今回の大川ぶくぶさん謝罪についてネットの反応は以下の様なものでした↓


この騒動の是非はひとまずおいて、『ポプテピピック』という作品は、もともと尋常でなくパロディネタが多い作品であることに触れておきたい。漫画、アニメ、各種グッズとメディアミックスが展開されているが、どのメディアにも既存作品のパロディが散りばめられている。パロディ対象の元ネタは、『ジョジョの奇妙な冒険』『ドラゴンボール』『機動武闘伝Gガンダム』『スーパーマリオ』『寄生獣』『名探偵コナン』『君の名は。』『となりのトトロ』『るろうに剣心』『ポケットモンスター』『ミッキーマウス』など多岐にわたる。とにかく聖域なくやりたい放題なのである。これら以外にもマイナーな元ネタは無数にあるといわれ、元ネタを見つけるのもこの作品の楽しみ方のひとつになっている。


人気漫画『ポプテピピック』の作者である大川ぶくぶ氏が、『コブラ』などでおなじみの先輩漫画家・寺沢武一氏に苦言を呈される一幕があった。

10月3日、“とびっきりのクソ4コマ!!”というキャッチコピーでお馴染みの漫画『ポプテピピック』(竹書房)作者・大川ぶくぶがTwitterで謝罪。ネット上で「パロっても筋は通さないと」「問題起こして炎上するまでがポプテピ」と賛否を呼んでいる。

話題の中心になったのは、『ポプテピピック』が展開している「左手にサイコガンを持つポプ子」というアパレル商品。“サイコガン”は『コブラ』(集英社)の主人公・コブラの左腕に仕込まれている高性能銃のこと。「左手にサイコガンを持つポプ子」には、文字通り左手にサイコガンを持ったポプ子が前面にデカデカと描かれていた。

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とツイートを行った。「ポプテピピック」のキャラ・ポプ子が左手に「コブラ」のサイコガンを持っているグッズが販売されていることについて、「コブラ」の作者である寺沢武一先生が『Twitter』で度々苦言を呈していたのだが、それに対して謝罪を行ったもの。

寺沢先生は、ぶくぶ先生に向けて苦言ツイートをした後、

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

大川ぶくぶ 謝罪のコブラ炎上がもろパクリでワロタwww画像あり

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

同商品はアパレルブランド・キャンディストリッパーとのコラボアイテムで昨年11月から販売されていたのだが、『コブラ』の作者・寺沢武一が3日にTwitterで“サイコガンが勝手に使われている”と指摘。大川のツイートを引用して、「礼儀知らずな人ですね。コブラのサイコガンを勝手に使うのはやめなさい! マネジャに許可をとりなさい!」(原文ママ)とつぶやいた。さらに寺沢は、同商品の告知ツイートに対して「サイコガン使うなら僕にひと言挨拶して欲しいですね」ともツイートしている。

寺沢武一「COBRA」と大川ぶくぶ原作によるTVアニメ「ポプテピピック」のコラボTシャツが、コスパより7月下旬に発売される。

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

この指摘ツイートに対して、大川は「寺沢武一先生、コブラファンの皆様 ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます」「今回の件につきまして、版権管理窓口を通して早急に対処させていただければと思います」との謝罪コメントをTwitterで発表した。


ポプテピピック』商品に『コブラ』作者が「許可をとりなさい」と苦言 ..

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

【炎上】 コブラ作者、ポプテピピックにブチ切れ 「勝手にサイコガンを使うな」痛いニュース(ノ∀`)沖縄タイムス「玉城デニー氏が圧勝。

こんなに遠慮なくパロディにして、法的には大丈夫なのか!? と思われるかもしれないが、いずれのパロディも見事なまでに法的に問題がない。パロディ表現は、何も考えずにやってしまうと、悪気がなくとも元ネタの著作権や商標権に抵触してしまうことはある。かといって、権利侵害リスクを過剰に忌避して迂遠な表現を採用したり、真面目に許可を取りにいって権利者の監修下に置かれてしまうと、パロディのスリリングな面白さは損なわれてしまう。合法かつしっかりと面白いパロディを成立させるには、法律的なセンスも必要なのだ。この点、大川あるいは周囲の編集者やスタッフのセンスは、確かなものである。

『ポプテピピック』の作者がTwitterで謝罪! パロディグッズの発売に「筋は通さないと」「炎上するまでがポプテピ」と賛否の声

とツイートを行った。「ポプテピピック」のキャラ・ポプ子が左手に「コブラ」のサイコガンを持っているグッズが販売されていることについて、「コブラ」の作者である寺沢武一先生が『Twitter』で度々苦言を呈していたのだが、それに対して謝罪を行ったもの。

寺沢先生は、ぶくぶ先生に向けて苦言ツイートをした後、

【炎上】『ポプテピピック』公式グッズにサイコガンが登場 → コブラの作者・寺沢武一先生ブチギレ「勝手に使うのはやめなさい!

