イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。


イソトレチノインによる治療は、ニキビ治療の「最終手段=最後に行う治療」ではありません。重症ニキビの場合は、瘢痕を残さないためにもできるだけ早期に治療する必要があります。


ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

イソトレチノインは医師の指示に基づいて正しい使い方をすれば、これらの症状に悩んでいる方にとって切り札ともなる薬です。副作用や使用方法が心配な方は、一度医師にご相談ください。


酒さ・赤ら顔は、なんらかの原因により顔が赤くなっている状態のことをいいます。ニキビのような赤いポツポツが出る場合や、毛細血管拡張がみられることもあります。基本的な治療はスキンケアや生活習慣の改善、塗り薬などがありますが、飲み薬として抗生剤が効かない場合にイソトレチノインを処方する場合があります。赤いポツポツやぼんやりとした赤みを抑える効果が期待できます。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

重症・難治性ニキビ治療：イソトレチノインについて
「イソトレチノイン」は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。

■入手経路等
国内の医薬品卸業者より購入しています。
■国内の承認薬品等の有無
国内にて承認されている同効の機器・医薬品等はありません。
■諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAで承認されています。

・イソトレチノインは皮脂分泌を抑える作用があることから、治療中は皮膚が乾燥しやすくなるので、しっかりと保湿ケアをするようにしてください。口周囲なども乾燥しやすくなるので、リップクリームなどで保湿ケアをしてください。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

ダーマペン4は、肌の凸凹やクレーター状のニキビ跡を効果的に改善する治療法です。極細の針を使って微細な傷を肌に作り、自己治癒力を引き出すことで肌の再生を促進します。これにより、コラーゲンの生成が活発になり、肌の凹凸が徐々に滑らかになります。
ダーマペン4は、従来の治療法よりも安全で効果的とされています。針の長さを細かく調整できるため、肌の状態に合わせた治療が可能です。また、施術後のダウンタイムが比較的短く、忙しい方でも手軽に受けられる点が魅力です。
実際の治療では、1回の施術でも肌質が改善されると感じることが多いですが、凸凹の深さやニキビ跡の程度によっては、数回の治療が必要になる場合もあります。例えば、3～5回の施術を数週間おきに行うことで、肌が滑らかになり、ニキビ跡の凹みも徐々に改善されていきます。ダーマペン4は、肌の再生力を活かして、自然な形で肌質を改善するため、継続的な施術が推奨されます。

AGAは男性特有の脱毛と考えられがちですが、実は女性にもAGAは存在します。男性のAGAが前頭部、頭頂部を中心とするのに対し、女性では頭皮全体の髪が細く全体的に薄くなるのが特徴です。これは髪を成長させる女性ホルモンの量が減ることで、薄毛や抜け毛につながります。このためフィナステリドやデュタステリドでは効果が期待できず、パントガールという飲み薬で抜け毛の予防を行います。主にビタミンやアミノ酸が配合されているパントガールは毛周期に直接影響を与えず、髪の毛の成長に必要な栄養素を補って、発毛を促進する効果がメインとなります。男性の場合と同様、早期の発毛をご希望の場合は、ミノキシジルという飲み薬を併用します。また持病により飲み薬の服用が難しい場合や、副作用が懸念される場合には、外用薬ないしはメソセラピー（薬液を頭皮に直接投与）による治療を行います。

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。


イソトレチノインは重症のニキビに対して、30年以上前から認知されている治療薬です。皮脂腺を退縮させて皮脂分泌を抑え、アクネ菌の増殖を抑えます。またアクネ菌を排除しようとしてはたらく過剰な免疫反応を正常化させ、ニキビを鎮めます。毛穴づまりを防ぐ効果もあります。これまで保険診療のニキビ治療で思うような効果が得られなかった方、何度も繰り返すニキビにお悩みの方に適している治療法です。

再発を抑えるため、1クールの治療期間を終えた後、イソトレチノインの低用量維持療法を行いました。また、治療中は再生因子やヒトプラセンタが配合された調剤化粧品（、）による保湿を徹底し、ピーリングによるニキビ跡ケアを行いました。


イソトレチノイン治療中でも、基本的にレーザー治療は問題ないと言えます。

副作用などが原因で治療をやめるのでなければ、まずは1クール（16～20週間）続けて内服することをおすすめします。
治療の再開はいつでもできますが、効果的にニキビを治すためには、続けてイソトレチノインを内服することが重要です。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

ニキビ治療、と調べると「イソトレチノイン」という薬が検索結果に出てきたことはありませんか？ イソトレチノインはレチノイン酸の一種（…

イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか？

男性の発毛治療で最も多いのが、男性型脱毛症（AGA）です。男性ホルモンが原因で毛髪の成長が阻害され、細くコシのない毛となってしまいます。特にこめかみ（前頭部）や頭頂部では男性ホルモンの感受性が高く、このためAGAでは同部位の薄毛が進行します。この男性ホルモンの作用を抑えるのが、フィナステリド、デュタステリドという飲み薬です。フィナステリドは2種類ある男性ホルモン受容体のうち2型の受容体を選択的に阻害、デュタステリドは1型・2型の両方を阻害し、頭髪での男性ホルモンの作用を抑えることで発毛効果を発揮します。
これらの薬剤はゆっくり時間をかけて効果を出していく薬剤であり、早期の発毛をご希望の場合は、ミノキシジルという飲み薬を併用します。毛包周囲の血流を改善させ、酸素および栄養状態を高め、成長因子の産生を促進することで、毛乳頭細胞を活性化すると言われ、細い毛が太い毛へと成長します。
これら飲み薬を治療の中心として行っていきますが、持病により飲み薬の服用が難しい場合や、副作用が懸念される場合には、外用薬ないしはメソセラピー（薬液を頭皮に直接投与）による治療を行います。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

