ハイドロキノン・トレチノインなどの外用やビタミンCの内服などが有効です。


保険適応の治療が可能なシミで、太田母斑の類縁疾患とされています。皮膚の比較的深い部分、真皮に色素細胞(メラノサイト)が増える病気です。多くは成人になってから頬や額の両側に現れます。ソバカスより大きいシミでグレーから青っぽい色みを呈します。肝斑との区別が難しいシミです。


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単純にシミといっても色々な種類のシミがあり、成因によりそれぞれ効果的な治療法があります。まずは気になるシミを判別し、的確な対策を実施することが大事です。間違った判断でかえってシミが増えたり、濃くなったりすることもあるため、専門医の診断とアドバイスのもとに対策を行うことをおすすめしています。

ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑制し、メラノサイト(メラニン色素を造る細胞)の数を減少させる作用を併せ持っています。
そのため、ハイドロキノンを治療したい肌に塗布すると、シミが徐々に薄くなると共に予防する働きがあるのです。
トレチノインは、ビタミンAの一種で小じわ、シミ等のお肌のトラブルを改善する働きがあります。

あくまでピーリングは、老人性色素斑の治療の補助という位置付けです。

トレチノインクリームと併用していただくとより効果的です。ただし、このときにはレーザー治療は併用できません。

ハイドロキノンは、しみの原因となるメラニンを作りだすことを防ぎ、しみを薄くする効果が期待できます。またメラニンを作り出すメラノサイトという細胞の活動を抑制する効果もあり、今からできるしみ予防としての効果も期待できます。

市販で買えるおすすめハイドロキノンクリームも合わせて紹介します。

一般的にしみと呼ばれるものには様々な種類の色素病変が含まれ、それぞれ治療方法が異なります。まずは、診察で、しみの種類を診断し、どのような治療が良いかを相談しましょう。当院では、レーザー照射、フォトフェイシャル、トレチノイン、ハイドロキノン、イオン導入などの中から、お一人ごとに最も良いと思われる方法を考えて計画しております。いずれの治療も、診察を受けていただいてから、治療の予約を致します。

両頬~鼻に多発する薄く小さなシミの総称です。雀卵斑(赤毛の白色人種に多くみられる小型のシミで5歳頃から出現し夏に悪化するのが特徴)や、小型の老人性色素斑が混在した病態と考えられます。

頬からこめかみ、顔の外側は老人性色素班がよく発生する部位です。

ビタミンA誘導体であるトレチノインは塗り薬であっても催奇形性の可能性が否定できませんので、妊娠中の方、授乳中の方、妊娠を予定されている方はご使用できません。

従来のカメラ撮影では撮影条件、微妙な撮影角度の違いで、治療前後の評価を正確に行うことが困難でした。


3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。

肝斑は、女性ホルモンのバランスの乱れや、紫外線による影響、マッサージや化粧品自体の慢性的な刺激で発症すると言われています。そのため、普通のシミでは治療効果が期待できるレーザーによる治療方法によってかえってシミが悪化する可能性があると言われてきましたが、最近では非常に弱いパワーを均一に照射するレーザートーニングにより、シミの原因のメラノサイトを活性化させずに、少しづつ肝斑を薄くしていくことも可能になってきました。ですので、レーザー治療に不安を感じる方は、美白クリームの成分であるハイドロキノンやトレチノインが主な治療方法となります。
ですが、これらの美白効果のある薬剤を使用しても他のシミと比べてシミの改善は遅いという特徴があります。

ハイドロキノンで効果があるのは、皮膚の浅いところにある表皮のシミです。

肌分析器の最大のメリットは同条件で撮影した施術前後の写真を比較することによって、治療の効果、肌の問題点が正確に判別可能となることです。

トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。

トレチノインクリームですでに作られているメラニンの排出を促進し、ハイドロキノンで新たなメラニンの産生を抑制することが治療の柱となります。。

シミ治療の塗り薬として代表的なのが「ハイドロキノン」と「トレチノイン」です。

トレチノインはビタミンAの誘導体で生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、シミ、シワ、そばかすなどに有効です。米国ではまず難治性ニキビの治療薬として認知されました。
肌に塗布することで古い角質が剥がれやすくなり、皮膚の再生が通常の2倍のスピードに早まってきます。表皮細胞の分裂、増殖が活発になると、メラニンは新しい細胞と共に皮膚の表面へ上がっていき、古い角質と共に剥がれ落ちます。メラニンを浮き上がらせるだけでなく、ハリや潤いの元となる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維の生成を高めるので、短期間でシミやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。

トレチノインとハイドロキノンを併用する際の、塗布の順番は下記となります。

皮膚科の専門医である当クリニックが主に扱っております症状と治療法についてご紹介いたします。
それぞれの治療は健康保険適用の対象となるものと、ならないものがございます。ならないものについては、詳しくはクリニックへお問い合わせください。

気になる部分へのスポットケアにぴったりな、高濃度5%のハイドロキノンクリームです。

トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。

紫外線を浴びた夜のダメージケアにぴったりな、純ハイドロキノン5%配合クリーム。

そばかすも美白クリームで比較的早く効果を得られるシミのひとつです。ですが、美白クリームのみでシミを改善することは難しく、他の治療と併用することが望ましいです。また、美白クリームを使用して治療をしたとしても再発をする可能性もあります。

