グレースビットとジスロマックでは、グレースビットの方が副作用が強いという認識でよろしいでしょうか?…


近年注目されてきたのですが、ジスロマックにはバイオフィルム破壊能があるようです。このことと炎症部位に長く留まり濃度が高くなる性質を利用して、ジスロマックを投薬して、薬が効いているうちに歯石除去を全額行ってしまう方法とか、投薬で歯周病を治そうという試みがあります。


当院ではもちろんジスロマックやグレースビットによる治療をしています。 性器ヘルペスの治療

細菌の感染などがあり炎症があるところにはそれを食べる白血球などの食細胞が集まるのですが、ジスロマックはそれらに取り込まれます。自然と炎症部位の濃度が上がります。

アリケイス®は、通常点滴で使用するアミカシンをリポソームと呼ばれる油性の小さな粒子の中に入れたお薬です。2021年に発売された新薬で他の治療を半年以上行っても痰から菌が検出される場合に、従来の治療に加えて使用するものです。臨床試験では、ガイドラインに基づく多剤併用療法に加えてアリケイス®を毎日追加した場合、アリケイス®を使用しない場合に比べて、投与6か月目までに約30%の方で喀痰の抗酸菌培養検査で菌が陰性になりました。専用の吸入器を用いて吸入することにより、肺の末梢にある肺胞まで効率的に薬剤が分布するため薬の全身への影響が少なくなり、副作用を軽減しながら治療の効果を期待できます。吸入治療ならではの副作用として発声障害が比較的多く報告されていますが、声帯の一時的な炎症によるもので基本的には心配ありません。吸入手技やメンテナンス方法の習得が必要になるため、慶應義塾大学病院では新規導入の際に2泊3日程度の入院をしていただいています。入院前の準備から退院後のフォローに至るまで、関係する医師(呼吸器内科、感染症科、耳鼻咽喉科)・看護師・薬剤師がチームとなって連携をとり、遠方に在住の方でもスムーズに治療を継続できるような取り組みを行っています。

グレースビット クラミジアが確定した場合には ジスロマックの1回投与



①急性化膿性耳下腺炎
・ステノン管開口部からの膿汁排泄がみられる。
②反復性耳下腺炎
・ステノン管開口部からの膿汁排泄がみられる。
・多くは10歳以降に自然治癒する。
③線維素性唾液管炎
・アレルギーの関与が強く示唆され、RIST、RAST 検査で陽性の例がしばしばみられる。
・唾液腺の腫大と、唾液腺管開口部から好酸球の集積による白色線維素塊が排出されるのが特徴である。
・ステロイドや抗ヒスタミン薬の有効例がみられる。
・唾液管の洗浄やステロイドの導管内局注も有効で、唾液腺内視鏡で管拡張を観察、同時に洗浄を行う。
④木村病(軟部好酸球肉芽腫症)
・青年期から壮年期の若いアジア系の男性に好発する。
・耳下腺部に多くみられ耳下腺腫瘍を疑わせる腫脹を示す。
・特にⅠ型アレルギーを背景とすることが示唆されている。
・軟性~弾性軟の腫瘤で周囲との境界は不明なことが多い。
・掻痒感や皮膚色素沈着を伴う例もある。
・血液検査では好酸球の上昇と IgE 抗体陽性例、特に抗カンジダIgE 抗体陽性例が多くみられる。
・病理組織学的には好酸球の浸潤、リンパ濾胞様構造の新生が特徴である。
・治療は薬物療法としてステロイド、抗ヒスタミン薬、NSAIDS などが使われるが易再発性である。
・治療抵抗性のものでは減量~全摘出術が選択される。


・口腔乾燥症の代表的疾患である。
・耳下腺造影で導管の嚢胞状拡張や狭窄、点状・顆粒状の陰影を示す漏洩像が病態に応じてみられる。
・判定はRubin-Holt の分類がしばしば用いられる。
・MRI シアログラフィーは唾液腺に直接造影剤を注入せずに、高分解能MRI で耳下腺内導管系以外の軟部組織の信号を抑制し、通常の造影剤注入耳下腺造影に近い所見が得られる方法である。