一連の騒動が拡散されると、ネット上からは「これも炎上商法の一環?」「ポプテピだからガチなのかギャグなのかわからない……」「ここまですべて了承済みで、宣伝に協力してくれたのではないかと思ってしまう」といった声が。

ポプテピピックの商品のことで作者の大川ぶくぶさんがコブラ作者に怒られてるそーです… なんで叩かれてんのか簡単におさらいしましょう。

では今回はどうか。借りられたのは「サイコガン」という言葉、そしてやや単純化されたサイコガン的形状、更に単純化を極めた感のあるコブラっぽい恰好。名称は原則として著作権では守られない。単純な形状や「片手がガン」というアイディアも然りだ。では侵害ではないのか?
しかし、どうも引っかかる。誰しも「サイコガン」でコブラを連想するし、現にコブラと言いたくてやっている訳だから。いわば、有名作品からの「記号的な借用」である。しかも「漫画にちょっと出した」といったいわば可愛いケースではなく、無断商品化だ。
これが合法なら、有名作から単純な形状と名称だけ借りてどんなに荒稼ぎしてもOKか?(無論、ケースによっては著作権侵害でなくても商標権侵害や不正競争行為にあたることはあるが、それも条件があるのでここは著作権に絞る。)

サイコガン装着した『ポプテピピック』商品に『コブラ』作者が「許可を ..

『』に何度も連載されて、ファンとしては大喜びするんだけれど、いつのまにか後ろのほうに掲載されることが多くなっていって、人気ないのかなあ、なんて心配してもいました。

先生は、『』のあと、『ゴクウ』や『カブト』などの作品も描いておられるのですが、個人的には『』の二番煎じっぽい感じで、あまり印象に残っていないんですよね。
1998年に脳腫瘍が見つかったこともあり、以後は闘病しながら、ときどき『』の新作を描くことがある、という状況で、僕も『』の新作だけは見つけたら読む、という状態でした。
での「関係者」とされる人とのトラブルが話題になったこともありました。

と苦言「ポプテピピック」著作権違反騒動はこれだけではない? ..

10月3日、「ポプテピピック」の作者・大川ぶくぶ先生(@bkub_comic)が『Twitter』にて

炎上商法」なんだよね。 ざっと、その炎上の序盤の流れを示しておこう。 <「ポプテピピック」炎上の歴史>

しかし一方で、「こういうのはちゃんと怒られろと思った」「さすがにダメでしょ。意識低すぎる」「ポプテピはパロ要素が多いけど、商品化するにあたって許可とらないのは絶対にダメ」「作品内でパロディネタとして扱うならともかく、無許可でグッズ化して販売するのはアウトだよな」といった“ナシ”と判断する声がほとんどだ。

『ポプテピピック』がコブラのパロディTシャツを無断で販売→コブラの ..

10月3日、「ポプテピピック」の作者・大川ぶくぶ先生(@bkub_comic)が『Twitter』にて

「怒った?」「怒ってないよ」コブラとポプテピピックの公式コラボT

寺沢先生からの指摘を受けて「ポプテピピック」原作者・大川ぶくぶ先生もツイッター上で「今回の件につきまして、版権管理窓口を通して早急に対処させていただければ」と謝罪のコメントを出します。

コブラの作者がポプテ作者・大川ぶくぶにキレる!「礼儀知らずな人

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

今回の件につきまして、版権管理窓口を通して早急に対処させていただければと思います。

コブラの作者がポプテ作者・大川ぶくぶにキレる!「礼儀知らずな人、サイコガンを勝手に使うな! 使うなら許可取れ!」 ..

あえてフルネームを出した。我ながら蛮勇である。もはや「隠れ」などではなく誰でもミッキーだとわかる、いわば記号的借用の極致だ。そして著作権法上は、無断商品化(複製・譲渡)も無断のネット配信(公衆送信)も著作権侵害という点では一緒である。これは侵害か?さすがにそれはないだろう。くり返すが、著作権侵害は権力的に表現を禁止して良いレベルのものを言うのであり、そのハードルがある程度高いのは当然だ。
その意味で、「失礼」「創作の倫理に反する」という論評と、「侵害」「違法」の認定は、どちらも重要だがきっちりと区別して論ずるべきだ。前者は、しばしば個人や社会集団、時代によってかなり幅がある。その多様性こそが命とも言える。だから一律強制である「違法」の議論とは区別が必要なのだ。そうでないと「多数派が失礼と感じるから違法で禁止」といった悪夢的社会になりかねない。

コブラの作者・寺沢武一さんがポプテピピックの大川ぶくぶさんにブチギレ「サイコガン使うなら許可取れ!」 ..

寺沢武一先生、コブラファンの皆様
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
謝罪が遅れてしまった件につきましても重ねてお詫び申し上げます。

今回の件につきまして、版権管理窓口を通して早急に対処させていただければと思います。

【朗報】大川ぶくぶさん、ポプテピピックのグッズでコブラのサイコガンを無許可で使用したことについて謝る. ポスト · シェア · はてブ.

図表5のアニメの1シーンは、『となりのトトロ』の1シーン(図表6)を確実に想起させるが、バス停との位置関係などの構図、キャラクターの容姿が異なり、著作権の発生する具体的表現として類似しているかというと、類似していないだろう(なお図表5のモザイクは元から)。