneveld氏らは「治療歴のある再発/難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者に対する抗CD38モノクローナル抗体薬ダラザレックス+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法は、ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法に比べて全生存期間(OS)を統計学有意に改善しました。第3相のPOLLUX試験と合わせて、初めて本疾患に対してダラザレックスベースの治療で全生存期間(OS)を改善した臨床試験です」と結論を述べている。
[PDF] 多発性骨髄腫における薬物療法の進歩とボルテゾミブの役割
IMROZ試験は、未治療の多発性骨髄腫患者さん484人を対象に、IsaVRd療法とVRd療法を比較した第3相試験です。主要評価項目は、主な副次的評価項目は率、完全奏効例における微小残存病変陰性化率、VGPR以上の奏効率、全生存期間などでした。
多発性骨髄腫について
多発性骨髄腫は、骨髄内にある形質細胞と呼ばれる白血球の一種が侵される血液がんです2。多発性骨髄腫では、これらの形質細胞が変化して急速に増殖し、骨髄中の正常細胞を腫瘍に置き換えていきます3。多発性骨髄腫は血液がんの中で3番目に多いがんであり、依然として治癒が難しい疾患です4。2023年には、米国において35,000人以上が多発性骨髄腫と診断され、12,000人以上がこの疾患により亡くなると推定されています5。多発性骨髄腫の5年生存率は59.8%です6。多発性骨髄腫は無症状の場合もありますが、骨折や骨痛、赤血球減少、倦怠感、カルシウム値の上昇、腎障害または感染症などにより受診し診断されることがあります7,8。
用療法であるボルテゾミブ, レナリドミド及びデキサメタゾン( )併用療法(以下 療
本試験のフォローアップ期間中央値72.6ヶ月時点における結果、主要評価項目である全生存期間(OS)中央値は、ボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用群の49.6ヶ月に対してボルテゾミブ+デキサメタゾン併用群で38.5ヶ月と、ボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用群で死亡(OS)のリスクを26%減少(HR:0.74、95%信頼区間:0.59-0.92、P=0.0075)した。
イサツキシマブは、多発性骨髄腫の腫瘍細胞表面に高頻度かつ一様に発現しているCD38受容体の特異的エピトープを標的とする製剤です。日本では2020年8月に発売し、現在4種類の治療で承認されています。
法),シクロホスファミド, ボルテゾミブ及びデキサメタゾン( )併用療法(以下
DARZALEX FASPRO®およびDARZALEX®について
DARZALEX FASPRO®(ダラツムマブとヒアルロニダーゼの合剤)は2020年5月に米国FDAの承認を取得し、多発性骨髄腫における8つの適応症に対して承認されています。そのうちの3つが、新たに診断された移植適応または移植非適応の患者さんにおけるフロントライン治療です。本剤は、MMを有する患者さんの治療薬として承認されている唯一のCD38に対する皮下投与用抗体薬です。DARZALEX FASPRO®は、Halozyme社のENHANZE®ドラッグデリバリー技術である遺伝子組換えヒアルロニダーゼPH20(rHuPH20)と共に製剤化されています。
DARZALEX®(ダラツムマブ)は2015年11月に米国FDAの承認を取得し、8つの適応症に対して承認されています。そのうちの3つが、新たに診断された移植適応または移植非適応の患者さんにおけるフロントライン治療です。
DARZALEX®は、多発性骨髄腫治療薬として承認された最初のCD38に対する抗体薬です。DARZALEX®をベースとするレジメンは、世界中の422,000人以上の患者さん、米国のみでも68,000人以上の患者さんの治療に用いられてきました。
※なおDARZALEX FASPRO®は、日本国内では「ダラキューロ®配合皮下注」名で販売されています。
[PDF] 再発難治性多発性骨髄腫におけるポマリドミド、ボルテゾミ ブ
本試験の主要解析では、治療歴のある再発/難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者に対するボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用療法は、ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法に比べて無増悪生存期間(PFS)を統計学有意に改善することが既に示されている。今回、副次評価項目である全生存期間(OS)の最終解析の結果が公表された。
ポマリドミド製剤とボルテゾミブ製剤、デキサメタゾン製剤の 3 剤併用療法の安全性と.
国際骨髄腫作業部会(IMWG)診断規準に従った多発性骨髄腫診断。b.