①多形腺腫
・ MRI はT1 強調で低信号、T2 強調で高信号を示すが、組織像によっては造影CT と同様に不均一な像を呈する。
②ワルチン腫瘍
・ MRI のT1 強調で低~中等度信号、T2 強調で低~高信号とさまざまで上皮成分とリンパ濾胞成分が多くなると低信号を、嚢胞成分が多ければ高信号を示す。
③悪性腫瘍
・ MRI は一般に良・悪性ともにT1 強調で低信号を示し、T2 強調で高信号を示すのは良性か低悪性の腫瘍で、高悪性の腫瘍は低信号あるいは低信号と高信号の混在したものとなる。
・高悪性や周囲へ浸潤している場合は、悪性腫瘍の一般的所見である境界不明、辺縁不整像を示すが、小さい腫瘍や低悪性腫瘍では良性腫瘍との鑑別は難しい。
・テクネシウムシンチグラムでは腫瘍部分は一般に陰性で欠損像を示すが、ワルチン腫瘍、オンコサイトーマの多くの症例では陽性像を示す。テクネシウムを静注後に酸味刺激を行うと90%以上の診断が可能とされている。
・PETはワルチン腫瘍や多形腺腫をはじめとする良性腫瘍でも陽性を示すことがある。


・IgG関連疾患は今世紀に入り本邦より提唱された新しい疾患概念であり、高IgG4血症および組織学的にIgG陽性形質細胞浸潤・線維化がみられ腫瘤性、肥厚性病変を特徴とする全身性・慢性炎症性疾患である。唾液腺疾患ではシェーグレン症候群の一亜種とされていたミクリッツ病は歴史的変遷を経て、頭頸部領域の代表的IgG-RD
として位置づけられた。
・両側性、無痛性の涙腺、唾液腺腫脹を示す疾患にミクリッツ病という名称が使われてきた。
・白血病、悪性リンパ腫、サルコイドーシスなどの基礎疾患が明らかなものはミクリッツ症候群として区別される。
・慢性硬化性顎下腺炎(キュットナー腫瘍)のうち唾石や感染性の顎下腺炎を除くものはIgG4関連ミクリッツ病と共通点が多く存在し、同一の疾患カテゴリーに入ると考えられる。

(表)IgG4関連ミクリッツ病の診断基準(日本シェーグレン症候群学会、2008)
1)涙腺・耳下腺・顎下腺の持続性(3ヵ月以上)、対称性に2ペア以上の腫脹を認める。
2)血清学的に、高IgG4血症(135mg/dl)を認める。
3)涙腺・唾液腺組織中に、著明なIgG4陽性形質細胞浸潤(強拡大5視野でIgG4陽性細胞/IgG陽性細胞が40%以上)を認める。
診断は1)は必須、および2)または3)を満たすものをIgG4関連ミクリッツ病とする。

・治療の主体は副腎皮質ステロイドであるが、しばしば自己免疫性膵炎、間質性肺炎や腎炎、後腹膜線維症などの合併がある。
・プレドニゾロン(PSL)0.6mg/kg/dayから開始して2~4週間継続、高い再燃率(約20%)を考慮して4~6ヵ月かけて漸減し、PSL5~7.5mg/dayを維持量とする。
(氷見徹夫:IgG関連疾患の診断と治療. 日耳鼻2014:117: P1136-1139)



①唾液腺症
・非炎症性、非腫瘍性に両側唾液腺腫脹を来す疾患で、多くは無痛性で、腫脹は持続性のものと反復性のものがみられる。
1)自律神経の変性による分泌顆粒の合成・放出障害。
2)持続性の分泌刺激による腺の肥大(work hypertrophy)。
3)筋上皮細胞の変性。
などが推測されている。拒食症や過食症、過剰ダイエット、降圧剤や向神経薬の連用などに伴う唾液腺腫脹では本疾患を疑う。基礎疾患の治療を優先し、内服治療としては口腔乾燥症に用いるムスカリン作働薬が有効な例がある。
②MALTリンパ腫
・抗SS-A抗体や抗SS-B抗体の陽性例や血中sIL-2Rが高値を示すことが多い。この場合は生検や腫瘍摘出により病理診断で確定する。治療法は血液内科や化学療法科との連携が大切で、耳下腺に限局している場合は放射線感受性が高いことから放射線療法が選択されることが多い。
③メトトレキセート関連リンパ増殖病変
・MTXの長期投与により細胞性免疫が低下し、発熱、全身倦怠、体重減少、リンパ節腫脹などの臨床症状を呈し、病理組織学的に悪性リンパ腫様の所見を示す。EBウイルスの既感染例が多い。治療はMTXを中止または減量し自然寛解を待つが、症状に応じて化学療法を行う。
④HIV関連唾液腺疾患
・唾液腺内に嚢胞形成がみられる。ブレオマイシンの局注を6~10週にわたり投与して著効した例が報告されている。
(吉原俊雄:唾液腺疾患の診断と治療:日耳鼻116、P1050-1053 より要約した。)