Qスイッチルビーレーザー照射後、トレチノイン・ハイドロキノンでホームケア。

しみに対してトレチノインというビタミンAの仲間とハイドロキノンというメラニンの生成を抑える薬を組み合わせた外用療法()を行っています。オバジ方式ではなく当院で個人個人に合う濃度に調整したものを使用します。しみの中でも、肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着と呼ばれる、盛り上がりのないしみに塗り薬による治療を行っています。2ヶ月1クールで、通常は2,3クールで改善します。(結果に個人差はあります。)

市販品のハイドロキノンクリーム選びで抑えておきたい3つのポイントを紹介します。

シミができる原因は様々で、紫外線や老化をはじめ、ホルモンバランスの乱れ、遺伝的要素といったことも考えられますが、原因や症状によって、老人性色素斑、肝斑、そばかす(雀卵斑)、炎症後色素沈着などに分類されます。

商品を選ぶ際に気をつけてほしいのが、この「ハイドロキノン誘導体」です。

お肌に負担のかかりにくいやさしい光治療のため、ダウンタイム(治療後に肌がもとの状態に戻るまでの時間)が少ないため、テープなどを貼る必要もなく、しみ治療などを行った事が悪目立ちする事がありません。

施術当日から、洗顔・メイクもいつも通りにしていただけます。
照射後のしみは、数日後には小さなカサブタ状態となり、それが剥がれていくに従い、きれいなお肌があらわれてきます。

通常のレーザー治療でしみを治療した場合、照射したしみの改善は得られますが、その他のしみの改善を得ることはできません。

それに対し、レーザーフォト治療(ソラリ)は、お顔全体に光を照射するため、特に気になっておられるしみだけでなく、その他のしみに対しても、同時に治療する事ができ、総合的な治療が可能です。

通常は複数回の治療が必要ですが、1回でも効果を実感していただけるはずです。

市販品のハイドロキノンクリームの使い方には、いくつか注意点があります。

アレキサンドライトとは宝石の名前です。
ロシアウラル山脈のエメラルド鉱山で発見された金緑石(クリソベリル、BeAl2O4)の変種で昼の太陽光と夜の照明では色が違って見える性質があります。医療用には人工的につくられています。
このアレキサンドライトを使って、波長755nm(ナノメートル)の波長をもつレーザー波を発振させます。
波長755nmのレーザーは黒色や褐色にメラニンに選択的に反応するので老人性色素斑・ソバカス、太田母斑などの色素性疾患や医療レーザー脱毛に使われます。

そのため、ハイドロキノンクリームは以下の保管方法を心がけましょう。

紫外線対策が重要で、ハイドロキノン・トレチノインなどの外用やトラネキサム酸・ビタミンCなどの内服が有効です。一般的なレーザー治療は色素の増強を生じるため注意が必要です。

ハイドロキノン療法: メラニン色素の合成を阻害し、強力な漂白作用のあるハイドロキノン配合剤を用いてレーザー後のしみの予防をはかります。

ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを抑制し、メラノサイト(メラニン色素を造る細胞)の数を減少させる作用を併せ持っています。
そのため、ハイドロキノンを治療したい肌に塗布すると、シミが徐々に薄くなると共に予防する働きがあるのです。
トレチノインは、ビタミンAの一種で小じわ、シミ等のお肌のトラブルを改善する働きがあります。また、ビタミンCにはメラニン色素の合成を抑制し、できてしまったメラニン色素を薄くしたり、コラーゲンの生成を促し、お肌にハリを与え酸化も防ぎます。
当院のビタミンCローションは、もともと酸化しやすく吸収されにくいビタミンCを安定させたビタミンC誘導体の為、優れた即効性と安定性を持ち、ニキビケアや毛穴の引き締め、色素沈着の予防や改善、皮脂分泌の抑制などにも効果的です。その他、スティック型の超高濃度ビタミンC 85%配合のビタミンCスティックもございます。
このビタミンCスティックは経皮吸収型の油溶性ビタミンC誘導体の為、皮脂とのなじみも良く、より安定性に優れ、浸透性も高く持続性があり24時間以上効果を発揮します。
刺激も少なく乾燥肌や敏感肌の方にもお勧めです。
ニキビやニキビ跡、くすみ、開き毛穴、シミ、しわ等に効果が期待できます。

しみの中でも、肝斑、老人性(日光性色素斑)、炎症性色素沈着などは、ハイドロキノンが有効です。

脂漏性角化症とは、老人性疣贅ともいわれ、中高年や高齢者に多く発症するイボのことを言います。大きさはさまざまで、イボという名前ですが盛り上がっていないものもあるため、シミと勘違いされる方も少なくありません。がん化することもなく、症状もないため人体への害はほとんどありません。治療は、凍結療法といい液体窒素で低温やけどを起こしてイボの芯を焼く治療法もしくはレーザーとなります。
脂漏性角化症は老人性色素斑と混同される方も多い皮膚疾患です。たまに、老人性色素斑だと思って美白クリームを使用していたが改善せず、結果的に脂漏性角化症だったということもあります。ですので、もしも美白クリームを使用していてもあからさまに改善している様子がなければ皮膚科を受診し、診察をしてもらうとよいでしょう。