多発性骨髄腫と診断された造血幹細胞移植が適応とならない未治療の患者に対して、標準
【1.1】本剤はサリドマイド誘導体である。本剤はヒトにおいて催奇形性を有する可能性があるため,妊婦又は妊娠している可能性のある女性には決して投与しない〔[2.1,9.5参照]〕【1.2】本剤の胎児への曝露を避けるため,本剤の使用については,適正管理手順(以下,「本手順」)が定められているので,関係企業,医師,薬剤師等の医療関係者,患者やその家族等の全ての関係者が本手順を遵守する〔[2.2,9.5参照]〕【1.3】妊娠する可能性のある女性に投与する場合は,投与開始前に妊娠検査を行い,陰性であることを確認した上で投与を開始する。また,投与開始予定4週間前から投与終了4週間後まで,性交渉を行う場合はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)させ,避妊を遵守していることを十分に確認するとともに定期的に妊娠検査を行う。なお,本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には,直ちに本剤の投与を中止し,医師等に連絡するよう患者を指導する〔[9.4.1,9.5参照]〕【1.4】本剤は精液中へ移行することから,投与終了4週間後まで,性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)させ,避妊を遵守していることを十分に確認する。また,この期間中は妊婦との性交渉は行わせない〔[9.4.2,16.3参照]〕【1.5】本剤の投与は,緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される患者のみに行う。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に説明し,文書で同意を得てから投与を開始する【1.6】深部静脈血栓症及び肺塞栓症の発現が報告されているので,観察を十分に行いながら慎重に投与する。異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行う〔[9.1.1,11.1.1参照]〕
[PDF] 多発性骨髄腫の最新治療:骨髄腫腎や 分子標的薬を含めて
以下のいずれかにより定義する測定可能病変が,スクリーニング時に認められる。1) 血清M 蛋白量>=0.5 g/dL(中央検査機関),又は2) 尿中M 蛋白量>=200 mg/24 時間(中央検査機関),又は3) 血清免疫グロブリン遊離軽鎖>=10 mg/dL(中央検査機関)及び異常な血清免疫グロブリンkappa / lambda遊離軽鎖比。・いずれかの前治療ラインにおける承認済みの用法・用量による抗CD38 モノクローナル抗体の最低2 サイクル連続投与,及びいずれかの前治療ラインにおけるレナリドミドの2 サイクル連続投与を含む,1〜3 ラインの前治療歴がある。・IMWG 規準による治験責任(分担)医師の効果判定に基づいて,直近の治療に対して疾患進行を示している又は奏効を達成できなかったというエビデンスが確認されている。・Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG) performance status スコアが0 〜2・女性被験者は,治験中又は治験薬の最終投与後6 カ月以内は妊娠,授乳又は妊娠を計画しないことに同意しなければならない。・本治験実施計画書に規定されている生活習慣に対する制限事項をみずからの意思で遵守できなければならない。
ボルテゾミブ静脈内投与、メルフェラン経口投与およびデキサメタゾン経口投与の併用療法 · 適応症
デキサメタゾン併用1日1回4mg,21日間連日経口投与後,7日間休薬。ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用1日1回4mg,14日間連日経口投与後,7日間休薬。以上,各々1サイクルとして繰り返す。状態により適宜減量。
に 40 mg を経口投与する。 デキサメタゾン及びサリドマイドとの併用
CASTOR試験は、治療歴のある再発/難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者に対してボルテゾミブ+デキサメタゾン+ダラザレックス併用療法を最大8サイクル実施する群、もしくはボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法を最大8サイクル実施する群に無作為に振り分け、主要評価項目として無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目として全生存期間(OS)などを比較検証した多施設共同ランダム化オープンラベルの第3相試験である。
[PDF] 再発または難治性の多発性骨髄腫に対する皮下注射 ボルテゾミブ
ボルテゾミブ(B)、メルファラン(M)をデキサメタゾンに併用して用いる。ボルテゾミブ(B)、メルファラン(M)をBは1.0~1.3mg/㎡を第1日目、4日目、8日目、11日目に静脈投与、Mは8mg/㎡を第1日目~4日目に経口投与、この治療を28日間ごと(休薬期間16日を含む1サイクル)に最大4回繰り返すことで早期にアミロイド蛋白の前駆体である血中のM蛋白濃度(M蛋白軽鎖:FLC)を下げ病勢の進行を抑える。
ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾン併用療法 (sVRd療法)の
多発性骨髄腫(Multiple Myeloma:MM)は血液細胞である形質細胞の腫瘍で、骨髄内に骨髄腫細胞(悪性の形質細胞)が見られます。
薬及びデキサメタゾンの併用療法は、投与から 4 サイクル後に VGPR 以上
【11.1.1】深部静脈血栓症(2%),肺塞栓症(1.6%)〔深部静脈血栓症,肺塞栓症,静脈塞栓症(0.4%),静脈血栓症(0.3%)等が発現。[1.6,9.1.1参照]〕【11.1.2】脳梗塞(0.2%)【11.1.3】骨髄抑制〔好中球減少(48.3%),血小板減少(23.9%),貧血(17.5%),発熱性好中球減少症(4.9%),汎血球減少症等の骨髄抑制が発現。[7.2,8.2,9.1.2参照]〕【11.1.4】感染症〔肺炎(8.9%),敗血症(1.6%)等の重篤な感染症が発現。[8.5参照]〕【11.1.5】進行性多巣性白質脳症(PML)〔本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察。意識障害,認知機能障害,麻痺症状(片麻痺,四肢麻痺),構音障害,失語等の症状が現れた場合は,MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに投与中止〕【11.1.6】腫瘍崩壊症候群(0.2%)〔直ちに投与中止。[8.6参照]〕【11.1.7】心不全(0.4%),不整脈〔心不全,心房細動(0.8%),頻脈性不整脈(0.1%)等が発現。[8.7参照]〕【11.1.8】急性腎障害(0.3%)〔急性腎障害等の腎障害が発現。[8.4参照]〕【11.1.9】過敏症〔血管浮腫,発疹(5.6%),蕁麻疹(0.2%)等の過敏症が発現〕【11.1.10】末梢神経障害〔末梢性感覚ニューロパチー(7.2%),末梢性ニューロパチー(0.7%),多発ニューロパチー(0.6%)等の末梢神経障害が発現〕【11.1.11】間質性肺疾患【11.1.12】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP,ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.8参照]〕【11.1.13】催奇形性〔妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない。[9.5参照]〕
用療法(Kd)と Velcade®(一般名:ボルテゾミブ)およびデキサメタゾンの併用療法(Vd)を比較
※皮膚がん、骨軟部腫瘍、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など「がん種別」にない場合は「部位別」から検索してください。
サリドマイドをデキサメタゾンと併用した TD 療法は、高齢患者の場合、MP 療法に比べ ..
ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、心血管疾患、肺高血圧症、網膜疾患の分野で貢献ができると考え、注力しています。