マクロライドでその他の候補はクラリスがあります。ジスロマックは15員環でクラリスは14員環です、得意な分野が少し違うようです。クラリスは耳鼻科でよくだされる薬です。慢性上顎洞炎に少量長期間(200mg一日一回3-4ヶ月)処方されているのを良くみかけます。インプラントによる上顎洞炎にも良く処方されています、上顎洞の粘膜に良く効くようです。上顎洞粘膜を処置したとき(インプラントで上顎洞に骨を作ったとき(サイナスリフト サイナス=上顎洞 リフト=挙上)などに私は使用していますが、普通に歯科で使用するにはジスロマックの方が優れていると思います。
薬の相互作用がクラリスに比べて少ないこと(下記の表 参照)

※)下記表の抗菌剤で妊婦使用可の薬剤は、(ペニシリン系)サワシリン・オーグメンチン、(マクロライド系)ジスロマック ..

殺菌力はセフェムとほとんど変わりませんが、βラクタマーゼ産生菌がたくさん繁殖しているときはβラクタム系(フロモックス)は効かないのですが、ジスロマックはかわりません。効力が安定しているのではないかと思っています。

ジェネリックメーカーが作る薬はすべて良質でしょうか?実はジェネリックメーカーは、先発品を販売している大手製薬メーカーとは比較にならないほど多く存在します。従って流通や品質に問題がないとはいえないメーカーもあるようです。テレビCMをしている沢井製薬や東和薬品などの大手ジェネリックメーカーは株式も上場しています。また小児科領域の薬でも先発品に比べ味が良いため使いやすい後発品もあります。色や味が違うため別の薬と思われてしまうこともあるようですが・・・。当院ではこれまで薬効が確かで服用しやすい後発品を中心に処方してきました。

ジスロマック錠250mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌(禁止 ..

またその場合、ジスロマックやクラビットもミノマイシンと同様の耐性を獲得していて治療に使えないということは生じますか?


①概要
日本人では10~15%に認められ、消化器科を受診する人の3分の1を占めるほど、頻度の高い病気です。発症年齢は20~40代に多く、男女比は1対1・6で、やや女性に多くみられます。便通の状態により、便秘型、下痢型、交代型の3つに分類されますが、男性では下痢型、女性では便秘型が目立ちます。
②原因
腸の運動を司る自律神経に異常があったり、精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレスなどが引き金となる場合がある。また、元々神経質な性格であったり自律神経系が不安定であったりする人が、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などを行ったり、不規則不摂生な生活、過労や体の冷えなどの状態に置かれた場合に症状が発生する場合がある。近年、過敏性腸症候群(IBS)にはという神経伝達物質が関係していることが指摘されている。セロトニンは、その約90%が腸内にある。ストレスによって腸のセロトニンが分泌されると、腸のぜん動運動に問題が生じ、IBSの症状が現れるとされている。
「腸と脳は、『脳腸相関』といって、密接な関係があります。というのも、腸には脳と同じ神経が多く分布し、それらは自律神経でつながっているからです。脳が感じた不安やプレッシャーなどのストレスは、自律神経を介して腸に伝わり、運動異常を引き起こします。また、下痢や便秘などの腸の不調も、自律神経を介して脳にストレスを与えます。つまり、脳腸相関によって、ストレスの悪循環が形成されるのです。過敏性腸症候群の場合は、特に腸が敏感になっていますから、ちょっとしたストレスにも反応します。また、少しの腹痛でも脳は敏感にキャッチし、不安も症状も増幅していきます」
②症状
腹痛もしくは腹部不快感と便通異常です。腹痛は、左下腹部に最も多くみられますが、部位が一定しないものも少なくありません。腹痛の性状は、発作的に起こる疝痛(せんつう)(さし込むような痛み)、または持続性の鈍痛のいずれかで、便意を伴っていることが多く、排便後に一時的に軽快する傾向を示します。一般的に、食事によって症状が誘発され、睡眠中は症状がないという特徴があります。 その他、腹部膨満感、腹鳴(ふくめい)(おなかがごろごろ鳴る)、放屁などのガス症状も比較的多くみられます。また、頭痛、疲労感、抑うつ、不安感、集中力の欠如など、さまざまな消化器以外の症状もみられることがあります。 発作が起きている間は、消化管の収縮は強まり、より頻回に起こり、食品や便が大腸を急激に通過するので下痢が起こります。けいれん痛は大腸の強い収縮と、伸張と圧力に対する大腸上の受容体の感受性の亢進する結果として起こります。発作はほとんど常に寝ている人が発作で目覚めることはまれです。
急いで食べたり、長い間何も食べなかった後に食事をすると、過敏性腸症候群の発作が起こります。
痛みは持続する鈍痛あるいはけいれん痛の発作として現れ、下腹部に起こります。
③治療
過敏性腸症候群の治療は、(1)生活・食事指導、(2)薬物療法、(3)心身医学的治療、の3つが基本になります。生活習慣のなかで、不規則な生活、睡眠不足、慢性疲労の蓄積、睡眠不足、心理社会的ストレスなど、この病気の増悪因子と考えられるものがあれば修正を試みます。症状を悪化させる食品(大量のアルコール、香辛料など)の摂取はひかえましょう。食物繊維の摂取は、便秘または下痢どちらのタイプにも有効なので積極的にとるべきです。
薬物療法が必要な場合は、高分子重合体、消化管運動調節薬、漢方薬などがまず投与されます。下痢に対して乳酸菌や酪酸菌製剤(いわゆる整腸薬)、セロトニン受容体拮抗薬、止痢(しり)薬、便秘に対して緩下薬、腹痛に鎮痙(ちんけい)薬が投与されることもあります。これらの薬剤で改善がみられない場合は、抗不安薬、抗うつ薬が考慮されます。
消化管の機能を遅くする抗けいれん薬が処方されることがよくありますが、過敏性腸症候群ならだれにでも効果があるという保証はありません。
イリボーという薬剤は遠心性神経のセロトニン5-HT3 受容体に拮抗することによって下痢を改善し、求心性神経のセロトニン5-HT3 受容体に拮抗することによって腹痛を改善します。通常、男性における下痢型過敏性腸症候群の治療に用いられます。
(goo ヘルスケア 武田 宏司 参照)