集簇性ざ瘡は大きな瘢痕を残すリスクが高いため、すぐにイソトレチノインによる治療を行いました。

ニキビ治療・ニキビ跡治療（自費）イソトレチノイン（イソトロイン、20mg/日）

副作用などの問題がありますので、イソトレチノイン内服中は、他のニキビ治療薬は飲まないように注意してください。
イソトレチノイン以外の内服が必要な場合、症状を診た上で、当院医師が適切に処方します。イソトレチノインは効果の高い薬ですが、副作用もありますので、ご自身の判断で服用せず、医師の指示に従って服用するように注意してください。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

イソトレチノイン内服中は、光感受性が高まるため、レーザーや光治療などを受けると色素沈着のリスクが高まります。ニキビを治してきれいな肌を取り戻すため、イソトレチノイン内服中のレーザー照射は避けるようにしてください。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

Ｑ. これまでレーザー治療を受けていましたが、イソトレチノイン内服中も続けて大丈夫でしょうか？

イソトレチノイン服用中・服用後のレーザー治療は本当にできない？

ニキビ跡にはいくつかの種類があり、それぞれに適した治療法が異なります。例えば、赤みが残るタイプのニキビ跡は、肌の炎症が引かずに長く残るものです。このタイプの跡は、炎症を抑えるための内服薬やスキンケアが効果的です。
色素沈着によるシミ状のニキビ跡は、メラニンが過剰に生成されてできたものです。この場合、メラニンの生成を抑える美白成分を含んだスキンケア製品や、レーザー治療が効果的とされています。椿クリニックではフォトフェイシャルやレーザートーニング治療の適応になります。さらに、クレーターのように皮膚が凹んでしまったタイプのニキビ跡は、肌の深い層までダメージが及んでいるため、より専門的な治療が必要です。椿クリニックでは皮膚の再生を促すダーマペン4が適応となります。
それぞれのニキビ跡に応じた治療法を選ぶことで、早期改善を目指すことができます。また、治療には時間がかかることもあるため、継続して取り組む姿勢が大切です。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

皮膚科でベピオやディフェリン、ゼビアックス、漢方薬を使うもニキビが減らず当院受診されました。診察の上、イソトレチノイン内服を開始しました。

治りにくい・重症ニキビ治療の切り札！イソトレチノイン（ロアキュタン・アキュテイン） ..

いかがでしたか？
・イソトレチノインはニキビ治療の切り札的な薬であり、キチンと飲めばほぼ確実な効果が出る
・妊娠中、妊活中の女性は絶対服用NG
という点含め、飲み方やメリットデメリットについてご紹介いたしました。
日本の イソトレチノインの使い方は海外から10年以上遅れているため、今後もイソトレチノインの解説は続けてまいります。

怪我や炎症の程度が重く傷の治り方が遅いと、発生しやすくなります ..

イソトレチノインは光の感受性を高めますので、基本的にはレーザー脱毛や光脱毛、レーザートーニングなどの光線系の治療はお勧めしません。

保険診療では治らない方・ニキビで悩んでいる方・重症ニキビ・18歳以上の方に効果が望めます。 関連ページ：イソトレチノイン ..

ただニキビ跡の赤みが目立つ場合はフォト治療、お髭が気になればレーザー脱毛、ニキビ跡が気になればダーマペン・フラクショナルレーザー・花房式治療…など検討されるかと思いますが、イソトレチノイン服用時にこれらの治療を受けることは問題ありません。
ニキビ跡治療や他の治療と並行してイソトレチノインを服用するのは問題なく、むしろおすすめくらいですが、ニキビ治療に関しては併用NGなわけではなく「必要ない」と捉えていただくといいでしょう。もしイソトレチノインを飲んでいてもニキビができるようならば、むしろ他の治療併用ではなくイソトレチノインの服用量を増やすべきと考えます。

イソトレチノインはビタミンAの誘導体で、ニキビ・ニキビ跡、酒さ（赤ら顔）、毛穴の開き、毛穴の黒ずみなどのお悩みにアプローチする飲み薬です。

イソトレチノインを飲んでいればほぼ確実にニキビは良くなるため、あまり他の治療と併用する必要性は感じていません。

イソトレチノインはビタミンA（ レチノール）の活性型（レチノイン酸）のイソ体（光学異性体の1つ）を抽出したものです。 ..

ニキビに対してイソトレチノインによる治療を行いました。治療中のスキンケアは、再生因子やヒトプラセンタが配合されたとへ変更してもらい、ニキビ跡の赤みには、を複数回行いました。