(平成24年4月29日記)


[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について

薬による治療は、複数の抗菌薬(抗生物質)を同時に使います。非結核性抗酸菌(NTM)に効く薬は限られており、1年以上の長期にわたって薬を飲むことが必要です。
薬の治療を始めるかどうかは一律には決まっていません。肺非結核性抗酸菌(肺NTM)は、一般に長い経過をたどりますが、日常生活には支障がないまま、ゆるやかに進行していくことも多いです。治療をしなくても痰から菌が検出されなくなったり、何年もレントゲンの影が変化しなかったりする患者さんもいますが、年単位で少しずつ進行していく例が多いです。自覚症状が乏しいこともめずらしくありません。多くの場合は緊急に治療を開始する必要はないので、患者さんの基礎疾患などの背景と治療内容、自覚症状、副作用や定期的な画像や喀痰検査などの重要性を理解したうえで治療を開始します。治療に年齢制限はありませんが、高齢の患者さんも多いため、薬の副作用も考慮し、病状によっては治療をせずに経過観察する場合もあります。以下のような場合には治療開始を考慮します。

アジスロマイシン徐放製剤(ジスロマックSR)2gの一回投与は保険適応となっているが ..

ピンポン感染(パートナー間で互いに移したり移されたりを繰り返す)を防ぐために、パートナーの検査・治療も必要になります。
クラミジア感染症は無症状であることも多く、治療をせずに長期間感染が続くと男性・女性ともに不妊の原因となることが知られています。
治療中や治療後に陰性が確認できるまでは、性交時に避妊具を使用するようにしましょう。

治癒したことを確かめる陰性確認の検査のタイミングですが、多くの医療機関で行われている遺伝子検査では死菌でも反応してしまうため、抗生物質の治療が終わって2週間以降に行うようにしましょう。

クラミジアを治療したにも関わらず症状がとれない場合は、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナスなど他の性感染症の可能性が考えられます。

性病(性感染症)Sexual transmitted infections; STI

・誘因が明らかでない蕁麻疹
70%以上の患者さんでは誘因が明らかではない(特発性の蕁麻疹)。このタイプの蕁麻疹は毎日のように症状があらわれます。発症して1ヵ月以内のものを急性蕁麻疹、1ヵ月以上持続するものを慢性蕁麻疹という。なぜこのような蕁麻疹になるのかまだ良くわかっていない。
誘因が明らかでない蕁麻疹でも、多くの場合、疲労やストレス、感染など、さまざまな因子が症状を悪化させることが知られている。



②治療
特定の刺激により症状があらわれる蕁麻疹では、特定の刺激を避けることが重要であり、自発的に症状があらわれる蕁麻疹では、薬物療法をおこなう。
・薬物療法
抗ヒスタミン薬を内服する。

(症例)
平成26年5月29日夕より突然、蕁麻疹が出現した。誘因として、疲労、急な気温上昇があった。その後、数時間で消えたり、再発したりを繰り返していた。
セレスタミン2錠、ペミラストン10mg、ゼスラン1錠内服するも症状変わらなかった。痒みの強いときには、リンデロンVG軟膏が効果あった。
平成26年6月4日朝まで発疹があったが、アレロック1錠とゼスラン1錠内服したら、急速に改善して、発疹が消えた。抗アレルギー剤が著効するようである。

「クラリス」「ジスロマック」などの商品名で知られています。 ..

抗生剤は普段使われるものでは主に、β-ラクタム系(ペニシリンやセフェム系:サワシリン、フロモックス)、マクロライド系(クラリス、ジスロマック)、キノロン系(クラビット、グレースビット)がある。 他にもあるがここでは割愛さ…

「クラビット」「ジェニナック」「グレースビット」などがニューキノロン系です。

症状が良くなったように感じても、医師の指示なしに服用を中断せず、処方された期間を最後まで完了することが極めて重要です。

そのような場合はアジスロマイシン(ジスロマック®)を選択するのが好ましいと考えられます。 ..

服薬指導には共通した注意事項があります。ジェニナックとクラビットはどちらも脳内に移行する薬として、中枢神経系副作用である意識障害、めまいが起こる可能性があるとされています。処方された患者さんには、車の運転、機械の操作に注意を促す必要があるでしょう。また、けいれんを誘発する可能性があるので、けいれん発作経験者やてんかん患者さんには誘発の危険性を説明しなければいけません。

歯科ではクラリスロマイシン(商品名:クラリス他)アジスロマイシン(商品名:ジスロマック他)が処方されることが多いです。 ..

ピンポン感染(パートナー間で互いに移したり移されたりを繰り返す)を防ぐために、パートナーの検査・治療も必要になります。
クラミジア感染症は無症状であることも多く、治療をせずに長期間感染が続くと男性・女性ともに不妊の原因となることが知られています。
治療中や治療後に陰性が確認できるまでは、性交時に避妊具を使用するようにしましょう。

治癒したことを確かめる陰性確認の検査のタイミングですが、多くの医療機関で行われている遺伝子検査では死菌でも反応してしまうため、抗生物質の治療が終わって2週間以降に行うようにしましょう。

クラミジアを治療したにも関わらず症状がとれない場合は、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナスなど他の性感染症の可能性が考えられます。

先発薬ジスロマックには後発薬のジスロマックジェネリックがあります。 ..

歯科では、消炎鎮痛剤を処方されることが多いです。消炎鎮痛剤で多く認められる副作用は食道、胃腸障害、腎障害です。副作用は、用量(薬剤を服用する量)及び投与期間が多くなると副作用が認められる頻度が高くなります。すでに、腰痛などで消炎鎮痛剤を服用している方は、必ず主治医に伝えてください。同じような消炎鎮痛剤が重複することで副作用が出現する率は高くなります。痛みが激しいために、短時間で消炎鎮痛剤を何回も服用すると用量が増えてしまうために、副作用の出現率は高くなります。食道、胃腸障害を少なくするためには、決められた用量で、食後に多めの水で服用することが大事です。腎障害の患者さんは、消炎鎮痛剤により腎障害を悪化させることがありますので主治医に伝えるとともに、服薬後に浮腫(むくみ)などの症状が認められた際は服薬を中止して下さい。

ジスロマック, 128≦, 128≦, 0.5, 32≦, 4

セフェム系のエステル型(セフェム第三世代)です。安全性でいまでも使われているケフレックス(セフェムの第一世代 ですが、今効かせようとすると相当量出さなければなりません)と同じ系統です。2002年のデーターですが、300mg投与で有効率91%とかなり高率です。現在でも歯性感染症には90%の抗菌力があり衰えていません。βラクタマーゼ産生菌には弱いので4-5日で効かないようでしたら薬をクラビット等に変えます。この薬の特徴は出しやすさにあります。プロドラッグですので胃腸障害が少ないです。また他剤との相互作用や患者様の状態によって重篤な疾患を招くことがありません。薬にはなることはあっても毒にはなりません。歯科の第一選択のひとつです。

・慢性中耳炎などで緑膿菌が疑われる場合には、スオード、グレースビットを使用しています。

ジスロマックSRは2009年承認され 2g1回投与で1週間効果が持続します。飲み忘れも無く良いと思いますクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。まだ処方したことはありません